State of the Word 2023 の総括

以下は WordPress.org 公式ブログの記事「State of the Word 2023 Recap」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


12月11日、WordPress の共同創設者マット・マレンウェグは、毎年恒例の State of the Word 基調講演を行うため、スペインの美しい都市、マドリードを訪れました。このイベントが米国外で開催されたのは初めてのことでした。ユネスコの世界遺産にも登録されている象徴的な建築物である Palacio Neptuno に200人近くの貢献者、開発者、エクステンダー、プロジェクトに近い方たちが集まり、マットの話を聞きました。また、多くの視聴者がオンラインから参加しました。

エグゼクティブ・ディレクターからの挨拶

イベントの冒頭で、WordPress プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターである ジョセフ・ヘイデン・チョムポシー は、コミュニティのハートや精神が未来への希望をかき立てるものであり、オープンウェブの自由をすべての人に保証するものであると語りました。彼女は最後にマットをステージに招き、このような価値観と特徴が、過去20年間と同じように、次の20年間もプロジェクトを前進させるという確信を述べました。

Josepha Haden Chomphosy, Executive Director of the WordPress project, speaking at a podium

2023年を振り返って

ステージに登壇したマットは、このイベントが初の国際的な “State of the Word” であることについての興奮を共有しました。また、過去の WordCamp の功績を引用しつつ、主催者であるスペイン WordPress コミュニティを称えました。そこから、マットは今年の注目すべき瞬間についての振り返りに直ちに移り、プロジェクトの20周年記念の祝賀、ソフトウェアの進化、そして今年、コミュニティがどれだけ一体となったかを振り返りました。WordCamp の数が70回に倍増し、33か国で開催されたことも話しました。

私達は常に学びと改善を目指しています。
Meetup をより良くする方法についてご意見をお待ちしています。

マットは続けて、いくつかのリソースの紹介を行いました。WordPress.org: まったく新しいイベントページ、デザイン一新したショーケース、新しい WordPress Remembers メモリアルページ、 そしてオープン教育賞を受賞した Openverse。ユーザーがブラウザで直接 WordPress を試すことができるツールである WordPress プレイグラウンドや、Twenty Twenty-F​​our デフォルトテーマのデモも共有しました。

Matías Ventura, Lead Architect of Gutenberg, speaking on stage at State of the Word

共同編集、その他の機能

マットは Gutenberg プロジェクトの4つのフェーズを振り返り、フェーズ3のコラボレーション (共同編集) に着手したことを述べた後、Gutenberg のリードアーキテクトであるマティアス・ヴェンチュラにマイクを渡しました。

マティアスは、スペイン語での簡単なあいさつの後、今年ソフトウェアがどれだけ進歩したかを述べました。サイトエディターが優れた執筆環境であると同時に素晴らしいデザインツールになることを目指し、脚注ブロックの改善や集中執筆モードの使いやすさにも言及しました。

共同作業やワークフローのスケジュールはまだ未定ではありますが、マティアスはエディターのプロトタイプを公開し、セッションをまたいだリアルタイムの編集を可能にする同期エンジンの確立など、共同編集の最も興味深い側面の一部を紹介しました。彼はGutenberg プラグインでプロトタイプをテストし、GitHub でフィードバックを共有するよう貢献者に呼びかけました。

そこからマティアスは、ワークフローのための強力なツールとしてのパターンの強調とその継続的な進化、カスタムフィールドにブロックを接続する機能など、他のワクワクするような開発について強調しました。彼はパフォーマンスの改善について熱く語り、エディターを少なくとも2倍速くするための作業が進行中であることを述べました。フロントエンドのパフォーマンスについては、Interactivity API のデモで、WordPress の標準的なブロックや機能を使って、トランジションや検索、その他のインタラクションをどのように瞬時に行うことができるかを紹介しました。

最後に、管理画面のデザインがサイトエディターからどのようなヒントを得て変更されるのか、そして最終的にユーザー独自のニーズに基づいて WordPress 管理画面のエクスペリエンスを形成できるようになることについて説明しました。

WordPress co-founder Matt Mullenweg speaking at a podium

AI とデータの解放

マットがステージに戻り、「AI を深く学ぶ」ようにという過去のアドバイスを強化しながら、WordPress の未来について話を広げました。彼は、現在利用できる豊富な AI ツールで何が達成できるのか、コントリビューターがすでに自然言語処理や WordPress Playground を使ってどのように実験し、作成や構築をしているのか、未来が楽しみになる例を共有しました。

