State of the Word 2023 の総括

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「State of the Word 2023 Recap」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


12月11日、WordPress の共同創設者マット・マレンウェグは、毎年恒例の State of the Word 基調講演を行うため、スペインの美しい都市、マドリードを訪れました。このイベントが米国外で開催されたのは初めてのことでした。ユネスコの世界遺産にも登録されている象徴的な建築物である Palacio Neptuno に200人近くの貢献者、開発者、エクステンダー、プロジェクトに近い方たちが集まり、マットの話を聞きました。また、多くの視聴者がオンラインから参加しました。

エグゼクティブ・ディレクターからの挨拶

イベントの冒頭で、WordPress プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターである ジョセフ・ヘイデン・チョムポシー は、コミュニティのハートや精神が未来への希望をかき立てるものであり、オープンウェブの自由をすべての人に保証するものであると語りました。彼女は最後にマットをステージに招き、このような価値観と特徴が、過去20年間と同じように、次の20年間もプロジェクトを前進させるという確信を述べました。

Josepha Haden Chomphosy, Executive Director of the WordPress project, speaking at a podium

2023年を振り返って

ステージに登壇したマットは、このイベントが初の国際的な “State of the Word” であることについての興奮を共有しました。また、過去の WordCamp の功績を引用しつつ、主催者であるスペイン WordPress コミュニティを称えました。そこから、マットは今年の注目すべき瞬間についての振り返りに直ちに移り、プロジェクトの20周年記念の祝賀、ソフトウェアの進化、そして今年、コミュニティがどれだけ一体となったかを振り返りました。WordCamp の数が70回に倍増し、33か国で開催されたことも話しました。

私達は常に学びと改善を目指しています。
Meetup をより良くする方法についてご意見をお待ちしています。

マットは続けて、いくつかのリソースの紹介を行いました。WordPress.org: まったく新しいイベントページ、デザイン一新したショーケース、新しい WordPress Remembers メモリアルページ、 そしてオープン教育賞を受賞した Openverse。ユーザーがブラウザで直接 WordPress を試すことができるツールである WordPress プレイグラウンドや、Twenty Twenty-F​​our デフォルトテーマのデモも共有しました。

Matías Ventura, Lead Architect of Gutenberg, speaking on stage at State of the Word

共同編集、その他の機能

マットは Gutenberg プロジェクトの4つのフェーズを振り返り、フェーズ3のコラボレーション (共同編集) に着手したことを述べた後、Gutenberg のリードアーキテクトであるマティアス・ヴェンチュラにマイクを渡しました。

マティアスは、スペイン語での簡単なあいさつの後、今年ソフトウェアがどれだけ進歩したかを述べました。サイトエディターが優れた執筆環境であると同時に素晴らしいデザインツールになることを目指し、脚注ブロックの改善や集中執筆モードの使いやすさにも言及しました。

共同作業やワークフローのスケジュールはまだ未定ではありますが、マティアスはエディターのプロトタイプを公開し、セッションをまたいだリアルタイムの編集を可能にする同期エンジンの確立など、共同編集の最も興味深い側面の一部を紹介しました。彼はGutenberg プラグインでプロトタイプをテストし、GitHub でフィードバックを共有するよう貢献者に呼びかけました。

そこからマティアスは、ワークフローのための強力なツールとしてのパターンの強調とその継続的な進化、カスタムフィールドにブロックを接続する機能など、他のワクワクするような開発について強調しました。彼はパフォーマンスの改善について熱く語り、エディターを少なくとも2倍速くするための作業が進行中であることを述べました。フロントエンドのパフォーマンスについては、Interactivity API のデモで、WordPress の標準的なブロックや機能を使って、トランジションや検索、その他のインタラクションをどのように瞬時に行うことができるかを紹介しました。

最後に、管理画面のデザインがサイトエディターからどのようなヒントを得て変更されるのか、そして最終的にユーザー独自のニーズに基づいて WordPress 管理画面のエクスペリエンスを形成できるようになることについて説明しました。

WordPress co-founder Matt Mullenweg speaking at a podium

AI とデータの解放

マットがステージに戻り、「AI を深く学ぶ」ようにという過去のアドバイスを強化しながら、WordPress の未来について話を広げました。彼は、現在利用できる豊富な AI ツールで何が達成できるのか、コントリビューターがすでに自然言語処理や WordPress Playground を使ってどのように実験し、作成や構築をしているのか、未来が楽しみになる例を共有しました。

