Web の40%を
支えるように
なるまで

この現在の高い地点に到達するまでには、素晴らしい WordPress コミュニティによる信じられないほどの努力がありました。これまでの方向性に影響した40の主要なマイルストーンをご紹介します。

40%

残り60%の Web へ !

メジャーマイルストーン

WordPress 誕生

マイク・リトルと話し合った後、マット・マレンウェッグは SourceForge 上で b2 の新しいブランチを作成し、友人のクリスティーン・トラマウレットが考えた名前である WordPress と名付けました。5月27日に、WordPress.org が開設されました。当初は、開発ブログ、いくつかの概略文書、サポートフォーラムなどが置かれていました。WordPress のオリジナルホームページでは「WordPress は、美学、ウェブ標準、ユーザビリティに重点を置いたセマンティック・パーソナル・パブリッシング・プラットフォームである」と世界に向けて発信しました。このサイトは WordPress コミュニティに存在感を与え、フォーラムはホームベースとなる場を提供しました。

初の WordPress リリース

2003年5月27日、WordPress の最初のバージョンである WordPress 0.7がリリースされました。b2 から WordPress に移行したユーザーは、シンプルになった管理パネルや、ブログロールを作成できる WordPress リンクマネージャなど、いくつかの新機能を手に入れることができました。WordPress 0.7 がリリースされると、他の開発者にもプロジェクトに参加してもらうよう力が注がれました。まず、独自の b2 フォークを作成していたダナカ・オクィーヴとフランソワ・プランクが参加しました。

The Great Renaming (大改名)

2003年後半、ファイル構造の大きな変更として “b2” ファイルを “wp-” に置き換えるという、The Great Renaming (大改名) の作業が行われました。WordPress のファイル構造は b2 形式のものから現在のおなじみの形式へと変化し、多くのファイルが wp-includes と wp-admin フォルダーに集約されました。

Six Apart が商用版発売、ダウンロード倍増

2004年5月13日、Movable Type の開発元であるシックス・アパートは、Movable Type のライセンスの変更を発表しました。最新版である Movable Type 3.0にはライセンス制限が設けられており、ユーザーはこれまで無料だったソフトウェアが有料化されるだけでなく、ソフトウェアを追加インストールするたびに料金を支払わなければならなくなりました。シックス・アパートの動きは WordPress のコミュニティを活気づけ、それが WordPress プラットフォームの成長につながったのです。SourceForge での WordPress のダウンロード数は、2004年4月の8,670件から5月の19,400件へと、2倍以上に増加しました

プラットフォームを書き換えるのではなく、b2 をフォークするという決断は先見の明がありました。もしコミュニティが書き換えに没頭していたら、新しい WordPress ユーザーを歓迎し、サポートする準備ができなかったでしょう。しかし、コミュニティは準備万端でした。この数週間、誰もが「引っ越ししたい人たち」の支援に注力しました。開発者は、Movable Type から WordPress への移行を簡単に行うためのスクリプトを書きました。

プラグインシステムの導入

2004年3月、プラグインシステムが、コア開発者とより広いコミュニティに対して WordPress を一変しました。それは、コア製品がすべての開発者のお気に入りの機能を含む必要がなく、大多数のユーザーにとって意味のある機能だけを含められることを意味していました。ライアン・ボレンは、プラグインシステムによってコア開発者は80/20ルールを導入できるようになったと述べています。「この機能は80%のユーザーに役に立つのか ? もしそうでなければ、プラグインで試してみよう」。

最初のアップデート: v1.2 “Mingus” リリース

2004年5月は、WordPress 1.2 “Mingus” がリリースされた月であり、WordPress がより多くの人にアクセス可能になり、利用されるようになりました。WordPress のメジャーリリースにはジャズミュージシャンにちなんだ名前が付けられています。チャールズ・ミンガスは、大きな影響力を持つアメリカのジャズダブルベーシスト、作曲家、バンドリーダーです。

最初のプラグイン: Hello, Dolly!

