日本語版ドキュメンテーション運営体勢
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日本語版ドキュメンテーションに関して、しばらく前にWordPress JapanのフォーラムやWPJ Codexで話し合いを始めていましたが、両サイトの閉鎖告知に伴い、ディスカッションの場をこちらに移したいと思います。
今後決定しなければいけないこととして、以下のようなものがあります。
1. 暫定ドキュメンテーション置き場
2. 永久的なドキュメンテーションの場所(WordPress.org Codexが望ましいが、.org側の対応に時間がかかる事がある)
3. ドキュメンテーションチームの確立基本的にはWiki形式で登録ユーザーが編集していく事ができるものになると思いますし、今後もなるべく多くのユーザーの方の意見をもとに決定事項を決断していくべきだと思います。
2については、ドキュメンテーション関連のWordPress.org MLなどで引き続きお願いを続けていきたいと思います。もし現状のまま英語版のCodexに日本語コンテンツを追加するのであればすぐに始められますが、それが最適な方法かどうかは疑問が残ります(詳細についてWPJ Codexにてディスカッションがあったのですが、残念ながら現在リンクできません)。暫定的にはそれでもいいかもしれません。
3についてはドキュメンテーションに関する全体的な問題を話し合ったりするコアチームを数人置いた方がいいのではとの考えからです(ja.wordpress.com運営チームのような感じ)。
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基本的に、更新などが滞らなければどこでも良いとは思います。
ただ、ほかのOSSにもクビ突っ込んだりしてる経験上、どうも管理運営を自国で行わないと、とかくトラブルが多いです。
その辺の問題がクリアされているなら、どこでも良いかなぁ、とか。どういうドキュメントが必要か、という点は押えなくていいのでしょうか。
英語版 Codex をそのまま翻訳したものがあればよいのか、日本語版オリジナルドキュメントを用意するべきなのか。このへんは以前議論された気がするのですが、どういう意見が出たのか忘れてしまいました。英語版 Codex の翻訳をするならば、英語版 Codex にそのまま日本語記事を追加するのがシンプルだと思います。現存する記事の頭に ja: の名前空間をつけるのが、一貫性があり、サイト内検索、Google 検索等で便利でしょう。
日本語の Codex は記事体系を別にしたいなら、日本語版 Codex を別途作った方がいいでしょう。ただ、MediaWiki を使うことを考えると、日本語 Codex を作った方が、運営や管理は楽になると思います。英語版 Codex の運営方針に振り回されることもないですし。ただ、英語版 Codex の変更にタイムリーに追随するのは手間がかかりそうです。
そうそう、http://codex.wordpress.org/Main_Page から http://codex.xwd.jp/ へのリンクが残っていますが、これは削除してもらいましょう。
# もし Wiki エンジン自体を選べるならば、DokuWiki 使いたいな……。
こんにちは。power source* のぼのです。
■ WPJ Codex のコンテンツについて
Otsukareさんからご連絡いただき、WPJ Codex のデータをお預かりしています。少しお時間をください。
■ Wptags.com について
WordPress ドキュメント横断検索経由で、しばらくキャッシュが読めるかと思います。
また、テンプレートタグには、各タグの概要一覧、和訳ページ(少々)・英語版ページへのリンクがあります。
よかったらご利用ください。■ 暫定ドキュメンテーション置き場
現在、Codex の仮和訳を http://bono.s206.xrea.com/pswiki/Codex で続けています。
Naoさんともちょっと話したのですが、ここを暫定的に Codex サイトとして使えるように一般開放できます。
本拠地へのデータ移行まで責任を持ちますので、拠点が決まるまでの間、和訳や編集をしてくださる方がいらっしゃいましたら、声をかけてください。ドキュメントを見る立場から、このページが早くほしいとか、ここはこうしたほうが分かりやすい、とかのご意見も歓迎です。
お気軽にコメントください。 🙂■ 日本語版ドキュメントの内容について
私は、Codex 和訳+日本語独自コンテンツがあるといいなあと考えています。本家の和訳を読みたい場合と、それだけでは情報が不足、あるいは読みにくいと感じることがあるためです。
上述の wiki もその方向で作業しています。
英語版 Codex の変更への追従は、言い回しの変更などは放置、技術的な変更や情報の追加は反映。差分をチェックしやすい仕組みは試験運用中、という感じです。■ 本拠地について
以前、移転方法の案として挙げていたのはこのあたりです。
A. 本家 Codex 内に ja: ページ
B. MediaWiki で日本語サイト
B-1. 本家 MediaWiki を利用して別サイト設置
B-2. 独自に MediaWiki インストール (← WPJ Codex や ps*wiki はコレ)