最後にマットは、2024年のプロジェクト「Data Liberation (データ開放)」にさらに焦点を当てることを紹介しました。他のプラットフォームから WordPress へのインポートを可能な限り摩擦のないものにする、という目標です。彼は、デジタル障壁を解き放つ動機の一部として、コンテンツ管理システムがユーザーを囲い込む傾向にあることを語りました。Data Liberation イニシアチブでは、WordPress からのワンクリック移行とエクスポートフォーマットに取り組む予定です。単なるツールにとどまらず、Data Liberation はシームレスな貢献を可能にするというプロジェクトの理念を反映しています。マットは、Data Liberation の新しい GitHub リポジトリや、今後予定されている Making WordPress Slack のチャンネルを紹介しながら、興味のある人は誰でも活動に参加してほしいと協力者を勧誘しました。

追記: Data Liberation プロジェクトチャンネル #data-liberation が公開されました。

質疑応答

プレゼンテーションの後、マットは、ホセ・ラモン・パドロン (モンチョ) の司会による対話型の質疑応答セッションで、ライブストリームと会場の聴衆からの質問に答えました。

ライブセッションでのその他の質問については、フォローアップ記事でお答えします。また、来年のWordCamp アジア (台湾・台北)、WordCamp ヨーロッパ (イタリア・トリノ)、WordCamp US (アメリカ・オレゴン州ポートランド) の予定をカレンダーに追加するのをお忘れなく !

このイベントと投稿に協力してくださった @laurlittle@eidolonnight@nilovelez@fepr@cbringmann その他多くの方々に感謝します。

祝・WordPress 20周年 〜対面 & オンライン企画・グッズ情報〜

以前の記事でもお伝えしたとおり、WordPress は2023年5月27日に最初のリリースから20周年を迎えます。これを記念して、世界中で様々なイベントが盛大に開催されますが、日本でのお祝いイベントやグッズに関する情報をお知らせします。

現在、国内では12地域でイベントを開催予定です。お近くの地域のイベントを探して一緒にお祝いしてみませんか。久しぶりに対面イベントを行う地域もあり、新しい方の参加を心よりお待ちしています。詳細は20周年記念サイトをご覧ください。この記事の最後にもイベント情報へのリンクを掲載しています。

https://wp20.wordpress.net/

日本各地の WordPress 20周年記念イベント (WP20)

さらに、20周年記念当日には、各地をオンラインでつなぐ企画も実施予定です。ローカルのイベントに参加できない方もオンラインでの参加が可能ですので、ぜひ以下のページからお申し込みください。お住まいの地域に関係なくご参加いただけます。

https://www.meetup.com/kagawa-wordpress-meetup/events/292888748/

また、各地の20周年記念イベントでは、記念グッズの配布も予定されています。お楽しみに!

写真: @st810amaze

グッズの購入・制作

WordPress オフィシャルストアでは、20周年を記念したグッズの販売も行われています。興味のある方は以下のリンクをチェックしてみてください。海外からの発送となるため送料の負担がありますが、近くに欲しい方がいる場合はまとめて注文することで節約できます。Meetup で出会った方と相談してみるのも良いかもしれません。

https://mercantile.wordpress.org/product-category/wp20/

さらに、カスタムグッズやケーキを作りたい方のために、制作用ファイルも用意されています。以下のリンクからダウンロードしてください。

WordPress ロゴの利用における商標ポリシーについてはこちらをご覧ください。

写真: @matt via Twitter
WP20 わぷー

ハッシュタグ #WP20 #WP20JP

#WP20 というハッシュタグをたどると、世界でのお祝いの様子を覗き見ることができます。さらに日本独自の #WP20JP というハッシュタグも使って、WordPress にまつわる思い出の写真やエピソードをソーシャルメディアやブログで共有してみてください。

今月の Meetup イベント一覧

WordPress 20周年記念イベント

その他の WordPress イベント

国内30回目の公式カンファレンス、WordCamp Japan 2021が開かれます

WordCamp は、2008年東京での開催以来、国内だけでもこれまでに29回行われてきた WordPress の公式カンファレンスです。すべてコミュニティによる運営で、登壇者や当日スタッフも含めて全員がボランティアとして協力しており、運営資金は主にスポンサー各社からの協賛金によって成り立っています。

その WordCamp が30回目を迎えるにあたって、国単位の規模、そして1週間という期間という初の形態でWordCamp Japan 2021」オンラインイベントが6月20日(土)から26日(日)に開催されます。

