説明
Transer 多言語ページ翻訳は、お使いの WordPress サイトを transer.io のサーバーサイド翻訳 API に接続します。翻訳エンジンは、原文が日本語で書かれたサイトを中核に設計されていますが、それ以外の言語のサイトにも対応しています。
日本語に特化していることの意味
汎用の翻訳ツールは、日本語を数ある言語のひとつとして扱います。しかし日本語の原文には、そうしたツールが崩れてしまう構造的な癖があります。本プラグインが利用する翻訳エンジンは、その癖に正面から向き合って設計されています。
- 和暦の確定変換: 令和、平成、昭和の日付を、読みをそのまま置き換えたり欠落させたりせず、正しい西暦へ変換します。
- ひらがな主体の文: ひらがなを多用した文は、形態素解析では語の区切りが曖昧になります。本エンジンは、推測に頼らず語の境界を判別します。
- 装飾用のマークアップ: 日本語サイトでは、見た目の調整のために単語が
<span>タグで分断されていることがよくあります。本エンジンはそのマークアップを読み解き、ひとつの単語が複数の断片として翻訳されるのを防ぎます。
ページの HTML をそのまま送信するため、文脈が一文ごとに途切れることなく、ドキュメント全体を通して保たれます。翻訳されたページはサーバーサイドでレンダリングされ、hreflang や canonical といった多言語 SEO タグも自動的に生成されます。
日本語以外の言語で書かれたサイトにも対応しています。英語、中国語、韓国語などの推奨16言語は、原文言語としても設定でき、どの言語を選んでも編集機能はすべて同じようにお使いいただけます。なお、上記の日本語固有の処理は、原文が日本語の場合にのみ適用されます。
翻訳した後の編集
機械翻訳である以上、直したい箇所は必ず出てきます。本プラグインでは、その修正を翻訳ページの上でそのまま行えます。管理画面を開くことも、該当ページを探すこともありません。おかしいと思った文字をクリックすれば、そこが編集の対象です。
- 直接編集: テキストをクリックすると、上段に日本語の原文、下段に訳文を表示したパネルが開きます。訳文を書き換えて保存してください。訳文を空にして保存すると、次回の読み込み時に AI の翻訳へ戻ります。
- 辞書登録: 一度登録した用語は、以降その訳語が使われます。手動で登録した用語は、AI の判断より常に優先されます。
- 翻訳禁止: 見出し、キャッチコピー、法的な文言など、原文の日本語のまま残したい箇所を指定できます。どの言語で表示しても、その箇所は日本語のままです。
- 画像置換: 文字が埋め込まれたバナーなどの画像を、言語ごとに別の画像へ差し替えられます。
無料アカウントでは、直接編集を100箇所まで、辞書登録を50語までご利用いただけます。翻訳禁止と言語バーの外観設定に上限はありません。画像置換は有料プランでのご提供となります。
主な機能
- サーバーサイド翻訳: ページはブラウザに届く前に翻訳されるため、検索エンジンと訪問者は同じ完成した HTML を受け取ります。
- 多言語 SEO タグの自動付与: 契約中のすべての言語について、
canonicalタグとhreflangタグを自動的に挿入します。 - 言語切り替え UI の自動表示: ショートコードを設置する必要はありません。原文ページと翻訳ページの両方に、言語切り替え UI を自動で表示します。
- サイト内検索の翻訳: 訪問者が自分の言語で検索すると、検索が実行される前にキーワードをサイトの原文言語へ翻訳します。日本語のコンテンツがきちんと見つかるようになります。設定は不要です。
- 多言語サイトマップ:
/transer-sitemap.xmlにアクセスすると、言語ごとのhreflang情報を含むサイトマップを動的に生成します。 - 翻訳ページ上での編集: ページを離れることなく、訳文の書き換え、用語の登録、翻訳対象からの除外を行えます。詳しくは上記をご覧ください。
- サーバー設定は不要:
.htaccessの書き換えや、ウェブサーバーのリライトルールは必要ありません。/en/aboutのような言語プレフィックス付きの URL を、WordPress のinitフックの中で判定します。
transer.io のアカウントと API キーが必要です
本プラグインをご利用いただくには、transer.io の無料アカウントと API キーが必要です。1言語目は無料でご利用いただけます。
外部サービス
本プラグインは、ページの内容を設定した言語へ翻訳するために、transer.io に接続します。transer.io は、本プラグインの開発元と同一の企業である Hippotech USA Inc. が運営する、サードパーティのサーバーサイド翻訳 API です。
- 送信される内容とタイミング: 訪問者がサイトの原文言語以外の言語でページをリクエストした場合、本プラグインは出力バッファを通じてそのページの HTML 全体を取得し、リクエスト元のホスト名、URL パス、原文言語コード、設定済みの契約言語一覧とあわせて、transer.io の翻訳エンドポイント (
{設定した base_url、既定値は https://api.transer.io}/translate-page) へ送信します。原文言語でページが表示される場合、リクエストは送信されません。 - 契約言語の取得: プラグインの設定を保存したとき、transer.io のアカウントで契約している言語の一覧を取得するため、ホスト名と API キーを
{configured base_url}/contract-langsへ送信します。この通信は設定画面からのみ行われ、訪問者がページを表示したときに送信されることはありません。 - 検索キーワードの翻訳: 訪問者が翻訳ページでサイト内検索を行ったとき、検索が実行される前にキーワードをサイトの原文言語へ翻訳するため、入力されたキーワード・ホスト名・言語コードを
{configured base_url}/search-translateへ送信します。送信されるのはキーワードのみです。 - 認証: リクエストの認証には、お客様ご自身が transer.io のアカウントで取得し、本プラグインの設定画面に入力した API キーを使用します。プラグインの中に API キーが埋め込まれていることはありません。
- リクエストが失敗した場合: 何らかの理由で transer.io へのリクエストが失敗した場合、本プラグインは翻訳前の原文ページを表示します。ページの描画が妨げられることはありません。
- データの開示範囲: transer.io へ送信される HTML は、WordPress が描画した時点のページ内容です。訪問者がページ上のフォームに入力した値は含まれません。
利用規約: https://www.transer.io/terms.html
プライバシーポリシー: https://www.transer.io/privacy.html
インストール
- プラグインのファイルを
/wp-content/plugins/transer-translateにアップロードするか、WordPress 管理画面の「プラグイン」>「新規追加」からインストールします。 - 「プラグイン」画面から、本プラグインを有効化します。
- 「設定」>「Transer 多言語ページ翻訳」を開き、transer.io で取得した API キーを入力して保存します。原文言語と契約言語は transer.io のアカウントから自動的に取得されるため、入力が必要なのは API キーだけです。
FAQ
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実際の翻訳は、どこで行われますか ?
