Summer of WordPress 2010: 第二幕

以下は、2010年3月29日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Summer of WordPress 2010: Act II」を一部省略して訳したものです。

訳注: Google Summer of Code (Wikipedia 日本語版) は Google が2005年から毎夏行っている学生向けのプログラミングイベントです。


大学の教室にて (以下は架空のストーリーです):

教授: ということで、クラスの20人のうち半分が A 判定を満たす WordPress Summer of Code の提案を書いてくれた。プログラムに申し込むのは何人くらいいるのかな ?

ジャック (生徒): おれはやるよ。申し込み始まったよね。

ソフィー (生徒): わたしも。あと、あんたって言葉遣いめちゃくちゃよね。

ジャック: 黙れよ。

クリス (生徒): 僕は申し込まないね。

ジャック (クリスへ向かって): 臆病者だから ?

ソフィー: むかつくわね ! 夏のバイトがもう決まってるとかそういうことかもしれないじゃない、考えた事ないの ?

教授: まあまあ。

クリス: 実は父さんとオーストラリアにバックパッキング旅行に行くんだ。旅行中半分くらいの間はインターネットがつながらないから WordPress の人たちにメールしたんだけど、期間中ずっとオンラインになれるよう来年申し込んだほうがいいと思うよって言われたから。

教授: そうだね。それがいいだろう。申し込みはもう開始されてて、4月9日 (UTC) が締め切りだ。じゃあ、申し込む人達の話を聞いてみようか。

ソフィー: wp-hackers メーリングリストに参加して、コア貢献者にアイディアのフィードバックを尋ねたわ。それからメンター (指導者) になってくれる見込みがある3人にメールして、個人的にどう思うか聞いてあるから、申し込みするときにはコミュニティとメンターのフィードバックをもとに書き直した提案書を出すつもり。それに、いろんな人に私が自発的に参加しているのを知ってもらえるから、申し込みが受理される可能性も高くなるはずね。

教授: ソフィーの言うとおりだね。コミュニティの参加者やメンターと話をすることで提案を受け入れてもらう可能性は高くなるはずだ。ジャック、君も IRC チャットやメーリングリストに参加してみるといい。今からでも遅くないし、参加者が確定したあとも提案を少し変更するのはよくあることだ。

(二幕目終了)

申し込みは先週すでに開始しています。早めに申込むことで注目を集められることは事実ですが、アイディアやアプローチをコミュニティやメンターから入念にチェックしてもらうのも大事なことです。まだ参加していないなら、wp-hackers メーリングリストに入って提案に対するフィードバックをもらいましょう。

また、受付期間中には何度か IRC チャットを行って、生徒さんたちがメンターと直接話せるようにします。メンター全員がすべてのチャットに参加するわけではないので、特に話したい人がいる場合は事前にメールするようにしてください。1時間のスケジュールで複数の生徒さんたちに対応しなくてはならないので、チャットには時間通り参加するようにお願いします。IRC チャットは irc.freenode.net の #wordpress-gsoc ルームで開催されます。

  • 4月1日(木)午前5時30分/20:30 UTC
  • 4月4日(日)午前6時30分/21:30 UTC
  • 4月8日(木)午前5時30分/21:30 UTC

このチャットルームは申込期間中ずっとオープンしており、メンターやコミュニティ参加者が質問に答えてくれるかもしれません。ただし、決まった時間に予定されているのは上記の3回のみです。

それから、WordPress Summer of Code の宣伝をしてくれるなら、PDF 版のチラシを印刷して大学の掲示板などに貼ってみてください。教授の皆さん、優れた生徒さんたちの申し込みを応援してあげてくださいね !

日本語サイトのショーケース

当サイトのトップページに、新しいセクションができました。日本語の WordPress サイトを紹介する「ショーケース」です。

ショーケース

英語版の WordPress.org には今までもショーケースサイトがありましたが、今回ミニバージョンとしてこちらでも日本語サイト向けの紹介を始めました。登録しているサイトのうち3つが、常にランダムに表示されます。

ここに掲載しているサイトの基準は、以下のとおりです。

  • WordPress を他にない方法や、または創造力に富んだ用途に使っている。
  • 一般的な読者が数多くいる。
  • 有名な人や特定の分野で著名な人によって書かれている。
  • 著名な組織・政府団体・企業などの公式ブログやサイトとして使われている。

これらのいずれか、もしくは複数を満たすサイトを選んでいます。もしショーケースに掲載すべきサイトがありましたら、お問い合わせフォームからご推薦ください。その場合、上記の条件に一致するサイトのみを送ってくださるようよろしくお願いします。