WordCamp Japan 2021 オンライン発表会(4月28日)の収録動画

どこからでも無料で参加可能

今回の WordCamp の大きな特徴は、オンラインで7日間開催という点です。お好きな時間に、お好きな場所から、より多くの方にご参加いただけるようにスケジュールを工夫しています。

どなたでも完全に無料でご参加いただけますが、交流会・懇親会やジョブボード、スポンサーブースなどイベント内のすべてのコンテンツにアクセスするにはチケット登録が必要です。

2日間のセッションデイズ

イベントの最初と最後の日は「セッションデイズ」として、ライブセッションと録画セッションの配信を行います。

セッションのラインアップは、ブロックエディターの使いこなし方サイト運用といった幅広いユーザーの方が気になるトピックから、ノーコード解析多言語プラグインECサイトマーケティングといったピンポイントなトピックまで、さまざまな分野で WordPress を使っている方が今知りたい内容を取り揃えたものとなっています。

また、テーマ・プラグイン開発者によるブロックエディターを使ったサイト開発やカスタムフィールドを考えるセッションや、WordPress デベロッパーリレーション担当者によるフルサイト編集の最新情報セッション(日本語字幕付き)といった WordPress のこれからを知ることができるコンテンツも用意されています。

5日間のコントリビューターデイズ

過去のオフライン WordCamp では、1日に同時並行で WordPress オープンソースプロジェクトのさまざまなチームにコントリビュート(貢献・参加)ができるテーブルが用意されていました。今回は会場がオンラインという特徴を最大限に活かし、5日間にわたって毎日少しずつ参加できる「コントリビューターデイズ」という試みを行います。

どんなものなのか少しだけ覗いてみたい、という方もお気軽にご参加ください(個別に Zoom 参加リンクをお送りするため、WordCamp Japan のチケットに加えて connpass での登録が必要になります)。

当日ボランティア募集中

今からでも運営を手伝いたい!という方も歓迎です。ライブセッションに字幕をつけたり、交流スペースでの当日ボランティアを募集していますので、こちらからお申し込みください。数時間程度、1日のみのお手伝いでもOKです。


WordPress の今、そしてこれからを知ることができるイベント WordCamp Japan 2021への皆さんのご参加をお待ちしています。

Openverse (オープンバース) へようこそ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Welcome to Openverse」を訳したものです。

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WordPress の共同創業者であるマット・マレンウェッグの先日の声明と、クリエイティブ・コモンズ CEO キャサリン・スティラーの投稿を受けて、CC Search (新しい名称は Openverse) が WordPress のオープンソースプロジェクトの一部になったことを正式に発表できることを嬉しく思います。マットも私も、クリエイティブコモンズの長年の支援者です。これにより、クローズドソースのフォトライブラリに対して長期的かつ持続的な挑戦を行い、WordPress のエコシステムがさらに強化されることを期待しています。

現在のユーザーへの影響

現在のCC Search ユーザーは、引き続きインターネット上でオープンライセンスの画像を検索し、利用することができます。WordPress は、クリエイティブコモンズ・プロジェクトが始めた素晴らしい活動を継続し、検索機能を拡張していく予定です。

次のステップ

今後は、音声や動画などの追加メディアのインデックス化と検索ができるようになることを期待しています。機能を拡張し、プロジェクトを成長させていく中で、Openverse を WordPress やメディアライブラリに直接統合していきたいと考えています。私たちは、オープンにライセンスされたメディアの検索と埋め込みを可能にするだけでなく、さらに皆さんのメディアにライセンスを追加して共有することで、恩恵を還元したいと考えています。

コントリビュートするには

Slack チャンネルの #openverse を訪れ、GitHub で WordPress オーガニゼーションの下に移動されたコードリポジトリを見てみましょう。また、このプロジェクトは、https://make.wordpress.org/openverse にある独自の Make ページでもご覧いただけます。現在、新しいチーム、プロセス、手順の設定に取り組んでいます。

チームとコミュニティに歓迎の意を表します。こちらの Podcast エピソード “The Commons of Images” では、マットと私が CC Search と WordPress コミュニティの一部としての同プロジェクトへの期待について話しています。

追記: Openverse プロジェクトの翻訳が可能になりました。現在 Openverse Search は wordpress.org/openverse のみで利用できますが、将来日本語化した ja.wordpress.org/openverse も公開予定です。

2020年版の WordPress ユーザー・開発者アンケートにご協力ください / 昨年版の結果を公開します

下は、Andrea Middleton が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Take the 2020 WordPress Annual Survey (and view the 2019 results)!」を訳したものです。

