WordPress のバックアップ

注: 詳細な説明や手法が不要であれば、「自動バックアップ」節の「バックアップ関連の WordPress プラグイン」などを参照してください。

WordPress のデータベースには、ブログ上のすべての投稿、コメント、リンクが含まれています。データベースがもし消去されたり破損したりすると、作成したものをすべてを失うことになります。このような事態が起こる原因は多くありますし、すべてコントロールできるわけでもありません。WordPress のデータベースやファイルの適切なバックアップがあれば、すぐに通常の状態に戻すことができます。

WordPress サイトのバックアップ手順は次のとおりです。

  1. WordPress サイトWordPress データベース
  2. 自動 WordPress バックアップオプション

また、サポートが必要な場合は WordPress サポートフォーラム を訪れてみてください。

サイトのバックアップは必須です。問題は必ず発生するものですし、災害が発生した時にはアクションを起す必要があるからです。何分かを費やすだけで簡単便利にデータベースのバックアップを取れるようにしておけば、それだけ多くの時間を創造的で生産的なウェブサイトの作成に振り向けることができます。

バックアップに関する疑問

定期的に、そしてアップグレードの前には必ずデータベースのバックアップを取りましょう

どのくらいの頻度でバックアップするべきですか ?

どれだけ頻繁にブログを書いているか、どれほど頻繁にバックアップを行いたいか、投稿数件とデータベースが消えてしまったときにどう感じるかによります。結局、あなた次第です。

他のデータのバックアップもこの方法が使えますか ?

はい。どのような場面でもバックアップは大切です。

バックアップはいくつ保存しておくべきですか ?

一般的には、最低3個のバックアップをそれぞれ別の場所、または別の形態 (例えば CD/DVD、別々のハードドライブ、フラッシュメモリ、オンラインストレージ、メールアカウントなど) に保存します。この方法であれば1個のバックアップメディアが破損したり、内部のデータが壊れてもバックアップは失われません。

データベースのバックアップが巨大です ! これはどうにかすることができますか ?

たいてい、スパム対策とアクセス統計の WordPress プラグインは常に情報を集めているので膨大な量のデータを追加することがあり、データベースが肥大することがあります。データベースをバックアップするときには、こうした情報はおそらく保存するほど重要ではないでしょう。バックアップの実行時にはこうしたテーブルを選択しないようにしましょう。

バックアップを自動化できますか ?

はい。バックアッププロセスを自動化する方法はいくつかあり、「WordPress の自動バックアップ」節にリストを挙げました。ただしこういった自動バックアップファイルとともに、手動でもたまにファイルをバックアップしておくとより確実でしょう。

WordPres のバックアップに関する追加情報はありますか ?

はい。詳細については「バックアップ関連の資料」を参照してください。

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バックアップの説明

以下は WordPress データのバックアップや復元に役立つ一般的な説明です。

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WordPress サイトのバックアップ

WordPress サイトのバックアップはデータベースファイルの2つに分かれます。サイト全体のバックアップと WordPress データベースのバックアップが必要です。以下の説明はさまざまなサーバープログラムでの WordPress のデータベースをバックアップする方法です。まずはデータベース以外の WordPress サイトのバックアップから始めます。

WordPress のサイトは次のような構成になっています。

  1. WordPress コアインストール
  2. WordPress プラグイン
  3. WordPress テーマ
  4. 画像とファイル
  5. JavaScript、PHP スクリプト、他のコードファイル
  6. 追加ファイルと静的ウェブページ

これらがさまざまに組み合わされ、ウェブページが生成されます。データベースは投稿やサイト上に生成されるたくさんのデータを含んでいますが、サイトの外観を生み出す上記の要素は含んでいません。これらは保存する必要があります。

たいていのホストはサイトを含むサーバー全体をバックアップしていますが、そのバックアップからサイトのコピーをリクエストするには時間がかかるので、すばやい復元は無理です。自分のサイトのファイルのバックアップと復元の方法を学ぶ必要があります。

サイトのファイルをバックアップする方法をいくつかご紹介します。

サイトのホストティングサービスが提供するバックアップソフト

たいていのホスティングサービスはサイトをバックアップするソフトウェアを提供しています。利用中のホスティングを確認して、どのようなサービスとプログラムが提供されているか見つけてください。

同期サイトを作る

WinSCP や他のプログラムではウェブサイトと同期して、サーバーやハードドライブにブログコンテンツのミラーコピーを更新します。これは時間の節約になりますし、最新のファイルを両方の場所で確実に保持できます。

