WordPress の GDPR コンプライアンスツール

以下は、Andrew Ozz が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「GDPR Compliance Tools in WordPress」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


GDPR の遵守は、すべての WordPress サイトにとって重要な考慮事項です。GDPR コンプライアンスチームは、現在コア内で開発中のプライバシーテストをテストするためのヘルプを求めています。

GDPR とは

GDPR は「EU一般データ保護規則」の略語であり、欧州連合 (EU) 内のすべての個人のためにデータ保護を強化し統一することを目的としています。その主な目的は、EU の住民が再び自分の個人情報をコントロールできるようにすることです。

なぜ急ぐ必要があるのかというと、GDPR は2年前に発表されましたが、2018年5月25日から施行されるからです。

Make WordPress GDPR コンプライアンスチーム

現在 GDPR コンプライアンスチームは、WordPress ベースのサイトの同法遵守を手助けすることが大規模かつ継続的な課題であることを理解しています。チームは、包括的なコアポリシー、プラグインガイドライン、プライバシーツール、およびドキュメントの作成に集中しています。これらのすべてで、皆さんの助けを必要としています。

GDPRコンプライアンスチームは以下の4つのエリアにフォーカスしています。

  • サイト所有者がサイトの包括的なプライバシーポリシーを作成するのを助けるための機能を追加する。
  • プラグインを GDPR 対応にするためのガイドラインを作成する。
  • コンプライアンスを容易にし、一般的にユーザーのプライバシーを奨励するための管理ツールを追加する。
  • サイト所有者にプライバシーおよび GDPR の主要な要件を教えるためのドキュメントや、新しいプライバシーツールの使用方法を追加する。

すでにプライバシーポリシーがあったのでは ?

そうですが、そうでない部分もあります。とは言え、GDPR はより厳しいガイドラインと制限を課すことになります。プライバシーページを作成する多くのプラグインがありますが、統一された包括的なプライバシーポリシーを生成する手段が必要です。ユーザーが容易にコンプライアンスに対応できるツールが必要になります。

サイト所有者は、GDPR に準拠したプライバシーポリシーを3つのステップで作成することができるようになります。

  1. ポリシー向けの専用ページを追加する。
  2. プライバシー情報をプラグインから追加する。
  3. ポリシーをレビューし、公開する。

ポリシーを編集する際には、新しい「投稿ボックス」がページ編集画面に追加されます。ユーザーデータを収集または格納するすべてのプラグインは、そこにプライバシー情報を追加できます。さらに、プラグインの有効化、無効化、または更新後にプライバシー情報が変更された場合、サイト所有者に注意喚起します。

メールアドレスによってユーザーのリクエストを確認する機能が追加される予定です。これは、サイト所有者がユーザーからの個人データの表示、ダウンロード、または匿名化のリクエストを確認できるようにするためのものです。

新しい「プライバシー」ページが「ツール」メニューの下に追加されます。ここにはユーザーからの新しい確認済みのリクエストとすでに完了したリクエストが表示されます。また、個人データのエクスポートや匿名化のためのツールや、不正試行を防止するためメールによる確認を依頼するためのツールも含まれています。

プライバシーに関する新しいセクションがプラグインハンドブックに追加されます。これには、ユーザープライバシーに関する一般情報、プラグインが準拠するために必要なこと、WordPress の新しいプライバシー関連機能を使用するためのヒントと例が含まれています。

新しいプライバシーツールは、4月末または2018年5月初旬にリリースされる予定です。

参加・貢献するには

皆さんにぜひ手伝っていただきたいです。最初の一歩は、認識と教育です。今後のプライバシーツールの詳細については、ロードマップを参照してください。

WordPress コアの開発やと新しいプライバシーツールのテストに参加したい場合は、Make WordPress Slack グループの #gdpr-compliance チャンネルに参加してください。

