ロードマップ

WordPress は継続的に開発中です。現在、Gutenberg プロジェクトのフェーズ2に向けて作業が進められています。Gutenberg プロジェクトは、Web 上のコンテンツを管理する方法を再構築するものです。その目標は、現代のビジネスを成功させるための基盤である、Web プレゼンスへのアクセスを拡大することです。フェーズ1は、WordPress 5.0でリリースされた新しいブロックエディターで、こちらで動作中の様子を見ることができます。2021年は、フルサイト編集 (フェーズ2) をWordPress にマージすることに注力します。これにより、投稿やページだけではなく、サイト全体でブロック編集が使えるようになります。フルサイト編集やそのコンポーネント、その他のアクティブな機能作業の詳細については、機能プロジェクトの概要ページをチェックしてください。

この投稿で概説されているように、2022年のプロジェクトにはいくつかの全体的な目標があります。

  1. 新しい WordPress エディターの採用の促進 - WordPress 5.9以降、私たちの重点は、フルサイト編集 (およびそのツール) の認知度と使いやすさの向上による、ユーザーの採用の促進にあります。
    1. CMS のために - 質の高いフィードバックを受け、必要であればデザインとも協業しながら実行可能なチケットの作成を促し、最も優先度の高いユーザーニーズを解決するコードを出荷します。
      1. より多くのユーザーと開発者を FSE アウトリーチプログラムに招待する (10~12回のテスト募集)。
      2. デザイン主導のユーザーテストを定期的に開催 (週に1回)。
    2. コミュニティのために - 私たちの知識とリソースを共有して、ユーザーの行動を刺激し、動機づける。
      1. より多くのユーザーと開発者を LearnWP でのスキルの増強に誘導。
      2. 日常的なサポート問題を、新しく常用のコンテンツにする(Learn、ドキュメント、WordPress.org などを使用した10~15個の公式コンテンツ)。
      3. ユーザーにとってインパクトのあるコンテンツを Rosetta のサイト出翻訳 (15~20ロケール)。
      4. オーディエンスに特化した WordPress イベントの開催 (共通の言語、興味、職業による10-12回の開催)。
    3. エコシステムのために - すべてのユーザーを対象に、エコシステム全体でフルサイト編集ツールとコンテンツを優先。
      1. ディレクトリ内のブロックテーマとプラグインをハイライト表示します。
      2. ブロックテーマの構築方法を学ぶためのツールとトレーニングを提供します。
      3. ブロック開発者体験の改善。
  2. すべてのサイト構築に必要なオープンソースの選択肢のサポート - サイトの立ち上げと運営に必要なオープンソースの要素へのアクセスを提供。
    1. CMS のために
      1. 新しいユーザーのオンボーディングフローを現代の標準に合うように更新。
      2. Openverse を wp-admin に統合。
      3. フォトディレクトリの送信を wp-admin に統合。
      4. パターンクリエーター
    2. コミュニティのために
      1. LearnWPの学習機会を提供 (週1回のワークショップと年6回のコース)
      2. ソーシャルラーニングスペースの回数増加 (週4回の SLS)
      3. ブロックテーマ貢献の促進 (リポジトリに500個のブロックテーマ)。
    3. エコシステムのために
      1. ブロック テーマをサポートするテーマのプレビュー機能のアップデート。
      2. WP.org 全体のコンテンツとデザインを更新。
      3. 翻訳体験を改善する Polyglots ツールのアップデート。
      4. 開発者中心コミュニケーション サイトの制作。
  3. オープンソーススチュワード: WordPress のオープンソース手法を改良し、WordPress と私たちが属するオープンソースコミュニティ全体の長期的な成功を導き、維持します。
    1. すべてのために
      1. 5ftF プログラムの拡張
      2. コミュニティにおける将来のリーダーの募集
      3. コミュニティにおける現在のリーダーのオンボーディング
      4. 他の OS プロジェクト (PHP、JS、Matrix など) へのアップストリーム貢献
      5. WordPress プロジェクトメンテナンス
      6. 補助プログラム
  4. ボーナス: WordPress 20歳の誕生日に向けての準備

参加したい方は、ぜひ Make WordPress へアクセスしてください。WordPress の翻訳、デザイン、ドキュメント、開発、マーケティングを手伝ってくれる方を常に必要としています。

現在予定されているリリース

こちらが現在予定されているリリースと、イシュートラッカー内にある各リリースの主なマイルストーンへのリンクです。予定日はすべて議論や計画を目的とした日付であり、リリースが近づくにつれて確定していきます。

バージョン 予定
6.2 (Trac) 2023

リリース予定の詳細については、Make WordPress Core に掲載されている2022年の仮リリースカレンダーに関する投稿をご覧ください。

リリースの前月には新機能フリーズが行われます。その後は、バグをなくし、パフォーマンス上の問題に対してコードをプロファイリングすることによって、リリース品質を保証することに専念します。

過去のリリースの概要は履歴一覧ページで確認できます。

長期的ロードマップ

Gutenberg のフェーズ2は、WordPress にマージされた後も終わりません。ユーザーのニーズに基づいてフィードバックを集めてイテレーションする作業は、WordPress 5.8がリリースされた後も継続されます。リマインダーとして以下に Gutenberg プロジェクトの4つのフェーズの概要を示しています。

Gutenberg の4フェーズ

  1. より簡単な編集 — WordPress ですでに利用可能で、継続的に改善されています
  2. カスタマイズ — 完全なサイト編集機能、ブロックパターン、ブロックディレクトリ、ブロックベースのテーマ
  3. コラボレーション — コンテンツを共同執筆するためのより直感的な方法
  4. 多言語対応 — 多言語サイトのコア実装