以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 7.0 Beta 1」を訳したものです。
誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください。
WordPress 7.0ベータ1の準備ができました。ダウンロードして、テストをお願いします。この WordPress ソフトウェアのベータ版は開発中です。このバージョンの WordPress を本番環境やミッションクリティカルなサイトでインストール、実行、テストしないでください。新機能を試すには、代わりにテスト環境やローカルサイトをセットアップしてください。
WordPress 7.0ベータ1をテストする方法
WordPress 7.0ベータ1は以下のいずれかの方法でテストできます。
| プラグイン | WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームを選択します。 |
| 直接ダウンロード | Beta 1 version (zip) をダウンロードして、WordPress サイトにインストールする。 |
| コマンドライン (WP-CLI) | WP-CLI コマンドを実行する。 wp core update –version=7.0-beta1 |
| WordPress Playground | 7.0 Beta 1 WordPress Playground instance を使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。セットアップは必要ありません。クリックするだけで起動します ! |
WordPress 7.0の最終リリース日は2026年4月9日を予定しています。リリーススケジュールの詳細はこちらをご覧ください。ベータ版とリリース候補版のテストにご協力いただくことは、最終リリースを安定した、パワフルなものにするために必要不可欠です。テストにご協力くださる皆様に感謝いたします。
あなたのテストが重要です !
問題点のテストは、あらゆるソフトウェアの開発において重要です。また、誰もが貢献できる意味のある手段です。経験の有無は関係ありません。WordPress 7.0でテストする内容の詳細については、こちらをご覧ください。
問題に遭遇したら、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告してください。再現可能なバグの報告に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧できます。
リリースのテスト全般について知りたければ、Make Core におけるテスト関連タスクをフォローし、Making WordPress Slack の #core-test チャンネルに参加してください。WordPress 7.0には、これまで Gutenberg プラグインでのみ利用できた多くの新機能が追加されます。WordPress 6.9以降の Gutenberg の更新については一連の What’s new in Gutenberg 投稿 (22.0, 22.1, 22.2, 22.3, 22.4, 22.5, 22.6) を参照してください。
WordPress 7.0の新機能
WordPress 7.0には編集と管理エクスペリエンスに関する数多くのアップグレードが含まれ、強化されたリアルタイムコラボレーション、洗練されたカスタマイズ、新しいダッシュボードスタイル、そして毎日 WordPress で作成、デザイン、構築する方々のために拡張された開発者ツールボックスが提供されます。
複数のユーザーがリアルタイムで同時に編集でき、チームでの作業がこれまで以上に簡単になります。ビジュアルリビジョンではページのバージョン間の差異を視覚的に比較でき、作成とレビューのプロセスが迅速になりました。さらに、パターンの操作が簡素化され、レイアウトの更新やコンテンツの変更が直感的になりました。ビューの遷移も改善され、画面間をクリックでスムーズに移動できます。
WordPress 7.0では、新しく改良されたブロックやデザイン機能を使用して、サイトを柔軟にカスタマイズできます。カバーブロックでは動画の埋め込みを背景に設定できます。グリッドブロックはレスポンシブに対応し、新しいブロック「アイコン」と「パンくずリスト」が加わり、見出しブロックは強化されました。更新されたナビゲーションブロックでは、少ない手順で、簡単に、確実にメニューを編集できます。WordPress 7.0のレスポンシブなモバイル対応コントロールでは、画面サイズに応じてブロックを表示、非表示できます。また、クライアントサイドでのメディア処理により、メディアのプロセス全体が高速化されました。すべてのテーマでインストール済みフォントを管理するフォントライブラリー画面が利用可能となり、サイト編集者はいつでもフォントの参照、インストール、整理が可能です。