最後にマットは、2024年のプロジェクト「Data Liberation (データ開放)」にさらに焦点を当てることを紹介しました。他のプラットフォームから WordPress へのインポートを可能な限り摩擦のないものにする、という目標です。彼は、デジタル障壁を解き放つ動機の一部として、コンテンツ管理システムがユーザーを囲い込む傾向にあることを語りました。Data Liberation イニシアチブでは、WordPress からのワンクリック移行とエクスポートフォーマットに取り組む予定です。単なるツールにとどまらず、Data Liberation はシームレスな貢献を可能にするというプロジェクトの理念を反映しています。マットは、Data Liberation の新しい GitHub リポジトリや、今後予定されている Making WordPress Slack のチャンネルを紹介しながら、興味のある人は誰でも活動に参加してほしいと協力者を勧誘しました。

追記: Data Liberation プロジェクトチャンネル #data-liberation が公開されました。

質疑応答

プレゼンテーションの後、マットは、ホセ・ラモン・パドロン (モンチョ) の司会による対話型の質疑応答セッションで、ライブストリームと会場の聴衆からの質問に答えました。

ライブセッションでのその他の質問については、フォローアップ記事でお答えします。また、来年のWordCamp アジア (台湾・台北)、WordCamp ヨーロッパ (イタリア・トリノ)、WordCamp US (アメリカ・オレゴン州ポートランド) の予定をカレンダーに追加するのをお忘れなく !

このイベントと投稿に協力してくださった @laurlittle@eidolonnight@nilovelez@fepr@cbringmann その他多くの方々に感謝します。

祝・WordPress 20周年 〜対面 & オンライン企画・グッズ情報〜

以前の記事でもお伝えしたとおり、WordPress は2023年5月27日に最初のリリースから20周年を迎えます。これを記念して、世界中で様々なイベントが盛大に開催されますが、日本でのお祝いイベントやグッズに関する情報をお知らせします。

現在、国内では12地域でイベントを開催予定です。お近くの地域のイベントを探して一緒にお祝いしてみませんか。久しぶりに対面イベントを行う地域もあり、新しい方の参加を心よりお待ちしています。詳細は20周年記念サイトをご覧ください。この記事の最後にもイベント情報へのリンクを掲載しています。

https://wp20.wordpress.net/

日本各地の WordPress 20周年記念イベント (WP20)

さらに、20周年記念当日には、各地をオンラインでつなぐ企画も実施予定です。ローカルのイベントに参加できない方もオンラインでの参加が可能ですので、ぜひ以下のページからお申し込みください。お住まいの地域に関係なくご参加いただけます。

https://www.meetup.com/kagawa-wordpress-meetup/events/292888748/

また、各地の20周年記念イベントでは、記念グッズの配布も予定されています。お楽しみに!

写真: @st810amaze

グッズの購入・制作

WordPress オフィシャルストアでは、20周年を記念したグッズの販売も行われています。興味のある方は以下のリンクをチェックしてみてください。海外からの発送となるため送料の負担がありますが、近くに欲しい方がいる場合はまとめて注文することで節約できます。Meetup で出会った方と相談してみるのも良いかもしれません。

https://mercantile.wordpress.org/product-category/wp20/

さらに、カスタムグッズやケーキを作りたい方のために、制作用ファイルも用意されています。以下のリンクからダウンロードしてください。

WordPress ロゴの利用における商標ポリシーについてはこちらをご覧ください。

写真: @matt via Twitter
WP20 わぷー

ハッシュタグ #WP20 #WP20JP

#WP20 というハッシュタグをたどると、世界でのお祝いの様子を覗き見ることができます。さらに日本独自の #WP20JP というハッシュタグも使って、WordPress にまつわる思い出の写真やエピソードをソーシャルメディアやブログで共有してみてください。

今月の Meetup イベント一覧

WordPress 20周年記念イベント

その他の WordPress イベント

国内30回目の公式カンファレンス、WordCamp Japan 2021が開かれます

WordCamp は、2008年東京での開催以来、国内だけでもこれまでに29回行われてきた WordPress の公式カンファレンスです。すべてコミュニティによる運営で、登壇者や当日スタッフも含めて全員がボランティアとして協力しており、運営資金は主にスポンサー各社からの協賛金によって成り立っています。

その WordCamp が30回目を迎えるにあたって、国単位の規模、そして1週間という期間という初の形態でWordCamp Japan 2021」オンラインイベントが6月20日(土)から26日(日)に開催されます。