Summer of WordPress 2010: 第一幕

以下は、2010年3月21日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Summer of WordPress 2010: Act I」を訳したものです。

訳注: Google Summer of Code (Wikipedia 日本語版) は Google が2005年から毎夏行っている学生向けのプログラミングイベントです。


大学の教室にて (以下は架空のストーリーです):

教授: 今年、Google Summer of Code (GSoC) に応募する者はいるかね ? もしいれば、授業のあと私のところに来なさい。自主研究として単位を与えられるかどう検討しましょう。

ジャック (生徒): それって選ばれるのがすごく難しいプログラムなんじゃないんですか ? Modern Warfare 2 でレベル70くらいの難易度でしょ ?

ソフィー (生徒): 私なんて70は超えてるわよ。一流並みね。

ジャック: (ソフィーへ向けて) うるさいな、うそばっかり !

ソフィー: ほんとだもん !

教授: ほらほら君たち、関係ないだろ。で、誰か GSoC に挑戦してみる者はいないのか。

アンドレア (教授助手): 今年もいいオープンソースプロジェクトがいくつか参加してますよ。誰かこのクラスから WordPress プロジェクトに参加してくれたらいいんですけど。

ジャック: WordPress いいよね。でも去年、友達のビリーは選ばれなかったんだよねー。

ソフィー: ビリーは自分で思ってるほど頭良くないわよ。

ジャック: じゃあ、自分の方ができるって思ってんの ?

ソフィー: そりゃそうよ ! サルでもビリーとかあんたよりましでしょ。

ジャック: なんだよ、コード書きで対決したら俺が勝つに決まってるだろ。

アンドレア: 教授、なかなかフレンドリーなクラスの競争が発生しているようですが…。

教授: アンドレア、君の言うとおりだね。君たち、よく聞きなさい。4月26日に合格した生徒が発表されるらしいんだが、これは学期終了前だ。クラスのプロジェクトとして取り組んでみないかね ?

ジャック: (いぶかしげに) どういうことですか ?

教授: クラスの課題として、1週間以内に全員でそれぞれ Google Summer of Code の WordPress に関するプロジェクト提案を書く。これは通常の課題と同じように採点しよう。A を取った者は、GoSC プロジェクトに応募するとき、私の名前を照会先として書いて良い。応募の締切は4月9日だから、課題を採点したあとに修正を入れる時間もある。

ソフィー: なにかもらえるんですか ?

アンドレア: GSoC を夏の間に無事完了したら、$5000 もらえるわよ。

ソフィー: (ジャックに対し、にやにやしながら) 市役所の横でホットドッグ売るより高給じゃない。

ジャック: そうだといいけど。よし、挑戦してみる。今年はお前がホットドック売ることになるだろうよ。

教授: それから最初に言いかけたように、GSoC プロジェクトは自主研究の単位として認めるつもりだ。そうだな、おまけとして、WordPress GSoC プログラムに実際に応募して合格したら、年度末の平均点にも追加単位をやろうじゃないか。

ソフィー: (目を光らせて) ほんと ? 私もやるわ !

ジャック: ありえない。俺の方が選ばれるに決まってる。

これから Google Summer of Code の WordPress プロジェクトに応募するジャックとソフィーの冒険を引き続きお楽しみに。


WordPress は 今年 Google Summer of Code に参加している150のオープンソース組織の一つであることを誇りに思います。学生の皆さんは夏の間、WordPress コア開発者の指導を受けながらプロジェクトに取り組みます。そしてプロジェクトを完成させた場合には、Google が$5000を支払ってくれます ! みんなにとってメリットがありますね。昨年のプロジェクトの結果、とてもいいコードがいくらかできました。例えば 3.0 に向けて完成を目指している新しい検索 API や、Elastic テーマジェネレーターなどです。

先生方へ: 私たちや学生さんのために、GSoC を告知して応募を応援してあげてください。WordPress のプラグインを書いたり、コア用パッチを書くクラスの課題を出してコードベースを知るきっかけを作ることを検討してください。夏季自主研究のアドバイザーとしての登録を申し出てあげたり、GSoC の作業に対して単位を与えてあげてください。

学生さん: アイディアページを見て、提案したいプロジェクトについて考え始めてみましょう。このブログに今後ライブチャットセッションの情報を公開します。チャットでは、指導者(メンター)候補の開発者に質問したり提案へのフィードバックをもらえます。

このプログラムは全員が参加できるわけではありませんが、プログラミング関連ではもっともすばらしい機会の一つと言えるでしょう。オープンソースコミュニティの一員として、実践的な経験を積むことができる上に、なかなか悪くない対価の見返りもあります。業界のリーダーと知り合いになれますし、Google からの注目も受けけられます。もちろん、かなり自慢できるというのはいうまでもありません。さあ、もう待つ必要はありません。応募受付は3月29日から4月9日までですので、プロジェクトについて考え始めてください !

