以下は、marybaum による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 1” を訳したものです。
誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください。
WordPress 6.2の最初のリリース候補(RC1)が公開され、テストができるようになりました。
リリースサイクルのこの部分に到達することは、重要なマイルストーンとなります。私たちはリリース候補を最終的なリリースの準備が整ったと考えていますが、コミュニティによる追加のテストと使用によって、より良いものにすることができます。
6.2の正式リリースは、3月28日とわずか3週間後に迫っています。オープンソースでは、「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」と言います。そこで、WordPress のエコシステム (テーマやプラグイン開発者、教育者、代理店、クリエイターなど) に属するすべての人に、テストに参加し、協力してもらうようお願いします。
このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上でRC1をテストすることをお勧めします。
WordPress 6.2リリース候補版 1 をテストするには以下の三通りの方法があります:
方法その1: WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。
方法その2: こちらからRCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。
方法その3: WP-CLI を利用してテストする:
wp core update --version=6.2-RC1
テストは初めてですか? こちらのガイドを御覧ください。
WordPress 6.2 RC1 の内容
このリリースには900以上の機能強化や修正が含まれており、2023年最初のメジャーリリースとなります。
WordPress 6.2には、あなたの作業をよりスムーズに、より速く、少しだけ刺激的にするための機能強化が盛り込まれています。
- テンプレートの閲覧を容易にするサイトエディターのリフレッシュ
- よりシンプルなメニュー管理のためのナビゲーションブロックの新しいサイドバーUI
- 「設定」と「スタイル」のタブを分けて配置してブロックの設定を整理
- Openverse や6億点以上のカタログ、メディアライブラリーを含むメディアを追加できる新デザインのインサーター
- ブロックテーマのヘッダー・フッターのパターンを増やしました
- サイト全体のルック&フィールを一度に表示する新しいスタイルブック
- ブロックスタイルをコピー&ペーストすることで、サイト全体をより速く、よりシンプルにデザインするための新しいコントロール
- 最後の仕上げを可能にする、ブロック単位でも全体でも追加できるカスタム CSS
- スクロール時に重要なブロックが固定されるスティッキーポジション
- 執筆に集中したいときに便利な「集中モード」。
- クラシックテーマからブロックテーマへ特定のウィジェットをインポートできる新しいオプション
- サイトエディターのベータ版ラベルの削除 – 次世代 WordPress へようこそ
この特集のハイライトを実際に見てみたいですか? 2023年3月2日に収録された WordPress 6.2 Demo をご覧ください。
技術的な仕様について深く知りたいですか? 以下の最近の投稿では、最新の技術的なアップデートをいくつか取り上げています。完全なリストではありませんが、まずはこちらをご覧ください。
- template_typesプロパティを含むよう拡張した Patterns API
- ブロックインスペクターのタブの紹介
- グローバルスタイルにおけるシャドウ
- HTML APIの紹介
- エディターに関するその他の変更
- グローバルスタイルとブロックごとのカスタム CSS
- Google Fontsはバンドルされたテーマにローカルに含まれています
- WordPress 6.2でのEditor Componentsのアップデートについて
- アクセシビリティの強化
- そして、もっと、もっと
また、これらをまとめた包括的な WordPress 6.2 フィールドガイドも公開しています。
バグハントに出かけよう!
みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することは、より大きな挑戦となるでしょう。また、プロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。
グローバルな視点から見ると、プレリリースバージョンをテストするたびに、WordPress の未来を守る手助けをすることになるのです。どのように? このソフトウェアが安定し、使いやすく、できるだけバグがないことをコミュニティが証明することが、その助けとなります。
全般的なリリースのテストについてもっと知りたいですか? Make Coreで行われているテストの取り組みについてフォローすることができます。また、Making WordPress Slack ワークスペースの #core-test チャンネルに参加することもできます。
問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。
Gutenberg の最新機能の詳細について興味がありますか? WordPress 6.1 (WordPress の前回メジャーリリース) 以降に搭載された機能をご確認ください。詳細は Gutenberg の新機能のこれらの投稿、15.1、15.0、14.9、14.8、14.7、14.6、14.5、14.4、14.3、そして 14.2 を御覧ください。
現時点での最新メジャーリリースである WordPress 6.0 の公開より後にリリースされた Gutenberg の機能について調べたい場合は、以下の What’s New In Gutenberg 投稿を参照してください。14.1、14.0、13.9、13.8、13.7、13.6、13.5、13.4、13.3、13.2、13.1
WordPress のプラグインとテーマの開発者に感謝します
あなたはプラグインやテーマを作っていますか? あなたのプロダクトは、WordPress が世界中のより多くの人々のために、より多くのことを行うための特別な役割を担っています。そして、WordPress コミュニティの人々が増えることは、より大きく、より堅牢なオープンウェブを意味します。
おそらく、すでに WordPress 6.2ベータ版に対して最新バージョンをテストしていることでしょう。RC1では、テストを終了し、プラグインのReadmeファイルの「Tested up to」バージョンを6.2に更新することをお勧めします。
互換性の問題が見つかった場合はサポートフォーラムで詳しい情報を共有してください。
WordPress の翻訳にご協力ください
あなたは英語以外の言語を話しますか? ¿Español? Français? Português? Русский? 日本語? WordPress の翻訳にご協力ください。このリリースをもってバージョン 6.2 の翻訳語句は凍結され、通常これ以上の変更が行われることはありません。
もっと知りたいですか?
WordPress 6.2 の開発についてもっと知りたいですか?6.2リリースサイクル、Make WordPress Core ブログ、または6.2関連のあらゆるものを検索してください。
6.2のためのもうひとつの俳句-それは伝統です!
Beta has left us
The code sings such happy songs
Six point two RC
この投稿にご協力いただいた次のみなさんに感謝いたします。@laurlittle@cbringmann, @audrasjb, @jpantani。 俳句は @nomad-skateboarding-dev。