C. 別システムで独自コンテンツNaoさんが本家に働きかけてくださっているのは B-1 ですね。
A は、ナビゲーションやメニューが英語なのがよくないね、という話になっていました。
ログインすると一部日本語化できますが、できないところもあるし、ドキュメントを見るだけならログインしない人も多いでしょうし。
また、現在の英語版の設定では、検索・カテゴリページで英語版を見たいのに他言語がひっかかったりして、個人的には少し困っています。日本語は独自の文字なので、この点で他言語に迷惑をかけることはないと思いますが。。C は、Otsukareさんが WordPress を用いた独自コンテンツのドキュメントサイトを検討されていたものです。
私は上述のように Codex の和訳自体がほしいことがあるので、和訳作業やページ間リンクなどを考えると、やはり同じ記法の MediaWiki 同士が楽です。
lilyfanさん、ごめんなさいー。
でも、これは私の希望なので、みなさんと相談して決めていけたらいいなあと思ってます。 🙂kvexさんとlilyfanさんの返信を読んでいると、B-2. 独自に MediaWiki インストール の方がいいのかな?と思うようにもなってきました。しかし独自といってもインストールされた方にサーバー管理の負担をしていただくのは厳しいかなと思い、もしB-2にするなら第三者に何らかのリソースを提供してもらえることが前提です。
WPJ Codexではスパム&アタックなどもあったようですし、かなり大変だったと思います。
サーバー会社などにスペースと管理リソースを寄付してもらう…とかいう選択肢はありますか?企業からのスポンサーに頼るという面で皆さんに抵抗がないなら、それも悪くないのではと思います。
長期間安定して運営できる体勢が整っていれば、今後(かなり遠い未来だとしても)WP.orgの方でローカライズ版Codexの体勢が整った場合、まるごとインポートが可能です。
MediaWikiにしておけば本家と同じなので(本家が別システムを選択したとしても)その際にインポートしやすいという利点もあります。
ここは置き場所&体勢確保の話し合いの場という事で、ドキュメンテーションのコンテンツについては別トピックにしましょう。
横から失礼します。yamaと申します
> サーバー会社にスペースと管理リソースを寄付してもらう…とかいう選択肢はありますか?
少し前に、Drupal Japanのスポンサーが離れることになって、新しいスポンサーを急遽募集した話がありました。結果、NTTコミュニケーションズやファーストサーバ社など大手含む12社からの名乗りがあり、それなりに盛り上がった様子です。体制を整えて信用をそこそこアピールできれば、そういう道もあるのではと思います。
本家版の翻訳もコンテンツに含めるならば、MediaWiki しか選択の余地はないですね。記法が同じだと圧倒的に楽なので。個人的には MediaWiki は好きな方なので異存はありませんです。まったく別コンテンツを作る場合は、Wiki エンジンの縛りがないので、MediaWiki よりも使いやすい (と思われる) DokuWiki を提案しただけですので、気にはしていません。
企業のスポンサーもいいと思いますが、SF.JP の方が無難かと思います (PHP5 になったので、最新の MediaWiki も動くはず)。残念ながら wordpress.sourceforge.jp は廃止されてしまいましたので (そのまま流用したかったのに)、wpcodex.sourceforge.jp とかの名前でプロジェクトを作るのはどうでしょう。
MediaWiki のアップデートや Wiki コンテンツのバックアップはプロジェクトメンバーが行う必要がありますが、サーバー自体の管理よりはさほど手間がかからないと思います。
yamaさん、ありがとうございます!その事は知りませんでした。
http://drupal.jp/node/511
http://drupal.jp/node/513ほんの1ヶ月足らず前の事なんですね。
運営体勢はもとより、Drupalのドキュメンテーションの充実には見習うところがたくさんあります。lilyfanさんと入れ違いになってしまいました。
おおー。SourceForge.jp を忘れてました。性能(反応スピード、安定性)的に問題ないなら、とてもいい選択肢ですね。
WP.orgでのCodex立ち上げは、管理部分をあちらにお願いしなくてはいけないので対応に間があいてしまうと思うので、暫定サイトをすぐ立ち上げるべき今の状況としては、将来に見送った方がいいかもと思い始めてきました。
頻繁に何度もURLが変わるのは良くないので、暫定サイトはある程度の期間は運営していく前提が理想的だと思います。
その点でもSF.JPは柔軟性があっていいと思いますね。暫定サイト→wp.org codexという流れに賛成です。
ja.wp.orgのときにもあった話ですが、公式と同じURLに対して信頼感があると感じる人は意外と多いみたいですので、最終的にはwp.orgにおきたいですね。
(場所についてはおまかせします:))コンテンツについては和訳+独自コンテンツがいいのかなと思います。今のps*wikiのスタイルですね。
公式の立場としては和訳を行い、補足情報等でwpユーザの作った情報を活用させてもらうというのがよいと思います。表記についてもローカライズチームのほうと合わせて、うまく連携取りたいですね。なんらかの形でお手伝いさせてください。