WordPress スタイルの Firefox Personas (ペルソナ)

以下は、2010年3月11日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Firefox Personas, WordPress-style」を訳したものです。


可能な限りオープンソースのソフトウェアをおすすめするようにしていますが、Mozilla の Firefox ブラウザーは私たちのお気に入りの一つです。Firefox 3.6 では最近、personas (ペルソナ) 機能に対応し、ユーザーがブラウザーの外観を好みのデザインやブランドのものに変えられるようになりました。各地の WordPress ユーザーは W ロゴをとても気に入ってくれているようなので (WordCamp では T シャツ、iPhone スキンなどいろんなところで目にします)、WordPress Personas が登場したのも自然なことです。

Vintage Press Persona手始めとして、デザイナーの チャッド・ピューが WordPress ブランドの Personas を2つ作成しました。“Vintage Press (ヴィンテージ・プレス)” と “Inkwell (インクウェル)” です。この2つのデザインは、WordPress への愛を表現するのにぴったりです。たとえ、自分にしか見えないとしても…。:)

“Vintage Press” Persona は、旧式の印刷機械(プレス)と活字のシステムのスタイルからインスピレーションを受けています。このデザインは、目に見えない部分の仕組みに感謝している WordPress 開発者やユーザーにぴったりでしょう。

Inkwell Persona“Inkwell” はパピルス文書 (*) や水彩画をかけ合わせたようなデザインで、アーティスト系の人に喜んでもらえるのではないでしょうか。音楽と原稿用紙、そしてこぼれたインクの色がハーモニーを奏で…

ええと、まるで美術評論家のような気分になってきているのでこのへんでやめるとします。Firefox の WordPress personas を見て、好きな方を選んでください。

* 開発ブログで「パピルス文書」という単語を使う機会があるなんて、思ってもみませんでした。夢にも。

あなたのための (そしてみんなのための !) BuddyPress

以下は、2010年2月26日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「BuddyPress for One (and All!)」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


さかのぼること昨年4月、マットはこの開発者ブログで WordPress MU にソーシャルネットワーク機能を追加するプラグイン、BuddyPress 1.0 のリリースについて投稿しました。たくさんの方がそのアイディアに興奮しましたが、たいていの方は複数サイトの WordPress MU ではなく単一サイトの WordPress を使用していたので、BuddyPress を体験できませんでした。そうした方々にグッドニュースです ! 1週間ちょっと前、BuddyPress の創始者でリード開発者でもあるアンディピートリングは、単一サイトの WordPress でも使用できる BuddyPress 1.2 のリリースを発表しました。おめでとう、BuddyPress ! そして息をひそめてこの日を待っていたすべての方へも、おめでとう。

このニュースを聞いてまず最初に思ったのは、「すばらしい ! 使いたくなったらだれでも自分のサイトに BuddyPress を入れることができる」ということです。2番目に思ったのは、「うえーん ! ちょっと試すだけのためにテーマを BuddyPress のデフォルトテーマに変更する必要があるのなら、普通の WordPress ユーザーは BuddyPress を試したがらないかも」ということでした。3番目に思ったのは、「それは良くない。アンディにきいてみよう」ということです。

ということで、いくつかのファイルを追加して、いくつかのファイルを編集すれば、いま使っているテーマのままで BuddyPress が使えるということが分かりました。必要なファイルをダウンロードするためのリンクも、BuddyPress のサイト上にありました。ただしまだ少し不格好だったので、超すばらしい彼、アンディが、みなさんが簡単に始めることのできるプラグインを思い切って作ってくれました。BuddyPress Template Pack は、WordPress の管理画面 (プラグイン > 新規追加) から直接インストールでき、一歩づつテーマの追加変更手順をご説明します。*

さて、これで単一サイトの WordPress で BuddyPress が利用できるようになり、既存のテーマもそのままにしておくことができるようになりました。本当のところ、BuddyPress によってサイトへのソーシャルネットワークの追加は簡単になるのでしょうか ? この週末に試してみるのが楽しみです。みなさんはどうですか ?

* BuddyPress 本体のインストールをお忘れなく ! さもないと Template Pack プラグインは何もできませんので。

メニュー、MU 統合、パッチスプリント!