Ephemera 「短冊」ウィジェット

WordPress の新バージョン 3.2 の標準テーマ Twenty Eleven には、新しいウィジェット「短冊」が加えられています。このウィジェットの名称は、元の英語版では Ephemera 。これを日本語版ではなぜ「短冊」とすることになったのか、というお話です。

本題に入る前に、予備知識として投稿フォーマットについて見ておきましょう。投稿フォーマットとは、投稿記事の種類によって記事の見せ方に変化をつけるために、WordPress 3.1 から導入されました。複数の文章・段落から成る「ちゃんとした」記事を標準とすれば、ちょっとした短い記事はアサイド、リンクが主でそれにちょっとコメントする程度の場合はリンク、同様に引用が主の場合は引用、一枚の画像を対象とした画像、Twitter のひとつの tweet のような近況報告はステータス……ほかにもいくつかありますが、詳しくは Codex の各投稿フォーマットについての説明をご覧ください。投稿記事ごとにこの投稿フォーマットを指定しておけば、それぞれに応じた見せ方をテーマのほうで用意して、ブログ全体にメリハリをつけることができます。

さて、この「短冊」ウィジェットをたとえばサイドバーに配置すると何が表示されるのでしょうか。そこには、アサイド・ステータス・引用・リンクの各投稿フォーマットを指定されている記事のリストが現れます。

ではいよいよ、このような機能のウィジェットがなぜ英語では Ephemera 、そして日本語では「短冊」という名称なのか、という本題に入っていきます。

Ephemera は辞書を引くと、昆虫のカゲロウ(蜉蝣)、転じて短命なもの、という意味です。WordPress 日本語版作成チームは、3.2 のベータ版の頃、とりあえずこれを「カゲロウ」とそのまま訳していました。3.2 リリースが間近になって、ひとりが

Ephemera の訳「カゲロウ」はさすがに違和感がありますので良い日本語訳はないでしょうか ?

と疑問を投げかけました。カゲロウといえば「はかなきもの」の象徴だが英語でもそうなのだろうか、短命の美をポジティブにとらえた表現なのだろうか、でもなぜ上述の投稿フォーマットを指してそのカゲロウなのか……と議論しつつ、日本語では直截に「ひとこと」「短信」、それに「うたかた」などの案が出てきました。

そのうちに、ひとりが

Wikipediaによると
エフェメラ (ephemera) は一時的な筆記物および印刷物で、長期的に使われたり保存されることを意図していないものを指す。しばしば収集の対象となる。」

という情報をもたらしました。するとカタカナで「エフェメラ」にしておくのも選択肢のひとつ、ということになります。

後になって「エフェメラ」は、実は図書館情報学で用いられる学術用語であることがわかってきました。ここまでわかってからようやく google で「エフェメラ」を検索してみると、印刷業界では「端物印刷物」を愛着を込めて「エフェメラ」と呼ぶことがある、などということがわかりました。なるほど、それで上述の機能を持つウィジェットが英語で Ephemera という名称なんですね。

「一枚紙にまとめて」と言うときの一枚紙、あるいは一枚物、というのが近いとのことですが、今回は Webに表示される用語ですから一枚も何もないわけで、違和感があります。確かに日本でも「エフェメラ」で通用する分野があることはわかりましたが、一般的とは言えません。

日本語版作成チームで話すうちに、さらに「一筆もの」「一筆箋」などの案が出ましたが、どうもいまひとつです。そうするうちに7月7日になり、七夕ムードの中でひとりが Twitter で

Ephemera の訳語はもう「短冊」でいい気がしてきた

とつぶやきました。これに別のひとりが反応しました。

短冊は、短歌・俳句はもちろん、名言や座右の銘、それに日本画のものもよくあります。職場に目標や安全標語を書いて貼っているやつも短冊といいます。もちろん七夕に笹に飾るのも短冊です。その小ささといい、アサイド・リンク・引用・ステータスという投稿フォーマットを載せるのにはぴったりです。

