サポート » その他 » プラグイン日本語化などの成果の開発元へのマージのサポートを組織的に

  • 日本語化されていないプラグインを日本語化して独自に配布してくださっている方が多くいることは素晴らしいことだと思っています。しかし、その成果が開発元にマージされないのはユーザにとっては、別途日本語化のファイルを取得したりするのは面倒なので残念です。また、同じプラグインが何人もの人によって日本語化されることになるのも残念な気がしています。

    開発元にマージしない理由としては大きくわけて2つあると考えています。

    • 開発元にマージする方法がわからない。あるいは面倒
    • 自分のブログなどにアクセスを確保するためにあえて独自に配布する

    このうち、前者のサポートをうまくやることができないかと考えているのですがどうでしょうか?方法としては「手順などのドキュメント化」や「開発元との仲介を実施」あたりがあるとは思っています。

13件の返信を表示中 - 1 - 13件目 (全13件中)
  • 私が個人的に感じたことです。

    もっと根本的なことだと思います。
    iwaimさんの「開発元」が何を指しているかわからないのですが、プラグインの開発元(というか作者)は、もともとは大半がわれわれのような個人ユーザ等です。
    それらの開発者が一律に、多言語対応(gettext)を意識したり、多言語環境でのテストをしたりというのはなかなか難しいですよね。
    協力するから、と投げかけたところで、そこまで義務的にやってもらうことは一部賛同していただけるかもですが、なかなか難しいでしょう。
    開発スピードの低下にもなってしまうかもしれません。もしそうなったら、本末転倒になってしまいそうです。

    トピック投稿者 iwaim

    (@iwaim)

    kvexさんがどういう経験の上で感じたのかはわからないのですが、私の経験上、既にgettext化されているソフトウェアに日本語翻訳のja.poファイルを提供して拒絶されたことはありません。本当にちゃんと訳されているのかを調べているんだろうか?とこっちが驚くぐらいです。(最初知らない人から提供されたら軽く機械翻訳かけるぐらいはやっているかもしれない)

    例えばWordPressプラグインではMy Link Orderの作者に送付しましたが、快く受け入れてくださいました。(まあ、渡してから新しいバージョンがリリースされてないんですが、次のバージョンに同梱するという連絡は受けています)

    そして、gettext化されている場合は、ja.poファイルを提供したところで更なる多言語環境でのテストをするってことはないんじゃないかな。そもそも日本語わからない開発者も多いだろうからテストしようがないというか。(英語以外のlocaleで英語以外の言語が表示されるかどうかぐらいのテストはするかもしれませんが)

    開発スピードの低下にもなってしまうかもしれません。もしそうなったら、本末転倒になってしまいそうです。

    この懸念はどこからくるのか教えていただけないでしょうか?多言語化のテストとかを課すことになるかもしれないからですか?

    自分が開発しているFirefox用アドオン(DTDファイルとpropertiesファイルの形式でロケールを提供できる)での経験ですが、新機能の追加などでロケールに新しいエントリを追加したくなった時や既存エントリの内容を変えたくなった時などに、全ロケールに同じ変更を適用するのがかなりの手間になっています(特にそういった作業を支援するようなシステムを使っていないので)。

    あと、複数の訳者が互いに「彼の訳は間違っている」と別々のロケールを送ってきて、どっちの訳が正しいのかがぱっと分からなくて困たという事も何度かありました。
    ある言語のロケールを最初に作ってくれた人が、新機能が追加された時などにも継続して訳してくれるならいいのですが、最初に訳してもらったっきりでそのうちだんだん歯抜け翻訳の状態になってしまって、それを見かねた別の人が訳してくれて、その後で最初の訳者の人から連絡が来て……という時に、仲裁や仲介をするのは(特に自分には慣れない英語だったので)大変ストレスになりました。

    以上、参考までに。

    トピック投稿者 iwaim

    (@iwaim)

    自分が開発しているFirefox用アドオン(DTDファイルとpropertiesファイルの形式でロケールを提供できる)での経験ですが、新機能の追加などでロケールに新しいエントリを追加したくなった時や既存エントリの内容を変えたくなった時などに、全ロケールに同じ変更を適用するのがかなりの手間になっています(特にそういった作業を支援するようなシステムを使っていないので)。

    この問題はgettext使っている場合は問題とならないのでWordPressプラグインの場合は安心ですね。

    あと、複数の訳者が互いに「彼の訳は間違っている」と別々のロケールを送ってきて、どっちの訳が正しいのかがぱっと分からなくて困たという事も何度かありました。
    ある言語のロケールを最初に作ってくれた人が、新機能が追加された時などにも継続して訳してくれるならいいのですが、最初に訳してもらったっきりでそのうちだんだん歯抜け翻訳の状態になってしまって、それを見かねた別の人が訳してくれて、その後で最初の訳者の人から連絡が来て……という時に、仲裁や仲介をするのは(特に自分には慣れない英語だったので)大変ストレスになりました。