ファイルをデスクトップにコピーする FTP クライアント か UNIX Shell を使用して自分のコンピューターのフォルダにファイルをコピーできます。コピーしたら、zip などに圧縮すればスペースを節約でき、数バージョン分を保存できます。

破損や紛失した場合のことを考えて最低3つのバックアップをそれぞれ別の場所やメディア (例えば CD、DVD、ハードドライブ) などに保存するといいでしょう。

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データベースバックアップの方法

WordPress のデータベースは定期的に、そしてアップグレードや別のサーバーに移る前にはいつもバックアップしましょう。次の情報は、さまざまな人気サーバーソフトウェアを使用して WordPress のデータベースをバックアップするのに役立つでしょう。詳細はホスティングサービスにお尋ねください。

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phpMyAdmin へのアクセス

phpMyAdmin の詳細については「phpMyAdmin」を参照してください。

WordPress データベースをバックアップするために、必ずしも phpMyAdmin に慣れ親しんでいる必要はありませんが、以下の説明ではサーバー上の phpMyAdmin を見つけるところからひとつずつ説明していきます。そしてその次の簡単なバックアップの説明に進んでください。さらに詳しい情報はデータベースのバックアップを参照してください。

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Plesk

「Websites & Domains」画面で、WordPress のインストール中に設定したデータベースの「Open」ボタンをクリックします。phpMyAdmin インターフェースが開きます。


「Open」ボタンが表示されない場合は「Start creating your website」ダイアログを閉じてください。

「Select Existing Database」をクリックして WordPress データベースを選択してください。

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cPanel

cPanel のメインコントロールパネルで MySQL のロゴを探して MySQL データベースへのリンクをクリックします。次のページで phpMyAdmin リンクを探してクリックし、phpMyAdmin へアクセスします。

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Direct Admin

Your Account ページで MySQL Management を探し、それをクリックして phpMyAdmin にアクセスします。

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Ensim

MySQL 管理ロゴを探して、このリンクをクリックします。Configuration 以下の MySQL Administration Tool を選択します。

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vDeck

メインコントロールパネルで Host Manager をクリックし、Databases をクリックします。次の画面で Admin をクリックします。phpMyAdmin ログイン画面のへの別のウインドウがポップアップ表示されます。


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Ferozo

Ferozo 管理パネルにログインします。「Base de Datos」メニューにアクセスし、「Acceso phpMyAdmin」をクリックします。phpMyAdmin ログイン画面を表示する新規ウィンドウが開きます。


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簡単なバックアップ

次の説明は WordPress のデータベースを phpMyAdmin を使用してバックアップするとても簡単な方法です。詳しくは WordPress のバックアップデータベースのバックアップを参照してください。サイトの phpMyAdmin にアクセスする方法が分かったら、次の手順に従ってください。

  1. phpMyAdmin パネルの「データベース」をクリックします。phpMyAdmin のバージョンによっては操作が不要な場合もあります。
  1. 複数のデータベースが存在する場合は、WordPress をインストールした際に作成した WordPress のデータを保持するデータベースをクリックします。phpMyAdmin の古いバージョンではプルダウンメニューで選択します。
  2. 「構造」ビュータブに表示されるデフォルトのテーブルを以下に示します。アクセス解析やアンチスパムプラグインを使用していると他にもテーブルがあるかもしれません。
  1. 「エクスポート」をクリックします。 エクスポート方法には「簡易」と「詳細」の2種類の方法があります。「詳細」を選択する場合は、次の手順に従ってください。
    1. すべてのテーブルを選択します。
    2. 「出力」セクションで「出力をファイルに保存する」をオンにして、「圧縮」で「なし」を選択します。データベースが巨大な場合は圧縮方法を選択してください。
    3. 「フォーマット」ドロップダウンメニューで「SQL」を選択します。
    4. 「「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する」をオンにします。この設定は既存のデータベースを上書きする際に便利です。
    5. 「CREATE TABLE オプション」の「IF NOT EXISTS」をオンにします。この設定はデータベースの復元の際、すでにテーブルが存在した場合のエラーを回避します。
    6. 「実行」をクリックします。データが自分のコンピュータに保存されます。
  2. このファイルを安全に保管します。コピーを作成し、異なる場所に異なるメディアで保持します。

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自動バックアップ

WordPress データベースを自動スケジュールでバックアップするための様々なプラグインがあり、簡単に複数のバックアップを管理するのに役立ちます。WordPress の管理画面、または WordPress プラグインディレクトリのプラグインブラウザーで検索できます。

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バックアップ関連の資料

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バックアップツール

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