2023年版 WordPress 年次アンケートに参加して、WordPress の未来に声を届けよう

毎年、WordPress コミュニティのユーザー、サイト構築者、開発者、コントリビューターは年次アンケートを通して、貴重なフィードバックを行っています。その結果は、今後注意を払うべきエリアの特定に利用され、WordPress プロジェクトの方向性に影響を与えます。また毎年行われるアンケートは長期的なトレンドの追跡にも役立ち、重要なポイントはしばしば “State of the Word” の講演で取り上げられます。

  このアンケートにより WordPress の制作者らは、WordPress が誰に、どのように使用されているのかを、より深く理解できます。また WordPress オープンソースプロジェクトのリーダーたちは、コントリビューターの体験についてより詳しく知ることができます。

あなたの WordPress 体験が 2023 年のアンケート結果に反映されるように、今すぐアンケートにご協力ください。

アンケートは英語以外の日本語等でも回答できます。上部のリンクを使用して言語を切り替えてください。WordPress Polyglot のコントリビューターに感謝します。

アンケート期間は5週間です。結果は12月初旬に News ブログで発表されます。

今年も昨年同様、アンケートの流れや設問に改良が加えられています。新しいプラットフォームも試験的に導入され、インターフェイスの刷新、多言語対応の強化、結果の分析、可視化ツールの拡充などが行われました。新しいプラットフォームにはまたアクセシビリティとプライバシーの管理機能も組み込まれ、WordPress コミュニティの多様なニーズに対応します。

拡散にご協力ください

このアンケートをあなたのネットワーク、Slack や SNS で共有し、拡散してください。より多くの人がアンケートに回答し、WordPress での体験を共有することで、プロジェクト全体が将来的な利益を得られます。

セキュリティとプライバシー

データのセキュリティとプライバシーは、WordPress プロジェクトとコミュニティにとって最重要事項です。このことを念頭に置いて、すべてのデータは匿名化されます。電子メールアドレスや IP アドレスが公開された結果と関連付けられることはありません。WordPress.org のプライバシー保護についての詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。

Thank you

質問作成、戦略、調査構築、翻訳など、年次調査プロジェクトにご協力いただいた以下の WordPress コントリビューターの方々に感謝します。

adamsilversteinadurasjbalvarogóisatachibanabjmcsherrychanthabounedansoschineidolonnightfiereverefxbénardhassantafreshijuliagasparyankittmediamanudavidosnaonilovelezrmartinezduque, tobifjellner

HostingerJetpackWordPress.com の各クライアントの皆様にアンケートの宣伝にご協力いただき、ありがとうございました。

このアンケートはに終了します。

WordPress 6.3「ライオネル」

以下は、Matias Ventura による WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.3 “Lionel”」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.3「ライオネル」は、著名なアメリカ人ジャズアーティスト、ライオネル・ハンプトンにちなんで名付けられました。多作なジャズヴィブラフォン奏者、ピアニスト、パーカッショニストであるハンプトンは、チャールズ・ミンガスからクインシー・ジョーンズまでの偉大なミュージシャンたちとハーモニーを奏で、その名を冠したライオネル・ハンプトン・オーケストラのバンドリーダーとして有名になりました。彼の芸術性と慈善活動は、グラミー賞、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星、ナショナル・メダル・オブ・アーツで評価されています。

音量を上げて、ライオネル・ハンプトンの音楽スタイルに耳を澄まし、「ライオネル」のすべてを発見してください。

「ライオネル」を使えば、美しく魅力的なサイトをこれまで以上に効率的に作成できます。コーディングなしでサイト全体を構築したい方も、細部までカスタマイズしたい開発者の方も、WordPress 6.3 の機能には興味をそそられるはずです。この最新リリースを開いて中を探索すると、より少ない労力で作業や制作ができるように設計されたアップデートされた機能やナビゲーション、レイアウトをより自由にコントロールできるデザインツール、サイト構築体験を豊かにする追加機能などを発見できるでしょう。

「ライオネル」は、表現ツールとしての WordPress の進化における重要なチャプターとなります。それは、数多くの貢献者による長年の作業の集大成であり、ブロックを使ってサイトを作成するための、より強力でまとまりのある編集体験を提供します。Web パブリッシングを身近なものにすることの探求、これはその新たな始まりでもあります !