この案にほかのメンバーの多くも賛意を示し、日本語では「短冊」ウィジェットと称することにしたのです。

「短冊」という語を目にして「何だこれ ?」と思われることもあるでしょう (おそらく英語圏での Ephemera も同じような反応ではないかと想像します)。今回の翻訳作業を通じて「エフェメラ」という語とその意味についての知識を得ることができ、せっかくなのでそれを広めたい (皆さんもうご存じのことでしたか ?)、そして WordPress 日本語版作成チームの活動の一端を紹介したいという気持ちで、ここに書いてみました。

2.9のメディア機能アンケート結果発表

以下は、2009年7月31日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「2.9 Features Vote Results」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


7月の初めに、3500人以上の皆さんが2.9のリリースのために提案されたメディア機能の一部に優先順位をつけるためのアンケートに協力してくれました。2.9向けの機能は、現在新機能を開発する人をマッチングしている最中のため、最終的には確定していませんが、アンケート結果を共有し、どういったアプローチを考えているかを知ってもらえればと思います。

まずは結果です。唯一の入力必須項目だった冒頭の質問では、バージョン2.9に含めるメディア機能を一つだけ選ぶならどれにしますか?と尋ねました。もっとも投票率が多かったのは、(現在の投稿ごとのギャラリーではなく)独立した、編集可能なフォトアルバムの17.5%でした。かなり接近して次にきたのは、動画ほか、サードパーティからのコンテンツをより簡単に埋め込む機能で、16.5%の票を獲得しました。続いて基本的な画像編集機能(回転、トリミング、サイズ変更)の12.9%。それ以外はそれぞれ10%以下でした。全体の結果一覧は以下の通りです。

Results of question 1

次の質問はオプション回答で(3406名の方が回答してくれました)、各機能の実装優先順位について、最優先から絶対反対までの間の段階で評価してもらいました。結果は質問1と一致したものになり、ほとんどの機能があったら良いという評価を一番多く受けました。質問1で多くの票をとった機能は最優先の評価を多く集めましたが、あったら良いよりも最優先の評価が多かった機能はありませんでした(しかし、メディアアルバム、埋め込みの簡易化、投稿サムネイルはかなり近いところまでいっていました)。完全なまとめの表は、以下で見ることができます。

Results for question 2

質問3は同様の内容をさらに詳しくしたもので、11の機能を皆さんにとって優先順位が高い順に並べてもらう質問でした。各機能の順位が重複しないようにしなくてはならなかったので、複数の機能を同順位にできなくなっていました。これにより、違った結果が得られるかどうか私たちは疑問に思ったのです。一部の機能はこの質問でより高い評価を受けましたが、全体的な結果はやはり質問1と一致したものでした。各機能・順位の結果は以下の通りです。

Results for question 3

質問4では、新しいメディア機能をどのようにコアに含めるかについて尋ねました。コアパッケージにそのまま機能を含める、プラグインとして開発しコアパッケージには含めない、プラグインとして開発してコアパッケージに同梱する、といういずれかを選択してもらいました。

この投票結果は見ていてなかなか興味深かったです。アンケート参加のお願いがまず開発者コミュニティに告知され、その後ユーザーコミュニティに行ったため、投票傾向の変化を観察することができました。投票の最初の方では高度なメディア機能の「コアプラグイン」とする選択肢に票が集中し、後半では機能をそのままコアに含める選択肢に票がかたよっていきました。

この投票結果は、開発者とユーザーの考え方の大きな違いを表していると思います。開発者はコアのコードをすっきりと保ち、高度な機能はプラグインに頼ることに大きな関心を持っているのに対して、多くのユーザーは欲しい機能をプラグインではなくコアに含めてほしいと思っているようです。この質問は最終的に、56.2%がコア機能、38.1%が同梱プラグイン、5.7%が非同梱プラグインを望んでいるという結果になりました。実際の数字は以下です。

