わぷーのステッカー配布&キャンペーン

WordPress 日本公式キャラクター「わぷー」について利用方法にお問い合わせ、Twitter などでのコメント、ブログでの紹介、プラグインの作成など反響をいただきありがとうございます。

WordCamp Kobe 2011 イベントが来週末に近づいていますが、わぷーのステッカーも配布していますので、参加される方はお楽しみに。

WordCamp Kobe 2011 バナー

また、ステッカーについてメールを頂くことがありますが、WordBench などの勉強会でも今後配布できるようにしていく予定ですので、WordPress イベントカレンダーをご覧の上イベント運営者の方へ確認してみてください。

WordPress の勉強会イベントなどを行う際に、わぷーまたは WordPress ロゴステッカーをまとめて送付してほしいという運営者の方はお問い合わせください。できるかぎり対応させて頂きます。

残念ながらグッズを希望するユーザーのすべての皆様へ当サイトの運営チームより直接の郵送は行っていません。WordPress ユーザーでもあるアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)のスタッフの方のご協力で、Fans:Fans というサービスに関連したステッカープレゼントキャンペーンが9月8日まで行われています。勉強会が近くで行われていない、都合により参加できないという方は、チェックしてみてください。
»「わぷー」ステッカープレゼントキャンペーン

ちなみに、「わぷー」の名称が決定する前に「ワッピー」と一度発表した後変更になった経緯を簡単にご説明しますと、同名のキャラクターがすでに存在していおり、商標の問題があるということがのちに分かったということになります。調査不足にて大変混乱を招いてしまい、申し訳ありません。今後とも日本公式キャラクター「わぷー」をぜひかわいがってあげてくださいね。

State of the Word 〜WordPress のいま〜

以下は、Matt Mullenweg が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「State of the Word」を訳したものです。


この一年は WordPress にとって、非常に刺激的な年でした。僕らは世界のトップ100万サイトのうち 14.7% を占めるまでに成長し(これは前年の、8.5%から比べても伸びを示しています)、最新のデータによると、米国で新規登録された使用中の100ドメインのうち、22ドメインで WordPress が利用されているそうです。

さらに先日、初めてユーザー・開発者へのアンケートを行いました。これに対しては、世界から1万8千件の回答がありました。

WordPress アンケート回答者の所在地

この回答より、すでにいくつか興味深い情報を発見しました。例えば、回答者のうち6,800人が自営業(フリーランス含む)で、個人的に合計17万サイトを運営しており、開発に対する平均時給は50ドルとのことです。世界的に経済的に厳しい状況の中、オープンソースがこれほどの仕事を生み出しているというのは心強いことです(もし各サイトにかけた時間が3時間だったとしても、平均時給で合計すると回答者だけでも合計2億ドル分の仕事ということになります)。

このデータなどについて、先日行われた WordCamp サンフランシスコ「State of the Word」スピーチでお話しさせていただきました。これは、WordPress.tv でご覧いただけます。

このアンケート結果にはもっと面白い内容がきっと含まれているはずですので、未加工データをオープンソースとしてリリースします。ブログやオープンソースの研究をしていて、匿名のアンケートデータをじっくり眺めてみたいという方はこちらからダウンロードしてください(9MB の CSV ファイルですのでご注意ください!)。

今、これまでにないほど、WordPress のコミュニティの一員であることはすばらしいと言える時だと思います。WordPress コミュニティをこんなにすてきな場所にしてくれた人たちみなさんに「ありがとう!」と言いたい気持ちでいっぱいです。

さあ、これからまたがんばらないと。まだ Web 全体の 85.3% が僕らのヘルプを必要としていますから :)

WordPress 日本公式キャラクター名が決定しました

【2011年8月12日更新】投票の結果、ワッピーという名称に票が集まりましたが、Wappy というレンタルサーバー会社(http://www.wappy.ne.jp/)があることを指摘され、投票で2位であった「わぷー」を採用することにしました。
調査不足のため、決定後に変更という混乱を招いてしまい本当に申し訳ありません。

経緯につきまして詳しくは後ほど情報を共有させて頂きます。

追記: 2011/08/22

アルファベット表記は「Wapuu」です。

追記: 2012/12/15

SVGファイルをGitHubで公開しました。
https://github.com/jawordpressorg/wapuu


「わぷー」キャラクター画像大変長らくお待たせしました。WordPress の日本キャラクター名が決定しましたのでお知らせします。

66件の名前案に対して530票の投票があり、最終的に「ワッピー(Wappy)わぷー」という名前が選ばれました。

ワッピーわぷーのライセンスは WordPress ソフトウェアと同じく GPL バージョン 2 またはそれ以降の互換ライセンスとなり、プラグインやテーマ内での使用も可能です。ただし、著作権はキャラクター作成者のカネウチカズコさんが保有します。

右上の画像は、378 × 382 px サイズの画像にリンクしています。
後ほどキャラクターのページを用意し、利用についての規定などを掲載しますが、SVG ファイルやステッカーについてのお問い合わせがありましたら当サイトのフォームからご連絡ください。

Matt も気に入ってくれたようです! Polldaddy のステッカーの上にキャラクターステッカーが見えるでしょうか?

