WordPress 5.2 リリース候補

以下は、Josephaが書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 5.2 Release Candidate」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.2の最初のリリース候補版がご利用いただけるようになりました。

これは、WordPress 5.2のリリースが近づいている今、重要なマイルストーンです。「リリース候補版」とは、新しいバージョンをリリースする準備はできたものの、多くのユーザーと数千個のプラグイン・テーマが存在するため、何か足りないものがある可能性もあるということを意味しています。WordPress 5.2は5月7日 (火) にリリース予定ですが、そのためには皆さんの手助けが必要です。まだバージョン5.2を試していないなら、今がその時です。

WordPress 5.2リリース候補版をテストする方法は2つあります。WordPress Beta Tester プラグインを使うか、ここから RC 版 (zip) をダウンロードしてください。

WordPress 5.2に含まれるのは?

前回のリリースに引き続き、WordPress 5.2ではさらに設定問題や致命的なエラーを特定、修正するためのより強固なツールを提供しています。クライアントを手助けする開発者であれ、ご自分のサイトのみを管理する方であれ、これらのツールは必要なときに正しい情報を手に入れる助けになるでしょう。

サイトヘルスチェックツールと PHP エラープロテクションツールはまったく新しい機能で、もしサイトのプラグインやテーマに関する問題を発見しても安心させてくれます。また、ダッシュボードで使用できるアイコンの更新や、支援技術を使用するすべてのユーザーに対する新しいアクセシビリティへの対応などもあります。

プラグイン・テーマ開発者の方へ

WordPress 5.2でプラグインとテーマをテストし、readme ファイルの「検証済み最新バージョン」を 5.2に更新してください。互換性の問題を発見した場合は、最終リリース前に解決できるようにサポートフォーラム (英語版) に投稿してください。

大きな変更の詳細に触れた、開発者向けの5.2フィールドガイドも公開しています。

協力するには

英語以外の言語を話す方は、WordPress を100言語以上に翻訳するのにご協力ください。このリリースが、5.2リリーススケジュールにおけるハードストリングフリーズ (文字列が確定したポイント) のタイミングとなります。

バグを見つけたと思った場合は、サポートフォーラムのアルファ・ベータエリア (日本語) に投稿できます。情報をお待ちしています。もし再現可能なバグ報告を書ける場合は WordPress Trac に報告してください。既知のバグ一覧はこちらで見ることができます。


Howdy, RC 1!
With tools this interesting,
I can hardly wait.

WordPress 5.2 ベータ 3

以下は、Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 5.2 Beta 3」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.2 ベータ 3がリリースされました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番サイトで使うことはおすすめしません。新しいバージョンを試すためにテストサイトを立ち上げることを検討してみてください。

WordPress 5.2ベータをテストする方法は2つあります。WordPress Beta Tester プラグインを使うか (「最新版ナイトリービルド」を選択)、ここから ベータ 版 (zip) をダウンロードしてください。

WordPress 5.2は4月30日にリリースされる予定です。そこにたどり着くために私たちにはみなさんの助けが必要です。ベータ2を試した皆さんからのテストやフィードバックに感謝します。あれから40のチケットがクローズされました。主な変更とバグの修正をご紹介します。

  • 新しいサイトヘルス機能は改善され続けています。
  • サポートしていないバージョンの PHP 上で動いているサイトではプラグインがアップデートされなくなりました。(#46613)
  • サイトがリカバリーモードで動いている場合、それがより明確になりました。(#46608)
  • 集中ボタンがクラッシクエディターでのキーボードナビゲーションを妨げないようになりました。(#46640).
  • 支援技術により管理バーサブメニューでのアナウンスがより良くなりました。 (#37513).
  • WordPress メールの件名がより一貫性を持つようになりました。 (#37940).
  • 個人データのエクスポートはユーザーデータのダウンロードが完了したときだけ表示されます。( #44644).
  • アクセシビリティをさらに改善しました (#35497#42853).

PHP の最低バージョンのアップデート

重要なお知らせ: WordPress 5.2ベータ2から、WordPress が必要とする PHP の最低バージョンが5.6.20になります。もし PHP の古いバージョンで運営している場合は 、WordPress 5.2 が正式にリリースされる前にアップデートすることを強くおすすめします。

開発者の方へ

WordPress 5.2 は、WordPress を開発する体験をより洗練されたものにするための変更を数多く含んでいます。遅れないようにするため、Make WordPress Core ブログ を購読し、皆さんのプロダクトに影響を与えうるアップデートや変更に関する開発者向け文章に特別な注意を払っておいてください。

協力するには

英語以外の言語を話す方は、WordPress を100言語以上に翻訳するのにご協力ください。 ベータ 3 リリースが、5.2 リリースサイクルにおけるソフトストリングフリーズ (文字列がおおむね確定したポイント) のタイミングとなります。

バグを見つけたと思った場合は、サポートフォーラムのアルファ・ベータエリア (日本語) に投稿できます。情報をお待ちしています。もし再現可能なバグ報告を書ける場合は WordPress Trac に報告してください。既知のバグ一覧はこちらで見ることができます。


Would you look at that
each day brings release closer
test to be ready
.

