WordPress 6.2 リリース候補版 3

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 3” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


最終カウントダウンがやってきました! WordPress 6.2の3つ目 (そして最後) のリリース候補 (RC3) の準備ができました!

WordPress 6.2のリリースは2023年3月28日に予定されており、あと1週間となりました。これが正式リリース前にテストできる最後の機会です。

今から参加しますか? 注目のハイライトや6.2の詳細については WordPress 6.2 RC1リリースのアナウンスでご確認ください。

このリリースにご協力いただいたベータ版およびRC版テスターのみなさんに感謝いたします。3月14日に RC2がリリースされて以来、TracGitHub では約21件の問題が解決されました。

みなさんのフィードバックとバグレポート報告のご協力のおかげで、WordPress の体験が安定した、スムーズで楽しいものになります。これは重要な作業であり、プロジェクトに貢献する素晴らしい方法です。

テスト用の RC3をインストールする方法

このバージョンの WordPress ソフトウェアは開発中ものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上で RC3をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2 RC3をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらから RCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC3

プラグインやテーマの開発者へのシャウトアウト

WordPress が世界中のより多くの人々に、より多くのことを提供できるのは、あなたのプロダクトのおかげです。RC3に対して最新バージョンをテストしたら、プラグインの readme ファイルの「Tested up to」バージョンを確実に6.2に更新してください。互換性の問題が見つかった場合は、サポートフォーラムに詳細な情報を投稿してください。

このリリースの主な変更点のさらなる詳細については、WordPress 6.2 フィールドガイドをご確認ください。

WordPress の翻訳への支援

英語以外の言語を話せますか? WordPress を100以上の言語への翻訳にご協力ください

をバグフリーに保つ—テストにご協力を

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することはより困難な挑戦となるでしょう。また、これはプロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

俳句をリリース

わーい、もうすぐだ
テスト、テスト。さっさとリリースして。
RC4 はご勘弁。

この投稿に協力してくださった次の方々に感謝します: @laurlittle @marybaum @audrasjb @cbringmann @webcommsat

WordPress 6.2 リリース候補版 2

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 2” を訳したものです。

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WordPress 6.2の2番目のリリース候補(RC2)ができました!

WordPress 6.2のリリースは2023年3月28日に予定されており、それはあとわずか2週後です。まだ試されていない方は、今が絶好のチャンスです。みなさんからのフィードバックやバグの報告が WordPress の安定性、スムーズさ、快適さを維持しています。これは重要な作業であり、プロジェクトに協力するための素晴らしい方法なのです。

これまでベータ版と RC 版のリリースをテストしてくださったみなさまに感謝します。3月9日に RC1 がリリースされて以来、TracGitHubでは約36件の問題が解決されました。

WordPress 6.2 RC1リリースアナウンスでは、6.2の注目のハイライトをキャッチアップし、より深く探ることができます。

テスト用に RC2をインストールするには

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上で RC2をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2 RC2をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらからRCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC2

プラグインやテーマの開発者へのシャウトアウト

WordPress が世界中のより多くの人々に、より多くのことを提供できるのは、あなたのプロダクトのおかげです。RC2に対して最新バージョンをテストしたら、プラグインの readme ファイルの「Tested up to」バージョンを確実に6.2に更新してください。互換性の問題が見つかった場合は、サポートフォーラムに詳細な情報を投稿してください。

このリリースの主な変更点のさらなる詳細については、WordPress 6.2 フィールドガイドをご確認ください。

WordPress の翻訳への支援

英語以外の言語を話せますか? WordPress を100以上の言語への翻訳にご協力ください

バグハントに参加—テスト、テスト、テスト

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することは、より大きな挑戦となるでしょう。また、プロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

俳句をリリース

Listen, we are close
One step to final RC
Breathe, and keep going

この投稿に協力してくださった次の方々に感謝します: @laurlittle @marybaum @audrasjb @cbringmann

俳句: @sereedmedia

WordPress が20周年を迎えます: みんなでお祝いしましょう!

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress is Turning 20: Let’s Celebrate!」を日本語に訳したものです。

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2023年、WordPress は20周年を迎えます。WordPress がなかったら、私たちはどうなっていたのでしょう? ちょっと考えてみてください! 過去20年間、多くのテクノロジー、ソフトウェアスタック、ファッショントレンドが現れては消えていく中、WordPress は繁栄してきました。

これは、何千人ものコントリビューターから成る WordPress コミュニティによる素晴らしい取り組みと協力、そして WordPress の4つの自由とパブリッシングの民主化という使命を受け入れてくださった何百万人ものユーザーによるものです。

みんなでお祝いしましょう!

