WordPress 6.5.2セキュリティリリース

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5.2 Maintenance and Security Release」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


注意: WordPress 6.5.1は、初期パッケージの問題によりリリースされませんでした。WordPress 6.5.2が WordPress 6.5の最初のマイナーリリースです。

このセキュリティおよびメンテナンスリリースには、コアの2件のバグフィックスブロックエディターの12件のバグフィックス、1件のセキュリティフィックスが含まれます。

このリリースはセキュリティリリースです。今すぐサイトを更新しましょう。バックポートは 6.1以降の WordPress メジャーリリースでも利用可能です。

WordPress 6.5.2は WordPress.org からダウンロードできます。または、WordPress ダッシュボードに移動して、「更新」をクリックし、続いて「今すぐ更新」をクリックします。自動バックグラウンド更新をサポートするサイトでは、更新プロセスが自動的に始まります。

WordPress 6.5.2はショートサイクルリリースです。次のメジャーリリースは2024年7月16日リリース予定の WordPress 6.6です。

本リリースのセキュリティアップデート

セキュリティチームは、責任を持って脆弱性を報告し、本リリースでの修正を許可してくれた以下の人々に感謝します。

  • Avatar ブロックタイプに影響を与えるクロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性: WordPress セキュリティチームの John Blackbourn の報告による。調査に協力した Mat Rollings にも多大な感謝を。

WordPress コントリビューターの皆さんに感謝

本リリースは John BlackbournIsabel BrisonAaron Jorbin がリードしました。

WordPress 6.5.2は、以下の方々のコントリビューションなしには実現しませんでした。メンテナンスおよびセキュリティの修正を安定版リリースとして提供するための地球規模での非同期の連携は、WordPress コミュニティの力と能力の証です。

Aaron Jorbin, Aki Hamano, Andrei Draganescu, Artemio Morales, Caleb Burks, colind, Daniel Richards, Dominik Schilling, Fabian Kägy, George Mamadashvili, Greg Ziółkowski, Isabel Brison, Jb Audras, Joe McGill, John Blackbourn, Jonathan Desrosiers, Lovekesh Kumar, Matias Benedetto, Mukesh Panchal, Pascal Birchler, Peter Wilson, Sean Fisher, Sergey Biryukov, Scott Reilly

貢献するには

WordPress コアの開発に参画するには、Trac にアクセスし、チケットを選択し、#core チャンネルの会話に参加してください。手助けが必要ですか ?「コアコントリビュータハンドブック日本語版」をご確認ください。

John BlackbournEhtisham S.Jb AudrasAngela Jin の原稿チェックに感謝します。

State of the Word 2023 日本語吹き替え動画

State of the Word は、WordPressプロジェクトの共同創設者である Matt Mullenweg が毎年行う基調講演で、オープンソースプロジェクトの発展を祝い、その未来を垣間見ることができます。

AI 吹き替え付きの日本語版動画

2023年のイベントは、WordPressのYouTubeチャンネルを通じてライブストリーミングされ、今年2月にはスペイン語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語の 5言語に翻訳されました。翻訳にはコミュニティレビューとともに、各言語の吹き替えが AI によって生成されました。

本編と質疑応答ともにYouTube にて公開されていますので、ぜひご覧ください。

また、動画と合わせて振り返り記事もご覧ください。

State of the Word 2023 の総括

https://ja.wordpress.org/2023/12/12/state-of-the-word-2023-recap/

2024年の State of the Word について

先日の WordCamp Asia で、State of the Word 2024年の開催都市が東京になることが発表されました。

このイベントはプロジェクトリーダーが基調講演を行う年次行事で、昨年初めてアメリカ国外で開催されました。スペインのマドリードに次いで、WordPress コミュニティやプロジェクトにとっての重要な都市として東京が選ばれました。

日本での開催となり、現地での参加に関心をお持ちいただいてる方も多いと思います。2024年も昨年に続いて招待制のイベントとなり、Five for the Future などを通じてプロジェクトに貢献している個人や企業などへ招待が送られる予定です。

ライブストリーミングは無料で公開されますので、例年は時差等の関係で見逃してしまった方も今年はぜひリアルタイムでご覧ください。

お楽しみに!

WordPress 6.5「レジーナ」

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 “Regina”」の翻訳です。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5 "Regina"

WordPress 6.5「レジーナ」をご紹介します。この名前はダイナミックな多才で知られるジャズ・ヴァイオリニスト、レジーナ・カーター (Regina Carter) にインスパイアされています。数々の受賞歴を誇るアーティストであり、著名なジャズ教育者でもあるレジーナはジャンルを超えた活動で知られ、クラシック音楽の技術的基礎とジャズへの深い理解により、ヴァイオリン演奏の限界を大胆に超えていきます。 

レジーナのジャンルを超えるサウンドの素晴らしいツイストと繊細な旋律に驚嘆しつつ、WordPress 6.5のすべてを探求していきましょう。

WordPress の最新バージョンでは細部に注力しています。新しく提供する改良された方法により、サイト構築体験は拡張、きめ細かく調整され、自分の希望どおりにサイトをコントロールできます。新しいサイトのタイポグラフィ管理、より多くの場所で使える包括的なリビジョン、サイトエディターの数々の更新、そして感動的なパフォーマンスの向上により、これまで以上にスムーズに、高速に操作できます。