WordPress 6.3 リリースリーダー Matías Ventura

主な内容

この記念すべきリリースは、デザイナー、クリエイター、開発者のクリエイティブな表現に新たな可能性を開きます。パワフルなツールと洗練されたコントロールは、ユーザーに自信を与え、サイト管理を容易にします。

サイトエディターですべて完結

WordPress 6.3では、コンテンツ、テンプレート、パターンが初めてサイトエディターに統合されました。ページの追加、スタイルバリエーションの閲覧、同期パターンの作成、ナビゲーションメニューのきめ細かなコントロールをお楽しみください。これからは、異なるサイト領域を切り替える無駄もなく、最も重要なことに集中できるようになります。作成から完成まで、すべてを1つの場所で。

Image titled "Do everything with the Site Editor"
サイトエディターですべて完結

ブロックテーマのプレビュー

切り替えてサイトエディターでプレビューする前にブロックテーマを体験できます。新しいテーマを有効化せずに直接カスタマイズするオプションもあります。

Image about previewing block themes titled Previewing Themes depicting "Previewing: Organizer"
切り替えて作業する前に新しいブロックテーマをプレビュー

パターンの作成と同期

ブロックを配置し「マイパターン」セクションに保存してサイト全体で利用しましょう。パターン (以前は「再利用ブロック」と呼ばれていた) を同期させ、1つの変更がサイト内のすべての箇所に適用されるよう指定することもできますし、インスタンスごとにカスタマイズ可能なパターンを手始めに利用することもできます。

Image showing the new My Patterns section in the CMS.
マイパターン: すべての自分のパターンを1箇所に

コマンドパレットでスピードアップ

新しいツールを使用して素早く特定のテンプレートを切り替え、エディターの設定を開き、拡張された機能にアクセスできます。シンプルなキーボードショートカット (Mac では ⌘+k、Windows ではctrl+k)、サイトビューのサイドバー検索アイコンのクリック、またはタイトルバーのクリックで起動し、目的の場所に移動し、一瞬で必要なタスクを実行できます。

Image depicting the new Command Palette
新しいコマンドパレットを知る

新しいツールでデザインを洗練

新しいデザインコントロールはきめ細かい調整のために多様な機能を提供します。キャプションをコーディングすることなくスタイルインターフェイスからカスタマイズする機能に始まり、サポートするブロックに対してデュオトーンフィルターをスタイルで管理でき、テーマで提供されるオプションから選択したり、完全に無効にできます。カバーブロックは、テキストカラー、レイアウトコントロール、ボーダーオプションの設定を追加し、強力なブロックがさらに便利になりました。

Image representing the new design tools in the Site Editor
新しいデザインツール

スタイルリビジョンでデザイン変更を追跡

新しい監査記録では、過去にサイトがどのような見た目だったか、日時ごとに確認できるようになりました。変更履歴をタイムラインで視覚化し、1クリックで以前のスタイルに戻せます。

Image titled "Style Revisions"
スタイルリビジョン: スタイル修正の履歴を見る

脚注ブロックで注釈を追加

脚注ブロックは、コンテンツ全体を通して機能する便利な注釈を追加します。任意の段落に対して脚注を追加し、リンクすることができるようになりました。

Image depicting the new Footnotes Block
新しい脚注ブロックで脚注を簡単に追加

詳細ブロックでコンテンツの表示 / 非表示を切り替え

詳細ブロックを使えば、ネタバレを防止したり、Q&A セクションを作成したり、見出しの下に長文を隠すことができます。

Image depicting the new Details Block
新しい詳細ブロックでコンテンツの表示 / 非表示を切り替え

パフォーマンスが向上

WordPress 6.3には、Scripts API の defer および async サポート、画像の fetchpriority サポート等、170以上のパフォーマンスアップデートが含まれています。これらの改善に加えブロックテンプレートの解像度、画像の遅延読み込み、絵文字ローダーにより、訪問者が感じるサイトの読み込み時間が大幅に改善されました。

アクセシビリティは重要な焦点

WordPress 6.3では、プラットフォーム全体で50以上のアクセシビリティの改善が行われ、これまで以上にアクセシビリティが向上しました。改善されたラベル、最適化されたタブと矢印キーのナビゲーション、改善された見出しの階層、管理画面の画像エディターにおける新しいコントロールにより、支援技術を使用している方でもより簡単に操作できるようになりました。