2023年の初めから WordPress が最初にリリースされた正式な記念日 (2003年5月27日) に向けて、さまざまなイベントでこの重要な節目を祝い、これまでの道のりを振り返り、将来に目を向けます。

ぜひご参加ください!

今後数ヶ月間、WordPress の公式ソーシャルメディアアカウントとこの記念日の公式ウェブサイトをチェックして、コンテンツへの協力や記念品の収集などなど、このエキサイティングなイベントに参加するための最新情報を入手してください。

ソーシャルメディアでは、コミュニティがフォローできるようにハッシュタグ #WP20 を使用してください。

お祝いのために公式ウェブサイトへ何かしらの掲載を希望したい企画がある場合は、こちらのフォームから詳細をお知らせください

WordPress 6.1「ミーシャ」

以下は、Matt Mullenweg による WordPress.org 公式ブログの記事 WordPress 6.1 “Misha” を訳したものです。

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「ミーシャ」へようこそ

WordPress 6.1 「ミーシャ」が登場しました。ソビエト・ノルウェー出身のジャズピアニスト、ミハイル “ミーシャ” アルペリンの人生と作品にインスパイアされたリリースです。ミーシャは、ソビエト連邦のジャズアンサンブルの活動を世界的に紹介しました。また、モスクワ・アート・トリオの創設メンバーとしても知られています。

「ミーシャ」は、サイト構築の体験をさらに洗練されたものに進化させます。WordPress 6.1 では、これまで以上に直感的なサイト制作が可能になり、ユーザーのクリエイティビティをこれまでになく向上できるでしょう。ミーシャのジャズピアノを聴きながら、WordPress 6.1 の世界をお楽しみください。

これは2022年のメジャーリリースの第3弾です。ぜひ今すぐダウンロードしてください。このリリース時点で、WordPress は世界中のサイトの43%を支えています。

サイトオーナーや管理者の方は、安定性、パフォーマンス、およびユーザビリティの強化を最大限に活用するために、すぐにアップグレードすることをおすすめします。また、WordPress のコンテンツ制作者には、執筆やデザイン体験を向上させるための新機能の数々を楽しんでいただけるでしょう。

このリリースには、WordPress コミュニティがプロジェクト開始以来、最も待ち望んできた機能が含まれています。エディターに追加された機能拡張と改善により、サイトオーナーにはより多くのコントロールと簡単なカスタマイズが可能になり、ユーザーはより一貫性のある使い心地を体験できるようになります。このリリースには、文章に焦点を当てた多くの改良が含まれています。「声なき人に声を与える」ためには、文章を書く人々にフォーカスする必要があるからです。

私が特に気に入っている改善は、ブロック内の段落を部分的に選択できるようになったこと、リストビューをデフォルトで開いたままにできる設定、内部リンクを追加するキーボードショートカットがすべてのブロックに拡張されたことなどです。

Josepha Haden Chomphosy、エグゼクティブディレクター
「WordPress 6.1「ミーシャ」」の続きを読む→

Classic Editor プラグインの公式サポート期限更新

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「An Update on the Classic Editor Plugin」を訳したものです。

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2018年の WordPress 5.0のリリース前に、新しいブロックエディターへの移行を容易にするため Classic Editor プラグインを公開しました。その際、このプラグインを2021年末までサポートし、期限が近づいた頃に必要に応じてそれを調整することを約束しました。マットと話し合った結果、2022年末までこのプラグインのサポートを継続することが、プロジェクトとコミュニティにとって正しい判断であることがはっきりしました。

とはいえ、ブロックエディターの利用を後回しにしていた人にとっては、もう一度試してみる絶好の機会です。ブロックエディターが2018年に初めて登場して以来、何百人もの WordPress コントリビューターたちが、ユーザーのフィードバックに基づいて多くのアップデートを行ってきました。使っていただければ、「こんなに進化したのか !」と嬉しい驚きを感じていただけるはずです。

WordPress、Gutenberg、Classic Editor プラグインに取り組んできた皆さんに心より感謝します。また、ソフトウェアをより良くするために必要なフィードバックを提供してくれたすべての WordPress ユーザーとテスターの皆さんも、ありがとうございます。

~ Josepha (ジョセファ)


久しぶりにブロックエディターを試してみるという方は、アウトリーチプログラム (日本語訳) に参加すれば、早い段階でフィードバックをいただけます。初めてブロックエディターを使う方はワークショップ動画やこちらのデモ動画をご覧いただき、基本的な使い方を知ってみてください。

Internet Explorer 11 サポート終了

以下は、 Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Dropping support for Internet Explorer 11」を訳したものです。