「Regina」ではまた、いくつかの画期的な開発者ツールも導入します。魅力的な体験創造のため、ブロックの使用や拡張における変革が始まります。Interactivity API はクリエイティブなフロントエンドの可能性を広げ、Block Bindings API はブロックとデータ間をシームレスに、動的に接続します。これらの API を含む開発者向けの改良と更新により WordPress での構築は進化します。

WordPress 6.5の新機能

サイト全体へのフォントの追加と管理

新しいフォントライブラリを使用すると、サイトデザインに必要不可欠な部品「タイポグラフィ」を、コーディングや追加の手順なしにコントロールできます。任意のブロックテーマでサイト全体にローカルフォントや Google フォントを簡単にインストール、削除、有効化できます。カスタムタイポグラフィコレクションを追加して、サイト制作者や公開者がコンテンツをスタイリングする際の選択肢を広げます。

リビジョンからもっと情報を。テンプレートやテンプレートパーツのリビジョンも追加

クリエイティブなプロジェクトにおいて、どの作業が完了し、どの作業をどこまで戻せるか、より包括的に把握できます。タイムスタンプ、クイックサマリー、全リビジョンのページ付きリストなど、リビジョンの詳細情報を得られ、またスタイルブックからリビジョンを表示して、変更が各ブロックにどのように影響するかを確認できます。リビジョンは、テンプレートとテンプレートパーツでも利用できるようになりました。

拡張された背景と影のツール

  • グループブロックの背景画像のサイズ、繰り返し、フォーカルポイントオプションをコントロールし、繊細な方法や派手な方法でレイアウトに視覚的な面白みを添えられます。
  • カバーブロック画像のアスペクト比を設定し、選択した画像から自動的に色を取得するカラーオーバーレイを簡単に追加できます。
  • さらに多くのブロックでボックスシャドウがサポートされ、視覚的に奥行きのあるレイアウトを作成したり、デザインにちょっとした個性を加えられます。

新しいデータビューの発見

サイトのあらゆる部品には情報とデータのライブラリが付属し、必要なものをすばやく見つけ、自由に整理できます。ページ、テンプレート、パターン、テンプレートパーツのデータビューでは、データをテーブルまたはグリッドビューで表示でき、フィールドの切り替えや一括変更も可能です。

スムーズなドラッグ & ドロップ

ドラッグによる項目の移動にも変化があります。視覚的な調整により、リストビューで項目をドラッグすると他の項目が動きに合わせて移動します。またワークスペースの先頭から最後まで任意の場所で、自由にドラッグできます。

リンクコントロールの改良

合理化された UI やリンクをコピーするショートカットなど、より直感的なリンク構築体験が提供され、簡単にリンクを作成、管理できます。

WordPress 6.5の開発者向け新機能

Interactivity API によるブロックへのインタラクションの導入

Interactivity API は、ブロックにインタラクティブなフロントエンド体験をもたらす標準の方法を開発者に提供します。最適なパフォーマンスを維持しながら、外部ツールへの依存を減らし、プロセスを簡素化します。検索結果を即座に取得したり、訪問者がリアルタイムでコンテンツと対話できるようにするなど、記憶に残るユーザー体験を作成できます。

ブロックとカスタムフィールドやその他の動的コンテンツとの接続

コアブロックの属性とカスタムフィールドをリンクし、カスタムブロックを作成せずにカスタムフィールドの値を使用できます。Block Bindings API により、開発者はこの機能を拡張し、ブロックをカスタムフィールドだけでなく、任意の動的コンテンツと接続できます。データが別の場所に保存されていても、新しいソースとブロックを簡単に、わずか数行のコードで関連付けできます。

クラシックテーマへの外観ツールの追加

クラシックテーマを使用しているデザイナーやクリエイターも、アップグレードされたデザイン体験を得られます。スペース、ボーダー、タイポグラフィ、色のオプションが theme.json なしでサポートされます。いったんサポートを有効化すると、以後、利用可能になったオプションは自動で追加されます。

プラグイン体験の向上

プラグインの依存関係をより簡単に管理できるようになりました。プラグインの作者は新しい Requires Plugins ヘッダーに必要なプラグインのスラッグをカンマ区切りでリストし、ユーザーに対してインストールと有効化が必要なプラグインのリンクを提示できます。

さらなら高速化 – パフォーマンスの更新

このリリースには110以上のパフォーマンスアップデートが含まれ、投稿エディターとサイトエディター全体のスピードと効率が飛躍的に向上しました。読み込みは WordPress 6.4より2倍以上速く、入力処理速度は5倍速くなりました。

 このリリースでは Performant Translations により、翻訳サイトのロード時間が最大25%改善されました。その他のパフォーマンスのハイライトとして、AVIF イメージのサポートと、コールバックによるブロックバリエーションの登録の改善があります。

インクルージョンの伝統

このリリースではプラットフォーム全体で65以上のアクセシビリティの改善が含まれ、これまで以上にアクセシビリティが向上しています。たとえばスクリーンリーダーやキーボードで操作するユーザーも管理画面のサブメニューにアクセスできるようになる重要な修正や、管理画面のフォーカス状態における色のコントラスト、要素の位置、カーソルのフォーカスなど、すべての人々の WordPress 体験を向上する修正が追加されています。

WordPress 6.5についてさらに学ぶ

新しい WordPress 6.5のページをチェックしてください。今回のリリースで拡張された数々の機能についての詳細を確認できます。ハイライト機能のいくつかについては短いデモもあります。