その他のハイライト

画像のアスペクト比を設定

パターンで画像を使う時、アスペクト比を指定してデザインの整合性を高めてください。

気が散らないサイト構築

サイトエディター内で、気が散ることなくデザインできるようになりました。

トップツールバーの再発見

刷新されたトップツールバーには、ネストされたブロックの親ブロックを選択するためのセレクター、複数ブロックを選択した際のオプション、新機能を考慮したインターフェースがタイトルバーに埋め込まれています。

リストビューの改良

更新されたリストビューでは、すべてのコンテンツレイヤーにドラッグ & ドロップし、任意のブロックを削除できます。

パターンでテンプレートを構築

ユニークなパターンを作成し、テンプレート作成を加速しましょう。新しいモーダルでは、パターン選択にアクセスできます。

PHP サポートの変更点

PHP 5のサポートは終了しました。PHP の新しい最低サポートバージョンは7.0.0です。

更新失敗時の安全策

WordPress は、手動アップデートに失敗し、何か問題が発生した場合に、以前にインストールしたプラグインやテーマのバージョンを自動復元するようになりました。


WordPress 6.3の詳細

Learn WordPress では、ハウツービデオやオンラインワークショップなど、WordPress の最新機能の知識をレベルアップするためのリソースを提供しています。

WordPress 6.3 フィールドガイドでは、WordPress での構築や、最新リリースを最大限に活用するための詳細な開発者向けノートをご覧いただけます。機能概要、インストール情報、ファイルの変更点、修正点、アップデートなど、このリリースの技術的な詳細については、6.3のリリースノートをお読みください。

開発者ブログでは、さらに役立つ WordPress コンテンツを提供しています。

WordPress はグローバルなソフトウェアプラットフォーム

61のロケールが WordPress 6.3の90パーセント以上をそれぞれの言語に翻訳しました。コミュニティ翻訳者たちは、より多くの翻訳ができるよう懸命に作業しています。Thank you、gracias、ありがとう、धन्यवाद、ευχαριστώ、WordPress を200の言語で利用できるようにご協力くださっているすべての方に感謝します。

WordPress への貢献

WordPress は、パブリッシングの民主化とオープンソースがもたらす自由を信じています。この考えを支えているのは、ソフトウェアを強化するために協力している人々の大きなコミュニティです。WordPress を作ってくれているすべての人に心から感謝します。

私たちの貢献者コミュニティは、常に WordPress を素晴らしいものにしてきました。プロジェクトが成功し、ソフトウェアが安全で、使いやすく、インパクトのあるものであり続けることができるのは、皆さまのおかげです。Web (と世界) をより良い場所にするためにご協力くださり、本当にありがとうございます !

WordPress.org エグゼクティブ・ディレクター Josepha Haden Chomphosy

WordPress 6.3は、少なくとも52カ国、650人以上の貢献者の情熱と努力の結晶です。このリリースには205人以上の初めての貢献者も含まれています !

6.3リリースチーム

6.3リリースは、立ち上げから開始まで、多くの分野から集まった積極的な貢献者たちによって主導されました。数週間にわたり、彼らはアイデアをつなぎ、問題を解決し、障害を取り除くことで、リリースを軌道に乗せ、前進させ続けました。

6.3 の貢献者

リリースチームを補完しているのは、何百もの機能強化や修正をグローバルな協力体制で提供し、すべての人々のための安定したリリースを保証した、WordPress コミュニティのパワーと能力の証である多様な貢献者グループです。

[訳注: 貢献者一覧は、英語版原文を参照してください。]

WordPress サポートフォーラム

世界中の WordPress ユーザーからの質問に答えてサポートフォーラムに貢献してくれているコミュニティボランティアの方々に感謝します。

今すぐ参加する

WordPress への貢献に魅力を感じたなら、詳細を学び、参加することは簡単です。Make WordPress に集まったチームと、コア開発ブログの製品ロードマップを確認してください。また、対話型ツールを使って、どのチームが自分に適しているかを判断することもできます。

未来に向けて

20年前の5月、WordPress は最初のバージョン0.7をリリースしました。共同創設者マット・マレンウェッグのブログ投稿と、それに続く共同創設者マイク・リトルのコメントから始まった WordPress は、やがて世界で最も人気のある Web パブリッシングプラットフォームへと進化しました。

WordPress ソフトウェアは、強固で多様なユーザーコミュニティのニーズと要望に基づいて繰り返し進化を続けます。今回のリリースは、WordPress 開発ロードマップフェーズ2の完成形です。コミュニティの展望への期待に伴い、すべての努力は6.4に向けられ、その後は、サイト作成と管理体験にパワフルなコラボレーションツールを導入する予定のフェーズ3へと移行します。