B-1. 本家 MediaWiki を利用して別サイト設置
この案に賛成します。WPJのように個人が代表だと(アレは個人サイトではありますが)
またなんらかの問題が発生しそうな気がします。公式urlであれば、仮にローカライズチーム全員が
いなくなったとしても名乗り上げる人が出てくるんじゃないかなと勝手に予想しています。WPJのように個人が代表だと(アレは個人サイトではありますが)
またなんらかの問題が発生しそうな気がします。これはちょっと Otsukare さんに気の毒な表現になっていますね 😉 でも、「リスク管理」という面からは同意できなくもありません。個人管理の場合、その人が失なわれた場合にプロジェクトが止まってしまいますから。
とはいえ、WordPress は GPL ソフトウェアですので、有志が引き継いだり、既存プロジェクトから fork することも自由だったりします。別に公式 URL かどうかはあまり関係なく、「オープンソースだから」というのがポイントだと思っています。
# ME についても、ME 2.0.x 系統だけ引き継ごうというプロジェクトを立ち上げています。こういうことを自由にできるのは、GPL のよい面ですよね。
B-1の案(本家 MediaWiki を利用して別サイト設置)について背景をちょっと追加しますね。
これは、ja.forums.wordpress.org のような感じで、ja.codex.wordpress.org などのサイトを運営するということです。
ドメイン的にも、コンテンツの他言語からとの分離&リンクのしやすさなどから言っても、最終的には最善の形です。しかし…
WordPress.org ドメインには私たち(日本語ローカルサイト作成チーム)が勝手に何かをインストールすることができるわけではありません。ファイルやサーバー設定を直接触らなければいけないサイト管理系のお願いは、すべて担当者を通してやってもらっています。ローカルサイトはWordPress(MU)、フォーラムについてはbbPress(WordPressと同じ開発グループが作っているBBSソフト)なので管理者側も比較的やりやすいと思うのですが、MediaWikiはそうではないのでCodexについては動きが鈍くなっているのでは?と思っています。
日本語用CodexにOKを出せば、他60くらいあるローカリゼーション版のメンバーも手を上げるかもしれず、管理について心配しているのでは(独自のドキュメンテーションサイトを持っているチームも多いので実際はあり得ないでしょうが…)。
加えて現在の英語版Codexのバージョンアップもまだ行われていないという面もあります。
なんだかネガティブな面ばかり挙げてしまいたが、wp.orgでももちろん将来的には統一したドキュメンテーションの場を用意したいと考えていると思います。
最終的に「近い将来のローカライズ版Codex立ち上げはあるの?」という質問をしていますので、分かり次第ご報告しますね。
サーバはこちらで自前で用意して、DNS設定でja.codex.wordpress.orgを割り振っていただくというのはどうでしょう。Nucleus日本公式などはそんなふうにしてますが、適当に負荷を分散できるなどの副次効果もあったりして具合いいです。
wikiを分けること自体は、どなたかもおっしゃってたかもしれませんが、たとえばプラグインを自作しようとして「add_option」あたりのキーワードで検索したら英語の情報ばかり出てくるというのはちょっと不便だと思います。MediaWikiにはwiki間の連携をとる機能もあるようですし、そのへんはうまく連携しつつ棲み分けができるのでは。スキンは本家から分けてもらえたら、見た目は別サーバという感じもなくなじむと思います。
サーバはこちらで自前で用意して、DNS設定でja.codex.wordpress.orgを割り振っていただくというのはどうでしょう。Nucleus日本公式などはそんなふうにしてますが、適当に負荷を分散できるなどの副次効果もあったりして具合いいです。
なるほど。これだと実務的には B-2 案に限りなく近いものの、見た目は B-1 案に近いものになりますね。
B-1 案が承認されにくいのは、実はオリジナルの MediaWiki にだいぶ手を入れてしまっているのでは、と思っています。MediaWiki をいじってみると分かりますが、http://ja.wikipedia.org/wiki/WordPress のような URL (ホスト名と項目名の間に1階層挟む) は簡単に設定できますが、http://codex.wordpress.org/ja:resource のような、ホスト名直下に項目名を入れる URL を作るのは、非常に困難でした。mod_rewrite を駆使して実現しても、閲覧だけはうまくいくのですが、ログインができなかったりします。本家 Codex がどのようなカスタマイズをしたのか不明ですが、結構いじっていると予想しています。端的に言うと、Codex 日本語版を再編成するとしても、本家版と同じ URL 体系にするのは、ちょっと苦労が必要だということです。このへんは、Codex 管理者にノウハウを伝授していただければよいかと。
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