SVN によるインストール
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概要
この記事では、Subversion (SVN) を使って最新の WordPress 開発版をインストールする方法を説明します。
始める前に必要なこと
- phpMyAdmin を使用して、ローカルの Web サーバーに新しいデータベースを作成します。[MAMP] [WampServer] [XAMPP]
- 備考: ローカルサーバーとして DesktopServer を使用している場合、新しいローカル開発サイトを作成する際に、Blueprint ドロップダウンから Blank (WordPress SVN) オプションを選択する必要があります。これにより、データベースと
wp-config.php
ファイルが作成されます。サイトを作成したら、WordPress trunk のコピーをチェックアウトする前に、開発サイトのフォルダー (wordpress-svn.dev) にあるindex.html
とwp-config-sample.php
ファイルを削除してください。
- 備考: ローカルサーバーとして DesktopServer を使用している場合、新しいローカル開発サイトを作成する際に、Blueprint ドロップダウンから Blank (WordPress SVN) オプションを選択する必要があります。これにより、データベースと
- コンピューターに Subversion がインストールされていること:
- Windows に SVN をインストールする
- MAC に SVN をインストールする
- TortoiseSVN のインストール (Windows)
- コンピューターにコマンドラインクライアントがインストールされていること:
Subversion を使用して WordPress をインストールする
3.7リリースサイクルでは、SVN リポジトリの再構築を行い、コード、ユニットテスト、ツールを1つの場所にまとめ、コア貢献者が作業しやすいようにしました。
https://core.svn.wordpress.org/trunk/ からソースコードだけをチェックアウトして、インストールしたりテストしたりすることはできます。しかし、もしコアに貢献するつもりなら、新しいリポジトリからソースコード、ユニットテスト、ツールをチェックアウトして、テスト、バグ修正、パッチやユニットテストの作成に利用することをおすすめします。
以下の手順は、新しい開発リポジトリを使用して SVN 経由で WordPress をインストールするためのものです。
1. WordPress Trunk をチェックアウトする
1.1 TortoiseSVN の使用
ローカル Web サーバーの公開フォルダー (/htdocs または /www) に、wordpress-svn というフォルダーを作成します。そのフォルダーを開き、右クリックして、SVN チェックアウトを選択します。
チェックアウトウィンドウが表示されます。URL リポジトリ 欄に wordpress.org SVN リポジトリの URL を入力します。
そのフォルダーへのファイルのダウンロードが始まります。
ファイルやフォルダーのアイコンの上に表示されている緑色のチェックマークは、現在バージョン管理されているファイルであることを示します。このアイコンが表示されない場合は、フォルダーの内容一覧を更新してください。
1.2 コマンドラインの使用
また、コマンドラインを使用して、WordPress trunk の最新バージョンをダウンロードできます。備考: 以下の例の $
文字はコマンドプロンプトを表しますので、入力しないでください。
ヒント: ディレクトリを変更するには cd コマンドを、カレントディレクトリを調べるには pwd コマンドを使用します。
コマンドラインクライアントを使用して、ローカルの Web サーバーの公開フォルダーに wordpress-svn という名前のディレクトリを作成します。
$ mkdir ~/wordpress-svn
ここで、先ほど作成したディレクトリに切り替えます。
$ cd ~/wordpress-svn
次に、WordPress の trunk のコピーを SVN からチェックアウトします。
$ svn co https://develop.svn.wordpress.org/trunk/ .
URL の末尾のスラッシュと、コマンドの末尾のピリオドは、どちらも重要です。これらは、リポジトリからダウンロードしたファイルがカレントディレクトリにあることを確認するためです。もしこのドットを削除してしまうと、”trunk” という名前の新しいインストールディレクトリが作成されてしまいますが、これは望んだものではありません。
WordPress のセキュリティ証明書を受け入れるかどうか、以下のメッセージが表示される場合があります。
Error validating server certificate for 'https://plugins.svn.wordpress.org:443':
- The certificate is not issued by a trusted authority. Use the
fingerprint to validate the certificate manually!
Certificate information:
- Hostname: *.svn.wordpress.org
- Valid: from Thu, 21 Jun 2012 16:07:30 GMT until Wed, 15 Jul 2015 19:04:26 GMT
- Issuer: 07969287, http://certificates.godaddy.com/repository, GoDaddy.com, Inc., Scottsdale, Arizona, US
- Fingerprint: bf:08:a3:de:ab:e4:76:fd:d0:5d:10:d1:c8:de:19:12:5f:bf:71:25
(R)eject, accept (t)emporarily or accept (p)ermanently?