6.3の Haiku

A capstone release
Ships tools for building great sites
Collaboration

WordPress 6.2 “ドルフィー”

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 6.2 “Dolphy”」を日本語に訳したものです。

誤字脱字、誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.2 "Dolphy"

WordPress 6.2 “ドルフィー” をご紹介します。木管楽器のジャズ界の達人でありマルチ・プレーヤーでもあるエリック・アラン・ドルフィーJr.にちなんで名付けられました。 ドルフィーは、バスクラリネットをジャズシーンで注目させ、フルートの居場所を作り、アルトサクソフォンの語彙を拡張させたと絶賛されています。大陸をまたぐキャリアの中で、彼の芸術性は即興の境界、アンサンブル作品、そしてチャールズ・ミンガスやジョン・コルトレーンといった著名なアーティストとのパートナーシップを押し広げる最前線にいました。

この最新バージョンの WordPress は、サイトの編集体験を再構築し、サイトをスタイリングするためのより多くの方法を導入し、新しい「集中執筆モード」を提供します。あなたの創造的なビジョンを表現するために、より多くのコントロールと自由を与える改善を発見してみてください。コンテンツ作成者、開発者、サイトを構築する方、デザイナーなど、すべての人にとって特別な何かがある内容になっています。エリック・ドルフィーの音楽を聴きながら、6.2が提供するすべてをお楽しみください。

WordPress 6.2は2023年最初のメジャーリリースで、900以上の機能強化と修正が施されています。また、WordPress プロジェクトの開発ロードマップの転換期でもあり、カスタマイズから、ワークフローとコラボレーションの初期の探求へと焦点を移します。

主な内容

生まれ変わったサイトエディターをご紹介

Image inlay of the reimagined Site Editor. WordPress 6.2 Dolphy

飛び込んで探索する準備を: 6.2は、次世代の WordPress とブロックテーマができることを発見するための招待状です。

ベータ版を終了したサイトエディターは、インターフェイスが一新され、サイト全体を操作する新しい方法を提供します。テンプレートやテンプレートパーツのフルプレビューを確認した後、好きな場所からサイトの編集に取りかかれます。

ナビゲーションブロックで、より多くの方法でメニューを管理

Image inlay of menu management from the Navigation block

サイドバーの新しい UI により、メニュー項目の追加、削除、並び替えがより速く、サイトのナビゲーション編集がより簡単になりました。

ブロックインサーターがよりスムーズに

Image inlay of the Block Inserter

デザインが一新され、必要なコンテンツに簡単にアクセスできるようになりました。メディアタブを使えば、既存のメディアライブラリからコンテンツをすばやくドラッグ&ドロップできます。カテゴリーを移動しながらプレビューを一度に見られる分割画面で、パターンをすばやく見つけられます。

必要なときに必要なコントロールが見つかるように

Tab between settings and styles in the block settings sidebar

ブロック設定のサイドバーが、「設定」と「スタイル」のタブでより整理されました。必要なツールを簡単に特定、アクセスできるようになりました。

ブロックテーマ用のヘッダーとフッターで、より速く構築

ヘッダーとフッターのパターンの新しいコレクションを見つけてください。どのブロックテーマでも、あなたのサイトのテンプレートを素早く、高品質に仕上げるための出発点としてお使いください。

エディターから Openverse のメディアを探検

Openverse のライブラリは、7億点以上のフリーかつオープンライセンスのストック画像と音声をカタログ化していて、インサーターを通じて WordPress に直接統合されました。

集中執筆モードで執筆に集中

アイデアと二人きりになりたい時のために。パネルやコントロールをすべて隠して、コンテンツに命を吹き込むことができるようになりました。

新しいスタイルブックをご紹介

あなたのサイトのライブラリにあるすべてのブロックがどのように見えるか、完全な概要を把握できます。すべてを一度に一目でわかるように、サイトエディターで直接見ることができます。

スタイルのコピー&ペースト

1種類のブロックのデザインを完成させ、そのスタイルを他のブロックにコピー&ペーストすることで、思い通りのデザインに仕上げることができます。

カスタムCSS

デザインツールやカスタムCSSでサイトを思いのままにパワーアップし、ルック&フィールのコントロールを別のレベルまで引き上げ、創造性と芸術性を最大限に引き出したデザインを実現できます。