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長年にわたって、WordPress ユーザーの皆さんにこのソフトウェアの利用経験や感じたことを共有していただくため、毎年アンケートにご協力いただいています。この調査から得られた興味深い結果は、毎年恒例の “State of the Word” 基調講演や WordPress ニュースで紹介しています。

この調査は、WordPress でサイトを構築している人たちにとって、WordPress がどのように、誰に使われているのかをより深く理解するのに役立ちます。また、WordPress オープンソースプロジェクトのリーダーがコントリビューター (オープンソースプロジェクト全般への貢献者) の経験をより深く知る一助にもなります。

2020年の調査結果にあなた自身の WordPress 利用体験を確実に反映させるために、アンケートにぜひご参加下さい。

このアンケートは英語フランス語ドイツ語ロシア語スペイン語でも回答可能です (訳注: 日本語で回答した場合は、他の言語では回答しないようにしてください)。アンケートは最低6週間受け付け、結果はこのブログでお知らせします。

2019年のアンケート結果

2019 WordPress.org アンケート結果のカバー画像

2019年の調査では、皆さんが WordPress を選択して使い続けている理由をよりよく理解するための新しい質問と、WordPress のコントリビューターに向けたセクションが含まれています。2019年に初めて、この調査はフランス語、ドイツ語、日本語、ロシア語、スペイン語という5言語に翻訳されました。

第1回目の WordPress コントリビューター調査は2015年に実施されましたが、その結果はまだ公表されていませんでした。本レポートでは、2015年と2019年の両方のコントリビューター調査の結果を掲載しています。

調査セグメント

調査対象となった主なグループは「WordPress プロフェッショナル」「WordPress ユーザー」「その他」です。

WordPress プロフェッショナル」グループは、サイトの設計や開発を行う企業に勤務している方、WordPress を使用してサイトやブログを構築している方、WordPress サイト用のテーマやプラグイン、その他のカスタムツールを設計・開発している方、WordPress を使用しているデザイナー、開発者、それ以外の Web 専門家の方を含みます。

この WordPress プロフェッショナルグループは、さらに WordPress 企業勤務者 (サイトのデザインや開発を行う会社に勤務する人) と WordPress フリーランサー/趣味利用者 (その他すべての職種) のサブグループに分かれています。

WordPress ユーザー」グループは、WordPress で構築したブログまたはサイトを所有や運営している方、そこで執筆や投稿をしている方、学校の先生として WordPress を利用している方、学生として学校で WordPress を利用している方、WordPress を利用したサイトの構築を学習中の方を含みます。

その他」グループは、「WordPress のご利用状況を最もよく表しているものは、次のうちどれですか ?」という質問の選択肢のどれにも当てはまらなかった方です。

2019 アンケート結果概要

調査対象者の間では、今後のプロジェクトのプラットフォームとしても WordPress が選ばれていることに変わりはありません。その理由としては、WordPress が圧倒的に人々にすでに知られている CMS であることと、それをサポートするコミュニティに価値があることが挙げられています。「プロフェッショナル」と「ユーザー」グループの回答者はどちらも似た度合いで、バージョン更新やブロックエディターに対する不満を報告しています。また、どちらのグループも WordPress の使いやすさを気に入っています。

クライアントへのカスタマイズ性の高い体験を提供するプロが大幅に増加したと見られる一方で、サイトの作成にかかる時間は減少したと報告されています。様々な機能への不満はともかく、使い勝手の良さが向上していることが伺えます。

利用者のセンチメント、利用状況、その他興味深いトピックの詳細は、レポートでご覧いただけます。


追記: Chiba WordPress Meetup の有志の皆さんが自動翻訳をもとにしてラフに訳したバージョンを公開してくださっていますので、データを日本語で読みたい方は参考にされてください (Meetup オーガナイザー渡邉さんのブログ記事はこちら)。

2020年版アンケートにご回答ください

WordPress を使う理由や使い方を知ることで、WordPress を構築している人が皆さんのニーズや好みを把握しておくことができるようになります。

すべてのデータは匿名化されており、公開結果にメールアドレスや IP アドレスが関連付けられることはありません。WordPress.org のプライバシーポリシーの詳細については、こちらのページをご覧ください。

昨年と同様に、2020年の調査は、WordPress.org 上のバナーや WordPress ユーザーの皆さんの力で広められる予定です。翻訳版のアンケートも今後、各言語の WordPress.org サイトのバナーで宣伝されます。WordPress を使っている友人やソーシャルメディアのフォロワーにもアンケートに参加するようにぜひすすめてください。

