以下は、Francesca Marano が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 5.3 Release Candidate」を訳したものです。
誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください。
WordPress 5.3の最初のリリース候補が公開されました。
これは WordPress 5.3の公開に向けての重要な節目にあたるものです。「リリース候補」とはつまり、新しいバージョンは公開可能なレベルにまで仕上がっているのですが、とはいえ何百万というユーザーが何千ものプラグインやテーマと組み合わせて使うワイルドな環境にこれから放り込もうというのですから、何か見落としがないかさらにしっかり検証する必要があるということです。WordPress 5.3は今のところ今年の11月12日に公開の予定です。でもそのためにはみなさんの助力が必要です。まだ5.3を試していないなら、今がその時です!
WordPress 5.3リリース候補をテストするには次の二通りの方法があります:
- WordPress Beta Tester プラグインを使う (「最新版ナイトリービルド」を選択)
- リリース候補の zip ファイルをダウンロードする
WordPress 5.3の中身は?
WordPress 5.0で導入されたブロックエディターを WordPress 5.3でさらに拡張、洗練させます。新しいブロック、さらに直感的な操作感、それからアクセシビリティの向上が含まれます。エディターの新機能によってデザインの自由度が高まり、レイアウトとスタイルの選択肢が増えて、サイトの外観はもっとコントロールしやすくなります。
今回のリリースでは新テーマ Twenty Twenty も登場。デザインの柔軟性が高くブロックエディターとの統合も万全です。
加えて、WordPress 5.3は開発者が日付とタイムゾーンをより信頼性のある方法で扱うことを可能にし、今年の後半にリリースが予定されている PHP 7.4上でも正しく機能するよう見直しが図られています。
プラグインとテーマ開発者のみなさんへ
WordPress 5.3であなたのプラグインやテーマをテストして、問題なければ readme ファイルの Tested up to バージョンを5.3に更新してください。もし互換性の問題が見つかったらサポートフォーラムに投稿してください。そうすれば最終公開の前に解決できるかもしれませんから。
主要な変更点についてのより詳細な情報が載っている WordPress 5.3フィールドガイドはまもなく公開の予定です。
協力者募集中
英語以外の言語を話す方へ: WordPress の翻訳にご協力ください! このリリースは5.3リリーススケジュールにおける翻訳対象語句ハード凍結ポイントに到達済みです。
「これはバグじゃないかな?」と思ったら、サポートフォーラムの Alpha/Beta コーナーまで投稿してください(訳注: 日本語版フォーラムの場合は開発版コーナーまで)。バグの再現に役立つレポートを書くのが苦にならないなら WordPress Trac にレポートを上げてください。Trac では既知のバグを検索することも可能です。