Results for question 4

この問題については、明らかにさらなる議論が必要です。また、カノニカル(標準)プラグインシステムや、異なる利用ケース(CMS、フォトログ、作品ポートフォリオなど)に向けたコア「パッケージ」への移行というコンセプトは、今後数ヶ月間の重要な話題となるでしょう。

さあ、それでは、これは今後の機能追加にどういう影響を与えるのでしょうか?投票が終了したあと、結果を #wordpress-dev IRC チャット(開発チャット)で機能開発を分担する話し合いを行いました。

最高得票の機能の独立フォトアルバムは、このプロジェクトは、WordPress 主要開発者のマーク・ジャクィスの指導のもとに、Google サマー・オブ・コード(GSOC)参加者のルドルフ・ライが作業中です。GSOC は2週間足らずで終了する予定ですが、その時点でルドルフのプロジェクト進捗を評価する予定です。できれば、2.9の開発にこれを組み込み、テストを行い、コードや UI の修正を適宜行い、2.9のリリースに含めたいと思っています(コア内またはプラグインのどちらになるかは未定)。他の機能も、メディア用プラグインを作ってきたコア貢献者によって提供されることは間違いないでしょう。

次に人気があった埋め込みの簡易化機能は、複数の方法で検討中です。一つ目は、サードパーティサービス用のショートコードを増やすというアプローチです。こちらの作業はすでに始まっています。さらに、Viper’s Video Quicktags plugin(Viper 動画クイックタグプラグイン)で有名な Viper007Bond は、コアの埋め込み機能を改善する作業を引き受けてくれました。実際にどのように動作するかはまだはっきり分からないのですが、楽しみにしていてください。

画像の90度のローテーション、トリミング、サイズ変更など、基本編集機能の追加は、開発チャットでは目立った支持を得ました。また、これらの機能を持ったプラグインはすでに複数あるため、近いうちの実現が有望だと我々は考えています。

投稿サムネイルは、以前にこの機能を作成したことのあるマーク・ジャクィスが担当しています。公式レポジトリに同様のプラグインを置いているScribuも協力中です。

下位にランクインした機能も無視されているわけではありませんが、他に作業進行中の(メディア関連以外の)機能よりも優先度が低くなるかもしれません。私がお気に入りの2.9の機能のひとつはすでにトランクのコードに含まれていて、コンテンツを削除する方法に変化をもたらします。コメントや投稿などを「本当に削除しますか?」と聞く、うっとおしいポップアップにはもうさよならです。代わりに、すばやくてわずらわしくない上、間違って削除してしまった場合にコンテンツを元に戻すこともできるゴミ箱を使った削除処理を導入します。Gmail のスタイルのような感じです。また、固定ページ管理も改善できればと考えていますが、技術的な問題がいくつかあるため、これは3.0の機能になってしまうかもしれません。

いつも通り、いくつもの方法で開発の進捗を追うことができます。

  1. Trac を追跡してください。パッチを貢献したり、パッチをテストしたり、時間があればチケットを読むだけでも構いません。 現在、2.9マイルストーンに向けた500以上のチケットがあります。パッチ作成とテストにより、この数を減らす協力ができます。
  2. Twitter で Trac のコミットをフォローしましょう。細かいところには関わりたくないけれど、何がコミットされているかだけ知りたいという場合は、Twitter で wpdevel をフォローすれば、コミット情報をタイムラインでつかむことができます。
  3. 開発の検討課題を知りましょう。毎週の IRC Dev チャットごとに、開発者の提案をもとにした検討課題を wpdevel.wordpress.comに投稿しています。このブログでは、特定の開発課題に関する話し合いも行っています。
  4. Dev チャットに参加しましょう。今週からヨーロッパの方のスケジュールに合わせるため、チャットの日程が変わりました。チャットは、UTC時間木曜日21時(日本時間午前6時)に、irc.freenode.com の #wordpress-dev チャンネルにて開催します。
  5. このブログを見守っていてください。もしあなたが開発者ではなくて、主要な告知や機能決定のためにたまに行うアンケート、セキュリティ通知などだけ知りたいという場合は、いままでどおりこのブログを読んでもらえればそういった情報が得られるはずです。
  6. バージョン2.9機能の優先順位決定にご協力ありがとうございました。今年後半、皆さんのサーバーにお届けできることを願っています!