Learn WordPress にあるハウツー型のショート動画、オンラインワークショップ、その他の無料リソースを利用して、WordPress の知識とスキルをレベルアップしましょう。

WordPress 6.5フィールドガイドには WordPress での構築を支援し、今回のリリースを最大限に活用する詳細な技術情報や開発者向けノートがあります。開発者ブログの購読もお忘れなく。開発者向け最新情報、機能のチュートリアル、その他、開発者観点で役立つ WordPress コンテンツを入手できます。

インストール、ファイルの変更、修正、その他のアップデートについての詳細は、6.5リリースノートを参照してください。

WordPress 6.5リリースチーム

すべてのリリースには多くの可動パーツがあり、それぞれに勝利と挑戦があります。タスクを軌道に乗せ、円滑に進めるには、熱心なコントリビューターから構成された献身的なチームが必要です。WordPress 6.5の実現は、常にアイデアを支持し、障害を取り除き、問題を解決する、枠を超えたコントリビューターグループによる成果です。

コントリビューターのみなさん、ありがとう

WordPress はパブリッシングの民主化とオープンソースに付属する自由を信じています。この考えを支えているのは、ソフトウェアの強化に協力しているグローバルで多様な人々のコミュニティです。

WordPress 6.5には、少なくとも57カ国、約700人のコントリビューターの数え切れないほどの努力と情熱が反映されています。またその中には、150人以上の初めてのコントリビューターが含まれています !

全員の協力により、2,500件以上の機能強化や修正が行われ、すべての人々に安定したリリースを提供することができました。これは WordPress オープンソースコミュニティの力と可能性の証です。

70以上の地域で、WordPress 6.5の文字列の90%以上がその地域の言語に翻訳されています。コミュニティの翻訳者たちは、より多くの翻訳ができるように努力しています。WordPress を200の言語で利用できるようにした皆様に感謝します。

そして最後になりましたが、サポートフォーラムにおいて世界中の WordPress ユーザーからの質問に答えているボランティアの方々に感謝します。

参加と貢献

WordPressへの参加はコードに限りません。貢献してみたいとお思いであれば、簡単に詳細を調べ、参加することができます。Make WordPress に集まっているチームを参照し、このインタラクティブなツールを使用して自分に合ったチームを選んでください。

もう一句

6.5 is here!
Play, interact, build better,
Stronger and faster.

6.5がやってきた !
実行も、対話も、構築も、
より良く、より強く、より速く。

この翻訳では以下の方にご協力いただきました。ありがとうございます。
@nukaga

WordPress リリース候補版4

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Release Candidate 4」を訳したものです。
誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5リリース候補版4 (RC4版) の準備が整いました。

このリリース候補版は、WordPress 6.5リリースサイクルに追加された版です。より多くのテストを実施することで、可能な限りすべての機能と改良が最高の状態であることを保証します。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は変更され、2024年4月2日になりました。WordPress 6.5をもっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。6.5の新機能と改善項目に関する詳細な技術ノートをお探しの方は WordPress 6.5フィールドガイドを参照してください。

WordPress 6.5 RC4版の変更内容

このリリースの目玉機能の一つ「フォントライブラリ」に関して多くの有益なフィードバックがありました。その結果、できるだけ多くのサイトでこの期待の新機能の恩恵を受けられるよう、いくつかの追加の改良が必要となりました

このリリースにはまた、エディターに関する6件のバグフィックスと WordPress コアに関する10件以上のチケットが含まれています。RC3版以降に解決された問題に関する技術的な情報については、以下のリンクを参照してください。

テストの方法

このバージョンの WordPress は未だ開発途上の段階にあります。本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。リリース候補版4の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

リリース候補版は最終リリースの水準に限りなく近づいた品質にあると見なすことができますが、WordPress 6.5を最高の状態で世に出すためには引き続きのテストが欠かせません。

WordPress 6.5リリース候補版4のテストには次の4通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードリリース候補版4 (RC4版)の zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-RC4
WordPress Playground6.5 RC4 WordPress Playground instance インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

ここで一句

With some extra time
Test, rinse, repeat, and refresh
WordPress will really shine

追加の時間を利用して
テスト、リンス、リピート、リフレッシュ
輝け WordPress

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。: @dansoschin

WordPress 6.5リリース候補版3

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Release Candidate 3」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5リリース候補版3 (RC3版) の準備が整いました。

このバージョンの WordPress は未だ開発途上の段階にあります。本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。リリース候補版3の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

リリース候補版は最終リリースの水準に限りなく近づいた品質にあると見なすことができますが、WordPress 6.5を最高の状態で世に出すためには引き続きのテストが欠かせません。

WordPress 6.5リリース候補版3のテストには次の4通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードリリース候補版3 (RC3版)の zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-RC3
WordPress Playground6.5 RC3 WordPress Playground instance インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。WordPress 6.5をもっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

6.5の新機能と改善項目に関する詳細な技術ノートをお探しの方は WordPress 6.5フィールドガイドを参照してください。

WordPress 6.5 RC3版の変更内容

これまでテストにご協力いだいた多くのコントリビューターのおかげで、このリリースには、エディターに関する10件以上のバグフィックスと WordPress コアに関する約15件以上のチケットが含まれています。RC2版以降に解決された問題に関する技術的な情報については、以下のリンクを参照してください。