また、2004年5月には、今でも WordPress に同梱されている最初のプラグイン、Hello Dolly プラグインを公開しました。この管理画面の右上にルイ・アームストロングの曲 Hello, Dolly! の歌詞をランダムに表示するプラグインは、プラグイン制作に興味のある開発者や、プラグインの有効化や無効化の方法を学ぶユーザーのためのガイドとして意図されたものでした。

国際化 (i18n)

2004年、WordPress を国際化するために、ライアン・ボレンは翻訳可能な文字列を __() という翻訳関数で囲みました。彼はコードを1行ずつ調べて、翻訳可能なものをすべて見つけ、マークアップしたのです。これにより、WordPress v1.2のリリース時には、プラグイン API が含まれているだけでなく、完全に国際化されていました。

プラグインリポジトリ公開

WordPress プラグインリポジトリは2005年1月に開設されました。dev.wp-plugins.org でホストされ、Subversion と Trac で構築されたこのリポジトリは、私たちが今日慣れ親しんでいるユーザーフレンドリーなプラグインディレクトリとはかなり異なります。文字通り、プラグインリポジトリは単なるコードリポジトリでした。

wp-hackers メーリングリスト

しかし、このプロジェクトの最初のメーリングリストは wp-hackers ではなく、WordPress のドキュメンテーションと wiki について議論するために2003年11月に設置された wp-docs でした。2004年6月にハッカーズメーリングリストが開設されるまでの6ヶ月間活動していました。その後、2005年に wp-hackers に移行しました。開発の議論はフォーラムからメーリングリストに移り、フォーラムはサポートを提供する場として残されました。

wp-hackers のメーリングリストは爆発的に盛り上がり、スパマーを阻止するためにコメントリンクを nofollow にすべきかどうか日付をフォーマットする最適な方法WordPress の翻訳を始める方法などの問題について熱い議論が交わされました。開発者はようやく集まる場所を手に入れたのです。彼らは新しいコミュニケーションプラットフォーム、つまりプロジェクトにおける新しいホームを歓迎しました。

テーマシステムの導入

2005年2月、テンプレート言語である PHP を用いてテーマシステムが構築されました。テーマシステムは、テーマをヘッダー・フッター・サイドバーなどのパーツに分解します。それぞれのパーツは、デザイナーがカスタマイズできる個別のファイルです。Smarty のようなテンプレートシステムではなく、WordPress ネイティブのテーマシステムを採用することで、デザイナーはまったく新しい構文を学ぶことなく、テーマのデザインと構築ができるようになりました。

100,000ダウンロード

2005年3月初め、WordPress v1.5 “Strayhorn”50,000ダウンロードを記録しました。そのわずか3週間後には、その数は10万に倍増しました。この記念すべき日を祝うために、サンフランシスコでは100kパーティが開催されました。3月22日、サンフランシスコの Odeon Bar に WordPress ユーザーが集まりました。

WordPress ロゴ作成

最終的にロゴが決定したのは、2005年5月15日にマットがメーリングリストに “I think this is it (これがそうだと思う)” という件名のメールを送ったときでした。マットのメッセージには、この美しい画像が1枚だけ含まれていました。

2005 WordPress.org Logo Proposal
2005年 Jason Santa Maria 作

ジェイソン・サンタ・マリアが作成した印により、WordPress はロゴの独立した要素となり、時間が経つにつれ横にテキストがなくても認識できるようになりました。これは、アイコンやブランディング、Tシャツなどに使用されました。世界中の WordCamp のTシャツに採用されたこともあり、一目で認識できるようになりました。

* 最新の WordPress 公式ロゴはこちらをクリック

WordPress.com

WordPress.com は、2005年8月に招待制で登録を開始しました。これは、まだテストされていないサーバーでのユーザーの増加を抑制するためでした。Lorelle VanFossen や Mark Riley など、WordPress プロジェクトに関わった多くの人々が WordPress.com のブログを取得しました。また、WordPress.com の新規メンバーには、他の人に共有するための招待状が1通送られました。

第一回 WordCamp (サンフランシスコで開催)

2006年7月、マット・マレンウェッグは、その夏の下旬にサンフランシスコで “WordCamp” という BarCamp スタイルのイベントを主催すると発表しました。BarCamp スタイルとはつまり、直前に決めたことだとマットは冗談を込めて言っていました

会場もスケジュールも決めずに発表したこのイベントは、8月5日に開催されました。世界中から500人以上が登録しました。アイルランドからはダナカ・オクィーヴが、イギリスからはマーク・ライリーが駆けつけてくれました。WordCamp の会場はスウェーデン・アメリカン・ホールで、サンフランシスコのスウェーデン会の本部として使われていたマーケットストリートにある家でした。

WordCamp 2006のスケジュールは、プロジェクトの関心事と貢献者の情熱を反映していました。マーク・ライリーは、WordCamp の定番となったWordPress コミュニティに参加するためのワークショップを初めて開催しました。アンディ・スケルトンは、WordPress.com のために取り組んでいるウィジェット機能について発表しました。ダナカは WPMU について、マーク・ジェクゥィスは最もリクエストの多かったセッションの一つとなった CMS としての WordPress というトピックを掘り下げました。また、ブログやポッドキャスティング、ジャーナリズムやマネタイズに関するプレゼンテーションも行われました。