2.9 メディア機能のアンケートに投票を!

以下は、2009年7月7日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「Vote for 2.9 Media Features」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


先週の水曜日、コア開発チームと多くの貢献開発者が IRC の #wordpress-dev チャンネルに集まりました。このチャットの目的は、現在開発フェーズに入りつつあるバージョン2.9に含める機能について話し合うことでした。2.9ではメディア関連の機能(訳注: 画像・動画・音声他のファイルアップロードや管理など)に集中することを計画してきており、予想通りメディア関連の機能についての話題が大半を占めました(*注)。

ユーザーからの大きな割合を占めているリクエストは、メディア関連の多機能化/高機能化についてのものです。私たちはこのため、今後もしっかりとした足場となり続けられるようなメディア処理を改善の基盤を次のバージョンで築く事に決めました。この流れに従い、優先して開発する機能を決定する必要があります。

以下が皆さんに投票していただきたい機能です(優先順ではなく原文のアルファベット順です)。

(訳注: 投票フォームは英語のみのため、参考になるよう原文の機能名称も添えています)

メディアフィルターの追加 (Additional Media Filters): 現在のアップローダーでは、パソコンからファイルをアップロードしたり、画像の URL にリンクしたり、メディアライブラリの画像を選択したりできます。この新機能は、メディアライブラリ画面やポップアップのタブに、最近使ったファイル、一番よく使うファイル、お気に入りにマークしたファイルなどの条件をもとにフィルターをかけることができるようにするものです。

画像の基本編集 (Basic Image Editing): 画像のトリミング、サイズ変更、90度のローテーションをできるようにする機能です。

メディア設定の改善 (Better Media Settings): メディア設定画面にある初期設定の数を増やし、アップロードの都度に必要な設定のみ上書きできるようにします。

メディア一括インポート API (Bulk Media Import API): プラグインやインポーター(訳注: 他ブログからの引っ越しに使う WordPress のツール)によってメディアファイルの一括インポートを行えるようにする API を開発します。

カスタム画像サイズ (Custom Image Sizes): サムネイル、中サイズ、大サイズという決まった寸法の代わりに、各サイズの最大寸法を設定できるようにします。

埋め込みの簡易化 (Easier Embeds): 例えば YouTube ビデオなどのサードパーティのコンテンツを埋め込みやすくします。Viper’s Video Quicktags プラグインのようなものです。

メディアアルバム (Media Albums): (投稿内に含めるギャラリーではなく)フォトストリーミング機能のついたスタンドアロンの写真アルバムを作成・編集できるようにします。

メディアメタデータ (Media Metadata): メディアファイルに対してカテゴリーやタグを指定できるようにします。

フォトストリーミング (Photostream): 単に(ギャラリーとしてのグループ化ではなく)時系列順に画像を表示する、Flickr のようなフォトストリーミング機能を追加します。

投稿サムネイル (Post thumbnails): 投稿・記事・抜粋と共に表示する画像を選べるようにします。

メディア UI の改善 (Revised Media UI): アップローダーのインターフェースをリデザインし、メディアファイルの編集をよりシンプルでユーザーフレンドリーなものにします。

これはそんなに長くないアンケートで、必須項目は最初の質問(一番取り入れて欲しい機能の選択)のみです。2番目の質問では、11の提案機能に全体的な優先度をつけることができます。3番目の質問では、1から11のスケールで11の機能の優先度のランク付けができます。それから追加の提案が書き込めるテキストボックスがいくつかあり、以上でアンケートは終了です。

このアンケートは無記名式で、今週いっぱい(日本時間7月11日朝9時まで)投票可能です。

今すぐ投稿!