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7年以上前にリリースされた Internet Explorer 11 (IE11) は、現在ンターネット上の全ユーザーの1%未満にしか使われておらず、利用率は急速に低下しています。人気サイトの大部分はすでに IE11 のサポートを停止しており (2020年版の Microsoft Teams を含む)、Microsoft 365 のアプリやサービスでさえも今年の後半にはサポートを終了する予定です。

今年の7月に WordPress 5.8 がリリースされる際、Internet Explorer 11 はサポートされなくなります。

現在、IE11 をお使いの方は、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safari、Microsoft Edge などの最新のブラウザーに切り替えることを強くおすすめします。IE11をお使いの方は、過去17ヶ月以上にわたり、WordPress のダッシュボードに IE11 が古くなっていると見なされるという警告が表示されています。

すでに上記のモダンブラウザーを使用している方は、IE11 のサポートを終了することで WordPress にパフォーマンス上のメリットがあるため、この変更によってプラスの影響を受けるのみです。ただし、お客様のサイトの他のユーザーがまだ IE11 を使用している場合は、影響を受ける可能性があります。

「サポート終了」が意味すること

WordPress からブラウザーのサポートが外されると、そのブラウザーでの新機能のテストが行われなくなり、最適な動作が保証されなくなります。

また、WordPress コアのソースコードの一部を生成する自動化ツールも、サポートされていないブラウザーを除外するように更新されます。つまり、これらの生成されたファイルに依存している機能は、それらのブラウザーのユーザーにとってバグがあったり、動作しなくなったりする可能性が高いということです。

ブロックエディターに関連するほとんどすべてのファイルは、これらの自動化されたツールを使用してコンパイルされているため、ブロックエディターはこの変更による影響が最も大きい WordPress の部分となります。WordPress ダッシュボードの他の部分でもこれらのツールで構築された CSS が使用されており、IE11 を使用した場合に外観に影響が出る可能性があります。

IE11 固有のコードベースの他のすべての部分は、ケースバイケースで特定し、評価し、削除する必要があり、残りの部分は手動で保守されます。このプロセスは WordPress 5.9 のリリースから始まり、数回のメジャーリリースを経て徐々に行われる予定です。また、IE11 上で報告されたバグは修正されません。

テーマへの影響

今回の計画により、デフォルトで同梱されているテーマには何の変更も加えられません。また、IE11 のサポート (または、各テーマのリリース時にサポートされていた可能性のある他のブラウザー) に関連するコードは、デフォルトのテーマから削除されません。ただし、今後追加される新機能は、IE11ではテストされません。

デフォルトのテーマを使用していない場合でも、自分のテーマがこの変更の影響を受ける可能性は低いと思われます。テーマは通常、独自のブラウザーサポートポリシーを持っており、WordPress コア の変更はそれらに影響しません。テーマ作者がすでに IE11 のサポートを削除している可能性もあります。

IE11 のサポートが重要で、テーマが IE11 をサポートしているかどうか不明な場合は、テーマ開発者に連絡して確認することをおすすめします。

この変更に関する詳しい情報は、Making WordPress Core ブログでご覧いただけます。

Openverse (オープンバース) へようこそ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Welcome to Openverse」を訳したものです。

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WordPress の共同創業者であるマット・マレンウェッグの先日の声明と、クリエイティブ・コモンズ CEO キャサリン・スティラーの投稿を受けて、CC Search (新しい名称は Openverse) が WordPress のオープンソースプロジェクトの一部になったことを正式に発表できることを嬉しく思います。マットも私も、クリエイティブコモンズの長年の支援者です。これにより、クローズドソースのフォトライブラリに対して長期的かつ持続的な挑戦を行い、WordPress のエコシステムがさらに強化されることを期待しています。

現在のユーザーへの影響

現在のCC Search ユーザーは、引き続きインターネット上でオープンライセンスの画像を検索し、利用することができます。WordPress は、クリエイティブコモンズ・プロジェクトが始めた素晴らしい活動を継続し、検索機能を拡張していく予定です。

次のステップ

今後は、音声や動画などの追加メディアのインデックス化と検索ができるようになることを期待しています。機能を拡張し、プロジェクトを成長させていく中で、Openverse を WordPress やメディアライブラリに直接統合していきたいと考えています。私たちは、オープンにライセンスされたメディアの検索と埋め込みを可能にするだけでなく、さらに皆さんのメディアにライセンスを追加して共有することで、恩恵を還元したいと考えています。