キャラクター名の提案、投票どうもありがとうございました。これからも WordPress と「わぷー」をどうぞよろしくお願いします!

WordPress 日本語キャラクター名投票を開始

WordPress 日本語キャラクター名募集に対し、たくさんのご応募ありがとうございました。最終的に67個の名前案が集まり、命名理由などのコメントで WordPress と新キャラクターへの想いが伝わってきました。

これから投票を開始しますが、名前案を挙げてくれた方の説明を読みたい方はフォーラムをご覧ください。ちなみに、投票フォーム上の候補名の並び方はランダムになっています。

投票は、以下のリンクをクリックして開いたフォームから、一人一回までの範囲で投票してください。受付は1週間を予定しており、8月8日深夜に終了します。
» WordPress 日本語キャラクター名投票

名前案に対して追加の説明や応援メッセージがある方は、Twitter の「#WordPressキャラクター」ハッシュタグでつぶやいてみてください。名前に対する思いをブログに書いてもらうのも大歓迎です(その際は、この記事へリンクしてピンバックを送ってもらえるとうれしいです)。

それでは、投票お待ちしています!

Ephemera 「短冊」ウィジェット

WordPress の新バージョン 3.2 の標準テーマ Twenty Eleven には、新しいウィジェット「短冊」が加えられています。このウィジェットの名称は、元の英語版では Ephemera 。これを日本語版ではなぜ「短冊」とすることになったのか、というお話です。

本題に入る前に、予備知識として投稿フォーマットについて見ておきましょう。投稿フォーマットとは、投稿記事の種類によって記事の見せ方に変化をつけるために、WordPress 3.1 から導入されました。複数の文章・段落から成る「ちゃんとした」記事を標準とすれば、ちょっとした短い記事はアサイド、リンクが主でそれにちょっとコメントする程度の場合はリンク、同様に引用が主の場合は引用、一枚の画像を対象とした画像、Twitter のひとつの tweet のような近況報告はステータス……ほかにもいくつかありますが、詳しくは Codex の各投稿フォーマットについての説明をご覧ください。投稿記事ごとにこの投稿フォーマットを指定しておけば、それぞれに応じた見せ方をテーマのほうで用意して、ブログ全体にメリハリをつけることができます。

さて、この「短冊」ウィジェットをたとえばサイドバーに配置すると何が表示されるのでしょうか。そこには、アサイド・ステータス・引用・リンクの各投稿フォーマットを指定されている記事のリストが現れます。

ではいよいよ、このような機能のウィジェットがなぜ英語では Ephemera 、そして日本語では「短冊」という名称なのか、という本題に入っていきます。

Ephemera は辞書を引くと、昆虫のカゲロウ(蜉蝣)、転じて短命なもの、という意味です。WordPress 日本語版作成チームは、3.2 のベータ版の頃、とりあえずこれを「カゲロウ」とそのまま訳していました。3.2 リリースが間近になって、ひとりが

Ephemera の訳「カゲロウ」はさすがに違和感がありますので良い日本語訳はないでしょうか ?

と疑問を投げかけました。カゲロウといえば「はかなきもの」の象徴だが英語でもそうなのだろうか、短命の美をポジティブにとらえた表現なのだろうか、でもなぜ上述の投稿フォーマットを指してそのカゲロウなのか……と議論しつつ、日本語では直截に「ひとこと」「短信」、それに「うたかた」などの案が出てきました。

そのうちに、ひとりが

Wikipediaによると
エフェメラ (ephemera) は一時的な筆記物および印刷物で、長期的に使われたり保存されることを意図していないものを指す。しばしば収集の対象となる。」

という情報をもたらしました。するとカタカナで「エフェメラ」にしておくのも選択肢のひとつ、ということになります。

後になって「エフェメラ」は、実は図書館情報学で用いられる学術用語であることがわかってきました。ここまでわかってからようやく google で「エフェメラ」を検索してみると、印刷業界では「端物印刷物」を愛着を込めて「エフェメラ」と呼ぶことがある、などということがわかりました。なるほど、それで上述の機能を持つウィジェットが英語で Ephemera という名称なんですね。