インポート・エクスポート機能

2007年にリリースされた WordPress v2.1 “Ella” では、ロスレス XML インポート・エクスポート機能により、WordPress ブログ間でコンテンツをシームレスに移動することが容易になりました。また、投稿の作成中に WYSIWYG とコード編集モードを切り替えられる新しいタブ付きエディターなどの機能も搭載されました。より良い国際化と RTL 言語のサポートも含まれ、新アップロードマネージャーによって写真、動画、音声ファイルの管理も容易になりました。よりクリーンなコードや、その他の進化もありました。

新管理画面デザイン

2008年の WordPress v2.7 “Coltrane” では、管理画面のユーザーインターフェースが大きく変わりました。その変更点のスクリーンショットがコミュニティブログに掲載されると、「なぜまた変更するの ?」という避けられない疑問が起こりました。WordPress v2.5のデザインは、v2.7で実装された別の大きな変化が訪れる前、まだしっかりユーザーになじんでいませんでした。

この変更は、さまざまなスキルレベルのユーザーが WordPress を学び直す必要があることを意味していました。成長を続ける WordPress チュートリアルコミュニティは、すべてのスクリーンショットを撮り直し、すべての動画を撮り直す必要がありました。しかし、WordPress ユーザーがアップグレードしたとき、フィードバックはポジティブなものでした。ユーザーは新しいインターフェースを気に入ってくれました。直感的で使いやすいと評価され、わずか9ヶ月前に不満だったのは変更自体ではなく、インターフェースそのものだったことがようやく証明されたのです。

より簡単な動画埋め込み

2009年の WordPress v2.9 “Carmen” で、URL を一行に貼り付けるだけで、魔法のように適切な埋め込みコードに変換してくれるようになりました。oEmbed は YouTube、Dailymotion、Blip.tv、Flickr、Hulu、Viddler、Qik、Revision3、Scribd、Google Video、Photobucket、PollDaddy、WordPress.tv をサポートしており、後のリリースでさらに追加されていきます。

WordPress Foundation の立ち上げ

WordPress ファウンデーションが2010年1月に発足しました。Automattic 社は同年9月に商標を譲渡しました。譲渡の一環として、Automattic 社は WordPress.com に対する WordPress の使用を認められましたが、将来のドメインに対する使用は認められませんでした。マットには、WordPress.org と WordPress.net のライセンスが与えられました。Automattic 社は、WordPress 自体の商標を譲渡するだけでなく、WordCamp の名称も譲渡しました。これにより、WordPress 自体と同様に、WordCamp は非営利の教育イベントとして永続的に保護されるようになりました。

コミュニティは、WordPress プロジェクトを Automattic という企業から切り離すことを歓迎しました。これにより、Automattic が WordPress の商的エコシステムを支配しようとしていないという確信がさらに強まりました。

WordCamp で初の "KidsCamp" 開催

サブリナ・ケントキャサリン・ノーラン が主催した WordCamp Ireland は、3~12歳の子供向けのアクティビティを提供した初の WordPress イベントでした。クリシュナ・デは「キッズキャンプ」という言葉を最初に作った人かもしれません。その後、子供向けのイベントが増え、2019年までの情報はこの一覧に概要が記載されています。

初の WordPress コミュニティサミット

2012年には、WordPress のコミュニティが一堂に会する初の招待制イベントであるコミュニティサミットが開催されました。コミュニティサミットでは、WordPress ソフトウェア開発や WordPress コミュニティが直面する問題に焦点を当てました。コミュニティメンバーは、自身や他の人を招待したいと推薦し、18人のチームが誰を招待するかを検討し、投票しました。出席者は、WordPress コミュニティのアクティブなコントリビューター、ブロガー、プラグインやテーマの開発者、ビジネスオーナーなどで、ジョージア州のタイビーアイランドに集まり、WordPress について語り合いました。

初の WordCamp Europe

2013年の WordCamp Europe は、ヨーロッパで初めて開催された大規模な WordCamp でした。「大規模」とはつまり「大きい」という意味です。そして「大きい」ということは「素晴らしい」ということも意味しています。ヨーロッパの WordPress コミュニティがライデンというのどかな町に集まって、楽しんだり、経験を共有したり、ビジネスをしたり、そして何よりも WordPress について話したりしたのでした。