コントリビュートへの道

WordPress は協働し開発に貢献する人々のコミュニティによって実現されたオープンソースソフトウェアです。以下では、技術的な専門知識の有無を問わず、世界で最も人気のあるオープンソースのウェブプラットフォームを支援するさまざまな方法をご紹介します。

テストに参加する

テストは、WordPress のパフォーマンスと安定性の確保に不可欠です。また、誰もが貢献できる有意な方法です。この詳細なガイドでは、WordPress 6.5 のテスト機能について説明します。テストが初めての方は、この一般的なテストガイドに従って、セットアップの詳細を参照してください。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make WordPress Test をフォローする、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加する、などの方法があります。

脆弱性を見つける

リリース候補版の間、未発表のセキュリティ脆弱性の報告に対する報奨金の額が2倍になります。報告は HackerOne のページならびにセキュリティ白書に記載のセキュリティプラクティスとポリシーに沿った責任ある情報公開手順に従って適切に行なってください。

テーマやプラグインを更新する

プラグインやテーマの作者のみなさん、WordPress の機能を拡張し世界中のユーザーにその価値を広める上であなたの作品が果たす役割は重大です。

WordPress 6.5ベータリリースでテーマやプラグインのテストを続けていただきありがとうございます。

引き続き RC3版でテストを実施し、正常な動作が確認できたら、readme ファイルTested up to バージョン指定を 6.5 に上げてください。

互換性の問題を見つけた場合は詳しい情報をサポートフォーラムに投稿してください。

翻訳にご協力ください

英語以外の言語を話せますか ? スペイン語 ? フランス語 ? ポルトガル語 ? ロシア語 ? 日本語 ? ヒンディー語 ? ベンガル語 ? 100 を超す言語への WordPress の翻訳を手伝ってください。

リリースの俳句

Another RC
We are getting really close
Have you tested yet?

もう一つの RC 版
もうまもなく終了
もうテストした ?

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。@dansoschin, @audrasjb

WordPress 6.5リリース候補版2

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Release Candidate 2」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5リリース候補版2 (RC2版) の準備が整いました。

このバージョンの WordPress は未だ開発途上の段階にあります。本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。リリース候補版2の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

リリース候補版は最終リリースの水準に限りなく近づいた品質にあると見なすことができますが、WordPress 6.5を最高の状態で世に出すためには引き続きのテストが欠かせません。

WordPress 6.5リリース候補版2のテストには次の4通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードリリース候補版2 (RC2版)の zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-RC2
WordPress Playground6.5 RC2 WordPress Playground instance インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。もうあと2週間しかありません ! WordPress 6.5をもっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

WordPress 6.5 RC2版の変更内容

これまでテストにご協力いだいた多くのコントリビューターのおかげで、このリリースには、エディターに関する約20件のバグフィックスと WordPress Core に関する30件以上のチケットが含まれています。RC1版以降に解決された問題に関する技術的な情報については、以下のリンクを参照してください。

同期パターンのコンテンツ上書きに関する更新

同期パターンは進化し、改善されています。したがってすべての機能拡張は可能な限り最高の体験を提供し続けなければなりません。このことを念頭に置いた上で WordPress 6.5には、同期パターンのコンテンツ上書き機能を含めないことにしました。結果、この機能が本当に輝くよう、より多くのフィードバックやテストに時間を費やすことができます。この機能は次のメジャーリリースに搭載される予定です !

コントリビュートへの道

WordPress は協働し開発に貢献する人々のコミュニティによって実現されたオープンソースソフトウェアです。以下では、技術的な専門知識の有無を問わず、世界で最も人気のあるオープンソースのウェブプラットフォームを支援するさまざまな方法をご紹介します。

テストに参加する

テストは、WordPress のパフォーマンスと安定性の確保に不可欠です。また、誰もが貢献できる有意な方法です。この詳細なガイドでは、WordPress 6.5 のテスト機能について説明します。テストが初めての方は、この一般的なテストガイドに従って、セットアップの詳細を参照してください。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make WordPress Test をフォローする、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加する、などの方法があります。

脆弱性を見つける

ここから最後のリリース候補版 (3月19日に予定)まで、未発表のセキュリティ脆弱性の報告に対する報奨金の額が2倍になります。報告は HackerOne のページならびにセキュリティ白書に記載のセキュリティプラクティスとポリシーに沿った責任ある情報公開手順に従って適切に行なってください。

テーマやプラグインを更新する

プラグインやテーマの作者のみなさん、WordPress の機能を拡張し世界中のユーザーにその価値を広める上であなたの作品が果たす役割は重大です。

WordPress 6.5ベータリリースでテーマやプラグインのテストを続けていただきありがとうございます。

引き続き RC2版でテストを実施し、正常な動作が確認できたら、readme ファイルTested up to バージョン指定を 6.5 に上げてください。

互換性の問題を見つけた場合は詳しい情報をサポートフォーラムに投稿してください。

翻訳にご協力ください

英語以外の言語を話せますか ? スペイン語 ? フランス語 ? ポルトガル語 ? ロシア語 ? 日本語 ? ヒンディー語 ? ベンガル語 ? 100 を超す言語への WordPress の翻訳を手伝ってください。

リリースの俳句

RC2, a bridge,
From development to launch,
One more step forward.
– submitted by @huzaifaalmesbah