「一枚紙にまとめて」と言うときの一枚紙、あるいは一枚物、というのが近いとのことですが、今回は Webに表示される用語ですから一枚も何もないわけで、違和感があります。確かに日本でも「エフェメラ」で通用する分野があることはわかりましたが、一般的とは言えません。

日本語版作成チームで話すうちに、さらに「一筆もの」「一筆箋」などの案が出ましたが、どうもいまひとつです。そうするうちに7月7日になり、七夕ムードの中でひとりが Twitter で

Ephemera の訳語はもう「短冊」でいい気がしてきた

とつぶやきました。これに別のひとりが反応しました。

短冊は、短歌・俳句はもちろん、名言や座右の銘、それに日本画のものもよくあります。職場に目標や安全標語を書いて貼っているやつも短冊といいます。もちろん七夕に笹に飾るのも短冊です。その小ささといい、アサイド・リンク・引用・ステータスという投稿フォーマットを載せるのにはぴったりです。

この案にほかのメンバーの多くも賛意を示し、日本語では「短冊」ウィジェットと称することにしたのです。

「短冊」という語を目にして「何だこれ ?」と思われることもあるでしょう (おそらく英語圏での Ephemera も同じような反応ではないかと想像します)。今回の翻訳作業を通じて「エフェメラ」という語とその意味についての知識を得ることができ、せっかくなのでそれを広めたい (皆さんもうご存じのことでしたか ?)、そして WordPress 日本語版作成チームの活動の一端を紹介したいという気持ちで、ここに書いてみました。

WordPress 日本公式キャラクター名募集を開始します

当ブログでイラストのみ以前に公開していました、WordPress 日本公式キャラクター名の募集を開始します。

WordPress 日本公式キャラクター

募集方法は以下のとおりです。

  1. WordPress 日本語フォーラムの該当スレッドで、キャラクター名の案を投稿してください(7月8日まで)。
  2. 案が集まったところで、このブログでリストを公開し投票告知を行います。

キャラクターは、犬や猫など特定の動物ではなく、架空の生き物という設定になっています。世界で愛されているブログ/CMS ツールにふさわしく、末永くかわいがってもらえるような名前のアイディアをお待ちしています!

WordPress 日本公式キャラクターが登場

今日 WordCamp Fukuoka 2011 のイベントにて発表された WordPress 日本公式キャラクターを Ustream やブログ、Twitter などですでにご覧になった方もいるかもしれませんが、改めてご紹介します。

WordPress 日本公式キャラクター

デザインしていただいたのは、オープンソース IDE の NetBeans キャラクター「ねこび〜ん」などの作品を手がけてこられたカネウチカズコさん。カネウチさんのデザインの完成度とかわいさはもちろん、オープンソースプロジェクトやライセンスなどへの理解があり、今後もキャラクターの成長を見守ってくださるデザイナーさんということで、お願いさせていただきました。

WordPress 創始者のマットの「もしテーマやプラグインにキャラクターを含めたりする場合にも問題がないよう GPL ライセンスを選択してほしい」という依頼により、キャラクターは WordPress と同じ GPL ライセンスになります。著作権は、カネウチカズコさんに帰するものとします。

まだこのキャラクターには名前がないため、皆さんからの名前の募集をもうすぐ開始します。こちらのブログで詳細を発表しますので、ご応募お待ちしています。

「日本公式」ということになりますが、ぜひ世界でも有名になるよう応援してくださいね。

貢献者のご紹介とビデオミーティングのお知らせ

以下は、Jane Wells が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Coming Up: Meet the Makers」を訳したものです。


WordPress の意思決定はどのようになされるのか、その決定にはだれが加わっているのか、そしてこのオープンソースプロジェクトは大まかにどのように組織化されているのか、そういったことをよく質問されます。WordPress はある種の実力社会です。これはつまり、誰でも参加できて、貢献の質と献身する興味/時間のレベルの組み合わせが、意思決定にどの程度の影響を及ぼすのかを決める、ということです。この要素は多岐にわたるため、WordPress のコアアプリケーションへの貢献者にはフルタイムの主要開発者から、ときどきパッチを提供する貢献者まで様々なレベルがあります。

USB の考案者のひとりであるアジャイ・バットさんをマニアの国のロックスターとして扱った2009年のインテルのコマーシャルは私の大のお気に入りです (実際に出演したのが本物のアジャイ・バットさんではなくて俳優だったのはがっかりでしたけど。インテルさん、せっかくのメッセージが台無しですよ)1。WordPress の国ではマット・マレンウェグが誰なのかはたいていの方がご存知かと思いますが、他の開発者や貢献者の方々の多くはほとんど目立ちません。そこで、何名かのより献身的な貢献者の方々のプロフィールをここに投稿していきます。