コントリビュートするには

Slack チャンネルの #openverse を訪れ、GitHub で WordPress オーガニゼーションの下に移動されたコードリポジトリを見てみましょう。また、このプロジェクトは、https://make.wordpress.org/openverse にある独自の Make ページでもご覧いただけます。現在、新しいチーム、プロセス、手順の設定に取り組んでいます。

チームとコミュニティに歓迎の意を表します。こちらの Podcast エピソード “The Commons of Images” では、マットと私が CC Search と WordPress コミュニティの一部としての同プロジェクトへの期待について話しています。

追記: Openverse プロジェクトの翻訳が可能になりました。現在 Openverse Search は wordpress.org/openverse のみで利用できますが、将来日本語化した ja.wordpress.org/openverse も公開予定です。

フルサイト編集機能が気になる方へ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Curious About Full Site Editing?」を訳したものです。

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今年2回目のメジャーリリースが目前に迫ってきました。WordPress 界隈で、「フルサイト編集 (Full Site Editing/FSE)」に関する話題を耳にしたことがあるかもしれません。この記事では、知っておくべき全体像と、更に詳しく知りたい方のための道しるべとなるリンクをご紹介します。

サイト保有者や、運営者の方へ

WordPress でサイトを運営されている方にとって、バージョン5.8へのアップデートは他のアップデートと同様にシームレスに行うことができるはずです。フルサイト編集に関する話題はとてもエキサイティングですが、心配する必要はありません。次のリリースでのフルサイト編集に関連するものはすべてオプトインのオプションです。自由に試すには、専用に作られたテーマが必要です。最後のリンクで例の一部をご覧ください。

サイト制作会社、テーマ/プラグイン開発者の方へ

クライアント向けに WordPress CMS の機能を拡張している場合も、バージョン5.8へのアップデートはシームレスに行うことができます。いつものように、カスタム実装の部分をステージング環境でスポットチェックするか、リリース候補 (RC 版) が利用可能になった時点で完全にテストするのが賢明です。プロダクトをテストして、完全な状態でクライアントに提供したいと考えている場合は、下記のテストオプションをご利用ください。

コントリビューターとボランティアの方へ

WordPress プロジェクトに時間と専門知識を提供していただるようであれば、WordPress 5.8 のリリースに向けた面白い作業に参加していただき、作業をやり遂げた深い満足感を持ってサイトを更新していただけます。デザインや開発、ドキュメントや翻訳など、リリースごとに多くの作業が行われます。時間に余裕があって、あなたのサイトを支えるツールを支えるプロジェクトを支援したい方は、以下のリンクをチェックしてみてください。

リソース

2020年版の WordPress ユーザー・開発者アンケートにご協力ください / 昨年版の結果を公開します

下は、Andrea Middleton が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Take the 2020 WordPress Annual Survey (and view the 2019 results)!」を訳したものです。

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長年にわたって、WordPress ユーザーの皆さんにこのソフトウェアの利用経験や感じたことを共有していただくため、毎年アンケートにご協力いただいています。この調査から得られた興味深い結果は、毎年恒例の “State of the Word” 基調講演や WordPress ニュースで紹介しています。

この調査は、WordPress でサイトを構築している人たちにとって、WordPress がどのように、誰に使われているのかをより深く理解するのに役立ちます。また、WordPress オープンソースプロジェクトのリーダーがコントリビューター (オープンソースプロジェクト全般への貢献者) の経験をより深く知る一助にもなります。

2020年の調査結果にあなた自身の WordPress 利用体験を確実に反映させるために、アンケートにぜひご参加下さい。

このアンケートは英語フランス語ドイツ語ロシア語スペイン語でも回答可能です (訳注: 日本語で回答した場合は、他の言語では回答しないようにしてください)。アンケートは最低6週間受け付け、結果はこのブログでお知らせします。

2019年のアンケート結果

2019 WordPress.org アンケート結果のカバー画像

2019年の調査では、皆さんが WordPress を選択して使い続けている理由をよりよく理解するための新しい質問と、WordPress のコントリビューターに向けたセクションが含まれています。2019年に初めて、この調査はフランス語、ドイツ語、日本語、ロシア語、スペイン語という5言語に翻訳されました。

第1回目の WordPress コントリビューター調査は2015年に実施されましたが、その結果はまだ公表されていませんでした。本レポートでは、2015年と2019年の両方のコントリビューター調査の結果を掲載しています。

調査セグメント

調査対象となった主なグループは「WordPress プロフェッショナル」「WordPress ユーザー」「その他」です。

WordPress プロフェッショナル」グループは、サイトの設計や開発を行う企業に勤務している方、WordPress を使用してサイトやブログを構築している方、WordPress サイト用のテーマやプラグイン、その他のカスタムツールを設計・開発している方、WordPress を使用しているデザイナー、開発者、それ以外の Web 専門家の方を含みます。