以下は、2010年2月23日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Menus, the Merge, and a Patch Sprint!」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


3.0 開発サイクルからのレポート

メニュー

WooThemes カスタムナビゲーションを WordPress コアに入れる件についてたくさんブログが書かれていますので、公式に告知するべき時期だと思っています。私たちは、バージョン 3.0 のユーザー向けのメイン機能として、サイトのナビゲーションメニュー管理システムの改善を含めたいと考えました。

現在、メニューの取り扱いはとても面倒です。固定ページ ID を使ったり、テーマによってはカテゴリーを使ったりする必要があります。私たちはメニューシステムに、ウィジェット管理画面のように簡単なドラッグ&ドロップ機能があればいいなと思いました。さらに、固定ページ・カテゴリー・リンクをメニューに含めることができて、並べ替えやサブメニューも利用でき、特定のページやカテゴリーをメニューから除外しやすくできればというように考えました。

私たちがこの機能について話しあっている頃、WooThemes がカスタムナビゲーションシステムの告知をしました。彼らのサイトの紹介動画を見ていたら、このシステムがコアに求めていることをほとんどカバーしていることに気づきました。そこで、WooThemes の制作者にコアへの貢献をしてくれないかと連絡しました。

もう耳にしたかもしれませんが、これはうまくいって、最初のパッチが投稿されました。まだコードの編集が少し必要ですが、これは現在実装中です。Woo のメニューをコアに導入するという決断は、もともと計画していた 3.0 の機能フリーズ期限の直前に起こりました。そこで、この追加を可能にするため期限を2週間先に延ばすことにしたのです。現時点では、3.0 のリリースは5月前半を予定しています。2週間延びたぶんだけの価値はあると思っています。

個人的に、この件がうまくいったことについてとても嬉しく思っています。なぜなら、これは商用テーマやプラグイン作者がコアに貢献することによってお互いにメリットがあるということの証明となるからです。コアへの導入により、さらに多くの人が基本的な機能のコードへの貢献や改善を行うことができるようになりました。WooThemes はその成果を利用し、商用テーマのお客さんのために引き続きイノベーションを行えます。WooThemes にとっては非常に大きな自慢の種になりますし (これで、もっと多くの利用者を獲得できることは間違いないでしょう)、コア開発者は車輪の再生産を行うことなく、よくできたメニューシステムを取り入れられます。そして、世界中の WordPress ユーザーはみんなその恩恵を受けられます。他のプラグインやテーマ開発者もこういった Woo の行動をきっかけに、コア開発を競争の場ではなくコラボレーションの場として見てくれるようになればと願っています。

MU 統合

昨年の WordCamp サンフランシスコで告知された通り、WordPress と WordPress MU のコードベースが統合される予定です。これは 3.0-alpha バージョンですでに実装されており、現在バグ修正や画面の整理を行っています。

現在シングルインストール版の WordPress を使っている場合、バージョン 3.0 へのアップグレードを行っても複数サイトのネットワークを運営するための新しい画面が表示されることはありません。WordPress MU を使っている場合、アップグレード後には一部のインターフェースのラベルが変わったことに気づくかもしれませんが、アップグレードは通常通り、大変ではないはずです。もし新規に WordPress をインストールする場合は、設定時に一つのサイトを作るか複数のサイトができるようにするか選択するだけなので、とてもシンプルです。シングルインストール版を複数サイト対応版に変更したい場合は、そのためのツールを用意します。

ということで、統合について不安だった方はカモミールティーでも飲んでリラックスしてくださいね。ご心配なく、大丈夫です。:)

パッチスプリント!

では、これからは?新しい機能フリーズの期限は、2010年3月1日 (月) です。つまり、この日以降は改善項目や機能を新しく追加することはありません。そして、気持ちを切り替えてバグをつぶし、すでにコアにある機能を修正することだけに集中していきたいと思います。

これが何を意味しているかというと、3.0 マイルストーンの Trac チケットでパッチやパッチのテストが必要なものをできるだけ早くクローズするにはそれまでしか時間がないということです。みなさんの協力をお待ちしています!これから UTC (協定世界時) 3月1日午後5時 (日本時間3月2日午前2時) までに、Trac へ行って手を貸してください。もしわからないことがあったら、irc.freenode.net の #wordpress-dev コア開発チャンネルに入れば、他のフレンドリーなコア貢献者が答えてくれるかもしれません。

モバイルアプリでどこでも WordPress

以下は、2010年2月17日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress On The Go」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