WordPress 5.2 ベータ2

以下は、Gary Pendergastが書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 5.2 Beta 2」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.2 ベータ 2がリリースされました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番サイトで使うことはおすすめしません。新しいバージョンを試すためにテストサイトを立ち上げることを検討してみてください。

WordPress 5.2ベータをテストする方法は2つあります。WordPress Beta Tester プラグインを使うか (「最新版ナイトリービルド」を選択)、ここから ベータ 版 (zip) をダウンロードしてください。

WordPress 5.2は4月30日にリリースされる予定です。そこにたどり着くために私たちにはみなさんの助けが必要です。ベータ1を試した皆さんからのテストやフィードバックに感謝します。あれから100のチケットがクローズされました。主な変更とバグの修正をご紹介します。

  • Emoji 12のサポートを追加しました!
  • 新しい wp_body_open() テンプレートタグ (と、それに付随するwp_body_open アクション) により、テーマ (そしてプラグインも) から <body> 開始タグ直後にコンテンツを追加できるようになりました。 (#12563)
  • ダイナミックブロックコンテンツで余計なパラグラフタグが間違って表示されないようになりました。 (#45495)
  • サイトヘルスチェックの画面でバグの修正、微調整、パフォーマンスの向上が行われました。
  • クラッシュプロテクションがプラグインの編集を妨げないようになりました。(#46045).
  • カスタムエラーハンドラーが正しく読み込まれるようになりました。 (#46069).

PHP の最低バージョンのアップデート

WordPress 5.2ベータ2から、WordPress が必要とする PHP の最低バージョンが5.6.20になります。もし PHP の古いバージョンで運営している場合は 、WordPress 5.2 が正式にリリースされる前にアップデートすることを強くおすすめします。

開発者の方へ

WordPress 5.2 は、WordPress を開発する体験をより洗練されたものにするための変更を数多く含んでいます。遅れないようにするため、Make WordPress Core ブログ を購読し、皆さんのプロダクトに影響を与えうるアップデートや変更に関する開発者向け文章に特別な注意を払っておいてください。

協力するには

英語以外の言語を話す方は、WordPress を100言語以上に翻訳するのにご協力ください。

バグを見つけたと思った場合は、サポートフォーラムのアルファ・ベータエリア(日本語) に投稿できます。情報をお待ちしています。もし再現可能なバグ報告を書ける場合は WordPress Trac に報告してください。既知のバグ一覧はこちらで見ることができます。


The wonderful thing
about betas, is betas
are wonderful things.

WordPress 5.2 ベータ1

以下は、Josephaが書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 5.2 Beta 1」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.2 ベータ 1がリリースされました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番サイトで使うことはおすすめしません。新しいバージョンを試すためにテストサイトを立ち上げることを検討してみてください。

WordPress 5.2 ベータ版をテストする方法は2つあります:

WordPress 5.2は4月30日にリリースされる予定です。そこにたどり着くために私たちにはみなさんの助けが必要です。今後数週間でできるだけ多くのバグを見つけることができるよう、以下にテストすべき重要項目の一部を挙げました。

ブロックエディター

WordPress 5.1以降、ブロックエディターのパフォーマンスが大幅に向上し、大量の投稿の読み込み時間が35%短縮され、キーを押す時間(入力時の反応の速さ)が半分になりました。

アクセシビリティも向上し続けています。ブロックエディターは、ブラウザの縮小モーション設定をサポートします。投稿URLのスラッグはより良いラベルとヘルプテキストを持っています。ランドマークをナビゲートするキーボードのフォーカススタイルは、より明確で一貫性があります。さまざまな新しい会話メッセージがあり、スクリーンリーダーの動作をより便利にするために既存のメッセージが調整されています。

いくつかの新しいブロックを追加しました。

  • RSSブロック
  • Amazon Kindle埋め込みブロック
  • 検索ブロック
  • カレンダーブロック
  • タグクラウドブロック

これらのブロックを追跡し、必要なものだけを表示するために、ブロックのオンとオフを切り替える新しいブロック管理ツールがあります。

ブロック管理モーダル

私たちは常に既存のブロックにも取り組んでいます。ブロックエディターには何百ものバグフィックスと改良がほどこされました。グーテンベルグプラグインリリースでそれらについてもっと読むことができます:4.9、5.0、5.1、5.2、および5.3。

WordPress モバイルアプリ

ブロックエディターはウェブサイトだけのものでもありません。WordPress モバイルアプリには現在、実験的なバージョンの組み込みのブロックエディターが含まれています。これはまだ開発中ですが、今すぐ試すことができます。