RC2は架け橋、
開発からリリースへ、
もう一歩前へ。
– submitted by @huzaifaalmesbah

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。@dansoschin, @get_dave, and @audrasjb

WordPress 6.5リリース候補版1

最初の WordPress 6.5リリース候補版1 (RC1版) をダウンロードし、テストする準備が整いました。

このバージョンの WordPress は未だ開発途上の段階にあります。本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。リリース候補版の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

リリース候補版の公開はリリースサイクルにおけるひとつの重要な節目です。リリース候補版は最終リリースの水準に限りなく近づいた品質にあると見なすことができますが、WordPress 6.5を最高の状態で世に出すためには引き続きのテストが欠かせません。

WordPress 6.5リリース候補版1のテストには次の四通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードリリース候補版1 (RC1版)の zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-RC1
WordPress Playground6.5 RC1 WordPress Playground instance インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。もっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

WordPress 6.5 RC1版の見どころ紹介

これまでテストにご協力いだいた多くのコントリビューターのおかげで、このリリースには、エディターに関する20以上のバグフィックスと WordPress Core に関する40以上のチケットが含まれています。

WordPress 6.5の注目機能の概要については、ベータ1の告知をご覧ください。ベータ 3 以降に解決された問題に関する技術的な情報については、以下のリンクを参照してください。

このリリースの詳細やテクニカルノートを知りたければ、以下の最近の投稿に最新の更新の一部がカバーされています。

コントリビュートへの道

WordPress は協働し開発に貢献する人々のコミュニティによって実現されたオープンソースソフトウェアです。以下では、技術的な専門知識の有無を問わず、世界で最も人気のあるオープンソースのウェブプラットフォームを支援するさまざまな方法をご紹介します。

テストに参加する

テストは、WordPress のパフォーマンスと安定性の確保に不可欠です。また、誰もが貢献できる有意な方法です。この詳細なガイドでは、WordPress 6.5 のテスト機能について説明します。テストが初めての方は、この一般的なテストガイドに従って、セットアップの詳細を参照してください。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make WordPress Test をフォローする、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加する、などの方法があります。

脆弱性を見つける

この WordPress 6.5 のリリース候補版1 (RC1版) から、最後のリリース候補版 (3月19日に予定)まで、未発表のセキュリティ脆弱性の報告に対する報奨金の額が2倍になります。報告は HackerOne のページならびにセキュリティ白書に記載のセキュリティプラクティスとポリシーに沿った責任ある情報公開手順に従って適切に行なってください。

テーマやプラグインを更新する

プラグインやテーマの作者のみなさん、WordPress の機能を拡張し世界中のユーザーにその価値を広める上であなたの作品が果たす役割は重大です。

WordPress 6.5ベータリリースでテーマやプラグインのテストを続けていただきありがとうございます。

引き続き RC1版でテストを実施し、正常な動作が確認できたなら、readme ファイルTested up to バージョン指定を 6.5 に上げてください。

互換性の問題を見つけた場合は詳しい情報をサポートフォーラムに投稿してください。

翻訳にご協力ください

英語以外の言語を話せますか ? スペイン語 ? フランス語 ? ポルトガル語 ? ロシア語 ? 日本語 ? ヒンディー語 ? ベンガル語 ? 100 を超す言語への WordPress の翻訳を手伝ってくれませんか ? 本バージョン (RC1版) は WordPress 6.5 リリースサイクルにおける翻訳対象語句のハード凍結ポイントでもあります。

リリースの俳句

What’s this? RC1?
Three weeks left until it’s done.
Come and test. It’s fun!

これは何 ? RC1 ?
リリースまで3週間
一緒にテストしよう、楽しいから !

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。 @dansoschin, @courane01, @hellosatya, @huzaifaalmesbah

WordPress 6.5 ベータ 3

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Beta 3」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5 ベータ 3 をテストしていただく準備が整いました。

これは WordPress ソフトウェアのベータ版、つまり開発途上のものです。このバージョンの WordPress を本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。ベータ版の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

WordPress 6.5 ベータ 3 のテストには次の四通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードベータ 3 バージョンの zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-beta3
WordPress Playground6.5 Beta 3 WordPress Playground instance インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。もっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

WordPress 6.5の最新情報をキャッチアップするには、詳細とハイライトについて、ベータ 1 のリリース告知を御覧ください。

本ベータリリースのテスト方法

WordPress 6.5 リリースが最高の形で実現するためには、現段階のベータバージョンのテストに協力いただくことが極めて重要です。アップグレードのプロセスをテストいただくことも、また新しく追加された機能を試していただくことも、同等に重要です。こちらの手引きを参照して WordPress 6.5 の機能テストについて学びましょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make Core におけるテスト関連タスクをフォローし、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加してください。

ベータ / リリース候補の期間中は脆弱性の報奨金が2倍に

2月13日にリリースされたベータ 1 から3月19日に予定されている最終的なリリース候補版 (RC 版)までの間、未発表の新しいセキュリティ脆弱性を報告することに対する金銭的報酬が2倍になります。HackerOneのページセキュリティ白書にあるプロジェクトのセキュリティ慣行とポリシーに詳述されているように、責任ある情報開示の慣行に従ってください。

ベータ3のアップデートとハイライト

WordPress 6.5 ベータ 3 はベータ 2 のリリース以来、エディタに関する45以上の更新が含まれており、WordPressコアに関する35以上のチケットも含まれています。

