WordPress スタイルの Firefox Personas (ペルソナ)

以下は、2010年3月11日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「Firefox Personas, WordPress-style」を訳したものです。


可能な限りオープンソースのソフトウェアをおすすめするようにしていますが、Mozilla の Firefox ブラウザーは私たちのお気に入りの一つです。Firefox 3.6 では最近、personas (ペルソナ) 機能に対応し、ユーザーがブラウザーの外観を好みのデザインやブランドのものに変えられるようになりました。各地の WordPress ユーザーは W ロゴをとても気に入ってくれているようなので (WordCamp では T シャツ、iPhone スキンなどいろんなところで目にします)、WordPress Personas が登場したのも自然なことです。

Vintage Press Persona手始めとして、デザイナーの チャッド・ピューが WordPress ブランドの Personas を2つ作成しました。“Vintage Press (ヴィンテージ・プレス)” と “Inkwell (インクウェル)” です。この2つのデザインは、WordPress への愛を表現するのにぴったりです。たとえ、自分にしか見えないとしても…。:)

“Vintage Press” Persona は、旧式の印刷機械(プレス)と活字のシステムのスタイルからインスピレーションを受けています。このデザインは、目に見えない部分の仕組みに感謝している WordPress 開発者やユーザーにぴったりでしょう。

Inkwell Persona“Inkwell” はパピルス文書 (*) や水彩画をかけ合わせたようなデザインで、アーティスト系の人に喜んでもらえるのではないでしょうか。音楽と原稿用紙、そしてこぼれたインクの色がハーモニーを奏で…

ええと、まるで美術評論家のような気分になってきているのでこのへんでやめるとします。Firefox の WordPress personas を見て、好きな方を選んでください。

* 開発ブログで「パピルス文書」という単語を使う機会があるなんて、思ってもみませんでした。夢にも。

あなたのための (そしてみんなのための !) BuddyPress

以下は、2010年2月26日に Jane が書いた WordPress.org 公式ブログの記事、「BuddyPress for One (and All!)」を訳したものです。本文内のリンク先はすべて英語ページです。


さかのぼること昨年4月、マットはこの開発者ブログで WordPress MU にソーシャルネットワーク機能を追加するプラグイン、BuddyPress 1.0 のリリースについて投稿しました。たくさんの方がそのアイディアに興奮しましたが、たいていの方は複数サイトの WordPress MU ではなく単一サイトの WordPress を使用していたので、BuddyPress を体験できませんでした。そうした方々にグッドニュースです ! 1週間ちょっと前、BuddyPress の創始者でリード開発者でもあるアンディピートリングは、単一サイトの WordPress でも使用できる BuddyPress 1.2 のリリースを発表しました。おめでとう、BuddyPress ! そして息をひそめてこの日を待っていたすべての方へも、おめでとう。

このニュースを聞いてまず最初に思ったのは、「すばらしい ! 使いたくなったらだれでも自分のサイトに BuddyPress を入れることができる」ということです。2番目に思ったのは、「うえーん ! ちょっと試すだけのためにテーマを BuddyPress のデフォルトテーマに変更する必要があるのなら、普通の WordPress ユーザーは BuddyPress を試したがらないかも」ということでした。3番目に思ったのは、「それは良くない。アンディにきいてみよう」ということです。

ということで、いくつかのファイルを追加して、いくつかのファイルを編集すれば、いま使っているテーマのままで BuddyPress が使えるということが分かりました。必要なファイルをダウンロードするためのリンクも、BuddyPress のサイト上にありました。ただしまだ少し不格好だったので、超すばらしい彼、アンディが、みなさんが簡単に始めることのできるプラグインを思い切って作ってくれました。BuddyPress Template Pack は、WordPress の管理画面 (プラグイン > 新規追加) から直接インストールでき、一歩づつテーマの追加変更手順をご説明します。*

さて、これで単一サイトの WordPress で BuddyPress が利用できるようになり、既存のテーマもそのままにしておくことができるようになりました。本当のところ、BuddyPress によってサイトへのソーシャルネットワークの追加は簡単になるのでしょうか ? この週末に試してみるのが楽しみです。みなさんはどうですか ?

* BuddyPress 本体のインストールをお忘れなく ! さもないと Template Pack プラグインは何もできませんので。

BuddyPress と友達になろう

以下は、2009 年 4 月 30 日に書かれた WordPress.org 公式ブログの記事、「Make Friends with BuddyPress」を訳したものです。訳注以外のリンク先は全て英語になります。


もし WordPress のような優雅さと拡張性を兼ね備えつつ、Facebook のようなソーシャルネットワークサイトの機能を持つソフトウェアがあったらどうなるでしょう?今、それが誕生しました。BuddyPress を見に行ってみて下さい

BuddyPress は WordPress の公式姉妹プロジェクトです。その背後にあったのは、「もし、ブログを作るように誰でも簡単にソーシャルネットワークサイトが作れるようになったら、ウェブ上にいったい何が起きるのか見てみたい」という考えでした。ネットでの「ソーシャル」な活動は爆発的に拡大しました。これは、ここ数年の間に起きた最も重要なトレンドと言えると思いますが、ソーシャル・ウェブを実現するためのオープンソースツールはずっと不足した状態でした。

WordPress には、何百万人のユーザーを支えるほどに拡大することもできる、堅牢で拡張性の高い土台があります。 BuddyPress は基本的には、WordPress の上に載せることでお気に入りのソーシャルネットワークサイトと同じような機能を追加できるプラグインのセットです(例えば、プライベートメッセージやプロフィールページ、友人関係、グループ、アクティビティストリームなど)。これはまるで、手軽に始められる Facebook のパッケージのようなものです。

BuddyPress が、現在皆さんが使っているソーシャルネットワークサービスの代替物になるとは思っていません。あなたの友達はみんなすでに MySpace に登録しているかもしれません。でももしもっと思い通りにコントロールができるサイトや、もっと友好的な利用規約や、すでにあるサイトにぴったり合うようにカスタマイズや調整をできるシステムが欲しいなら、BuddyPress はとてもよいフレームワークとして使えるでしょう。将来はもしかしたら、あなたの BuddyPress サイトを他の同様のサイトや、他の巨大なソーシャルネットワークサイトと「つなげる」ことだってできるようになるかもしれません。

これはまだバージョン 1.0 のリリースで、全ての人に向けたものではありません。例えば現時点では WordPress MU のインストールが必須であり、MU は通常版の WordPress よりも少し設定がやりにくくなっています。しかし、それとは関係なく、このソフトが実際に使われているすばらしい例である BuddyPress.org のコミュニティに飛び込んでみるのをおすすめします。

こちらが公式告知の投稿です

(訳注: 日本語の BuddyPress の実例としては、先日ご紹介した WordBench もあります。また、WordPress Plugins/JSeries にて日本語リソースの作成も行われています)