プライバシー・ツールはもともと WordPress 4.9.6で導入されました。これらのツールは、プライバシー・エクスポーター、プライバシー消去機能、プライバシー・ポリシーガイドの一部として開発者が使用できるように(そして奨励するために) 設計されています。
それ以来、利用可能な権限を拡張するために、いくつかの新しいフックが導入されました。これらのフックにより、開発者は書き出しや消去リクエストに、追加の個人データを含めることができ、プライバシー・ポリシーガイドの推奨コンテンツを導入できます。
これらのツールをコントロールする機能とともに、リクエストメールと確認メールで使用する新しいフィルターがいくつか追加され、これらの通知をより細かくコントロールできるようになりました。
オプション
wp_page_for_privacy_policy
– サイトのプライバシーページのページ ID が格納されています。
アクション
user_request_action_confirmed
– ユーザーがプライバシーリクエストを確認したときに発生します。wp_privacy_delete_old_export_files
– 個人データの書き出しフォルダーから古い書き出しを削除するために使用される、スケジュールされたアクションです。wp_privacy_personal_data_erased
– 最後の消去機能の、最後のページが完了した後に実行されます。wp_privacy_personal_data_export_file
– 書き出しフローの一部として、個人データの書き出しファイルを作成するために使用されます。wp_privacy_personal_data_export_file_created
– 個人データの書き出しファイルが作成された後に実行されます。
フィルター
privacy_policy_url
– プライバシーポリシーページの URL をフィルタリングします。the_privacy_policy_link
– プライバシーポリシーページリンク HTML をフィルタリングします。wp_get_default_privacy_policy_content
– プライバシーポリシーガイドを通じて含めるために提案された、デフォルトのコンテンツをフィルタリングします。user_request_action_confirmed_message
– ユーザーに表示される、アクション確認メッセージを修正できます。user_request_action_description
– ユーザーアクションの説明をフィルタリングします。user_request_action_email_content
– アカウントアクションが試行された際に送信される、E メールの本文をフィルタリングします。user_request_action_email_headers
– アカウントアクションが試行された際に送信される、E メールのヘッダーをフィルタリングします。user_request_action_email_subject
– アカウントアクションが試行された際に送信される、E メールのサブジェクトをフィルタリングします。user_request_confirmed_email_content
– ユーザーリクエスト確認 E メールの本文をフィルタリングします。user_request_confirmed_email_headers
– ユーザーリクエスト確認 E メールのヘッダーをフィルタリングします。user_request_confirmed_email_subject
– ユーザーリクエスト確認 E メールのサブジェクトをフィルタリングします。user_request_confirmed_email_to
– データリクエスト確認通知の受信者をフィルタリングします。user_request_key_expiration
– ユーザーリクエストに対する確認キーの有効期限をフィルタリングします。wp_privacy_additional_user_profile_data
– プライバシー・エクスポーター用にユーザーのプロファイルデータを拡張するためにフィルタリングします。wp_privacy_export_expiration
– 書き出しファイルの保存期間を設定します。デフォルトは3日間です。wp_privacy_personal_data_email_content
– 個人データ書き出しファイルへのリンクとともにユーザーに送信される E メールの本文を修正できます。wp_privacy_personal_data_email_headers
– 個人データ書き出しファイルとともに送信される E メールのヘッダーをフィルタリングします。wp_privacy_personal_data_email_subject
– 書き出し要求が完了した際に信される E メールのサブジェクトをフィルタリングします。wp_privacy_personal_data_email_to
– 個人データ書き出し通知メールの受信者をフィルタリングします。
wp_privacy_personal_data_email_to
は、間違った受信者のメールアドレスにデータ書き出しリンクを送信しないように、十分注意して使用してください。
wp_privacy_personal_data_erasers
– コアとプラグインの個人データ消去機能の登録をサポートします。wp_privacy_personal_data_erasure_page
– 個人データ消去機能のデータのページをフィルタリングします。AJAX だけでなく、消去レスポンスを送信先で使用できるようにします。wp_privacy_personal_data_exporters
– コアおよびプラグインの個人データ・エクスポーターの登録をサポートします。wp_privacy_personal_data_export_page
– 個人データ・エクスポーターのデータのページをフィルタリングします。書き出しレポートの構築に使用されます。AJAX に加えて、書き出しレスポンスを送信先で使用できるようにします。wp_privacy_anonymize_data
– 各タイプの匿名データをフィルタリングします。wp_privacy_exports_dir
– 個人データ書き出しファイルを格納するディレクトリをフィルタリングします。wp_privacy_exports_url
– 個人データ書き出しファイルを格納するディレクトリの URL をフィルタリングします。user_confirmed_action_email_content
– ユーザーリクエスト確認 E メールの本文をフィルタリングします。E メールは、ユーザーリクエストが確認されると管理者に送信されます。user_erasure_fulfillment_email_to
– データ消去完了通知の受信者をフィルタリングします。user_erasure_complete_email_subject
– 消去リクエストが完了したときに送信される E メールのサブジェクトをフィルタリングします。user_confirmed_action_email_content
– データ消去完了通知の本文をフィルタリングします。E メールは、ユーザーのデータ消去要求が管理者によって処理されるとユーザーに送信されます。user_erasure_complete_email_headers
– データ消去完了通知のヘッダーをフィルタリングします。
権限
プライバシー・ツールへのアクセスは、いくつかの新しい権限によって制御されます。(非マルチサイト・インストールの場合) 管理者はデフォルトでこれらの権限を持っています。これらの権限は以下の通りです:
erase_others_personal_data
– Tools の下でサブメニュー「個人データの消去」が利用可能かどうかを決定します。export_others_personal_data
– Tools の下でサブメニュー「個人データのエクスポート」が利用可能かどうかを決定します。manage_privacy_options
– Settings の下でサブメニュー「プライバシー」が利用可能かどうかを決定します。