このアンケートの結果は、2.9でどの機能に焦点を当てるか開発者が決めるのに利用されます。2.9に予定されている機能の一覧は、優先度を決定した後、今月末にこのブログでご紹介する予定です。

決定プロセスは、さまざまな機能のコーディングを行うする開発者が何人いるかによって大きく影響されるはずですので、もし WordPress の開発に貢献しようと思ったことがあるのだったら、参加する良いタイミングです。開発者チャットは、毎週水曜日 9PM UTC(日本時間木曜午前6時)に IRC チャンネル(irc.freenode.com #wordpress-dev)にて開催されています。

*注: メディア機能以外に話題になったものは、技術的な理由により将来のバージョンに先延ばしされたか、又は賛成多数により投票の必要なく 2.9 のロードマップに承認されました。

WordPress への貢献、その 4 : アイディア・意見・フィードバック

以下は、2009 年 5 月 9 日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「Contributing to WordPress, Part IV: Ideas, Opinions, Feedback」を訳したものです。以下のリンク先は全て英語となっていますが、ご意見やアイディアがありましたら、ぜひコメントやトラックバックでお知らせください。また、5 月 21 日までフォーラムでの意見募集も行っています(詳細)。


「こういう機能があったらいいのにな」
「どうしてこういう機能をコアに含めないんだろう?アイディアフォーラムで人気が高いのに」
「自分の思ってることなんて関係ない、身元を明かそうとしない大富豪に資金を提供してもらってる犯罪撃退精鋭チームが全部決めるんだから。えっと、つまり、4人のコア開発者がね」

この記事ではこういった感情に焦点を当ててみたいと思います。ライアン、アンドリュー、マーク、ピーターの4人と「チャーリーズエンジェルズ」の共通点は置いておくとしても、機能に関する決断がどのように行われるのかは取り上げておく必要があります。コミュニティとコア開発者チームとの間のコミュニティには、様々な構造があります。しかしたくさんの経路があるため、すべてを追い続けながら同時に開発にも集中するのは簡単ではありません。現状は以下の通りです。

#wordpress-dev IRC チャンネル (irc.freenode.com): IRC チャンネルは昔の方がもっと活発でした。最近では10-25人以上の人が集まることは少なく、何の動きもなく数時間が過ぎることもよくあります。質問が出て来るときは、コアのコードや機能にアプローチする最善の方法を話し合う場というよりは、あまり経験のない開発者やサイト管理者が助けを求める技術的な発言のことがほとんどです。コアに関する議論が起きても、時差のせいでログオフする人がいたりして、コア開発者がルームに入る前に話はフェードアウトしてしまいます。

wp-hackers メーリングリスト: ハッカーズメーリングリストは何千人ものコア開発貢献者、プラグイン開発者や、興味を持ちつつひっそりと会話を眺めている人たちなどの元に届きます。フックの使い方から、コアコードの変更の是否、他のリスト参加者の問題解決など、話題は様々です。このリスト内での会話は白熱して、失礼な発言につながってしまうこともあります。そういった理由から、このコミュニケーションチャネルをあまり積極的に使いたくないと思っている人もいるようです。

当開発ブログ (リンク先は原文の掲載された英語版): このブログの大半は「公式」の告知に使われます。また最近では、将来のバージョンに含まれるかもしれない内容についてのコミュニティの意見をコア開発者に届けるためのアンケートや投票にも利用しています。更新は不定期で、一日おきに新しい投稿があるときもあれば、数週間何もないこともあります。

wpdevel.wordpress.com: もうひとつの「公式」ブログです。ここではコアチームが作業中の大幅なコードの変更について投稿しています。これにより、プラグイン作者やコア貢献者に注意を促したり、新しいウィジェット API などのような特定の問題について話し合ったりする場を提供しています。