公平性とコミュニティの力

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Equity and the Power of Community」を訳したものです。

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この一週間、ジョージ・フロイド (George Floyd)、ブレオナ・テイラー (Breonna Taylor)、アマド・オーブリー (Ahmaud Arbery) についてたくさん考えていました。白人至上主義、世界中で黒人女性や男性が立ち上がっている不当な仕打ち、そして私が知らない、見ていないすべての不平等について考えてきました。

WordPress のミッションはパブリッシングを民主化することであり、私にとって常にそれは、「自身を表現する自由」という以上の意味を持っています。パブリッシングの民主化とは、声なき人々に声を与え、不公平性に反対する人々の声を増幅させることを意味します。民主的なパブリッシングがなければ知り得なかったことを知ることを意味します。人種、富、権力、機会に関係なく、すべての声が耳を傾けられる可能性を与えられることを意味すると私は思います。WordPress は商業活動へのポータルであり、アイデンティティのキャンバスであり、変化のためのカタリストです。

オープンソースプロジェクトとしての WordPress には、不公平な司法制度を再構築したり、構造的な不平等を上書きしたりする力はないかもしれません。でもそれは、私たち WordPress コミュニティが無力であることを意味しているわけではありません。WordPress は白人至上主義を根絶することはできませんが、WordPress コミュニティは、代表者が少ない (= underrepresented) グループに対してリソースを投資し、公平に雇用することはできます。WordPress は偏見を根絶することはできませんが、WordPress コミュニティは、コミュニティ内の疎外された声のためにスペースを用意することができます。

闘わなければならない人種的、社会的、制度的な不公平はたくさんあります。時には、変化は不可能に思えるかもしれませんし、今までの動きがあまりにも遅いものだったことは確かです。しかし、WordPress コミュニティは世界を変えることができることを、私は心の中で知っています。

自分のコミュニティで変化をもたらす方法についてもっと知りたい方のために、皆さんと同じような WordPress コミュニティメンバーから集めたリソースをいくつかここに紹介します。

2019年版ユーザー・開発者アンケート

以下は、Andrea Middleton が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「2019 Annual Survey」を訳したものです。

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毎年恒例のユーザー・開発者アンケートの時期となりました。WordPress をプライベートやお仕事でお使いの皆さんのフィードバックをいただければ幸いです。

アンケートの所要時間は10分未満で、WordPress をどのように使っているかをお伺いします。

今年は英語に加え、フランス語ドイツ語ロシア語スペイン語のアンケートもあります。翻訳に協力してくださったコミュニティボランティアの方々に感謝します (訳注: 日本語については @atachibana @shinyab さんがご協力くださいました。ありがとうございました)。

アンケート受付期間は4週間で、結果はこのブログで公開します。すべてのデータは匿名化され、メールアドレスや IP アドレスは公開する結果とは紐付けられません。WordPress.org のプライバシーポリシーはこちらでご覧いただけます。

5月27日、WordPress の15周年を祝いましょう

以下は、Andrea Middleton が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Celebrate the WordPress 15th Anniversary on May 27」を訳したものです。

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2018年5月27日は、WordPress の最初のリリースから15年目の記念日です。お祝いするのがとても楽しみです !

パーティタイム !

お近くでパーティを計画し、世界中の WordPress ファンと共に15周年記念をお祝いしませんか。やり方は以下のとおりです。

  1. すでにあなたの町でイベントが企画されているかどうか、WordPress 15th アニバーサリーサイトで確認しましょう。もしあるなら、参加登録して知り合いも誘ってみましょう。
  2. まだないようなら、人が集まってワイワイやれる会場をどこか選びましょう。公園、居酒屋、誰かの家の庭など、どんな年代の人も歓迎される場所ならどこでもかまいません。
  3. イベントを Meetup.com に掲載し (下記訳注参照)、他の地域勉強会、IT 系・ブログ系グループ、プレスなどに告知して集客しましょう。
  4. 15周年記念スペシャル WordPress グッズをリクエストしましょう (注: 締切が4月27日までになっています。少量なら予備がある可能性もあるため、WordSlack #community チャンネルでお問い合わせください)。
  5. パーティの参加者に、#WP15 ハッシュタグを使って写真や動画などを投稿してもらいましょう。そして、世界中の人たちがシェアしているお祝いコンテンツをアニバーサリーサイトのソーシャルメディアストリームで見てしょう。

グローバルな WordPress のお祝いに参加するこのチャンスをお見逃しなく !