6.2のその他のハイライト

  • 固定ポジション: トップレベルのグループブロックを、訪問者がスクロールしてもページの上部に固定することができます。
  • ウィジェットのインポート: クラシックテーマからブロックテーマへ、お気に入りのウィジェットをインポートするオプションです。
  • テーマのローカルフォント: デフォルトの WordPress テーマには、Google Fonts が含まれるようになり、より良いプライバシーが提供されます。

WordPress 6.2についてさらに詳しく

WordPress の最新機能に関する簡単なハウツー動画、コース、その他のリソースについては、Learn WordPress を探索してみてください。また、無料のライブ対話型オンラインワークショップに参加することもできます。

WordPress 6.2フィールドガイドには、WordPress を使って構築し、最新リリースを最大限に活用するのに役立つ詳細な開発者向けメモが掲載されていますので、ご覧ください。インストール情報、アップデート、修正、ファイルの変更など、このリリースに関する技術的な詳細については、6.2リリースノートをお読みください。

6.2リリースチーム

6.2は、リリースを軌道に乗せ、前進させるために熱心に協力してくれた多くの人々によって実現されています:

協力者のみなさま、ありがとうございました

WordPress 6.2は、少なくとも50カ国、600人以上の協力者による無数の尽力と情熱がなければ、ここに存在し得ませんでした。特に、初めてリリースに参加された178名の新しい協力者の方々に感謝します。彼らの協力により、何百もの機能強化や修正が行われ、すべての人にとっての安定したリリースを確かなものとしました。これは WordPressコミュニティのパワーと能力の証と言えるでしょう。

[訳注: 紙幅の都合により貢献者一覧を割愛。英語版原文をご参照ください。]

リリース当日までに、70のロケールがWordPress 6.2の90%以上を翻訳しました。コミュニティの翻訳者のみなさんは、より多くの翻訳を確実にするために懸命に作業しています。WordPress 6.2を200の言語で利用できるようにするために協力してくれているすべての方に感謝します。

6.2 リリースの俳句

Six point two, so new
Shiny and ready for you
Congrats on hard work!

* エリック・アレン・ドルフィーJr.の肖像画は Openverse で発見しました。着色はD. Pountain、オリジナルは F. Wolff です。

eric dolphy” by dick_pountain is licensed under CC BY-NC-SA 2.0.

WordPress 6.2 リリース候補版 3

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 3” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


最終カウントダウンがやってきました! WordPress 6.2の3つ目 (そして最後) のリリース候補 (RC3) の準備ができました!

WordPress 6.2のリリースは2023年3月28日に予定されており、あと1週間となりました。これが正式リリース前にテストできる最後の機会です。

今から参加しますか? 注目のハイライトや6.2の詳細については WordPress 6.2 RC1リリースのアナウンスでご確認ください。

このリリースにご協力いただいたベータ版およびRC版テスターのみなさんに感謝いたします。3月14日に RC2がリリースされて以来、TracGitHub では約21件の問題が解決されました。

みなさんのフィードバックとバグレポート報告のご協力のおかげで、WordPress の体験が安定した、スムーズで楽しいものになります。これは重要な作業であり、プロジェクトに貢献する素晴らしい方法です。

テスト用の RC3をインストールする方法

このバージョンの WordPress ソフトウェアは開発中ものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上で RC3をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2 RC3をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらから RCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC3

プラグインやテーマの開発者へのシャウトアウト

WordPress が世界中のより多くの人々に、より多くのことを提供できるのは、あなたのプロダクトのおかげです。RC3に対して最新バージョンをテストしたら、プラグインの readme ファイルの「Tested up to」バージョンを確実に6.2に更新してください。互換性の問題が見つかった場合は、サポートフォーラムに詳細な情報を投稿してください。

このリリースの主な変更点のさらなる詳細については、WordPress 6.2 フィールドガイドをご確認ください。

WordPress の翻訳への支援

英語以外の言語を話せますか? WordPress を100以上の言語への翻訳にご協力ください

をバグフリーに保つ—テストにご協力を

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することはより困難な挑戦となるでしょう。また、これはプロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

俳句をリリース

わーい、もうすぐだ
テスト、テスト。さっさとリリースして。
RC4 はご勘弁。

この投稿に協力してくださった次の方々に感謝します: @laurlittle @marybaum @audrasjb @cbringmann @webcommsat

WordPress 6.2 リリース候補版 2

以下は、Jonathan Pantani による WordPress.org 公式ブログの記事 “WordPress 6.2 Release Candidate 2” を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 6.2の2番目のリリース候補(RC2)ができました!