なぜいまなのか?私たちは2011年の1月に第2回目の WordPress  年次主要開発者会議を開く予定で、その期間のどこかでビデオによるタウンホールミーティングを開催したいと考えています。いまからそれまでの間は、この会議に参加する主要開発者のプロフィールを投稿します。そのあと手を広げて、開発者、デザイナー、フォーラムモデレーターなどの方々を含めた他の貢献者のみなさんについて投稿していきます。

ビデオでのタウンホールミーティングをいつ開催するかについては、1月にここでお知らせします。それまでの間、私たちがそのミーティングで答えられるように What Should 2011 Hold for WordPress (2011年に WordPress がすること) のフォーラムスレッドに質問を投稿してください。

みんなをどのようにうまくまとめるか、そして意思決定がどのようになされるかについて少しでも知りたい場合は、私が10月に WordCamp ポートランドでおこなったプレゼンテーション、「WordPress はどのように意思決定されるのか」を御覧ください。

1 – そしてコナン・オブライエンさんによる本物のアジャイ・バットさんへのインタビューがトゥナイトショーのウェブサイトで見れなくなって、みんなのウェブサイトに埋め込んだビデオがブランクになっているはほんとにまずいですね。コピーをこちらに見つけました。そしてもし洞窟に住んでいて見逃していたなら、こちらが オリジナルのインテルのコマーシャルです。

ドキュメンテーション参加へのお誘いと Codex 会議室ブログ

WordPressの公式日本語ドキュメンテーションサイトである Codex は、WordPress プロジェクト同様ボランティア貢献者の手によって運営・更新が行われています。アカウントは誰でも取得でき、Wiki 形式でいつでも更新ができます。

このたび、編集ボランティアの話し合いの場として試用していたWordPress Codex 日本語版 会議室ブログを正式公開しましたのでお知らせします。

「WordPress Codex 日本語版 会議室」ブログ

コア開発者が話し合いをする WordPress Development Updates や、インターフェースチームのブログ Make WordPress UI Blog などの日本語ドキュメンテーション版と思ってもらえるとわかりやすいかと思います。ドキュメンテーションに積極的に参加したいという方は、メンバーとして登録サイドバーからメール購読もできますので、興味のある方は登録してみてください。

Wiki のアカウントは取ってみたものの、何をしていいのかよく分からない…と言う方もいるかもしれません。そういう場合は、コミュニティ・ポータルページや以下のリストを参考にしてみてください。

また、ドキュメンテーション向けに以下の情報やアイディアもフォーラムにて募集しています。

その他ここには書ききれないくらいたくさん参加の機会やヘルプが必要なエリアがあります。分からないことがあれば、Codex 上はもちろん、フォーラムなどで声を聞かせてください。

テーマ審査実験の拡大

以下は、Joseph Scott が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Expanding the Theme Review Experiment」を訳したものです。本文中のリンク先はすべて英語です。


私が子供の頃、父は (「本物」のタイプライターの) タイピング練習をする時、こういうフレーズを使っていました。

Now is the time for all good men to come to the aid of their country.
(今こそ立派な人々が現れて彼らの国を救う時だ)

なぜかは分かりませんが、このフレーズがずっと頭から離れませんでした。今日、これをちょっと書き直して以下のように使ってみたいと思います。

Now is the time for great theme developers to come to the aid of their community.
(今こそテーマ開発者が現れて彼らのコミュニティを救う時だ)

テーマディレクトリは1年以上の間順調に動いています。その間、審査プロセスや管理ツールを少しずついじってきましたが、思ったほどオープンにはできていませんでした。でも今こそばんそうこうを一気にはがして、行動に移す時です。ディレクトリのテーマを審査するのを手伝ってくれるコミュニティメンバーを募集したいと思います。

現在のところ、新年の抱負を実行するような気分で毎日過ごしています。やらなければいけないけれど、実際にやるにはどうすればいいのかまだ完全にはわかっていないといったところです。でも、このプロセスを形作っていくのもコミュニティの参加に委ねたいと思っています。

ディレクトリ向けのテーマの審査をするには何が必要か説明しましょう。まず、言うまでもなく PHP と WordPress テーマのコード (そしてテーマ開発チェックリスト) をよく理解し、セキュリティのことも考えられる必要があります。また、最新バージョンの WordPress インストールを、提出されたテーマのテストのために用意してもらいます。

才能あるテーマ開発者がこれを読んでいて、お手伝いしましょう ! と言ってくれるのを期待しています。スタートするには、新しいテーマ審査メーリングリストに参加してください。コミュニティを救うためのこの新しいチャンスをよく分かってもらえるよう、お手伝いします。