MP6 デザインとフラットアイコン

2013年1月、ベン・ダンクルは、新しいフラットなアイコンを提案しました。WordPress の管理画面は時代遅れで、特に Retina ディスプレイではアイコンがピクセル化していました。フラットアイコンであれば、適切なスケールで表示され、デザイナーが CSS を使ってアイコンに色をつけることもできます。そこで、MP6 のデザインプロジェクトは、アイコンやその他の改善に取り組むことになりました。作業は、WordPress のプラグインディレクトリでホスティングされるプラグイン上で行われました。誰でもプラグインをインストールして、自分の管理画面で変更点を確認することができました。グループは毎週リリースとレポートを共有し、一般からのフィードバックを受け付けていました。

MP6 プラグインは、2013年12月にリリースされた WordPress v3.8 “Parker” に統合され、時間はかかったとしても、フリーソフトウェアプロジェクトにおいても調和のとれたデザインが可能であることを示しました。

ビジュアル編集の改善

2014年の WordPress v3.9 “Smith” では、ビジュアルエディターのアップデートにより、スピード、アクセシビリティ、モバイルサポートが改善されました。ワードプロセッサーツールからビジュアルエディターにペーストできるようになり、乱れたスタイルをきれいにするための時間を無駄にしなくて済むようになりました。切り抜き・回転ツールに素早くアクセスできるようになったことで、投稿を編集しながら画像を編集することがより簡単になりました。また、エディター内で直接画像を拡大縮小できるようになり、ギャラリーでは、公開投稿と同じようにエディター内で画像のきれいなグリッドを表示できるようになりました。

ビジュアル編集機能の強化

2014年の WordPress v4.0 “Benny” では、アップロードファイルを美しいエンドレスなグリッドで表示できるようになりました。新しい詳細プレビューは、どんな量のメディアも連続表示・編集可能にしました。埋め込みは視覚的体験に変化し、埋め込みコンテンツ (YouTube 動画など) の実際のプレビューが表示され、時間の節約と信頼性の向上につながりました。書き込みや編集も、よりスムーズで臨場感のあるものになりました。エディターは執筆中のコンテンツに合わせて拡張され、フォーマットツールもいつでも利用できるようになりました。

プラグインダウンロード10億回

WordPress のシェアが拡大するにつれ、プラグインディレクトリからのダウンロード数も増えていきました。WordPress は、思いつく限りほとんどの種類のサイトを構築することができ、無料、プレミアムを問わず、プラグイン構築に多くの賢い人々が飛びついてきました。2015年8月にダウンロード数が10億を超えた理由は、主にこの WordPress 起業家の台頭によるものでした。

Web の25%以上

2015年、W3Techs.com はインターネットを分析し、コンテンツマネジメントシステムごとに分類しました。WordPress はリストの第2位を大きく引き離し、2位だった Joomla はわずか2.8%でした。マット・マレンウェッグは「大きなチャンスは、認識可能な CMS をまだ使用していない57%のサイトにあり、そこにはいまだに大きな成長の機会があると思います (そして、僕は他のオープンソース CMS も応援しています)」と書きました。また彼は “Seventy-Five to Go (あと75%)” という短い言葉もツイートしました。

第一回 WordCamp US

このイベントは当時 (2015年) 世界最大の WordCamp であり、WordCamp US の最初の国内イベントでもありました。ペンシルバニア・コンベンション・センターは、1,800人以上の WordPress ブロガー、デザイナー、開発者、その他多くの人々に門戸を開きました。フィラデルフィア市議会議員のデビッド・オーは、マット・マレンウェグによる State of the Word の基調講演内で、12月5日を ‘WordPress Day’ にすると宣言しました

Kim Parsell メモリアルスカラシップ

2015年、キム・パーセルを偲んで、WordPress に貢献しており、自身を女性として認識している方が WordCamp US に参加するための資金を毎年提供する奨学金を WordPress Foundation が創設しました。

REST API コンテンツエンドポイント

2016年の WordPress v4.7 “Vaughan” のリリースで、投稿、コメント、用語、ユーザー、メタ、設定のための REST API エンドポイントが追加されました。コンテンツのエンドポイントは、コンピュータが読み取り可能な外部アクセスを標準に準拠した明確なインターフェースで WordPress サイトへ提供し、プラグイン、テーマ、アプリなどを介してサイトと対話する新しく革新的な方法に道を開きました。