各ベータのサイクルはバグ修正に焦点を当てており、テストを通じた皆さんの支援によりさらに多くの修正が進められています。以下のリンクから、ベータ 2 以降に対応したすべての問題の技術的な詳細を閲覧することができます。

ベータ3のダブル俳句

Find a Beta bug,
it will help the team a lot,
and improve WordPress!
– submitted by @lada7042

ベータのバグを見つけよう
チームはとても助かり、
WordPressも良くなる !
– submitted by @lada7042

In code, dreams are bold,
WordPress’s story unfolds,
Beta journey’s told.
– submitted by @huzaifaalmesbah

コードの中で、夢は大胆に、
WordPressの物語が紐解かれ、
ベータの旅が語られる
– submitted by @huzaifaalmesbah

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。
@dansoschin@swissspidy@adarshposimyth@davidbaumwald

WordPress 6.5 ベータ 2

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Beta 2」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5 ベータ 2 をテストしていただく準備が整いました。

これは WordPress ソフトウェアのベータ版、つまり開発途上のものです。このバージョンの WordPress を本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。ベータ版の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

WordPress 6.5 ベータ 2 のテストには次の四通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードベータ 2 バージョンの zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-beta2
WordPress Playground6.5 Beta 2 WordPress Playground インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。もっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

WordPress 6.5の最新情報をキャッチアップするには、詳細とハイライトについて、ベータ 1 のリリース告知を御覧ください。

本ベータリリースのテスト方法

WordPress 6.5 リリースが最高の形で実現するためには、現段階のベータバージョンのテストに協力いただくことが極めて重要です。アップグレードのプロセスをテストいただくことも、また新しく追加された機能を試していただくことも、同等に重要です。こちらの手引きを参照して WordPress 6.5 の機能テストについて学びましょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make Core におけるテスト関連タスクをフォローし、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加してください。

ベータ 2 の期間中は脆弱性の報奨金が2倍に

2月13日にリリースされたベータ 1 から3月19日に予定されている最終的なリリース候補版 (RC 版)までの間、未発表の新しいセキュリティ脆弱性を報告することに対する金銭的報酬が2倍になります。HackerOneのページセキュリティ白書にあるプロジェクトのセキュリティ慣行とポリシーに詳述されているように、責任ある情報開示の慣行に従ってください。

ベータ2のアップデートとハイライト

WordPress 6.5 ベータ 2 はベータ 1 のリリース以来、エディタに関する50以上の更新が含まれており、WordPressコアに関する40以上のチケットも含まれています。

各ベータのサイクルはバグ修正に焦点を当てており、テストを通じた皆さんの支援によりさらに多くの修正が進められています。以下のリンクから、ベータ 1 以降に対応したすべての問題の技術的な詳細を閲覧することができます。

ベータ2の俳句

Help out with testing
Contribute! Make an impact
Let’s find all those bugs

テストに協力を
コントリビュートしよう ! インパクトを与えよう
あらゆるバグを見つけよう

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。
 @dansoschin, @huzaifaalmesbah, @rajinsharwar, @swissspidy, @courane01

翻訳では以下の方にご協力いただきました。ありがとうございます。
@mimitips, @torikumo

WordPress 6.5 ベータ 1

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.5 Beta 1」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.5 ベータ 1 をテストしていただく準備が整いました。

これは WordPress ソフトウェアのベータ版、つまり開発途上のものです。このバージョンの WordPress を本稼働中のウェブサイトにインストールして使用することは避けてください。ベータ版の評価はテスト用のサーバーを用意してその上で行いましょう。

WordPress 6.5 ベータ 1 のテストには次の四通りの方法があります:

プラグインWordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する。設定では「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームをそれぞれ選択。
直接ダウンロードベータ 1 バージョンの zip ファイルをダウンロードして WordPress ウェブサイトにインストールする。
コマンドライン次の WP-CLI コマンドを実行する。
wp core update --version=6.5-beta1
WordPress Playground6.5 Beta 1 WordPress Playground インスタンスを使用する。ブラウザで直接ソフトウェアをテストできます。個別のサイトやセットアップは必要ありません。

WordPress 6.5の最終リリース目標日は2024年3月26日に設定されています。最高の状態でのリリースを確かなものにするためには皆さんのテスト参加による協力が重要になります。

もっと詳しく知りたい方は、6.5 リリースサイクルの概略、Make WordPress Core ブログ6.5 関連記事 を参照してください。

テストにご協力を

テストを行うことはソフトウェア開発における重要課題の一つです。テストに参加することで経験を問わず誰もがプロジェクトに貢献できます

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

WordPress リリースのテスト全般について知りたいですか ? Make Core におけるテスト関連タスクをフォローし、Making WordPress Slack#core-test チャンネルに参加してください。

WordPress 6.5には、これまで Gutenberg プラグインでのみ利用可能だった多くの新機能が含まれています。Gutenberg 関連については一連の What’s new in Gutenberg 投稿 (16.8, 16.9, 17.0, 17.1, 17.2, 17.3, 17.4, 17.5, 17.6, 17.7 (2/14 リリース予定)) に目を通すことで WordPress 6.4 以降にあった更新について把握できるでしょう。

WordPress 6.5 ベータ 1にはエディターに関する約681個の拡張と488個のバグ修正が含まれています。この中には約229個の WordPress 6.5コアチケットが含まれます。

