以下は、Jonathan Pantani が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.2 Beta 1」を訳したものです。
誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください。
WordPress 6.2 ベータ 1 がダウンロード、テストすることができるようになりました!
このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番運用中の重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストの実施はリスクが大きいので絶対に避けてください。代わりに、テスト用のサーバー、サイトでベータ1をテストしてください。
WordPress 6.2 ベータ 1 をテストするには以下の三通りの方法があります:
- 方法その1: WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。
- 方法その2: こちらからベータバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。
- 方法その3: 以下の WP-CLI コマンドを利用する:
wp core update --version=6.2-beta1
今のところ、WordPress 6.2 の正式版リリースは7週間ほど先の2023年3月28日を予定しています。このリリースのすべてを可能な限り最高のものにするためには、このバージョンの皆さんのテストへの協力が不可欠です。
概要は6.2 リリースサイクルで得られます。また、これからの数週間はさらなる詳細を6.2関連の投稿記事をMake WordPress Core ブログでチェックしてください。
テストへのご協力を!
問題や課題へのテストは、すべてのソフトウェア開発において重要な部分であり、経験の有無に関わらず、誰でも協力できる有意義な方法です。もし、まだベータテストをしたことがなければ、この詳細なガイドが始めるのに最適な場所になるでしょう。
もしあなたが WordPress のためのプロダクトを作っているのなら、テーマ、プラグイン、パターンを使ってこのリリースを早くテストすればするほど、あなたのユーザーにシームレスな体験を提供するのが簡単になることを実感していることでしょう。
一般的なリリースのテストについてもっと知りたいですか? Make Core で行われているテストへの取り組みをフォローしてみてください。また、Making WordPress Slack ワークスペースの #core-test チャンネルに参加することもできます。
問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。
Gutenberg の機能に興味がありますか? 現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.1 (前回の WordPress のメジャーバージョン) の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください: 15.0, 14.9, 14.8, 14.7, 14.6, 14.5, 14.4, 14.3, そして 14.2。
このリリースには、WordPress 6.2コア向けの195以上のチケットを含む、エディター向けの292以上の機能強化と354以上のバグ修正が含まれています。
メジャーなプロジェクトマイルストーンのためのメジャーリリース
WordPress 6.2は、Gutenberg プロジェクトのロードマップにおけるフェーズ2最後のメジャーリリースとして計画されたものの1つです。このプラットフォームはこの数年で大きな進歩を遂げました。6.2のリリースは、その進歩を祝うと同時にこれまで以上に強力なツールを手にすることができるパブリッシングの未来を期待するものです。
次の段階は、コラボレーションツールなどのフェーズ3です!
注目のハイライト
WordPress バージョン 6.2の新機能を知りたいですか? では少しご紹介します。
- ベータ版のラベルはなくなりました。これは、サイトエディタが安定し、誰でも探索、作成、試行できるようになったこと意味します!
- 書くことにフォーカスされたクリアな集中モード。
- 新しいサイトエディタのインターフェイスでは、テンプレートとテンプレートパーツのプレビューが最初に表示されるので、編集を開始する場所を正確に選択できます。
- ブロックの設定を分割して表示することで、スタイルと設定のオプションが整理され、必要なものが簡単に見つかり、ブロックにできることがすべて明確になります。
- 色分けされたラベルにより、リストビュー、ブロックツールバー、キャンバスなど、どこにいてもテンプレートパーツと再利用可能ブロックをすばやく見つけることができます。
- 改善されたナビゲーションにより、ブロック設定サイドバーから簡単にメニューの作成と管理ができるようになりました。
- ヘッダーやフッターなどから選択できるカテゴリーが増え、パターンの検索や挿入がより簡単になりました。
- 新しいスタイルブックでは、すべてのブロックのスタイルを一度に確認でき、サイトのデザインの詳細を完全に把握できます。
- 特定のブロックやサイト全体のカスタム CSS のサポートにより、どのように見せたいのかを別のレベルでコントロールできます。
- Openverse との連携により、フリーでオープンなライセンスのメディアを直接コンテンツに取り込めるようになり、既存の自分のライブラリからも素早くメディアを挿入することができます。
- クラシックテーマからブロックテーマへの切り替え時にウィジェットがテンプレートパーツになり、よりスムーズに移行できます。
このリストは最終リリースまでに変更される可能性があります。
6.2の俳句
Last of Phase 2 now
Let’s get the party started
WordPress turns 20
この投稿に協力してくれた以下のコントリビューターに感謝します: @marybaum@laurlittle@cbringmann, @webcommsat, @audrasjb, @annezazu, @bhp