WordCamp Japan 2021 オンライン発表会(4月28日)の収録動画

どこからでも無料で参加可能

今回の WordCamp の大きな特徴は、オンラインで7日間開催という点です。お好きな時間に、お好きな場所から、より多くの方にご参加いただけるようにスケジュールを工夫しています。

どなたでも完全に無料でご参加いただけますが、交流会・懇親会やジョブボード、スポンサーブースなどイベント内のすべてのコンテンツにアクセスするにはチケット登録が必要です。

2日間のセッションデイズ

イベントの最初と最後の日は「セッションデイズ」として、ライブセッションと録画セッションの配信を行います。

セッションのラインアップは、ブロックエディターの使いこなし方サイト運用といった幅広いユーザーの方が気になるトピックから、ノーコード解析多言語プラグインECサイトマーケティングといったピンポイントなトピックまで、さまざまな分野で WordPress を使っている方が今知りたい内容を取り揃えたものとなっています。

また、テーマ・プラグイン開発者によるブロックエディターを使ったサイト開発やカスタムフィールドを考えるセッションや、WordPress デベロッパーリレーション担当者によるフルサイト編集の最新情報セッション(日本語字幕付き)といった WordPress のこれからを知ることができるコンテンツも用意されています。

5日間のコントリビューターデイズ

過去のオフライン WordCamp では、1日に同時並行で WordPress オープンソースプロジェクトのさまざまなチームにコントリビュート(貢献・参加)ができるテーブルが用意されていました。今回は会場がオンラインという特徴を最大限に活かし、5日間にわたって毎日少しずつ参加できる「コントリビューターデイズ」という試みを行います。

どんなものなのか少しだけ覗いてみたい、という方もお気軽にご参加ください(個別に Zoom 参加リンクをお送りするため、WordCamp Japan のチケットに加えて connpass での登録が必要になります)。

当日ボランティア募集中

今からでも運営を手伝いたい!という方も歓迎です。ライブセッションに字幕をつけたり、交流スペースでの当日ボランティアを募集していますので、こちらからお申し込みください。数時間程度、1日のみのお手伝いでもOKです。


WordPress の今、そしてこれからを知ることができるイベント WordCamp Japan 2021への皆さんのご参加をお待ちしています。

WordPress 5.0 利用開始前に知っておくべきこと

WordPress 5.0 には、編集エディターの一新と、それに伴うデータ保存形式の変更という、かつてない大きな仕様変更が含まれています。そのため、従来の更新とは異なり、利用開始の際には、すべての利用者が対応のためのなんらかのアクションと決断を行わなくてはなりません。

編集者は、新しいエディターについての知識が必要となります。サイト開発者・管理者の方は、新しいエディターを取り入れたサイトが意図した通りに動作することを事前に確認してください。

新エディター Gutenberg ブロックエディターに備える

WordPress 5.0 利用開始時にもっとも注意すべき点は、旧バージョンから更新、または、新規インストールを行った場合に、デフォルトのエディターが、従来のエディター(クラシックエディター)から新エディター (ブロックエディター、コード名 Gutenberg)に置き換わることです。これがどのような影響を及ぼすかは個々のサイトにより事情が異なるため、具体的に述べることはできませんが、トラブルなくブロックエディター環境に移行するための条件として、少なくとも次の2点は、誰にとっても避けることのできないものです。

  1. ブロックエディターの使用方法の習得
  2. ブロックエディターと利用プラグイン・テーマの間に互換性の問題がないことの確認

上記は、公開中のサイトに影響を与えることのないテスト環境で行われることが理想的ですが、それが難しい場合、あるいは、2で問題が起こってしまった場合には、次に示すオプションを検討してください。

従来のエディターを復元する(オプション)

この大きな変更にすぐに対応するのは難しいという方のために、従来のエディターの利用を継続するためのオプションが用意されています。

Classic Editor プラグインをプラグインディレクトリからダウンロード、または、WordPress 管理画面の「プラグイン」→「新規追加」から検索してインストールし、有効化することで、デフォルトの設定で従来のエディター(クラシックエディター)を継続利用できるようになります。

既存のサイトであらかじめ Classic Editor プラグインを有効化しておけば、 WordPress 5.0 に更新した時に従来のエディターがブロックエディターに置き換わる動作を回避することができますので、従来のエディターを継続利用すると決断された方は Classic Editor プラグインを事前に有効化することを忘れないようにしてください。

日本語版独自の変更点

WordPress 5.0 以降、ダウンロード版日本語版パッケージに WP Multibyte Patch プラグインは含まれなくなります。これにより、日本語版は、自動パッケージ化・リリース化のためのシステム要件を満たすこととなり、パッケージシステムが選択する最短のタイミングでリリースされるようになります。