ベータ1期間中は脆弱性報告報奨金が2倍に

WordPress コミュニティは未発表のセキュリティ脆弱性の報告に対する報奨金をスポンサーしています。2月13日のベータ1から3月19日に予定されている最終のリリース候補 (RC) までの期間、この報奨金は2倍になります。報告は HackerOne のページならびにセキュリティ白書に記載のセキュリティプラクティスとポリシーに沿った責任ある情報公開手順に従って適切に行なってください。

WordPress 6.5 の新機能

今年最初のメジャーリリースとなる WordPress 6.5においては、サイト構築体験を制御する開発者向けの方法が、さらに洗練され、チューニングされます。フォントやスタイルを管理する方法が増え、同期パターンも大幅にアップグレード。サイトエディターコレクションやパフォーマンスのアップデートにより作業は効率化され、クラシックテーマにはデザインツールを活用する新しい方法が追加されます。

WordPress 6.5にはまったく新しい基盤的な API も導入されます。ブロックを使用した、忘れられない体験を生み出す変革が始まります。この初期段階のフレームワークをあなた自身が本リリースで探索し、進化の方向を見出すことで、将来の改善や機能の向上に寄与できます。

ワクワクしてきませんか ? 以下にハイライトをご紹介します。 

こんにちは、フォントライブラリ

当初 WordPress 6.4でリリース予定だったフォントライブラリは、待っただけの価値がある素晴らしい機能の一つです。サイトデザインの重要な要素であるタイポグラフィを効率的に管理できます。コーディングや追加の作業は必要ありません。

フォントライブラリでは、有効化されているテーマに関係なくサイト全体でフォントを処理できます。ちょうどメディアライブラリでアセットを管理するのに似ています。ローカルフォントや Google Fonts をインストールできます。拡張も簡単で、独自のカスタムタイポグラフィコレクションを追加できます。

アップグレードされた同期パターン

同期パターンはデザインプロセスを効率化しました。特定のレイアウトをグローバルに、最小限の労力で変更できます。しかしコンテンツに関しては、コンテキストに応じた変更が必要になることがあります。

WordPress 6.5では同期パターンに新しい拡張が追加され、特定のインスタンスごとにコンテンツを上書きできるようになりました。すでに作成したデザインやレイアウトはそのままに、同期パターン内で更新できる箇所を指定できます。レシピ、お客様の声、ケーススタディなどのテンプレートとして使うことで、繰り返し使用する要素を個々のコンテンツのフレームとして利用できます。 

今回のメジャーリリースでは、段落、画像、見出し、ボタンブロックの上書きがサポートされます。今後、同期パターンの拡張が進めば、さらに多くのブロックがサポートされる予定です。

ブロックとカスタムフィールドやその他の動的データとの接続

WordPress 6.5ではついに、コアブロックの属性とカスタムフィールドを接続できます。この機能により、カスタムブロックを作成せずに、カスタムフィールドの値を使用できます。例えば、デジタル出版物ではカスタムフィールドを段落ブロックと画像ブロックとで使用し、各スタッフライターのプロフィールから情報を取得し、顔写真や名前などの情報をチームのページに動的に表示できます。

この機能は Block Bindings API によって実現されます。Block Bindings API はカスタムフィールドだけでなく、あらゆる動的データとブロックを接続できる拡張性をもって設計されています。データが別の場所に保存されていても、新しいソースとブロックを簡単に、わずか数行のコードで関連付けできます。

これはカスタムフィールドやその他の動的データの管理方法を簡素化する、より大きなプロジェクトの第一歩です。

コアに組み込まれた Interactivity API

WordPress 6.4ではわずかに画像のライトボックス機能として始まった Interactivity API が正式にコアに組み込まれました。Interactivity API は新しいフレームワークです。ブロックにインタラクティブなフロントエンド体験「インタラクション」をもたらす標準の方法を開発者に提供します。最適なパフォーマンスを維持しながら、外部ツールへの依存を減らし、プロセスの簡素化を目的とします。

インタラクションは魅力的なユーザー体験を生み出します。ページをリロードすることなく新しいコメントを表示し、検索結果を取得します。訪問者はリアルタイムでコンテンツとやり取りでき、カウントダウンや画面遷移アニメーションのようなエフェクトを組み込めば、驚きと喜びにつなげられます。このフレームワークで何ができるかについてのデモをご覧ください。

WordPress 6.5は、この開発者体験をコアにもたらす始まりに過ぎません。この開発をフォローし、支援し、より多くの機能をテストする方法をご覧ください。

リビジョンからもっと情報を

リビジョンは進歩の道しるべです。クリエイティブなプロジェクトにおいて、リビジョンは新しいデザインやコンセプトで作業する際の、いざという時のためのありがたい存在になります。このリリースではサイトエディター内のスタイルのリビジョン履歴が、より詳細化されました。

WordPress 6.5のスタイルリビジョンは過去の作業におけるデザインの更新を、タイムスタンプや変更点の概要を示すクイックサマリーとともにより詳細に表示します。直前の100回のリビジョンではなく、全リビジョンリストを表示する機能もあります。スタイルブックからリビジョンを表示すれば、作業中のテンプレートの変更を破棄せずに、過去の変更を確認できます。スタイルリビジョンは、テンプレートやテンプレートパーツでも新たに利用でき、サイトの変更点をより幅広く確認できます。

