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WordPress 5.5ベータ3

WordPress 5.5ベータ3


以下は、Jake Spurlock が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.5 Beta 3」を訳し、ベータ1の記事に含まれる情報を追加したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.5ベータ3がご利用いただけるようになりました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番サイトで使うことはおすすめしません。新しいバージョンを試すためにテストサイトを立ち上げることを検討してみてください。

WordPress 5.5ベータ3をテストする方法は2つあります。

WordPress 5.5は2020年8月11日にリリース予定ですが、そこにたどり着くためには皆さんの協力が必要です。

ベータ 2開発版リリースをテストし、フィードバックをくださったすべての貢献者の方々にお礼を申し上げます。バグ発見のためのテストは、リリースごとにソフトウェアに磨きをかけるための重要な部分であり、WordPress に貢献するための素晴らしい方法です。

ブロックエディター: 機能と改善点

WordPress 5.5では Gutenberg プラグインの10回分のリリースが含められる予定で、新機能が数多く導入されます。ここではその一部をご紹介します。

  • インライン画像編集 – 画像ブロック内で直接、切り抜き、回転、ズームを実行できます。
  • ブロックパターン – 新しいブロックパターン機能を使えば、凝ったページをかんたんに作ることができます。いくつかのブロックパターンがデフォルトで含まれています。
  • 端末プレビュー – さまざまな画面サイズのユーザーにコンテンツがどのように見えるかを確認できます。
  • ブロックの数に圧倒されない新パネル。新しくなったブロック挿入パネルでは、より整理されたカテゴリーとコレクションを表示します。さらに、ブロックパターンをサポートし、新しいブロックディレクトリと統合されます。
  • 新しいブロックディレクトリを使って、エディターからサードパーティ製のブロックを検出、インストール、挿入できるようになります。
  • 改善された、スムーズな編集エクスペリエンス:
    • ドラッグ & ドロップの改善
    • 目に見え、掴めるブロック移動ツール
    • 親ブロックの選択
    • 文脈に応じたフォーカスのハイライト
    • 複数のブロックを一括変更できるマルチセレクト整形
    • パフォーマンスの向上
  • テーマ用の拡張デザインツールセット。
  • グループ、列、メディア、テキストなど、より多くの種類のブロックに背景やグラデーションを追加できるようになりました。
  • ピクセルだけでなく、より多くの種類の単位に対応。em、rem、%、vh、vw など。さらに、テキスト入力中に行の高さを調整できるようになり、ライティングやタイプセッティングをシームレスに行うことができます。

全体として、WordPress 5.5はブロックエディターのエクスペリエンスに1,500個以上の便利な改善をもたらします。

各リリースのすべての機能を詳しく知るには、リリース記事をご覧ください。7.57.67.77.87.98.08.18.28.38.4

それ以外にも色々

XML サイトマップ

XML サイトマップが WordPress に含まれ、デフォルトで有効化されます。サイトマップは、検索エンジンがサイトのコンテンツを発見するために不可欠です。ホームページ、投稿、ページ、カスタム投稿タイプなどが含まれ、サイトがより発見されやすくなります。

プラグインとテーマの自動更新

WordPress 5.5では、プラグインやテーマの自動更新機能が導入されます。どのプラグインやテーマを自動で最新の状態に保つかを簡単にコントロールできます。すべてのプラグインやテーマの最新バージョンを実行することは常に推奨されていますが、この機能が追加されたことでこれまで以上に簡単になりました。

画像の遅延読み込み

WordPress 5.5では、新しいブラウザー標準を利用した画像の遅延読み込み (lazy-loading) のネイティブサポートが含まれます。遅延読み込みでは、ユーザーが viewport に近づくまで画像は送信されません。これにより、すべて (ユーザー、ホスト、ISP) の帯域幅が節約され、インターネットの速度が遅くてもウェブを閲覧しやすくなり、電気代も節約できます。

WordPress はリリースのたびにアクセシビリティの向上に努めています。バージョン5.5でも同様に、アクセシビリティの修正と強化が詰め込まれています。ぜひご覧ください。

  • リストテーブルに広範な代替表示モードが追加されました。
  • リンクリストウィジェットを HTML5 ナビゲーションブロックに変換できるようになりました。
  • ボタンをクリックするだけで、メディア画面やモーダルダイアログでのリンクをコピーできるようになりました。
  • 無効なボタンが、実際に無効化されたように見えるようになりました。
  • キーボードを使ってメタボックスを移動できるようになりました。
  • フロントページで、カスタムロゴをフロントページにリンクしないようにしました。
  • 画像エディターで、補助ツールがステータスメッセージを見ることができるようになりました。
  • ログイン失敗を示す振動アニメーションが、prefers-reduced-motion メディアクエリーでのユーザーの選択を尊重するようになりました。
  • 冗長なエラー: エラー通知から接頭辞を削除しました。

その他の変更点

ベータ3ハイライトの一部

ベータ2以来、43件のバグが修正されました。以下がベータ3の変更点です。

  • 自動更新時にプラグインとテーマのバージョンをメールで共有するようになりました (#50350)。
  • permission_callback のない REST API ルートで _doing_it_wrong() 警告をトリガーするようになりました (#50075)。
  • 23件以上の Gutenberg 関連の変更と更新 (#24068#50712)。
  • 新規インポート・エクスポートデータベースの Dashicons のバグを修正 (#49913)。

開発者の方へ

WordPress 5.5では、開発者のエクスペリエンスをより洗練させるために多くの改良が加えられています。最新の情報を得るには、Make WordPress Core ブログを購読し、開発者向けノートに注目し、プロダクトに影響を与える可能性のある変更点やその他の変更点についての最新情報を入手してください。

協力するには

英語以外の言語を話す方は、WordPress を100言語以上に翻訳するのにご協力ください。

バグを見つけたと思った場合は、サポートフォーラムのアルファ・ベータエリア (日本語はこちら) に投稿できます。情報をお待ちしています。

もし再現可能なバグ報告を書ける場合は WordPress Trac に報告してください。既知のバグ一覧はこちらで見ることができます。

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