WordPress 6.2のリリースは2023年3月28日に予定されており、それはあとわずか2週後です。まだ試されていない方は、今が絶好のチャンスです。みなさんからのフィードバックやバグの報告が WordPress の安定性、スムーズさ、快適さを維持しています。これは重要な作業であり、プロジェクトに協力するための素晴らしい方法なのです。

これまでベータ版と RC 版のリリースをテストしてくださったみなさまに感謝します。3月9日に RC1 がリリースされて以来、TracGitHubでは約36件の問題が解決されました。

WordPress 6.2 RC1リリースアナウンスでは、6.2の注目のハイライトをキャッチアップし、より深く探ることができます。

テスト用に RC2をインストールするには

このバージョンの WordPress ソフトウェアは未だ開発段階にあるものです。本番サイトや重要なウェブサイトへのインストール、実行、テストは避けてください。代わりに、テストサーバーとサイト上で RC2をテストすることをお勧めします。

WordPress 6.2 RC2をテストするには以下の三通りの方法があります:

方法その1WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する (「最前線」チャネルと「ベータ / RC のみ」ストリーム設定を選択) 。

方法その2: こちらからRCバージョンの zip ファイルを直接ダウンロードする。

方法その3: WP-CLI を利用してテストする:

wp core update --version=6.2-RC2

プラグインやテーマの開発者へのシャウトアウト

WordPress が世界中のより多くの人々に、より多くのことを提供できるのは、あなたのプロダクトのおかげです。RC2に対して最新バージョンをテストしたら、プラグインの readme ファイルの「Tested up to」バージョンを確実に6.2に更新してください。互換性の問題が見つかった場合は、サポートフォーラムに詳細な情報を投稿してください。

このリリースの主な変更点のさらなる詳細については、WordPress 6.2 フィールドガイドをご確認ください。

WordPress の翻訳への支援

英語以外の言語を話せますか? WordPress を100以上の言語への翻訳にご協力ください

バグハントに参加—テスト、テスト、テスト

みなさんのテストサポートがなければ、重要な成果のマイルストーンを達成することは、より大きな挑戦となるでしょう。また、プロジェクトに協力する意義のある方法でもあります。初めての方も、久しぶりの方も、この詳細なガイドは頼りになる素晴らしい手助けとなるでしょう。

問題に遭遇したかもと思った時は、まずサポートフォーラムのアルファ・ベータエリアに報告をしてください。再現可能なバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac への報告をお願いします。既知のバグの一覧も Trac で閲覧可能です。

俳句をリリース

Listen, we are close
One step to final RC
Breathe, and keep going

この投稿に協力してくださった次の方々に感謝します: @laurlittle @marybaum @audrasjb @cbringmann

俳句: @sereedmedia

WordPress が20周年を迎えます: みんなでお祝いしましょう!

以下の内容は WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress is Turning 20: Let’s Celebrate!」を日本語に訳したものです。

誤字脱字、誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


2023年、WordPress は20周年を迎えます。WordPress がなかったら、私たちはどうなっていたのでしょう? ちょっと考えてみてください! 過去20年間、多くのテクノロジー、ソフトウェアスタック、ファッショントレンドが現れては消えていく中、WordPress は繁栄してきました。

これは、何千人ものコントリビューターから成る WordPress コミュニティによる素晴らしい取り組みと協力、そして WordPress の4つの自由とパブリッシングの民主化という使命を受け入れてくださった何百万人ものユーザーによるものです。

みんなでお祝いしましょう!

2023年の初めから WordPress が最初にリリースされた正式な記念日 (2003年5月27日) に向けて、さまざまなイベントでこの重要な節目を祝い、これまでの道のりを振り返り、将来に目を向けます。

ぜひご参加ください!