Gutenberg プロジェクト開始

マット・マレンウェッグは、2016年に行われた State of the Word の演説内で、エディターを全面見直しする計画を発表しました。具体的には、「ブロックベースのエディター」を作ることを語り、JavaScript を深く学び続けることが重要であると繰り返し述べました。それから間もなく、このプロジェクトには Gutenberg という名前が与えられました。2017年2月3日には最初のコミットが行われ、2017年6月には WordPress のプラグインとして最初のリリースが行われました。当初、Gutenberg にはいくらかの賛否両論がありましたが、WordPress コミュニティ全体がこのプロジェクトの成功に向けて結集しました。

Gutenberg がデフォルトエディターに

エディターの大幅なアップグレード。2018年のWordPress v5.0 “Bebo” のリリースにより、Gutenberg がデフォルトの編集エクスペリエンスとなりました。ブロックベースの新しいエディターは、エキサイティングな新しい未来への第一歩でした。初めてサイトを構築する人にも、ブログをリニューアルする人にも、コードを書くことを生業にしている人にも、Gutenberg はコンテンツの柔軟性をさらに高めてくれました。

クライアントのサイトを構築する開発者は、再利用可能なブロックを作成することで、一貫した外観を維持しながら、クライアントにいつでも新しいコンテンツを追加してもらえるようになりました。また、API やインターフェースコンポーネントが豊富に用意されているため、直感的な操作で簡単にブロックを作成することができます。これらのコンポーネントを活用することで、開発作業をスピードアップできるだけでなく、より一貫性のある、使いやすく、アクセスしやすいインターフェイスが実現されました。

リーダーシップの拡大

プロジェクトをより効率的に導くために、2019年に WordPress のリーダーシップチームが拡張されました。ジョセファ・ヘイデン・チョムポシーがエグゼクティブ・ディレクターに任命され、プロジェクトの日常業務と貢献者チームのサポートを引き受けました。

アレックス・ミルズを偲んで

2019年、マット・マレンウェッグは、白血病との長年の戦いの末に亡くなった長年のコミュニティメンバーアレックス・ミルズ (viper007bond) のために黙祷を行いました。Alex はとても親切で、創造的で、多作な WordPress の貢献者でした。

Gutenberg を使った State of The Word プレゼン

2019年、マット・マレンウェッグの毎年恒例の State of the Word プレゼンテーションが初めて Gutenberg 上で完全に作られ、デザインされました。

ブロックディレクトリ対応

2020年の WordPress v5.5 “Eckstine” では、必要なブロックを探すのがこれまで以上に簡単になりました。新しいブロックディレクトリがブロックエディターに組み込まれたことで、エディターを離れることなく新しいブロックタイプをインストールできるようになりました。

全女性 & ノンバイナリーのリリースチーム

2020年の WordPress 5.6 “Simone” のリリースは、最初のすべての女性とノンバイナリーの認識を持つ方たちのリリースチームによるものでした。 WordPress 5.6は、自由なアイデアを実現するための無数の方法をもたらしました。

真新しいデフォルトテーマというキャンバスを備え、増え続けるブロックをライティング用のツールとしてサポートすることで、言葉、絵、音、リッチな埋め込みメディアでコンテンツを描くことができるようになりました。

TT1 Blocks テーマ公開

2021年、Twenty Twenty-One テーマの実験的なブロックベースのバージョンとして、TT1 Blocks テーマがリリースされました。Gutenberg プラグインで構築されているフルサイト編集機能を活用するために作られており、本番サイトでの使用はまだ想定していません。

Gutenberg 100回目のリリース

2021年2月17日、Gutenberg は100回目のリリースを迎えました。外見上は注目に値しますが、このリリース自体には、他のすべてのリリースが行ったことが含まれています。既存の機能の改善、ユーザーから報告されたバグの修正、新機能の追加、新しいアイデアの実験をハイライトしています。今回のリリースで注目すべき点は「人」です。最初から一緒にいてくれた人、一緒にいたけど辞めてしまった人、旅に参加してくれた人、途中で助けてくれた人、フィードバックをくれた人、自分の手を汚してくれた人、そして、このエディターを使ってくれたり、拡張を試みたり、アイデアを提供してくれた人。

ウェブの40%を WordPress が支えています

同じく2021年2月の W3Techs.com の報告によると、WordPress ソフトウェアは世界の上位1,000万のウェブサイトの40%を支えています。2分ごとに、WordPress を使った新しいサイトが "Hello world" と表示しています。

上位1,000サイトでは、51.8%とさらに高いシェアを誇っています。この10年間で成長率は高まり、新規ウェブサイトの66.2%が WordPress を使用していることにも反映されています。

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