代理人トレーニング (6/26) での質問と回答

議事録 2018年6月26日 22:30〜23:40

WordPress Meetup のオリエンテーションをするための代理人トレーニング (Deputy Training) として、@_dorsvenabili と @nukaga、@nao がミーティングを行いました。以下はそのやりとりの訳文です。

WordPress Meetup 以外のイベントへ Meetup グループとして参加・運営することはできますか ?

完全に WordPress だけの内容ではない WordPress「関連」イベントについてはまったく問題ありません。例えば、WordPress Meetup にはフリーランサーの人が多く来たりするグループがありますが、税金について、ビジネスについてのセッションがあっても問題ありませんし、懇親会的なソーシャルイベントもできます。イベント形式についてはこちら暫定的訳文)に詳細があります。
オープンソースのイベントに行って WordPress をもっと多くの人に知ってもらうのはとても良いことです。
100% GPL ルールは WordPress Meetup が主催するイベントのみに適用されます。他のイベント、カンファレンスでは担当していないセッションすべてについてライセンスや商標が正しく触れられているかの責任をもつ必要はありません(もちろん、正しい情報について外部の人を教育する努力は大歓迎です)。

「WordPress Meetup」という名称を銀行口座や会場レンタルの名義として使っても良いですか ?

こういったケースでは、「WordPress」という単語を含まない「XXXX WP Meetup」という名義を使っていただければと思います。そうすることで、WordPress の商標に関する問題を避けることができます。または、例えば「フリーウェブ協会」などの任意団体名をつけるのでも良いと思います。

WordPress Meetup イベントに使う会場を、他の営利イベントを運営している団体名義で借りても大丈夫ですか ?

WordPress Meetups 自体が無料または安価で、誰にでもオープンなイベントである限りは問題ありません。スポンサーが会場を寄付するケースと似たような感じになります(または、その団体がスポンサーという形になるのもありかもしれません)。

数ヶ月に1回程度しかイベントを開催できないかもしれませんがそれでもいいですか ?

もちろん大丈夫です。ですが、もし WordCamp の開催を考えている場合は WordCamp Central が最近数ヶ月で Meetup イベントが開催されているかをチェックしますのでご注意ください 🙂

来場者に領収書を発行してもいいですか ?

例えばヨーロッパでは領収書の金額に必ず VAT (付加価値税) を含める必要があり、つまり、税金を払っている人のみが領収書を発行できます。そういうわけで、Meetup 全体のルールとしては領収書の発行はおすすめしていません。日本の法律を確認する必要がありますが、もし発行するとしたら「WordPress」という単語は含めず “WP Meetup” として書くようにしてください。

Meetup.com の機能の事前決済は使えないのですか ?

Community チームでは、オーガナイザーが金銭を取り扱うことを奨励していません。お金にルーズになってしまったり、極端なケースでは一部をポケットに入れてしまったりということが起こらないとも限りません。日本では問題がないことかもしれないのですが、ルールはグローバルなものにしなくてはいけないため、Meetup.com での決済機能は有効化していません。例えば飲食物を提供したい場合は、スポンサーについてもらって発注・支払いをすべてやってもらうほうが理想的です。

有料のイベントを絶対してはいけないというわけではありませんが、基本的な考え方としては上記のとおりです。たまには完全に無料のイベントをやったり、数千円支払う必要があるレストランでの飲食をメインイベントにしない、などの気遣いをしてみてください。また、収支を Meetup.com のページなどで公開して、透明性を維持してください。

会場レンタル費が有料なので有料イベントにする必要があるという場合は、会場費の申請を Community チームにすれば6ヶ月分の支払いをカバーしてもらえます (その後更新もできます) 。

スピーカーがイベントに負担するためのコストが高い場合 (例えば1日の駐車場代金が数千円かかる場合など) は、それを肩代わりしても良いですか ?

交通費やその他の経費であっても、スピーカーにお金を渡すのは望ましくありません。Meetup によっては、遠くから来てくれたスピーカーのために二次会の費用をみんなで負担したりということで感謝の気持ちを表したりしています。

スピーカーやスポンサーによる広報について、どのように考えればいいですか (チラシ、スライド、求人その他) ?

内容がローカルコミュニティのためになり、価値のある知識を共有するようなものである限りは、スピーカーが自分のプラグイン、テーマ、会社について話すことに問題はありません。セッションのメインのゴールは商品を「売り込む」ことではなく、経験を共有することであることを忘れないでください。

会場・飲食などの提供スポンサーが、常識的な範囲内で行う広報は問題ありません。スポンサーにイベントの最初と最後にお礼を言ったり、イベントのページでお礼を書くのも普通のことです。

スポンサー名、リンク、簡単な説明(会場/ドリンク/フードの提供をありがとうございます、など)を公開するのは透明性が高くなる良いことです。

スポンサーのバナーや会場に掲載されているロゴについては、プログラム全体の印象を考えることが重要です。例えばあるホスティング会社のバナーばかりがたくさんある会場だったり、スピーカーの後ろにいつも大きなロゴが目につくようだと、まるでその会社が運営している宣伝のためのイベントのように誤解されてしまう危険性があるので、そこは注意しましょう。

ジョブボードを設置するなど、グループ全体の利益になるような情報であれば、求人活動も問題ありません。https://www.meetup.com/ja-JP/WordPress-Sevilla/ の下の方のように Meetup.com サイトにスポンサーのロゴを追加することもできます。

詳細の追加情報: https://make.wordpress.org/community/2014/05/07/meetup-sponsorships-and-other-local-community-stuff/ (英語)

#community, #meetup