メール投稿プラグイン Ktai Entry
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Ktai Entry は、携帯電話・PHS 等から WordPress に投稿できるメール投稿用プラグインです。
- 投稿の反映にはウェブブラウザが不要なので、メール送信ができればキャリアおよび機種を問いません。
- 投稿時にカテゴリー指定が可能です (複数カテゴリーに対応)。
- 投稿時にキーワードタグの付与が可能です。
- 画像を添付したメールに対応しています。画像を回転したり、大きい画像をサムネール化することが可能です。
- 画像は WordPress のファイルアップロード/メディアライブラリに格納されます。
- PHP5 専用です。***** PHP4 では動きません!! *****
環境に応じて、以下のいずれかの投稿スタイルが選べます。
- 外部メールボックスに随時アクセス:
投稿専用メールボックスに定期的にアクセスして新着メールがあれば取り込み、投稿処理を行う (wp-shot と同じ仕組み)。 - メール着信時に投稿スクリプトを起動:
メールサーバー上に投稿専用アドレスを作り、そこにメールが到着したら投稿スクリプトを起動させる (wp-mta と同じ仕組み)。
Ktai Entry は、Otsukare さん作の wp-shot、拙作の wp-mta の両方を機能を含みます。両者のプラグインよりも使い勝手が向上していますので、ぜひとも利用を検討してみてください。ただし、Ktai Style 同様 PHP4 では動きません。あしからずご了承ください。
WordPress 用メール投稿ツールとしては、本フォーラムでも紹介されている、norida さん作の MobG (かつての SOMY Mobile Gate の後継)、nic さん作の wp-mb-mail、ゆあささん作の wpmob, wpmobExpress などがあります。PHP5 環境でない方は、これらのツールを検討されてもよいかと思います。
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Ktai Entry のバージョン 0.7.1 をリリースいたしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- ログ機構を追加しました。
- 次の独自フィルターフックを追加しました:
retrieve_interval, validate_address, image_link, images_to_link
- コマンドライン版 PHP から retrieve.php を起動したときは _wpnonce 引数を不要としました。このため、cron で定期的にメールボックスのアクセスを指示することが可能です。
- プラグインを停止すると、POP3 サーバーの設定を削除するようにしました。Ktai Entry が有効時は wp-mail.php の実行を抑制しますが、Ktai Entry を停止すると実行されてしまうため、安全策として設定を削除します。
- サーバー環境によって、カテゴリー指定コマンド、画像回転コマンドが効かない問題を修正しました。
機能改善は、ログ機構および独自フィルターフックの追加です。これにより、「うまく投稿されない」場合のトラブルシューティングが用意になったり、Ktai Entry の動作を好み通りに変更することができます。
バグ修正とあわせて、より安全・快適に使えるようになったかと思います。ぜひともお試しください。Ktai Entry のバージョン 0.8.0 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- 絵文字投稿に対応しました。au および WILLCOM の絵文字を認識して、Ktai Style の絵文字フォーマットに変換して記録します。
- 「作成者/作者 (author)」以上の権限を持つユーザーが投稿する場合、「下書き (draft)」「レビュー待ち (pending)」の状態を選べるようにしました。また、講読者/協力者 (subscriber) は投稿してもエラー返送または破棄するようにしました (従来は下書きになっていました)。
- 添付画像を含む場合の出力フォーマットを管理パネルで設定できるようにしました。
- WordPress 2.3 以降において、カテゴリー指定コマンドでスラッグを認識するようにしました。
- 言語リソースファイルは lang フォルダー内にまとめました。
- カテゴリー変更コマンド、タグ付与コマンド、画像回転コマンドを本文最下行に書いた場合、除去されずに残ってしまう不具合を修正しました。