この WordPress プロフェッショナルグループは、さらに WordPress 企業勤務者 (サイトのデザインや開発を行う会社に勤務する人) と WordPress フリーランサー/趣味利用者 (その他すべての職種) のサブグループに分かれています。

WordPress ユーザー」グループは、WordPress で構築したブログまたはサイトを所有や運営している方、そこで執筆や投稿をしている方、学校の先生として WordPress を利用している方、学生として学校で WordPress を利用している方、WordPress を利用したサイトの構築を学習中の方を含みます。

その他」グループは、「WordPress のご利用状況を最もよく表しているものは、次のうちどれですか ?」という質問の選択肢のどれにも当てはまらなかった方です。

2019 アンケート結果概要

調査対象者の間では、今後のプロジェクトのプラットフォームとしても WordPress が選ばれていることに変わりはありません。その理由としては、WordPress が圧倒的に人々にすでに知られている CMS であることと、それをサポートするコミュニティに価値があることが挙げられています。「プロフェッショナル」と「ユーザー」グループの回答者はどちらも似た度合いで、バージョン更新やブロックエディターに対する不満を報告しています。また、どちらのグループも WordPress の使いやすさを気に入っています。

クライアントへのカスタマイズ性の高い体験を提供するプロが大幅に増加したと見られる一方で、サイトの作成にかかる時間は減少したと報告されています。様々な機能への不満はともかく、使い勝手の良さが向上していることが伺えます。

利用者のセンチメント、利用状況、その他興味深いトピックの詳細は、レポートでご覧いただけます。


追記: Chiba WordPress Meetup の有志の皆さんが自動翻訳をもとにしてラフに訳したバージョンを公開してくださっていますので、データを日本語で読みたい方は参考にされてください (Meetup オーガナイザー渡邉さんのブログ記事はこちら)。

2020年版アンケートにご回答ください

WordPress を使う理由や使い方を知ることで、WordPress を構築している人が皆さんのニーズや好みを把握しておくことができるようになります。

すべてのデータは匿名化されており、公開結果にメールアドレスや IP アドレスが関連付けられることはありません。WordPress.org のプライバシーポリシーの詳細については、こちらのページをご覧ください。

昨年と同様に、2020年の調査は、WordPress.org 上のバナーや WordPress ユーザーの皆さんの力で広められる予定です。翻訳版のアンケートも今後、各言語の WordPress.org サイトのバナーで宣伝されます。WordPress を使っている友人やソーシャルメディアのフォロワーにもアンケートに参加するようにぜひすすめてください。

公平性とコミュニティの力

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Equity and the Power of Community」を訳したものです。

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この一週間、ジョージ・フロイド (George Floyd)、ブレオナ・テイラー (Breonna Taylor)、アマド・オーブリー (Ahmaud Arbery) についてたくさん考えていました。白人至上主義、世界中で黒人女性や男性が立ち上がっている不当な仕打ち、そして私が知らない、見ていないすべての不平等について考えてきました。

WordPress のミッションはパブリッシングを民主化することであり、私にとって常にそれは、「自身を表現する自由」という以上の意味を持っています。パブリッシングの民主化とは、声なき人々に声を与え、不公平性に反対する人々の声を増幅させることを意味します。民主的なパブリッシングがなければ知り得なかったことを知ることを意味します。人種、富、権力、機会に関係なく、すべての声が耳を傾けられる可能性を与えられることを意味すると私は思います。WordPress は商業活動へのポータルであり、アイデンティティのキャンバスであり、変化のためのカタリストです。

オープンソースプロジェクトとしての WordPress には、不公平な司法制度を再構築したり、構造的な不平等を上書きしたりする力はないかもしれません。でもそれは、私たち WordPress コミュニティが無力であることを意味しているわけではありません。WordPress は白人至上主義を根絶することはできませんが、WordPress コミュニティは、代表者が少ない (= underrepresented) グループに対してリソースを投資し、公平に雇用することはできます。WordPress は偏見を根絶することはできませんが、WordPress コミュニティは、コミュニティ内の疎外された声のためにスペースを用意することができます。

闘わなければならない人種的、社会的、制度的な不公平はたくさんあります。時には、変化は不可能に思えるかもしれませんし、今までの動きがあまりにも遅いものだったことは確かです。しかし、WordPress コミュニティは世界を変えることができることを、私は心の中で知っています。

自分のコミュニティで変化をもたらす方法についてもっと知りたい方のために、皆さんと同じような WordPress コミュニティメンバーから集めたリソースをいくつかここに紹介します。