レジの列で待っている時、歯医者さんで呼ばれるのを待っている時、ソイ・チャイが出来上がるのを待っている時など、待ち時間にコメントの管理をするのが好きです。どこに行くにもラップトップパソコンを持ち歩いているわけではない (*) ので、モバイルアプリでこれができるのがとても気に入っています。他のブログプラットフォームで、iPhone、Android、そして Blackberry に対応しているものはないと思います。

iPhone アプリは現在バージョン 2.2 で (注: iPhone アプリと WordPress コアとの開発サイクルは別々なので、バージョン番号は対応していません)、AndroidBlackberry アプリはまだ出たばかりです。これらのアプリでは、ブログ投稿を書いて下書きとして保存したり、公開したり、コメントを管理したり、モバイルデバイスでブログに写真を投稿したり (Blackberry では動画も!**) できます。各アプリの外観は以下でご覧下さい。

Screenshot of WordPress mobile apps

「Nokia はどうなの?」と、気になっている方へ。モバイルプロジェクトを監督しているラーナン・バー・コーエン氏から、最近こんな告知がありました。

楽しみなお知らせがあります。数週間以内にオープンソースの公式 Nokia アプリのベータテストを公開する予定です。参加に興味のある開発者の方は、公開したばかりの Nokia アプリ開発ブログでプロジェクト詳細やソースコード・Trac チケット・アルファ版ビルドへのリンクをチェックしてみてください。Qt のフレームワークを利用しているので、S60 および Maemo プラットフォームにも対応する予定です。

すばらしいですね!

参加方法

これらの WordPress アプリはすべて無料でオープンソースで、WordPress 本体と同じような体制で開発されています。つまり、誰でも参加できるということです!もしモバイル開発の技術をお持ちで、参加してみたいとお思いなら、大歓迎です。以下のリンクをご利用ください。

言語対応: WordPress ユーザーは世界中にいます。ここでご紹介したモバイルアプリは複数の言語でご利用いただけますが、もっと多くの人に使ってもらうためにボランティアの方の協力が必要です。WordPress のモバイルアプリローカリゼーションに興味のある方は、翻訳チームに連絡してください。翻訳方法を返信します。

アプリの入手

それでは、お好きなプラットフォームのアプリをダウンロードしてください。そのうち「レジ待ちの列が遅い!」というような一言を待ち時間の間に簡単に投稿できます。

*ええっと、実は私はラップトップパソコンをどこにでも持って行きますが… でも待ち時間にはバッグにいれたままなんですよね。
** iPhone と Android アプリの動画も近いうちに公開予定です。

WordPress 2.9.2 日本語版リリースのお知らせ

WordPress 2.9.2 の日本語版をリリースしました。

ダウンロード:

アップグレード:

2.9.2 の更新箇所などについては “WordPress | 日本語 » WordPress 2.9.2” を参照してください。また、英語版と日本語版との違いについては “WordPress | 日本語 » WordPress 日本語版について” を参照してください。

2.9.2 英語版へすでにアップグレードを済ませている場合、再度ローカライズ版アップグレードのお知らせが管理画面に表示されますので、必要に応じてアップグレードしてください。

もし日本語版に訳の不具合などがありましたら、WordPress › フォーラム » バグ報告と提案までお知らせください。

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WordPress 日本語版作成チーム

WordPress 2.9.2

以下は、2010年2月15日に Ryan が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「WordPress 2.9.2」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。

日本語版は現在作成中です。
日本語版もリリースしました。


トーマス・マッケンジー氏によって、ログインしている場合、他のユーザーによってゴミ箱に入れられた投稿を見ることができてしまうという問題が指摘されました。ブログに信用出来ないユーザーが登録されており、ゴミ箱内に公にすべきでない投稿がある場合は、2.9.2 へのアップグレードをおすすめします。

いつもと同様、アップグレードを実行するにはツール → アップグレードからどうぞ。

WordCamp Fukuoka 2010 開催のお知らせ

来る2月27日(土)、西南学院大学コミュニティセンター(福岡市早良区)にて WordCamp Fukuoka 2010 が開催されます。今回の WordCamp では P2MonotoneDuotone などのテーマを開発した Noel Jackson 氏 (Automattic) の講演をはじめ、おもにデザインに重点を置いた多彩なセッションが予定されています。

イベント詳細
プログラム

WordCamp Fukuoka 2010 への参加には事前の登録が必要です。定員になり次第締め切られますので、ぜひお早めにご登録ください。

参加登録

WordCamp Fukuoka 2010 ではライトニングトークセッションの参加者を募集しています。5分間の持ち時間の中で WordPress について話をしませんか?

ライトニングトーク参加者募集

追記: 一部のリンク先を archive.org へ変更しています。