- 独自フィルターフック post_status を追加し、images_to_link を media_to_html に名称変更しました。
今回はバグフィックス数件と、絵文字投稿機能を追加しています。Ktai Style の絵文字対応機能と合わせると、携帯電話からの絵文字利用が楽しめるかと思います。ぜひお試しください。
Ktai Entry のバージョン 0.8.1 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- 投稿ステータスの指定に PRIVATE (未公開) を指定できるようにしました。
- 外部メールボックスを読み出すトリガーを、init フックから wp_head フックに変更して、より確実にメッセージ取り込み処理を行えるようにしました。
- Basic 認証、Digest 認証で保護しているウェブログでも、自動的に外部メールボックスを読みに行けるようにしました。
- APOP ではなく POP を利用している場合、メールボックスに新着メールがなくても「サーバーエラー」(Bad Gateway) として処理していた不具合を修正しました。
- 投稿タイトルが文字化けしにくいよう、文字コードの検出を厳密にしました。
- 附属ドキュメントの「LightBox 用に、rel=”lightbox”属性を追加する」のコードがバグっていたのを修正しました。(画像つきメールを送信しても、投稿にはテキストしか反映されない不具合の原因)
今回はバグフィックスと、外部メールボックスを読みに行く仕組みの改善を行なっています。より堅牢性が上がっていますので、ぜひともアップグレードをお願いいたします。
Ktai Entry のバージョン 0.8.2 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- ドキュメントに Gmail および Yahoo! メールでの設定方法を記載しました。
- ドコモ端末から Gmail, au one メール、Yahoo! メールに送信した場合に、iモード絵文字を認識するようにしました。
- ソフトバンク 3G 端末から Yahoo! メールに送信した場合に、ソフトバンク絵文字を認識するようにしました。
今回は絵文字対応の強化です。Gmail, Yahoo! メール等は携帯電話からの絵文字送信に対応してますので、それを認識するようにしました。これにより、ドコモ、ソフトバンク、ディズニー・モバイルでも絵文字投稿ができます。ぜひお試し頂けると幸いです。
Ktai Entry のバージョン 0.8.3 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- 各社装飾メール (デコメ/デコレーションメール等) を送信した場合、同じテキストが重複しないようにしました。装飾をそのまま反映する機能は未実装です。
- ログ機構が吐くメッセージを日本語化しやすいように、po ファイルにログ用文字列を含めました。デフォルトでは、文字化けを防ぐために英語メッセージのままです。日本語化は各自で行なってください。
- From フィールドに MIME エンコードされた日本語を含む場合でも正しくメールアドレスを検出するようにしました。従来、1バイト目もしくは2バイト目に < や > を含む場合 (「ぜ」「下」「次」など) では漢字部分をメールアドレスとして判断してしまっていました。
- 日本語名の添付ファイルを正しく検出するようにしました。ただし、保存時は日本語部分を削除したファイル名となります。すべて日本語部分のときは、ランダムな英数字をファイル名とします。
今回は単純にバグフィックスです。PC からメール投稿する場合に、From や添付ファイルに日本語を使っても正しく動作するようになっています。
WordPress MU でメールサーバーの設定項目が入力できない件の対応は今回は見送っています。Ktai Entry のバージョン 0.8.4 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- 投稿日時を指定できるようにしました。日時を直接指定する方法と、添付する画像の撮影日時を投稿日時にする指定方法の2種類に対応しています。
- 添付ファイルの MIME タイプと拡張子の対応を確認し、一致しない場合は画像を保存しないようにしました。(気休め程度のセキュリティー確認)
- WordPress MU で使用した場合、管理パネルの「メール投稿」でメールサーバーの設定をできるようにしました。通常の WordPress の場合は従来通り、「投稿設定」→「メールでの投稿」にて設定してください。
