Meetup (チャプタープログラム) は、WordPress オープンソースプロジェクト全体の一部です。
WordCamp と同じように、Meetup は WordPress を好きで、重要だと思っている人たちが集まって、お互いから学び、つながりを作るための機会です。WordPress について知りたい人にとっても、WordPress を使っている他の人と出会いたい人にとっても、Meetup イベントは地域でしっかりした WordPess コミュニティを構築するための手段となります。
Meetup は、私たちが作った WordPress Meetup チャプタープログラムによって支援されています。このプログラムは meetup.com の費用を負担し、全世界の Meetup に対して中心となるサポート体制を提供します。Meetup チャプタープログラムに参加することで、新規・既存グループともに手厚いサポート、情報、ヘルプが受けられます。チャプターに参加している Meetup では、各グループが行動規範や Meetup グループ向けの5つのルールを守ることを約束しているため、世界のどこで開催されているイベントに出席しても、一貫性のある体験を受けることができます。
WordPress Meetup は地域のコミュニティによって企画・実行されているため、だれでもリーダーになることができます。誰か1人だけがイベント企画や開催の「所有者」になる必要はありません。WordPress Meetup は、誰もがイベントを企画することを歓迎されているグループなのです。
あなたも Meetup オーガナイザーになる要件を満たしているか、興味がありますか ? 引き続き、詳細をお読みください。
オーガナイザーになるには何が必要ですか。
すべてのイベントの計画と企画は地域ごとに行われているため、Meetup オーガナイザーたちは、WordPress が大好きで、自分の地域のコミュニティを育てたいと思っている信頼の置ける人たちです。もしお住まいの町で IT 関連の人と話したことがあれば、町の人が持っている興味の度合いについて、おそらくある程度理解しているのではないでしょうか。また、誰もが異なる背景をもっていることに気づいたかもしれません。
ファミリーフレンドリーで、誰もを受け入れるイベントを行う準備をすることは、地域の WordPress コミュニティの成功に非常に重要です。
WordPress コミュニティに参加する方の体験に一貫性を持たせるためには、Meetup が5つのルールをしっかり守ることが大切です。これらのルールは、WordPress コミュニティの精神をうまくとらえるための方法として、ボランティア Meetup オーガナイザーたちによって作られました。
5つのルール
- WordPress Meetup は、特定の企業や個人の利益のためではなく、 WordPress コミュニティ全体の利益のためにあります。イベント主催者として取る行動のすべてはコミュニティの利益を念頭に置いて行います。
- WordPress Meetup には、能力、スキル、経済状況、その他の基準に関わらず、あらゆる人が参加できます。
- Meetup は、ボランティアが運営し、スピーカーも無償で登壇しています。少額の参加費が必要になる場合でも、それは Meetup の経費のみに使うものであり、スピーカーや運営スタッフの報酬にすべきではありません。
- Meetup グループでは、コミュニティ内の信頼・信用できるメンバーは誰でもイベントを企画できるようにします。
- Meetup は、雰囲気の良い場所にしましょう。差別、暴力の扇動、憎悪の促進、全般的な礼儀をわきまえない振る舞いをなくし、誰もを受け入れる環境を全員で育てていきましょう。
また、すべての公認 WordPress Meetup 運営者には、GPL を含めた WordPress オープンソースプロジェクトの原則を守ることが求められます。これは、GPL ではないプラグインやテーマを使うことで、WordPress が提供する権利を気づかないうちに奪われてしまうユーザーや参加者を守ることに役立ちます。
登録する準備ができたら、こちらの手順に従って応募フォームにご記入ください。
すでに勉強会の運営者をしている場合はどうなりますか。
すでに WordPress 勉強会の運営をしている場合も、チャプタープログラムの参加を歓迎します。以下に、参加すると起こることの一部をご紹介します。
(訳注: meetup.com を使っている場合) WordPress Community Support が meetup.com の利用料を負担し、メインオーガナイザーのアカウントとなります。これまで meetup.com のメインオーガナイザーの立場だった方の役割は、共同オーガナイザーに変更されます。既存の共同オーガナイザーは、引き続き同じ役割のままです。WordPress が meetup.com アカウントの「所有者」となり、イベントの開催に協力している方々は全員同等の立場になります。
- これまでのオーガナイザーは、今までと同様に meetup.com のグループツールにアクセスできます。
- グループ名と URL は変わりません。
- サイトのデザインも変わりません (ただし、もし間違ったロゴを使っていたり、”WordPress” のつづりの間違いがあった場合は、修正するようにお願いします)
- 年に一度、メンバーとオーガナイザーに対して勉強会に関するフィードバックを集めるためのアンケートを送信します。結果は共有・議論され、もし必要がある場合は問題解決のためにコミュニティサポートチームが皆さんに協力します。
- WordPress グッズ (ステッカー、バッジ) をお送りします。ただし、最近開催した WordCamp の残りがある場合は、代わりにそれをメンバーと共有することもできます。
- Meetup イベントには無料で使えるスペースを見つけることを探すことをおすすめします。しかし、見つからない場合は会場費を負担するサポートも始めました。また、イベントの開催をより簡単にするために提供できる費用や備品などを把握するため、Meetup オーガナイザーの方々と連携していきます。
- 現在、Meetup の参加に申請が必要になっている場合、その要件は削除するようにお願いします。WordPress Meetup は、興味を持つすべての方に公開されています。通常の「参加」フォームでも参加者に質問を聞くことができますが、参加自体に質問の回答を必須にすべきではありません。
- グループの共同オーガナイザーを通さなくても、メンバーが誰でもイベントを企画できるようにすることが求められます。土曜の朝にカフェで開かれる WordPress の集まりに5人が来るのも、80人を集めてフォーマルなプレゼンをするのも、同じだけ価値があることです。より多くの人が集まったり知り合ったりして WordPress について話し合うことは、たくさん機会があればあるほど良いことです。数人だけが企画をすることで、自動的に回数や対象者が少なくなってしまいます。
現在運営中の勉強会としてチャプタープログラムに参加する準備ができたら、こちらの手順に従って応募フォームにご記入ください。
ヒント: この記事についてのクイズがあります。クイズや、そのナビゲーションについての質問がある場合はウェルカムページのクイズセクションをお読みください。
原文: https://make.wordpress.org/community/handbook/meetup-organizer/meetup-program-basics/ 翻訳 GitHub: https://github.com/jawordpressorg/community-handbook/blob/master/meetup-organizer/meetup-program-basics.md 更新日: 2019年5月11日