この変更は、すでに WP Multibyte Patch を利用中、あるいはインストール済みのサイトには影響を与えません。

一方、日本語版パッケージを新規インストールする場合には、今後、必要に応じて WP Multibyte Patch をプラグインディレクトリからダウンロード、または、WordPress 管理画面の「プラグイン」→「新規追加」から検索してインストールしてください。

WordPress 日本語版 過去ブランチマイナーバージョンのリリースについて

WordPress 日本語版では、これまで最新ブランチ(4.8、4.8.1、4.8.2…といったバージョンのまとまりをブランチといいます)に限定してマイナーバージョン(4.8.1 のように数字の分割が3つのもの)のパッケージ化を行い、ご利用いただけるようにしてきました。

今後は3.7以降の過去ブランチにおいても、追加でリリースされる最新のマイナーバージョンをリリースページよりダウンロードいただけるようになります。

なお、WordPress をパッケージ化するシステムの制約のため、現状では、追加リリースされる過去ブランチのマイナーバージョンに WP Multibyte Patch を含むことができません。ご利用の際は、互換性対応表を参考に対応するバージョンの WP Multibyte Patch を入手してください。

ご注意: 過去ブランチ・過去バージョンのパッケージは検証テストなどの目的のためのものです。入手可能となっていても公開・商用サイトで使用することはおすすめいたしません。安全にご利用いただけるのは、最新ブランチの最新バージョンだけです。

第2回「世界 WordPress 翻訳の日」に参加しませんか

以下は、Petya が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Join Us Again for Global WordPress Translation Day」を訳したものです。

国内でもオンラインイベント、オフラインイベント (東京大阪名古屋男木島)が開催される予定です。イベント開催または参加をご希望の方は、WordBench.org の記事で詳細をご覧ください。


WordPress ポリグロッツチームは、2回目となる世界 WordPress 翻訳の日 (Global WordPress Translation Day) を11月12日に開催予定です。誰でも、世界中のどこからでも参加できます。

翻訳は、WordPress に参加したり同プロジェクトに貢献したりするための最も簡単な方法のひとつです。世界 WordPress 翻訳の日は、WordPress 翻訳について学び、世界中の人達と出会い、WordPress を160以上の言語で翻訳する良い機会です。

11月12日、どこにいても参加できます

翻訳の日は11月12日 (土) の 0:00 UTC (協定世界時、日本時間で同日の午前9時) にスタートし、その後24時間続きます。お住まいの地域のタイムゾーンでいうと何時なのか、こちらで調べてみてください。オンラインでは最初から参加することもできますし、開催期間中の都合の良い時間だけ参加しても構いません。

何をするのですか ?

11月12日、WordPress プロジェクト、お気に入りのプラグインやテーマを翻訳するだけでもOKです。

世界各地で開かれるローカルなコントリビューターデイに行くのは、積極的に参加する良い方法です。近くで開催されているかどうかこちらの地図で確認してみてください。近所ではやっていないという場合は、ぜひイベント運営者として登録してみてください (訳注: 日本でのイベント開催をご希望の方は、前述の WordBench.org の記事もご覧ください)。数人集まってラップトップを開くだけでもローカルイベントとして十分です。

同時に、複数の言語で24時間ライブストリーミングされるリモートセッションもあります。ローカライゼーション、国際化、言語ごとの翻訳貢献方法などのトピックを予定しています。

どういった人向けのイベントですか ?

翻訳に参加するのが初めてでやり方を知りたい人、経験豊かな翻訳者であり、しっかりしたチームを作りたいという人、どんな方でもご参加いただけます。開発者の方でコードの国際化対応方法を知りたいとか、自分が作っているプラグインやテーマの翻訳者を募りたいという方にとっても役立つライブストリーミングセッションがあります。

英語しか話せなくても参加できますか ?