永続的に許可する場合は、p と入力してください。
2. wp-config.php の作成
wp-config.php
ファイルを作成する方法は2つあります。
- 手動: プレーンテキストエディターで
wp-config-sample.php
を開き、ローカル Web サーバーのDB_NAME
、DB_USER
、DB_PASSWORD
、DB_HOST
情報を入力し、ローカル SVN リポジトリ (例: wordpress-svn) のルートディレクトリにwp-config.php
として保存してください。 - 自動: インストール中に WordPress がファイルを作成することを許可します。もし
wp-config.php
ファイルが存在しない場合、インストール処理の最初にファイルを作成するよう求められます。
どちらでもかまいませんので、お好みの方法をお使いください。
WordPress をインストールするために、MySQL データベースを作成する必要があることを忘れないでください。
3. インストールスクリプトの実行
Web ブラウザーで http://localhost/wordpress-svn/src/ に移動し、インストール作業を実行します。
WiWindows 11をお使いの方へ: npm と grunt をインストールしていない場合、npm コマンドのエラーが表示されます。ここから Node.js をダウンロードし、インストールしてください: https://nodejs.org/download/release/latest-v16.x/。npm コマンドを実行する前に、コマンドウィンドウを開き、wordpress-svn ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。npm install -g grunt-cli
– これは、grunt クライアントをインストールします。そして、次のコマンドを実行して、wordpress インスタンスに grunt を追加します。npm install grunt --save-dev
npm run dev
で、WordPress インストールの解凍が完了するはずです。
ブラウザーを更新すると、以下のような応答が得られるはずです。これらの方法は、https://gruntjs.com/getting-started でより詳細に説明されています。
wp-config.php
ファイルを手動で作成した場合、WordPress の標準的なインストール画面が表示され、有名な「5分インストール」を行います。サイトのタイトル、希望のユーザー名、パスワード (2回)、メールアドレスを入力し、WordPress をインストールをクリックすると、インストールが完了します。インストールが成功した画面でログインをクリックし、ユーザー名とパスワードを入力し、設定を行います。成功の画面でログインをクリックし、ユーザー名とパスワードを入力し、お好みの設定を行います。
WordPress にファイルを作成させる場合は、今すぐファイルを作成するかどうかを尋ねる画面が表示されます。設定ファイルの作成をクリックして、次に進みます。3番目の画面で、ローカルの Web サーバーのデータベース認証情報と、使用するデータベーステーブルの接頭辞を入力します (デフォルトは wp_
)。すべての項目を入力したら、送信をクリックします。WordPress は、提供された情報を使って、データベースに接続できるかどうかを確認します。成功したら、インストール実行をクリックして次に進みます。
その後、「5分インストール」を行い、すべての項目を入力し、WordPress をインストールをクリックするとインストールが完了します。インストールが成功した画面でログインをクリックし、ユーザー名とパスワードを入力し、設定を行います。
備考: 新しい設定では、WordPress は wp-config.php
ファイルを /src/
ディレクトリではなく、あなたのローカルリポジトリのルートディレクトリに作成します。
4. wp-config.php の編集
ローカルインストールはベータテストやバグ修正、パッチの作成やテストに使用されるため、エラーメッセージや通知を見ることができるのは重要です。プレーンテキストエディターで wordpress-svn/wp-config.php
を開き、WP_DEBUG
を true に設定します。
/**
* For developers: WordPress debugging mode.
*
* Change this to true to enable the display of notices during development.
* It is strongly recommended that plugin and theme developers use WP_DEBUG
* in their development environments.
*/
define('WP_DEBUG', true);
5. Subversion インストールのアップデート
テスト、バグ修正、パッチでの貢献を行っている間は、ローカルの SVN インストールで最新バージョンの WordPress trunk を実行する必要があります。
WordPress 3.7では、WordPress のマイナーな安定版リリース (3.7.x) に対して自動更新を導入しています。この機能は、デフォルトでは、Subversion インストールでは機能しません。
ローカルの SVN インストールを手動で更新する必要があります。以下の手順は、TortoiseSVN またはコマンドラインを使用して WordPress trunk の最新版に更新するものです。
5.1 TortoiseSVN の使用
TortoiseSVN を使用してローカルの WordPress SVN インストールを更新するには、ルートフォルダー (例: wordpress-svn) を右クリックし、SVN Update を選択してください。
変更されたファイルのダウンロードが開始されます。ほとんどのファイルは Updated と表示されますが、Added (新しいファイル)、Deleted (ファイルが削除された) と表示される場合もあります。
アップデートが完了すると、ウィンドウの下部に、アップデートによって変更されたファイルが含まれるリビジョン番号のメッセージが表示されます。
5.2 コマンドラインの使用
コマンドラインを使用してローカルの WordPress SVN インストールを更新するには、コマンドラインクライアントを開き、WordPress SVN インストールにディレクトリを変更します。
$ cd ~/wordpress-svn
SVN update コマンドを使用して、WordPress Subversion リポジトリから変更されたファイルをダウンロードします。
$ svn up
次のステップ
より詳しく
- Creating a WordPress site using SVN
- WordPress Workflow Tips: Using Subversion Externals for Plugins, Themes and Core
- Installing WordPress With Clean Subversion Repositories
- Installing/Updating WordPress with Subversion
最終更新日: