WordPress 2.7 ワイヤフレーム

以下は、2008 年 10 月 1 日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「 WordPress 2.7 Wireframes 」を訳したものです。


ナイトリービルドをダウンロードしたり、バージョン 2.7 へコードの貢献をしたりしている方は、素早く機能が追加されていっていること、細かいレイアウトの変更が少しずつ実行されていること、そしてアプリケーションがすぐ目の前でどんどん姿を変えていっていることにお気づきかと思います。ほとんどの反応は肯定的なものでしたが、2.7 を強く支持している皆さんでさえも、リリース時にはどんなふうになるんだろう、と不思議に思われています。2.7 はまだ開発段階ですが、最終的に全体がどのようになるのかを提示するためのワイヤフレームを作成してみました。こうすることで、いわばデザインプロセスの裏側をご覧頂くことができるはずです。

この投稿からリンクしている PDF ファイルでは、ナビゲーションモデル、ヘッダー要素、そしてダッシュボードや新しい投稿画面、投稿・コメント・メディア一覧など、他の重要な画面を大まかに説明しています。

ワイヤフレームを見るのに慣れていない方は、以下のことに注意していただきたいと思います。

1. これらはガイドラインであって、要件ではありません。技術面、見た目の美しさ、ユーザビリティなどの理由から、開発者やデザイナーが変更を加えることもあるかもしれません。私たちのようなとてもスピードの速い開発ができるチームにおいては、ワイヤフレームががすぐに古い情報となってしまうこともあります。例えば、ワイヤフレームが承認されてからたったの2時間で項目の位置が移動されたり、メニューのうちのいくつかが変更になったりという事もあります。これから1〜2週間の間、最終フリーズの時までは、細かい調整は行われていくでしょう。現時点ではベータではなくアルファ版のソフトであり、まだ決定されていない部分があります。更新する度に何か新しいものが見られるというのが、わくわくするところです。

2. ワイヤフレームはすべてモノトーンです。これは、デザイナーさんたちが現在、新しい管理パネルの色やフォント、グラフィック要素などを一生懸命作っているところだからです。新しい外観(見た目のデザイン)がお見せできる時がきたらそうしますが、今のところはワイヤフレームはわざと外観を無視したものになっています。

3. すべての画面がワイヤフレームになっているわけではなく、多くの変更がある画面を優先して作成しました。機能とレイアウトがほとんど変わらない画面は、ワイヤフレームには含んでいません。まだどのように変更するか決定していない画面についても、現時点では作成していません。

4. wordpress.com または wordpress.org のみに適用される要素もありますので、安心して下さい(例えば複数のダッシュボードなど)。

個人的に私が WordPress の好きなところの一つに、アプリケーションのことを大事に思っていて、より良いものにしていきたいと思っている優れた開発者やデザイナーがたくさんいる活発なコミュニティが存在するということがあります。今回の変更に対する各地の WordCamp で発表した時やコミュニティからの反応は、極めて肯定的なものではありましたが、他の構成の方がいいと言う人も必ずいるでしょう。そんな時には、プラグインの登場です!

2.7 の変更は、2.5 および Crazyhorse ブランチに対するユーザビリティテスト (両方ともレーザーアイトラッキングを使ったテストで、この結果は後ほど発表します。それまでの間、WordCamp サンフランシスコで公開したスライドをご覧下さい)、コミュニティからのフィードバック、個人やプロからの意見、などに基づいています。また、今後のバージョンに加える新機能のことも考え、拡張していけるようにといった配慮もしています。

それでは、私たちが 2.7 についてどいうふうに考えをまとめているかの内部事情を楽しんでいただけたなら幸いです。そして、コミュニティからのフィードバックが聞こえ始めてきたら、私たちみんなが同じことを望んでいることを思い出して下さい — 可能な限り最高の WordPress を。

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