今回は、投稿日時指定機能と、WordPress MU 対応です。投稿日時の指定は「添付した写真の撮影日時を投稿日時とみなす」機能があるところがミソです。これは、旅行のリアルタイムレポート等で、「撮影直後に圏外になってしまった」場合を救済するための仕組みです 😉
MU 対応は 0.8.3 では見送りましたが、今回実装しました。Ktai Entry のバージョン 0.8.5 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。- 外部メールボックスを読み出すトリガーを、スタイルシートの呼出しに変更しました。これにより、JavaScript オフの設定がされたブラウザーによる閲覧でもメール読み込みが行なわれます。
- 同じ時刻の投稿があれば重複としてエラーにする確認を、DATE コマンドで添付画像の撮影日時を投稿日時に指定した場合でも行うようにしました。
- 同じ内容の投稿がある場合、重複とみなしてエラーとするようにしました。
- デフォルトの投稿スラッグが、時分秒を繋いだ6ケタの数字にならず、固定の文字列「003328」になってしまうバグを修正しました。(Ktai Entry 0.8.4 のみ存在するバグ)
- Windows サーバーで運営していて、かつ、プラグインのフォルダー名を ktai_entry 以外に変更しているとき、正常に動作しない不具合を修正しました。
- GD が組み込まれていない PHP で稼動させたとき異常終了していましたが、添付画像ファイルを無視して投稿処理がされるようにしました。
- WordPress MU で使用した場合、管理パネルの「メール投稿」でメールサーバーの設定をできるようにしました。通常の WordPress の場合は従来通り、「投稿設定」→「メールでの投稿」にて設定してください。ただし、添付画像の投稿にはうまく対応していないかもしれません。(Ktai Entry 0.8.4 で作り込んだつもりでしたが動作していなかった)
今回は投稿スラッグが固定の文字列になってしまうバグの修正および、重複投稿チェックの強化、外部メールボックスの読み出しトリガーの変更を行なっています。
機能自体の強化ではありませんが、附属ドキュメントに「メール投稿されたら管理者にメールが届くようにしたい」というカスタマイズを掲載しました。作者としてはそういう機能の必然性を感じないため本体に取り込む予定はありませんが、必要な方はカスタマイズを行なってみてください。
Ktai Entry のバージョン 0.8.6 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイト
変更点は以下の通りです。
- 外部メールボックスの読み出しを「しない」に設定したとき、または、読み出し時間間隔を経過していない場合は、外部メールボックスを読み出すトリガーとなるスタイルシート表示を行わないようにしました。
- WordPress 2.6 以降で、wp-content/ ディレクトリーもしくは wp-content/plugins/ ディレクトリーを移設した場合に対応しました。ktai_entry/wp-load.php の書き換えが必要です。
- 本文が同じ内容を投稿しようとするときの重複チェックを強化しました。
- 添付画像がサーバーに保存できなかったときのエラー処理を改善しました。
- プラグインを停止したとき、POP3 サーバーのパスワードのみ初期化するようにしました。(従来はすべての設定を初期化していました)
- 次の独自フィルターフックを追加しました: post_category, post_keywords, image_rotate, post_name, post_date
今回は、わずかながら負荷軽減 (外部メールボックス確認スクリプトの実行を少なくする) 、WordPress 2.6 対応の強化と独自フィルターフックの追加などを行なっています。このため、「VGA サイズの画像を強制的に回転させる」ことが、フィルター関数の追加で可能になりました。興味ある方はお試しください。
Ktai Entry のバージョン 0.8.7 をリリースしました。
Ktai Entry 配布サイトバージョン 0.8.6 からの変更点は以下の通りです。
- プラグインを無効化したとき、メール設定のパスワードを別途保管しておき、後で有効化したとき復帰させるようにしました (従来は、プラグインを無効化すると、メール設定のパスワードが初期化されていました)。
- ページキャッシュを行うプラグイン (WP-Cache, WP Super Cache) が有効な場合、外部メールボックスを読み出すトリガーとなるスタイルシートは常時表示させるようにしました。キャッシュが有効な場合、読み出し時間間隔を経過してスタイルシートを表示させるようにしても、実際のページ出力に反映されないことがあるためです。