Trac: 現在行われている開発プロジェクトのためのチケットシステムは、コントロールがきかなくなってきています。すでに何百ものチケットが次回のリリースからは追い出され、それ以降のバージョンに向けて集まっています。このうちの多くはすでに現状とかけ離れてしまっています。Trac は皆さんがバグの報告や、コード変更の提案や、機能の要望や、方法論の議論をする場になってしまったという問題があります。これらのやり取りには、数年前のものもあります。このような広範囲なシステムの使い方のため、チケットを選り分け、バグを修正するのが難しくなっています。

アイディアフォーラム: アイディアフォーラムは誰でも新機能を提案し、他の提案を評価し、コメントをつけ、WordPress というソフトの将来について話し合うことができる場所です。しかし Trac のように、ここに含まれる内容には数年前の古いものもあります。評価システムの仕組みにより、古い項目が一覧のトップに居座ってしまうのです。機能や変更の実装が生む価値についての建設的な議論というよりは、単なる好みについての言い合いというだけのスレッドもあります。このフォーラムと Trac には、直接的なつながりがありません。

WordPress は、利用者であり開発者であるコミュニティの皆さんのおかげで成功しているといえます。同時に、プロジェクトに参加するのは難しい、コアチームやコミュニティ全体と対話する方法がよく分からない、という人もいます。上に挙げたチャネルには、参加し始めた人が圧倒されてしまうということもありますし、長い間参加してきた人には昔ほど個人が影響を持てないといういらだちを感じさせてしまうこともあるでしょう。私たちはこれを直さなくてはなりません。WordPress プロジェクトは、歓迎的で、貢献者が迷子になってしまわないようなものである必要があります。そして、コミュニティのメンバーの知識を高めるのに活用できるフィードバックを提供していかなけばなりません。

私たちは、一緒になってこの答えを見つけ出していくべきだと思います。このコミュニティの一員であるあなたは、利用できるコミュニティチャネルについて自分がどう考えているのかを知っているはずです。もっとうまく動くはずの仕組みをスケッチにして提案してくれた人もいます。アイディアフォーラムを Trac とリンクさせる?アイディア評価のアルゴリズムを変更する?一定期間のうちに解決しなかった Trac チケットをクローズする?なんでもすべて Trac でやってしまう?あなたはどう思いますか?より簡単な方法で開発の進行に遅れずついていき、様々な貢献の機会に深く関わっていくためには、どうすればよいでしょう?きっとご意見があるのではないでしょうか。

これから数週間、コミュニケーションと参加活動を改善するための皆さんの意見を集めていくつもりです。そして、WordPress を包括的なコミュニティとして成長させていくことができるような、アイディア・意見・フィードバックを集めるシステムの修正/構築に着手します。計画は以下の通りです。まず、IRC、フォーラム、ライブチャット、アンケートなどを通してアイディアを集めます。興味を持っている小さなグループを集め、候補となる方法を導き出します。これらの候補に対し、コミュニティに投票してもらいます。もし既存のシステムのリデザイン (例えばアイディアフォーラム) が必要ということになれば、コミュニティ内のデザイナーにレイアウトを作成してもらいます。それをベータ版としてテストし、予想していた通りに動くか調べてみます。その後公開し、新しいコミュニケーション・アイディア・フィードバックシステムでみなさんを幸せにします!

まずは…

このフォーラムスレッドを使ってこの記事についての提案を送ってください。どこに変更や改善が必要でしょうか?どのような仕組みにすべきでしょうか?その提案の中に、現在のチャネルをどうやって当てはめればよいでしょうか?