    この体験談は非常に参考になります。大変そうな状況ですね。ただ、この懸念があるから開発元にja.poを送らないという発想は私にはないなぁ。私が送らなくても誰かが送るかもしれないし。

    話がそれるけど、そういう状態になったら私なら「わかった。私はその言語がわからないからどっちが良いのか判断できない。一旦この言語を外すから二人で相談して一番よい翻訳結果を送ってくれ」としちゃうと思う。

    私の思ったこと(開発者自身がどう思うか別)なので、それに賛成とか反論とかは不要です。
    ただ、公式のデータベースに登録されているプラグインの中にもmoファイルを入れただけでは動作しないものがあります。
    また、国際化されていないものを、これこれここを修正して国際化しましたので差し替えてください、という場合も含まれるような言い方に取れたので、そう思っただけです。

    現に、私が以前に作ったプラグインが、国際化してないからということで、あちこち修正されたファイルを送りつけられたことで、ストレスとなり公開をやめたものもいくつかあります。
    これについても、あくまで私個人の感想です。

    話がそれるけど、そういう状態になったら私なら「わかった。私はその言語がわからないからどっちが良いのか判断できない。一旦この言語を外すから二人で相談して一番よい翻訳結果を送ってくれ」としちゃうと思う。

    はい。実際自分もそうしました。(ただ、自分の場合は、解決できるできない以前にそういうやりとりが発生する事自体も辛いものがありました。)

    ちなみにFirefoxアドオンの場合は、この種のコミュニケーションコストの問題を解消するために、翻訳関係の情報のハブになるホスティングサイトとしてBabelZillaという物が作られています。

    トピック投稿者 iwaim

    (@iwaim)

    (ただ、自分の場合は、解決できるできない以前にそういうやりとりが発生する事自体も辛いものがありました。)

    経験がある方ということでここが聞きたいんですが、翻訳したものをもらうとそういうやりとりが(どれぐらいの確率かわかんないけど)発生するのだとして、その上で翻訳したものを送ってもらいたいのか、それとも火種になる可能性がわずかでもあるのでできれば送ってくれない方がいいと思っているのかどちらでしょうか。一例として聞いてみたいです。(もちろん、送ってもらった上でそういう問題が発生しないというのが一番いいんでしょうけどw)

    ちなみにFirefoxアドオンの場合は、この種のコミュニケーションコストの問題を解消するために、翻訳関係の情報のハブになるホスティングサイトとしてBabelZillaという物が作られています。

    それは素晴らしいですね。WordPressにはそういうのないのかな?

    トピック投稿者 iwaim

    (@iwaim)

    私の思ったこと(開発者自身がどう思うか別)なので、それに賛成とか反論とかは不要です。

    なるほど。じゃああなたの発言は一意見として受けとります。一応確認ですが、私の提案自体には賛否なしという理解でいいでしょうか?

    ただ、公式のデータベースに登録されているプラグインの中にもmoファイルを入れただけでは動作しないものがあります。

    存じてます。

    また、国際化されていないものを、これこれここを修正して国際化しましたので差し替えてください、という場合も含まれるような言い方に取れたので、そう思っただけです。

    《差し替えてください》なんて尊大ないい方をするつもりは全くありませんが、gettext化されていないプラグインのgettext化の場合も視野にいれてます。開発者側には当然却下する権利はあるのですから、それを踏まえてコミュニケーションを取るということになると考えています。

    翻訳したものをもらうとそういうやりとりが(どれぐらいの確率かわかんないけど)発生するのだとして、その上で翻訳したものを送ってもらいたいのか、それとも火種になる可能性がわずかでもあるのでできれば送ってくれない方がいいと思っているのかどちらでしょうか。

    そもそもの話になってしまい、また、これはあくまで自分の場合ですが、「翻訳したものを送ってもらいたい」という積極的な気持ちは薄いというのが正直な所です。
    「自分が使いたかったからこんな物を作ってみたよ、他にも使ってみたい人がもしいるならどうぞ」というスタンスで作っている物については、他の言語のロケールが増えても、自分というユーザには何もメリットがないのですよね。

    ただ、対応言語が増えることはプロダクトの価値を高めることには繋がりますので、開発者としてはメリットがあります。なので基本的には「来る物拒まず」ということにしています。
    その上で、その種のやりとりが毎月1回以上発生するという風な状態だと、自分にとってのデメリットの方が大きいということでリジェクトしてしまうかもしれません。
    功名心や「人の役に立ちたい」という動機が強い時期であれば、もうちょっと閾値は上がるかも。

    piro_or さんおおっしゃられていることが私にも全くあたはまります。
    gplで公開するので、ご自由にどうぞ。というスタンスです。
    寄付などを積極的にお願いするスタンスだったら、また違ってくるかもですが。

    iwaimさんの、「同じプラグインが何人もの人によって日本語化されることになるのも残念」には、「そうだよねー」と思います。
    しかし、プラグインや言語ファイルを作って公開しても、私もブログにおいておくから、ほしい人がいたらもって行ってくらいのスタンスです。いるかどうかも分からない他の人のために汗水垂らす程の善人(?)では”私は”無いです。