今後数ヶ月間、WordPress の公式ソーシャルメディアアカウントとこの記念日の公式ウェブサイトをチェックして、コンテンツへの協力や記念品の収集などなど、このエキサイティングなイベントに参加するための最新情報を入手してください。

ソーシャルメディアでは、コミュニティがフォローできるようにハッシュタグ #WP20 を使用してください。

お祝いのために公式ウェブサイトへ何かしらの掲載を希望したい企画がある場合は、こちらのフォームから詳細をお知らせください

WordPress 6.1「ミーシャ」

以下は、Matt Mullenweg による WordPress.org 公式ブログの記事 WordPress 6.1 “Misha” を訳したものです。

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「ミーシャ」へようこそ

WordPress 6.1 「ミーシャ」が登場しました。ソビエト・ノルウェー出身のジャズピアニスト、ミハイル “ミーシャ” アルペリンの人生と作品にインスパイアされたリリースです。ミーシャは、ソビエト連邦のジャズアンサンブルの活動を世界的に紹介しました。また、モスクワ・アート・トリオの創設メンバーとしても知られています。

「ミーシャ」は、サイト構築の体験をさらに洗練されたものに進化させます。WordPress 6.1 では、これまで以上に直感的なサイト制作が可能になり、ユーザーのクリエイティビティをこれまでになく向上できるでしょう。ミーシャのジャズピアノを聴きながら、WordPress 6.1 の世界をお楽しみください。

これは2022年のメジャーリリースの第3弾です。ぜひ今すぐダウンロードしてください。このリリース時点で、WordPress は世界中のサイトの43%を支えています。

サイトオーナーや管理者の方は、安定性、パフォーマンス、およびユーザビリティの強化を最大限に活用するために、すぐにアップグレードすることをおすすめします。また、WordPress のコンテンツ制作者には、執筆やデザイン体験を向上させるための新機能の数々を楽しんでいただけるでしょう。

このリリースには、WordPress コミュニティがプロジェクト開始以来、最も待ち望んできた機能が含まれています。エディターに追加された機能拡張と改善により、サイトオーナーにはより多くのコントロールと簡単なカスタマイズが可能になり、ユーザーはより一貫性のある使い心地を体験できるようになります。このリリースには、文章に焦点を当てた多くの改良が含まれています。「声なき人に声を与える」ためには、文章を書く人々にフォーカスする必要があるからです。

私が特に気に入っている改善は、ブロック内の段落を部分的に選択できるようになったこと、リストビューをデフォルトで開いたままにできる設定、内部リンクを追加するキーボードショートカットがすべてのブロックに拡張されたことなどです。

Josepha Haden Chomphosy、エグゼクティブディレクター
「WordPress 6.1「ミーシャ」」の続きを読む→

Classic Editor プラグインの公式サポート期限更新

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「An Update on the Classic Editor Plugin」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


2018年の WordPress 5.0のリリース前に、新しいブロックエディターへの移行を容易にするため Classic Editor プラグインを公開しました。その際、このプラグインを2021年末までサポートし、期限が近づいた頃に必要に応じてそれを調整することを約束しました。マットと話し合った結果、2022年末までこのプラグインのサポートを継続することが、プロジェクトとコミュニティにとって正しい判断であることがはっきりしました。

とはいえ、ブロックエディターの利用を後回しにしていた人にとっては、もう一度試してみる絶好の機会です。ブロックエディターが2018年に初めて登場して以来、何百人もの WordPress コントリビューターたちが、ユーザーのフィードバックに基づいて多くのアップデートを行ってきました。使っていただければ、「こんなに進化したのか !」と嬉しい驚きを感じていただけるはずです。

WordPress、Gutenberg、Classic Editor プラグインに取り組んできた皆さんに心より感謝します。また、ソフトウェアをより良くするために必要なフィードバックを提供してくれたすべての WordPress ユーザーとテスターの皆さんも、ありがとうございます。

~ Josepha (ジョセファ)


久しぶりにブロックエディターを試してみるという方は、アウトリーチプログラム (日本語訳) に参加すれば、早い段階でフィードバックをいただけます。初めてブロックエディターを使う方はワークショップ動画やこちらのデモ動画をご覧いただき、基本的な使い方を知ってみてください。

Internet Explorer 11 サポート終了

以下は、 Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Dropping support for Internet Explorer 11」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


7年以上前にリリースされた Internet Explorer 11 (IE11) は、現在ンターネット上の全ユーザーの1%未満にしか使われておらず、利用率は急速に低下しています。人気サイトの大部分はすでに IE11 のサポートを停止しており (2020年版の Microsoft Teams を含む)、Microsoft 365 のアプリやサービスでさえも今年の後半にはサポートを終了する予定です。

今年の7月に WordPress 5.8 がリリースされる際、Internet Explorer 11 はサポートされなくなります。

現在、IE11 をお使いの方は、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safari、Microsoft Edge などの最新のブラウザーに切り替えることを強くおすすめします。IE11をお使いの方は、過去17ヶ月以上にわたり、WordPress のダッシュボードに IE11 が古くなっていると見なされるという警告が表示されています。