開発者はコアの原則に従いながら、簡単にモダンなエクスペリエンスを構築できます。WordPress 7.0の新しい WP AI クライアントはコアに新しいレイヤーを追加し、あらゆるプロバイダーの AI モデルを WordPress フレームワーク内で活用し、プラグインやテーマは任意の AI モデルを利用して多様な機能を展開できます。WordPress 7.0では、ブラウザ内でのアビリティの登録と実行に標準的な方法を提供するクライアントサイドアビリティ API により、豊かで一貫性のあるワークフローが実現されます。さらに、PHP のみで実装されたブロックの登録と自動生成のインスペクターコントロールが導入され、ブロック作成に新しい可能性が加わりました。パターンの上書きへのブロックバインディングの更新はカスタム動的ブロックにまでサポートを広げ、ブロック作成者の選択肢も増えました。
このリリースはクリエイター、チーム、開発者に幅広い柔軟性をもたらし、刷新されたデフォルトスタイルによって、これまでお馴染みの管理画面に新しいビジュアル体験を提供します。
リアルタイムでの共同作業
WordPress 6.9で始まった流れは続き、WordPress 7.0ではチームが共同で作成、編集する機能がより洗練され、強化されました。このバージョンの WordPress では、複数のユーザーが同じ投稿や固定ページをリアルタイムで編集、コラボレーションできます。データの同期や安定したノート機能でチームワークは円滑になり、編集やレビュープロセスが効率化されます。
- リアルタイムコラボレーション: 複数の場所から投稿や固定ページを同時に編集できます。オフライン編集やデータ同期も有効です。また、新しいデフォルトの HTTP ポーリング同期プロバイダーには、プラグインやホスティング環境で WebSocket をサポートするオプションもあります。共同でコンテンツを作成するワークフローにより、チームは効果的にブレインストーミングし、生産性を向上できます。ベータ期間中、リアルタイムコラボレーションは幅広いフィードバックとテストのために、オプトインされます。
- ノート: WordPress 7.0ではコラボレーションを支援するリアルタイム同期、新規ノート作成のキーボードショートカット、ノート機能の安定性を高める一連の品質改善が実装されました。
洗練された管理エクスペリエンス
WordPress 7.0は管理画面のエクスペリエンスを強化し、慣れ親しんだインターフェースはそのままに、デフォルトのカラースキームを刷新し、クリーンでモダンなダッシュボードをお届けします。更新されたダッシュボードの新しいビジュアルリビジョン比較機能や、画面間のスムーズな切り替えは、編集エクスペリエンスを向上します。
- ビジュアルリビジョン: WordPress 7.0ではリビジョン機能がさらに向上し、エディター内でリビジョン同士を視覚的に比較する機能が追加されました。
- ビューの遷移: ダッシュボード内のドキュメント間ビュー遷移が強化され、画面から画面への移動がシームレスになり、視覚的な一貫性が保たれます。
コンテンツを簡単にカスタマイズ
WordPress 7.0では、コンテンツとデザインのための新しいツール、強化された編集コントロール、モバイルフレンドリーへの配慮により、クリエイターのみなさんにさらなる柔軟性をお届けします。
- レスポンシブ編集モード: ブロックの表示はなお一層レスポンシブかつモバイルフレンドリーになり、このバージョンでは画面サイズに基づいて表示、非表示を切り替えられます。
- パターン編集と contentOnly interactivity: WordPress 7.0では、パターン単位の編集モード、ボタンおよびリストブロックのツリービュー、デフォルトの content-only モードを無効化する機能が導入されました。新しいスポットライトモードでは、パターン内のコンテンツやノートが個別に確認しやすくなります。分離エディターモードを使用すると、同期パターン、テンプレートパーツ、ナビゲーションなどのシンボルや再利用パーツを編集できます。
- ブロックサポートとデザインツール: WordPress 7.0には、テキストの行インデントサポート、テキストカラムサポート、ワイドおよび全幅サイズ画像のアスペクト比、寸法の幅と高さサポート、寸法プリセット、ツール、コントロールが含まれます。
新しいブロックとデザインオプションを手元に
WordPress 7.0では一連の新規、改良されたブロックやブロック機能、洗練されたナビゲーションワークフロー、セクション背景に動画を埋め込むなどの多彩なデザインオプションが提供されます。