    そういう人が多いからこそ、もったいないし、残念なんだと思います。

    そこを解決するのに、「開発元との仲介を実施」みたいな事を「組織的に」って言うのはどうなんでしょう?
    挙がった、FirefoxアドオンのBabelZillaがどんなものか知りませんが、マンパワーで仲介するって言うのは、合わない気がします。
    自分が作ったわけでもなく、使うかどうかも分からない言語ファイルを作者に送る仲介をするなんて奇特な方がそう大勢いるとも思えません。

    個人的には、wordpressのプラグインディレクトリに、言語ファイルをアップできて、必要な人が持って行けるくらいのシステムがあったら良いんじゃないかなぁ・・・なんて思います。

    まぁ、wordpress.orgでそこまで面倒を見るかどうかは知りませんが・・・。

    トピック投稿者 iwaim

    (@iwaim)

    翻訳している人にもいろんな人はいるとは思いますが、翻訳したものを公開するってだけでも十分に通常のユーザとは違うとは思いますけどね。機能を把握した時点で自分にとってはja.moすら不要という人もいるでしょうし。
    また、仲介するには「プラグインを翻訳する能力」(英語+gettext関連の知識など) すら不要で、英語でのメールでのやりとりができれば可能です。また、WordPressをはじめとするオープンソースプロジェクトへの参加形態はいろいろ考えらます。もしかしたらこのようなことからWordPressの(ある意味での)「開発」に関わることで、将来的に本体の翻訳にかかわってくれる人がでるかも知れない。その人数は極めて少ないことは容易に想像できるけれども、それだからこそいろんな参加形態があった方がいいと私は考えています。

    個人的には、wordpressのプラグインディレクトリに、言語ファイルをアップできて、必要な人が持って行けるくらいのシステムがあったら良いんじゃないかなぁ・・・なんて思います。

    今よりマシになる気もするけど、それはそれで混沌とする情景も想像できますね。そこまでやるならBabelZilaっぽいものを作ってしまう方がいいかもしれない。

    挙がった、FirefoxアドオンのBabelZillaがどんなものか知りませんが、マンパワーで仲介するって言うのは、合わない気がします。
    自分が作ったわけでもなく、使うかどうかも分からない言語ファイルを作者に送る仲介をするなんて奇特な方がそう大勢いるとも思えません。

    その奇特な人が大勢いなくても数人いればとりあえずは組織だって活動できると判断しています。
    《マンパワーで仲介するって言うのは、合わない》と判断する理由が具体的にあれば教えていただけますか?「人数が少ないだろう」→「だから合わない」という意味ですか?むしろ、(BabelZilla的なものを作るまでは) マンパワーでしか解決できない問題であると認識しています。(そして私はBabelZilla的なものを作るところに割く労力はもっていません)

    モデレーター Naoko Takano

    (@nao)

    現状でのプラグイン翻訳更新のわずらわしさはプラグイン作者・翻訳者の両方にとって頭痛の種であるというのは事実で、プラグインディレクトリの改善については wp-polyglots ブログでも話し合いが行われています。長いスレッドですが興味深いのでぜひご覧ください。

    具体的な次のステップはまだ見えていませんが、3.2 でローカリゼーションシステムを改善するのはどう?という westi のチケットコメントもあり、時間はかかるかもしれませんがそういった方向には進んでいるようです。

    iwaim さんの言っている協力体制を作るというのは、特に堅苦しい「システム」や、全員が合意するような方法でなくても可能だとは思います。例えばですが、昔 intall4free というボランティアによる WordPress の無料インストールヘルプのチーム?がありました。これはフォーラムから話が始まって、Codex やフォーラムからリンクを貼ったりして作って有志が手伝ってあげていたものです。WordPress.org が公式にこれを発表したことはなかったと思いますが、そういう形での貢献もありだなと思います。個人ブログで呼びかけたり、Codex のページを作ったりするのはどうですか?

    私の場合個人的にはプラグイン翻訳をした場合は必ず作者に送るようにしています。やっぱりアップグレードが楽になりますし、メールのやりとりの労力に比べると得るものが大きいと判断してのことです。でも言語の問題もありますし、「翻訳して自分のサイトにアップロードする以上はやりたくない」という方に関しては強制はできないと思います。それはそれで作成者の自由ですから…。翻訳ファイルも GPL であり、それをダウンロードして第三者がプラグイン作者に送るのも自由と言えますが。

    もっと色々と書きたいことがある気もしますが長くなるので今回はこのへんで。iwaim さん、お手伝いできることがあれば声をかけてくださいませ。

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