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翻訳の処理はすべて、transer.io のサーバー (translate.service API) 上で行われます。本プラグインは、WordPress が生成した HTML をこのサービスへ送信し、受け取った翻訳済みの HTML を出力するだけで、プラグイン自体が翻訳を行うことはありません。
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サーバー側のリライト設定は必要ですか ?
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必要ありません。本プラグインは、WordPress の
initフックの早い段階で URL の言語プレフィックスを判定するため、.htaccessやウェブサーバーのリライト設定は不要です。 -
無料で利用できますか ?
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1言語目は無料です (月間のトラフィック上限があります)。詳しくは transer.io をご覧ください。
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無料アカウントでも、翻訳を自分で修正できますか ?
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はい。直接編集、辞書登録、翻訳禁止の設定は、いずれも無料アカウントでご利用いただけます。上限は、直接編集が100箇所、辞書登録が50語です。編集は翻訳ページの上で行うため、管理画面を開く必要はありません。なお、画像置換は有料プランでのご提供となります。
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対応している言語を教えてください
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英語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、韓国語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語など、120以上の言語に対応しています。このうち16言語については、翻訳エンジンをさらに最適化した推奨言語としてご用意しています。
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他の言語でもサイト内検索は使えますか? =
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はい。翻訳ページを見ている訪問者が自分の言語でキーワードを入力すると、検索が実行される前にサイトの原文言語へ翻訳するため、既存のコンテンツが見つかります。この仕組みがないと、コンテンツもデータベースも原文言語のままなので、翻訳ページでの検索は常に 0 件になります。設定やテーマの改変は必要ありません。
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日本語以外の言語からも翻訳できますか ?
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はい。英語、中国語 (簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、フランス語などの推奨16言語は、翻訳先だけでなく原文言語としても設定できます。直接編集、辞書登録、翻訳禁止、画像置換といった編集機能は、原文の言語にかかわらずすべて同じようにお使いいただけます。なお、日本語固有の処理 (和暦、ひらがな主体の文、装飾用のマークアップ) は、原文が日本語の場合にのみ適用されます。
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どのようなウェブサイトに向いていますか
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主に、日本語で書かれたコンテンツを他の言語の読者へ届けたいサイトを想定していますが、日本語以外の原文言語にも対応しています。たとえば、インバウンド需要に対応する自治体サイトや観光情報サイト、海外へ商品を販売する越境 EC サイト、ニュースや IR 情報を世界へ発信する企業のコーポレートサイトなどです。
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専門的な用語にも対応できますか
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翻訳エンジンは、医療、法律、化学、教育、金融・会計、不動産、製造・機械、IT、ソフトウェア開発といった専門分野に向けて調整されています。専門用語や固有名詞は transer.io 側で一元的に管理できるため、サイト内のすべてのページで表記を統一できます。
評価
このプラグインにはレビューがありません。
貢献者と開発者
変更履歴
0.9.0
- 管理画面が WordPress の言語設定に従うようになりました。日本語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、韓国語を同梱しています。それ以外のロケールでは英語で表示されます。
- プラグイン一覧画面に表示される説明文も、翻訳されるようになりました。
0.8.4
- 環境によって、設定画面の原文言語の表示が正しく行われない場合がある問題に対処しました。
0.8.3
- 設定画面で、原文言語が言語コードで二重に表示される問題を修正しました。契約言語と同じ体裁で、国旗と現地語表記で表示されます。
0.8.2
- 管理画面を英語表記にしました。常に日本語で表示されるのではなく、WordPress の言語設定に従うようになります。
- 原文言語を手入力する必要がなくなりました。契約言語とあわせて transer.io のアカウントから取得します。
- 入力が必要な項目は、API キーだけになりました。
0.8.1
- 翻訳ページでのサイト内検索が機能するようになりました。訪問者の言語で入力されたキーワードを、検索が実行される前にサイトの原文言語へ翻訳します。
- 設定やテーマの改変は必要ありません。
0.8.0
- 契約言語の手入力を廃止しました。設定を保存すると、transer.io のアカウントから自動で取得されます。
- 契約言語を、国旗と現地表記の言語名を添えて設定画面に表示するようにしました。
- 言語コードを 1 文字でも打ち間違えると、言語切り替え UI も翻訳も動かなくなる問題を防止します。
- 更新後は、設定画面を開いて「変更を保存」を一度押してください。
0.7.4
- 多言語サイトマップ (
/transer-sitemap.xml) に対応しました。
0.7.1
- 契約言語が保存されない問題を修正しました。
0.6.0
.htaccessへの書き込みを廃止し、言語の判定をinitフックの中だけで完結するようにしました。