5月12日 (金) UTC 時間21時 (日本時間水曜日 午前6時) に #wordpress-dev IRC チャンネル (irc.freenode.com) に入って、コミュニケーション改善のための提案をしてください。私もそこにいて、メモを取り、質問に答え、良いアイディアが出てきたら追って質問をしていくつもりです。そしてその 1 時間後、WordCast Podcast に出演しこの問題について話をします。この番組では、視聴者の電話を受け付けられるように現在設定中です。もしうまくいけば、電話番号を IRC チャンネルに書き込みます。そう出なかった場合は、チャンネルで出てきた提案を私が読み、話し合っていきます。

この問題に関して参加できる機会は今後もっと増える予定です。それから、チャーリーズエンジェルズとコア開発者の共通点の調査結果についても後ほど 🙂

WordPress 2.8 に向けた機能の優先順位付け

以下は、2008 年 12 月 24 日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「Prioritizing Features for WordPress 2.8」を訳したものです。


 

WordPress 2.7 に新しい機能が盛り込まれていることはもう皆さんご存知でしょう。2.7 はもう利用可能 (これを書いている時点ではすでに 60 万回もダウンロードされています) なので、そろそろ 2.8 の作業を開始する時期です。時間的な制約から 2.7 では多数の機能が棚上げされましたし、アイディアフォーラムでも要望の強い機能がたくさんあるので、可能性のあるたくさんの機能を検討中です。

いまのところ主要開発者たちは 2.8 の最優先事項としてウィジェット管理、テーマブラウザ/インストーラ、パフォーマンスのアップグレードを考えています。その残りの開発時間がバグ修正と優先順位リストからの機能の追加と強化になるでしょう。そのために新しいアンケートを用意しましたので、2.8 の機能の優先順位の決定に手を貸してください。このリストは開発者たちの「2.7 の残り物」リストとアイディアフォーラムからもっとも要望のある機能からのものです。各機能をランク付けして、もっともお望みの機能を(3個まで)選んでください。また、必須ではありませんがコメントや別の提案の追加もできます。アンケートの回答が有効なものとしてカウントされるには、このリストのすべての機能をランク付けする必要があります。アンケートはこの1ページだけです。

メディア機能についてはこのリストには含まれていませんのでご注意ください。すぐにでもメディア機能だけの別のアンケートを用意する予定です。

投票は今週中のいつでもできますが、いつものように早いほうがいいです。このアンケートは協定世界時2008年12月31日、正午に締め切ります。

来年には、定期的な IRC 開発者チャットを復活させます。このチャットでは主要開発者たちがその週の機能開発の進捗について話し合い、他のユーザーも質問したり提案したりできる機会を提供します。このチャットは水曜日(アメリカ時間の水曜日)の日中早いうちに開催する予定で、時刻が決まり次第このブログでお知らせいたします。

少し話はそれますが、2.7 の開発中、私たちは本来そこにあるべきではない Trac チケットの選別にかなりの時間を費やしました。機能に関するアイディアや提案は Trac ではなく、アイディアフォーラムにお願いします。Trac はバグの報告や修正が必要な事項 (スペルミスやコードの強化など) のために取っておいてください。新しい UI の要望、新しい機能、コーディングの新しいアプローチは、強化ではなく新機能です。新機能は、その機能がコアに含まれるべき機能であると判断された時点で開発者によって Trac に入れられます。開発のスピードを上げて前進するため、実質的な機能の要望の Trac チケットはアイディアフォーラムに投稿するようコメントを付けてクローズします。開発者たちの時間を最大限有効に使えるよう、このガイドラインに従ってご協力ください。

よろしくお願いします!

2.7 ベータで一番お気に入りの点は?

以下は、2008 年 11 月 2 日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「What’s your favorite thing about the 2.7 Beta?」を訳したものです。以下のリンク先はすべて英語のページとなっています。


昨日の告知以来、2.7 ベータ版をテストしている皆さんのコメントをブログや Twitter でたくさん見かけます。今のところ一番お気に入りの点はどこですか?まだベータ版をお試しでない方は、どの機能を一番楽しみにしていますか?以下から投票してみてください。

» WordPress 2.7 ベータで一番お気に入りの機能は?

もう少しお時間がある方は、すべての新機能一覧からそれぞれの評価ができるアンケートも用意しましたので、ぜひご参加ください。ご希望の場合は、コメントも追加できるようになっています。

» 2.7 ベータお気に入り機能アンケート