- ログ機能のメッセージの日本語化を簡単に行えるようにしました。
- 管理パネルで「オプションの削除」を行ったとき、メールボックスの確認を最後に行った時刻を削除するようにしました。(従来は削除が漏れていました)
- post_name フィルターが実行されていない不具合を修正しました。
Ktai Entry のバージョン 0.8.8 をリリースいたしました。
Ktai Entry 配布サイトバージョン 0.8.7 からの変更点は以下の通りです。
- ページキャッシュを行うプラグイン (WP-Cache, WP Super Cache) がインストールされている場合、「POP3 取り込み間隔」が「しない」の設定では、外部メールボックスを読み出すトリガーとなるスタイルシートが出ないようにしました (バージョン 0.8.7 では表示されていました)。
- 外部メールボックスを随時読み出す方式の場合、絵文字が使える状況 (au やウィルコムから送信していたり、ドコモから Gmail に送ったり等) でメールボックスに2通以上メッセージが溜っているとき、PHP エラーが発生して処理が中断してしまう不具合があったのを修正しました。
- バージョン 0.8.6, 0.8.7 で、投稿日時を添付写真の撮影日時として指定する機能 (DATE: コマンドで数字を指定) が効かなくなっていた不具合を修正しました。
- RFC2047 違反の日本語添付ファイル名をうまく読み取れるようにしました。Outlook Express や Gmail などで日本語添付ファイル名を使うと、本来使うべき RFC2231 ではなく RFC2047 に違反した独自のメール形式になっているため、以前のバージョンではうまく抽出できませんでした。
- WordPress ME 2.1.x において写真等を添付した場合、WordPress のバグにより「添付ファイルが見つかりません。」という文字列が挿入される現象を回避するようにしました。
- PHP 5.0.x 系統では動作していなかった不具合を改善しました。
今回もバグ修正です。比較的大きいバグが改修されていますので、当該する問題に悩んでいた方はぜひともアップデートをお願いいたします。不具合が多数見つかってしまったため、新機能を盛り込むのは先送りしました。今度こそ、新機能を入れてバージョン 0.9.0 を出したいと思います。
あと、「エラーメッセージを見てもどう対処したらいいか分からない」という意見がありましたので、Ktai Entry のエラーメッセージ一覧をドキュメント化して添付しました。Ktai Entry のバージョン 0.8.9 をリリースいたしました。
Ktai Entry 配布サイトバージョン 0.8.8 からの変更点は以下の通りです。
- 画像を添付しないときの問題2点、本文に SQL コマンドを書くと実行できることがある脆弱性、および、publish_phone フックを利用するフィルターが正しく実行されない不具合、を改善しました。*** これはセキュリティー修正です ***
- ウィルコムの新しいメールアドレス willcom.com に対応しました。
- ソフトバンク 3G 端末および EMNet 利用のイー・モバイル音声端末から Gmail に絵文字送信した場合の絵文字検出に対応しました。
- iPhone (ファームウェアバージョン 2.2 以降) からの絵文字送信に対応しました。
- メールメッセージの解析に失敗したとき (添付ファイル付きメールが異常な場合など)、「No sender address found.」ではなく、「Invalid MIME structure」のメッセージを出すようにしました。
- Nokia 製端末で添付ファイル付きメールを送信したとき、Ktai Entry が添付ファイルの解析に失敗して「No sender address found.」のエラーを吐いていた不具合を改善しました。
今回は、セキュリティー修正1件、ソフトバンク 3G・iPhone 2.2・イーモバイルの絵文字対応、ウィルコムの新メールアドレス (なんちゃら@willcom.com) への対応、およびバグ修正です。willcom.com は1月15日から提供されるので、それに合わせてリリースした次第です
セキュリティー修正がありますが、攻略するには、メール投稿できる権限が必要であり、また、データベースを削除したりの SQL コマンドは実行できないと考えられるため、あまり重大ではありません。
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