WordPress 体験全体でリビジョンを拡張、改善するさらなる作業が期待されています。これは、Gutenberg プロジェクトのフェーズ3で重視される、共同編集とワークフローの基礎となる部分です。

クラシックテーマでの外観ツールの選択

ブロックテーマのデザイン体験は進化し、改善されましたが、このアップグレードの多くをクラシックテーマでも利用できます。テーマの作者は任意のクラシックテーマに外観ツールのサポートを追加できます。theme.json は必要ありません。クラシックテーマを使用しているデザイナーやサイト制作者も、スペースやボーダーのコントロールからタイポグラフィや色のオプションまで、多様なデザインオプションにアクセスできます。

テーマの切り替えは大変な作業に感じられます。ブロックテーマの柔軟性に飛び込む準備のできていないユーザーにとって、こうした適用方法は緊張を和らげてくれるはずです。いったんクラシックテーマが外観ツールをサポートすると、利用可能になったデザインオプションは自動的に追加されます。

まだまだあるデザインツール

WordPress の各リリースは、サイトエディターでの制作に新しい工夫と注意を注ぎ込んできました。デザイン体験に対する最新の改善では、クリエイティブなビジョンの実現を支援します。 

ワークフローを効率化する改善されたサイトエディター

重要なインターフェースの改善からアップグレードされたツールに至るまで、サイトエディター機能の最新の進歩によりサイト構築プロセスが簡単、かつシンプルになりました。

グループブロックだけでなく、リストビュー内のすべてのブロックの名前を変更できるようになりました。個別にパターンの名前を変更複製して、パターンを整理しやすくできます。その他に追加された、注目すべき UI の改善点としては、リストビューから右クリックでブロック設定に素早くアクセスできる機能、エディターの設定パネル内に統合、整理された設定機能、執筆集中モード時にホバーでブロックツールバーを使用できる機能があります。

またすでにお気づきのようにリンクコントロールの改善により、クリーンで統一されたリンク構築体験が実現しました。さまざまなブロックでリンクの作成と管理が容易になります。

このリリースにはドラッグアンドドロップに関する多くの機能強化が含まれ、編集体験はより直感的になりました。視覚的な調整が行われ、リストビューで並べ替えのため項目をドラッグすると他の項目が動きに合わせて移動します。また、エディター内の先頭から末尾まで、好きな場所にドラッグアンドドロップできます。

サイトエディター内の新しいデータビュー

サイトのすべての部品には、情報とデータのライブラリが付属します。情報の整理や、必要な情報の発見、情報をもとにした変更は、サイトの編集と同じくらい簡単であるべきです。

WordPress 6.5には、ページ、テンプレート、パターン、テンプレートパーツのデータビューがあります。データをテーブルビューまたはグリッドビューで参照でき、フィールドの切り替えや一括変更のための新しい UI があります。この新鮮で、機能に満ちた経験は、WordPress のロードマップにある今後の管理画面のデザイン刷新プロジェクトにつながります。

プラグインの依存関係によるプラグイン体験の向上

WordPress 6.5では、他のプラグインを必要とするプラグインの管理方法が改善されました。プラグインの作者は新しい Requires プラグインヘッダーに、WordPress.org プラグインリポジトリ内の必須プラグインを、カンマで区切ったスラッグのリストで指定できます。

必須プラグインは、それを必要とするプラグインが有効でインストールされている限り、有効でインストールされていなければなりません。必須プラグインが無効化、またはアンインストールされると、それを必要とするプラグインは自動的に無効化されます。

編集エクスペリエンス全体での大幅なパフォーマンス向上

WordPress 6.5には110個以上のパフォーマンス関連の更新があり、中でも、投稿エディターとサイトエディターの両方で、スピードと効率が大幅に向上しました。読み込みは WordPress 6.4より2倍以上速く、入力処理速度は以前のリリースより4倍近く速くなりました。サイトエディターでの操作は6倍も速くなりました。

Performant Translationsがコアにマージされたことにより、翻訳版サイトのロード時間が短縮されました。複数のロケールを同時に読み込むことで、翻訳サイト全体のロード時間が大幅に改善され、ロケール間の切り替えはより速く、そしてより楽しい体験になります。

アクセシビリティの見どころ

誰もが WordPress を使用できるよう保障することは、WordPress が成功し、「パブリッシングの民主化」という使命を果たすために非常に重要です。これを念頭に置いて、WordPress 6.5 ではプラットフォーム全体のアクセシビリティ向上のために65件以上のアップデートが同梱される予定です。これには、コントラスト設定、カーソルのフォーカス、サブメニュー、要素の位置などの修正が含まれます。特定のチケットと改善点の詳細については、WordPress Trac および GitHub 上の Gutenberg リポジトリをご覧ください。

注意: この記事でハイライドされている機能は、最終リリースまでに変更される可能性があります。

おまけ: ベータ1の俳句

Freedom to publish
Blocks, fonts, patterns all around
Design as you wish

パブリッシングの自由
あらゆる場所でのブロック、フォント、パターン
思いのままにデザイン

この投稿にご協力いただいた以下のコントリビューターに感謝します。 @dansoschin@rajinsharwar, @webcommsat@courane01@hellosatya@bph@greenshady@richtabor@priethor@annezazu@joedolson@santosguillamot@cwhitmore@costdev@ehtis@huzaifaalmesbah@audrasjb@get_dave.

翻訳では以下の方にご協力いただきました。ありがとうございます。
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