すでに上記のモダンブラウザーを使用している方は、IE11 のサポートを終了することで WordPress にパフォーマンス上のメリットがあるため、この変更によってプラスの影響を受けるのみです。ただし、お客様のサイトの他のユーザーがまだ IE11 を使用している場合は、影響を受ける可能性があります。

「サポート終了」が意味すること

WordPress からブラウザーのサポートが外されると、そのブラウザーでの新機能のテストが行われなくなり、最適な動作が保証されなくなります。

また、WordPress コアのソースコードの一部を生成する自動化ツールも、サポートされていないブラウザーを除外するように更新されます。つまり、これらの生成されたファイルに依存している機能は、それらのブラウザーのユーザーにとってバグがあったり、動作しなくなったりする可能性が高いということです。

ブロックエディターに関連するほとんどすべてのファイルは、これらの自動化されたツールを使用してコンパイルされているため、ブロックエディターはこの変更による影響が最も大きい WordPress の部分となります。WordPress ダッシュボードの他の部分でもこれらのツールで構築された CSS が使用されており、IE11 を使用した場合に外観に影響が出る可能性があります。

IE11 固有のコードベースの他のすべての部分は、ケースバイケースで特定し、評価し、削除する必要があり、残りの部分は手動で保守されます。このプロセスは WordPress 5.9 のリリースから始まり、数回のメジャーリリースを経て徐々に行われる予定です。また、IE11 上で報告されたバグは修正されません。

テーマへの影響

今回の計画により、デフォルトで同梱されているテーマには何の変更も加えられません。また、IE11 のサポート (または、各テーマのリリース時にサポートされていた可能性のある他のブラウザー) に関連するコードは、デフォルトのテーマから削除されません。ただし、今後追加される新機能は、IE11ではテストされません。

デフォルトのテーマを使用していない場合でも、自分のテーマがこの変更の影響を受ける可能性は低いと思われます。テーマは通常、独自のブラウザーサポートポリシーを持っており、WordPress コア の変更はそれらに影響しません。テーマ作者がすでに IE11 のサポートを削除している可能性もあります。

IE11 のサポートが重要で、テーマが IE11 をサポートしているかどうか不明な場合は、テーマ開発者に連絡して確認することをおすすめします。

この変更に関する詳しい情報は、Making WordPress Core ブログでご覧いただけます。

Openverse (オープンバース) へようこそ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Welcome to Openverse」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress の共同創業者であるマット・マレンウェッグの先日の声明と、クリエイティブ・コモンズ CEO キャサリン・スティラーの投稿を受けて、CC Search (新しい名称は Openverse) が WordPress のオープンソースプロジェクトの一部になったことを正式に発表できることを嬉しく思います。マットも私も、クリエイティブコモンズの長年の支援者です。これにより、クローズドソースのフォトライブラリに対して長期的かつ持続的な挑戦を行い、WordPress のエコシステムがさらに強化されることを期待しています。

現在のユーザーへの影響

現在のCC Search ユーザーは、引き続きインターネット上でオープンライセンスの画像を検索し、利用することができます。WordPress は、クリエイティブコモンズ・プロジェクトが始めた素晴らしい活動を継続し、検索機能を拡張していく予定です。

次のステップ

今後は、音声や動画などの追加メディアのインデックス化と検索ができるようになることを期待しています。機能を拡張し、プロジェクトを成長させていく中で、Openverse を WordPress やメディアライブラリに直接統合していきたいと考えています。私たちは、オープンにライセンスされたメディアの検索と埋め込みを可能にするだけでなく、さらに皆さんのメディアにライセンスを追加して共有することで、恩恵を還元したいと考えています。

コントリビュートするには

Slack チャンネルの #openverse を訪れ、GitHub で WordPress オーガニゼーションの下に移動されたコードリポジトリを見てみましょう。また、このプロジェクトは、https://make.wordpress.org/openverse にある独自の Make ページでもご覧いただけます。現在、新しいチーム、プロセス、手順の設定に取り組んでいます。

チームとコミュニティに歓迎の意を表します。こちらの Podcast エピソード “The Commons of Images” では、マットと私が CC Search と WordPress コミュニティの一部としての同プロジェクトへの期待について話しています。

追記: Openverse プロジェクトの翻訳が可能になりました。現在 Openverse Search は wordpress.org/openverse のみで利用できますが、将来日本語化した ja.wordpress.org/openverse も公開予定です。