英語だけしか話せなくても、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどの異なるロケールもあります。 英語には世界中にたくさんの変化形があり、これらについて理解し、ユーザーにとってオプションを選択することがなぜ重要なのかをライブセッションで学ぶこともできます。

もし楽しみたければ WordPress を絵文字に訳してみませんか?そう、WordPress は絵文字にも翻訳されているんです 🌎🌍🌏

質問がある場合

Polyglots チームとイベント運営者が 英語版 Slack の #Polyglots チャンネルにいます。みんな、親切に助けてくれるはずです (訳注: 日本語版コミュニティの WordSlack #translate チャンネルもご利用ください) 。

イベントの公式サイトに登録して、参加を表明してみてください。

WordPress セキュリティ白書を公開しました。

今年3月に WordPress.org 英語サイト上に掲載された WordPress Security White Paper を訳しましたので、公開します。

» WordPress セキュリティ白書

どのようなセキュリティポリシーのもとに WordPress が開発されているかがよく分かるかと思います。今後の WordPress の活用にぜひ参考にしてください。

以下は序文の抜粋です。

このドキュメントは、WordPress コアソフトウェアの開発とそれに関連するセキュリティプロセスの分析と説明だけでなく、ソフトウェアに直接組み込まれる固有のセキュリティの調査でもあります。コンテンツ管理システムや Web アプリケーションフレームワークとして WordPress を評価する立場にある意思決定者は、自分の分析と意思決定にこの文書を利用するべきであり、開発者は、この白書を参照してこのセキュリティコンポーネントとこのソフトウェアのベストプラクティスに習熟するべきです。

誤字脱字誤訳等ありましたら GitHub のリポジトリにプルリクエストを頂けますと助かります。

翻訳者 (敬称略)

日本語版におけるベータ版・RC版について

WordPress リリース版公開前のテストにご協力いただいている方へ、日本語版におけるベータ版・RC 版の公開について変更のお知らせです。


WordPress 日本語ローカルサイトでは、バージョン 2.5 から 4.2 に至るまで、WordPress のベータ版およびリリース候補版(以下 RC 版)を公開してきましたが、WordPress とそれを取り巻く開発環境のバージョンアップにより、現在では日本語の翻訳ファイルを管理画面を通じて簡単にインストールできるようになりました。

今後は日本語版におけるベータ版・RC版のパッケージは公開せず、英語版のパッケージに必要に応じて日本語の翻訳ファイルを適用してお使いいただくことになります。日本語版としてのパッケージはリリース版をお待ち下さい。

従来:ベータ/RCのパッケージ(日本語版)+ リリースバージョンの WP Multibyte Patch プラグイン
今後:ベータ/RCのパッケージ(英語版)+ 日本語の翻訳ファイル + リリースバージョンの WP Multibyte Patch プラグイン

なお、オリジナル英語版と日本語版との違いは、WordPress 日本語版についてを参照してください。

また、日本語翻訳ファイルのインストールについては以下の通りとなります。


WordPress 本体と同時にインストールする場合

WordPress 本体と同時に翻訳ファイルをインストール

インストールプロセスの一番最初に表示される言語リストの中から、「日本語」を選択し、「続ける」をクリックして下さい。

すでにインストールされた WordPress に翻訳ファイルを追加する場合

管理画面から翻訳ファイルをインストール

Settings(設定) → General(一般) → Site Language(サイトの言語)から「日本語」を選択し、「Save Changes」をクリックして下さい。


なお、リリース版が公開されるまでの期間の翻訳ファイルには、未翻訳やリリース版とは異なる翻訳が混在する場合があります。翻訳に更新があった場合、管理画面の「更新」から翻訳ファイルも更新することができます。

Codex 日本語版 URL が変わりました

WordPress 日本語版の公式ドキュメンテーションである「WordPress Codex 日本語版」サイトの URL が変更になりました。

旧: wpdocs.sourceforge.jp
新: wpdocs.osdn.jp

wpdocs-osdn

旧 URL は新しいものへ自動的に転送されますのでリンク切れなどの心配はありませんが、今後は新しい URL をご利用いただければ幸いです。

今回の変更は、オープンソースソフトウェア開発・配布サイトである SourceForge.JP 運営元の方針に依るものです。詳しい経緯については以下の記事をご覧ください。

Slashdot JapanならびにSourceForge.JP、サイト名称変更のお知らせ | OSDN株式会社

WordPress 3.8 日本語版リリースのお知らせ

WordPress 3.8 日本語版をリリースしました。

ダウンロード:
WordPress 3.8 日本語版をダウンロード

アップグレード:
WordPress のアップグレードを参照してください。

新機能・変更箇所:
WordPress Codex 日本語版の Version 3.8 ページを参照してください。また、英語版と日本語版の違いについては WordPress 日本語版についてを、マルチバイト文字列の扱いに関する変更については WP Multibyte Patch 1.9参照してください。管理画面から本体アップグレードを行った場合は、別途 WP Multibyte Patch を 1.9 に更新してください。管理画面アイコンフォント表示に関する互換性の修正が含まれています。

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WordPress 日本語版作成チーム