サイトヘルスチェック

サイトヘルスチェックは、WordPress エコシステム全体の安定性とパフォーマンスの向上を目的とした進行中のプロジェクトです。

このプロジェクトの最初のフェーズ(当初は WordPress 5.1を目標としていました)が WordPress 5.2には含まれています。初めに WordPress が問題のあるコードをキャッチして一時停止するので、ダッシュボードにログインして問題が何であるかを確認できます(#44458)。以前は、ファイルにFTPでアクセスするか、ホストに連絡する必要がありました。

また、ダッシュボードに新しいヘルスチェックツールを追加しています。 ツールメニューにアクセスしてヘルスチェックをクリックすると、サイトの速度とセキュリティを向上させるのに役立つ情報が得られます。

PHP バージョンバンプ

このリリースでは、WordPress がサポートされる PHP の最低バージョンを5.6に引き上げます。この変更に準備ができているかどうかを確認するため、WordPress 5.2では必要に応じて警告が表示され、PHP のバージョンをアップグレードする手助けをします。

開発者の皆さんへ

  • プラグインがサポートする PHP の最低バージョンを指定できるようになったため、ユーザーのサイトを壊す危険を冒さずに安全に開発方法を現代化することができます。(#40934)
  • sodium_compat ライブラリを追加しました。これは、PHP 7.2で追加されたSodiumベースの暗号化ライブラリに対する下位互換性を提供します。 (#45806)
  • ダッシュアイコンの新しいリリースがあります。WordPress ダッシュボードアイコンフォントです。利用できる新しい25のアイコンがあります! (#41074)
  • アクセシビリティを向上させるために get_search_form() にラベルを渡せるようになりました 。(#42057)

WordPress 5.2ではこれまでに130個のチケットがクローズされ、WordPress の操作性を円滑にするための多数の小さなバグ修正と改良が行われています。

5.2 について開発者が知っておくべきその他の変更の詳細については、今後の数週間 Make WordPress Core ブログ (dev-notes タグがついています) をチェックしてみてください。

協力するには

英語以外の言語を話す方は、WordPress を100言語以上に翻訳するのにご協力ください。

バグを見つけたと思った場合は、サポートフォーラムのアルファ・ベータエリア(日本語) に投稿できます。情報をお待ちしています。もし再現可能なバグ報告を書ける場合は WordPress Trac に報告してください。既知のバグ一覧はこちらで見ることができます。


With each new release,
bearing multiple betas;
We fix, then we fly.

PHP 最低必須バージョンの変更

以下は、Aaron Jorbin が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Minimum PHP Version update」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


今月末に WordPress 5.2 のリリースを予定していますが、それと同時に PHP の最低必須バージョンを更新します。WordPress には、PHP 5.6.20 以降が必須となります。

WordPress 5.1 から、PHP バージョン 5.6 以下を使っているユーザーの方にはダッシュボードに PHP の更新を助ける情報を含む通知が表示されています。以来、WordPress 統計情報で、より新しいバージョンの PHP を利用するユーザーの増加が確認できるようになりました。

古すぎるバージョンの PHP を使っているユーザーに表示される通知

PHP をアップグレードすべき理由

お使いのサーバーでサポート対象外バージョンの PHP が稼働している場合、 WordPress 更新ツールは WordPress 5.2 をサイトに提供しません。WordPress を手動で更新しようとした場合、作業は失敗するでしょう。最新の WordPress 機能を使い続けたい場合は PHP をより新しいバージョンにアップグレードする必要があります。

PHP を新しいバージョンにアップグレードする際、WordPress としては推奨バージョンである PHP 7.3 への更新をおすすめしています。PHP internals チームは、最新バージョンがこれまで最速となるようすばらしい努力を重ねてきています。これはつまり、アップグレードを行うことでサイト運営者・訪問者の両方に対してサイトのスピードを改善できるということです。

このパフォーマンス強化はまた、サイトのホスティングに必要なサーバーの数を減らせるということも意味しています。PHP をアップグレードすることは、サイト運営者であるあなたに朗報なだけではなく、Web 上のサイトの1/3を占める WordPress がこれまでよりも少ない電力を要するため、地球にも優しいということでもあります。

PHP のアップグレード方法

新バージョンの PHP にアップグレードするために手助けが必要な方は、詳しいドキュメンテーションを利用できます。リンク先のページには、ホスティングサービス (レンタルサーバーなど) へサポートを依頼するために送るメッセージのサンプルも含まれます。多くのホスティングサービスも、各自に特化した PHP をアップグレードする方法についての情報を公開しています。

現在は PHP 5.6、近々 PHP 7 以降へ

今回、2010年以来初めて WordPress の PHP 必須バージョンを上げることになりますが、これが2019年最後の変更とはならないかもしれません。WordPress コアチームは、年末に PHP 7 以降を最低必須バージョンにすることも視野に入れつつ、最新バージョンの PHP がどれくらい採用されているかを観察していく予定です。

PHP のバージョンアップをして、今後 WordPress のバージョンを更新できるように備えましょう !