- ナビゲーションブロック: 改良された編集と表示で、ナビゲーションのワークフローはこれまで以上に直感的でクリアになりました。WordPress 7.0には、テンプレートパーツとしてカスタマイズ可能なナビゲーションオーバーレイが導入され、カスタムブレークポイント設定に基づいてモバイル版オーバーレイを表示、非表示にできます。
- 見出しブロック: 見出しレベルをブロックバリエーションとして利用できます。ページ階層やデザインがより柔軟になりました。
- 新しいブロック: WordPress 7.0では新しいブロック「パンくずリスト」と「アイコン」ブロックが追加され、ページ構築の幅が広がりました。
- 動画を埋め込み可能なカバーブロック: カバーブロックの背景に動画を埋め込めるようになり、クリエイティブで洗練されたデザインの可能性が広がりました。
- グリッドブロックがレスポンシブに対応し、画面サイズに応じて滑らかにフィットするグリッドベースのレイアウトが可能になりました。
- ギャラリーブロックがライトボックス機能をサポートしました。ユーザーは各ギャラリー画像をクリックして表示できます。
開発者向けツールボックス
WordPress のバックエンドで作業する場合にも、WordPress 7.0は強力な開発者向け機能を提供します。新しい API や改良された API 機能は柔軟性をサポートし、今後の拡張に向けた基盤を担います。クライアントサイドアビリティ API では、WordPress 機能のクライアント側レジストリが提供され、新しい革新的なサイトオプションを活用できます。さらに WordPress 7.0では Web クライアント AI API がコアに導入され、ひとつのインターフェースから複数の生成 AI モデルにアクセスできます。
- Web クライアント AI API: 新しい AI クライアントと API は生成 AI モデルへのアクセスと通信のためのコマンドセンターとして、WordPress コアの外部にいる AI プロバイダーやアビリティ API 統合と共に機能します。
- アビリティ API とワークフロー API: 新しいクライアントサイドアビリティパッケージにより、ユーザーは新規およびハイブリッドアビリティ、アビリティのフィルターや検索機能、使いやすいコマンドパレットや UI にアクセスできます。
- サーバー上で作成されるブロックとパターン: WordPress 7.0には、PHP のみで定義されたブロックやパターンをサーバーサイドで生成し、ブロック API を通じて自動登録する機能があります。
- DataForm: 新しい詳細レイアウト、新しいコントロール (combobox、adaptiveSelect)、パネルレイアウトの更新されたトリガー (専用の編集ボタン) が導入されました。さらに、バリデーションの初期実装が完了し、すべてのコントロールがサポートを持ち、すべてのレイアウトでエラーメッセージが表示されます。
- DataViews: DataViews には新しいアクティビティレイアウトが追加され、将来のリリースでサードパーティタイプを登録する基盤が整備されました。
- CodeMirror 更新: CodeMirror はバージョン 5.65.40 に更新され、拡張性や利用できるライブラリの選択肢が向上しました。
ブラウザでのメディア処理
WordPress 7.0では、クライアントサイドでのメディア処理が導入され、ブラウザの機能を活用して画像のリサイズや圧縮などを行い、スムーズに画像を処理します。高度な画像形式や圧縮技術を利用でき、Web サーバーへの負荷を軽減します。新規および既存コンテンツのメディア処理は効率的になり、メディアワークフローの改善につながります。
WordPress 7.0ベータ1には多くのオプションと改良が含まれていますが、これはまだ始まりにすぎません。今後のリリースでのさらに多くの改善に期待してください。
あなたのためにここで一句
As sun kisses moon,
Beta 1 ignites in bloom…
Seven-oh lands soon.
日の光が月に触れるとき、
ベータ1の花、燃え盛る…
7.0の到来は近い。
Props to @ellatrix, @jeffpaul, @annezazu, @chaion07, @zunaid321, @audrasjb, @mukesh27, @ankit-k-gupta, @oandregal, @westonruter, @karmatosed, @bph この投稿のレビューとコラボレーションに対して
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