訳注: 上記のステップ3について、日本の場合ではこちらの Meetup.com アカウントに集約しています。開催予定の場合はこちらからご連絡ください。日本国内では現時点において、WordBench 男木島WordBench 東京WordBench 埼玉WordBench 羽田WordBench 長野WordBench岐阜、WordBench 三重、WordBench 大阪、WordBench 神戸、WordBench 福井、WordBench 長崎が記念イベントを開催予定です。

スペシャルグッズ

15周年記念に敬意を表して、スペシャルアイテムをグッズストアに追加しています。クーポンコード CELEBRATEWP15 を使えば、2018年末までこれらのアイテム (およびストア上のすべての商品) を15%オフで購入できます !

これから数週間の間に新しいグッズも追加していく予定です。

WordPress 15周年記念の T シャツ

シェアしよう

パーティ記念グッズWordPress があなたにとってどんな意味を持つのかについて投稿することなど、どんな形でお祝いするにしても、シェアする際には #WP15 ハッシュタグを必ずつけましょう。そして、WordPress 15周年記念投稿をチェックすることもお忘れなく。

インターネットの30%で使われているソフトウェアの特別な日は、きっとすばらしいものになるはずです。

2017年10月の WordPress イベント情報

2017年10月開催の WordPress イベント情報をご紹介します。

現時点では岐阜、埼玉、新潟、東京、京都、鹿児島、長崎、宮崎、新潟、富山、長野、群馬、愛知、岡山、兵庫で計18件のイベントが登録されています。

今月は三鷹(東京都)や川口(埼玉県)でも新しい勉強会がスタートしました。次回、ぜひご参加ください。

2017年10月1週目(終了)

2017年10月2週目(終了)

2017年10月3週目(一部終了)

2017年10月4週目

今後もまた追加されると思いますので、カレンダー@jawordpressorg の Twitter もチェックしてみてください。

WordPress コミュニティ運営イベントの原則に沿ったものでしたら「もくもく会」や「お茶会」「読書会」など、気軽なイベントも積極的に掲載しています。掲載希望の方はこちらをお読みの上ご連絡ください。

「WordPress イベントとニュース」ダッシュボードウィジェット

WordPress 4.8で追加されたダッシュボードウィジェット「WordPress イベントとニュース」に都市名(都道府県名では一致しない場合があります)を入力しておくと、WordPress 管理画面にログインした際に近隣で開催されるイベント情報を受け取れます。

「WordPress イベントとニュース」ウィジェット

このウィジェットがダッシュボードに表示されない場合は、画面右上にある「表示オプション」から有効化できます。

ウィジェットでイベントをクリックすると meetup.com というサイトのイベント概要ページ()が表示されますが、現在こちらからは参加登録できません。必ずイベント参加登録ページへのリンクをクリックして、イベント自体の詳細ページから手続きを行ってください。

2017年7月の WordPress イベント情報

2017年7月開催の WordPress イベント情報をご紹介します。

現時点では愛知、北海道、長野、鹿児島、東京、兵庫、群馬、大阪、奈良で計12件のイベントが登録されています。

2017年7月開催の WordPress イベント

2017年7月2週目(終了)

7月8日(土)

2017年7月3週目

7月15日(土)

2017年7月4週目

7月22日(土)

2017年7月4週目

7月26日(水)

7月27日(木)

7月28日(金)

7月29日(土)

今後もまた追加されると思いますので、カレンダー@jawordpressorg の Twitter もチェックしてみてください。

WordPress コミュニティ運営イベントの原則に沿ったものでしたら「もくもく会」や「お茶会」「読書会」など、気軽なイベントも積極的に掲載しています。掲載希望の方はこちらをお読みの上ご連絡ください。

「WordPress イベントとニュース」ダッシュボードウィジェット

WordPress 4.8より、新しいダッシュボードウィジェット「WordPress イベントとニュース」が追加されました。

「WordPress イベントとニュース」ダッシュボードウィジェット

鉛筆のアイコンをクリックして都市名を入力すると、近隣のイベント情報が表示されます(都道府県名ではなくて都市名を入力してください)。バージョン4.8以降にアップグレードしたサイトでこのウィジェットがダッシュボードに表示されない場合は、右上にある「表示オプション」から有効化できます。

ウィジェットでイベントをクリックすると meetup.com というサイトのイベント概要ページ()が表示されますが、現在こちらでは参加登録できませんので必ずリンクをクリックして詳細ページから手続きを行ってください。

Meetup.com イベントページ