WordPress 3.6 ベータ 1

以下は、Mark Jaquith が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 3.6 Beta 1」を訳したものです。

WordPress 3.6 ベータ 1 の日本語版はこちらからダウンロードできます。なお現時点の日本語版には次の不具合があることがわかっています: (1)新テーマ Twenty Thirteen の翻訳ファイルが含まれていません。試したい場合は GlotPress から入手してください。(2)それ以外にも約20の未翻訳の箇所があります。いい訳を思いついたら、GlotPress に報告してください。

誤字脱字誤訳等ありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 3.6 ベータ 1 がご利用いただけるようになりました !

これはまだ開発中のソフトウェアであり、公開中の本番サイトに使うのは絶対におすすめしません。新バージョンに触ってみるためのテストサイトを作りましょう。WordPress 3.6 をテストするには、WordPress Beta Tester プラグイン (「最新版ナイトリービルド」を選択) を使うか、ベータ版の Zip ファイル(英語版)をダウンロードしてください。

これまで3ヶ月近くの間、このリリースに向けて機能を完成させるためにがんばってきました。今回は過去のリリースサイクルのベータとは少し異なっています。個人的に、メインの機能についてまだ作業中の間はベータ版のリリースを待つべきだ、と強く思ったのです。今回ダウンロードしていただけるのは本当の意味での「ベータ版」で、今まで「ベータ」と呼んでいたアルファ版ではありません。WordPress プラグイン・テーマ開発者や WordPress ホスティング提供者の方は、今すぐにこのバージョンに対してコードをテストすべきです。さらにバグ修正を追加し、機能を洗練させていく予定ですが、大きな機能がこれから加わることはありません。皆さんにテストしてもらう準備はできていますので、すぐに手をつけていただきたいと思います。ベータ版のテストをすればするほど、リリース候補版やリリース版の安定性も高まります。

いつものように、バグを見つけたと思ったらフォーラムのアルファ/ベータエリア日本語)へお知らせください。もしくは、再現可能な方法を記したバグ報告の方がお好みならば、WordPress Tracへご報告ください。ここでは既知のバグのリスト修正済みのバグのリストも参照できます。

3.6 で新しくなった部分は以下の通りです。

  • 投稿フォーマット:  投稿フォーマット向けの UI ができました。テーマ開発者は構造的データにアクセスするためのテンプレート用関数を使うことができるようになりました。
  • Twenty Thirteen テーマ: 今年のデフォルトテーマを、今年初の新リリースに含めます。Twenty Thirteen テーマは、独自性のあるカラフルなテーマで、特にブログ向けに作られました。新しい投稿フォーマットに完全対応しています。
  • 音声/動画: プラグインやサードパーティのメディアホスティングサービスを使わずに、音声・動画ファイルを埋め込んで再生できるようになりました。
  • 自動保存:  投稿がローカルで自動保存されるようになりました。ブラウザーがクラッシュしたり、パソコンが壊れたり、保存中にサーバーがオフラインになっても書きかけの投稿が消えてしまうことはありません。
  • 投稿ロック:  今誰が投稿を編集しているのかを見ることができ、その人がキーボードの前で居眠りしてしまった場合は投稿画面から「追い出す」ことができるようになました。
  • ナビゲーションメニュー:  ナビゲーションメニューがアコーディオン型 UI の採用とメニュー位置の一括割り当てタブ分割でより簡単になりました。
  • 投稿リビジョン(履歴): リビジョン UI 機能が完全に新しくなりました。アバター画像表示、投稿履歴の流れがわかるスライダー、そして範囲内の比較をできる2つのスライダーという新機能が加わっています。

開発者の方へ: WordPress がより良くなっているのは開発者の方々のおかげです。リリースごとに私たちが努力しているのは、既存のプラグインやテーマとの互換性を保つことです。しかし、これには皆さんのヘルプが必要です。プラグインとテーマを 3.6 でテストしてください。何かおかしなことがあれば教えてください(おそらく、意図的にそうなっているのではないはずです)。先進的な考えを持っているテーマ開発者さんは、テーマを新しい投稿フォーマットに対応させることも考えてみてはいかがでしょうか。Twenty Thirteen のコードを読んで参考にしてください。

みなさんのフィードバックをお待ちしています。もしバグを発見したら、報告してください。開発者の方からの修正のお手伝いをお待ちしています。バージョン 3.6 ではすでに150人以上の方が協力してくれています。参加するのにまだ遅くはありません!