WordPress 5.9から WordPress エコシステムに「ブロックテーマ」が加わりました。ブロックテーマは、ブロックによる、ブロックのために構築された新しいタイプのテーマです。
ブロックテーマとは何か ?
ブロックテーマとは、ナビゲーションメニュー、ヘッダー、コンテンツ、サイトフッターなど、サイトのあらゆるパーツにブロックを使用するテーマです。サイトのすべてのパーツを編集、カスタマイズできる WordPress 搭載の最新機能に合わせて作られています。テーマを変更することなく、変更したいパーツのみを差し替えられます。
ブロックテーマでは、テンプレートエディターやサイトエディターを使用して、コンテンツの外側で、ブロックを配置、編集できます。テーマやプラグインが提供するテンプレート、例えば、アーカイブページや404ページなどでブロックを利用できます。また、カスタムテンプレートも作成できます。
テーマに関する一般的な情報については、サポート記事「テーマとは」を参照してください。
ウィジェットやウィジェットエリアにはどんな影響がありますか ?
ブロックテーマは、ウィジェットの代わりにブロックを使用します。つまり、これまでウィジェットを表示してきた場所に、ブロックを配置できます。
カスタマイザーにはどんな影響がありますか ?
カスタマイザーは、機能を有効化するプラグインやテーマを使用しない限り、ブロックテーマでは使用できません。これは、カスタマイザーで行う変更は、ブロックでも可能なためです。例えば、サイトタイトル、キャッチフレーズ、サイトロゴ用のブロックが用意されました。また、管理画面の「外観」 > 「エディター (ベータ)」のスタイル設定からサイトの色を選択できます。現在、ファビコンやサイトアイコンを設定するオプションは利用できませんが、将来のリリースでサポートされる予定です。
ブロックテーマの見つけ方
ブロックテーマを探すには、WordPress テーマディレクトリの「特徴で絞り込む」の「機能」フィルターで「フルサイト編集」を選択します。
新しいテーマの入手に関する一般的な情報については、サポート記事「新しいテーマを入手する」を参照してください。
ブロックテーマにはどんなオプションがありますか ?
ブロックテーマを有効化すると、以下のようなツールや機能が利用できます。
- サイトエディター: サイトのあらゆるパーツの編集や、テンプレート間の移動などが可能なエディターです。
- スタイル: 個々のブロックを含むサイトを、色やタイポグラフィー、レイアウトなどで自由にカスタマイズできる機能です。
- テンプレート: 固定ページや投稿が使用するテンプレートを編集、作成、管理できます。
- テンプレートパーツ: ヘッダーやフッターのように、主にサイト構成用のブロックテンプレートの一部として、ブロックのグループを整理して表示します。
- テーマブロックは、ナビゲーションブロックやクエリループブロックなどを含みます。
これらのオプションにより、テーマを頻繁に変更することなく、希望する外観を実現できます。
いつブロックテーマを使うべきですか ?
ブロックテーマは、WordPress 5.9で新たに追加されました。新機能の探求が好きな方、ブロックエディターでのコンテンツ構築が好きな方、サイトのすべてのパーツを完全に制御したい方にとって、ブロックテーマは最適なソリューションです。もしまだためらわれるのであれば、まずテストサイトを立ち上げてブロックテーマを試し、自分に合うかどうかを確認するとよいでしょう。
ブロックテーマは従来のテーマとどこが異なりますか ?
ブロックテーマは、WordPress の新しい機能に合わせて作られており、ブロックを使ってサイトのあらゆるパーツを編集できます。背景色からすべての見出しブロックのフォントサイズまで、簡単にカスタマイズできます。一方、従来のテーマは、ウィジェット、専用のメニューセクション、カスタマイザーなど、WordPress を長く使われている方にはお馴染みの機能を備えています。
リソースリンク
- Learn WordPress コース: Simple Site Design with Full Site Editing
Changelog:
- Created 2022-01-05
この記事は役に立ちましたか ? どうすればさらに改善できますか ?
フィードバックを送信するにはログインする必要があります。