WordPress = Free(dom)

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress is Free(dom)」の一部を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WP Briefing

The WordPress Podcast

WordPress プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターである Josepha Haden と、共同創設者 Matt Mullenweg と一緒に WordPress についてもっと知りましょう。WordPress がどこに向かっているのか、どうやってそこに到達するのか、そしてみなさんがどう参加できるのかを学びましょう。そして、パブリッシングの民主化に貢献してみませんか。

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このエピソードでは Josepha Haden Chomphosy が、オープンソースの4つの自由、「無料のビールの『フリー』ではなく、言論の自由の『フリー』」というフレーズ、そして、なぜオープンソースが全体の中で重要なのか、について簡単に説明しています。

回答してほしい質問があれば、wpbriefing@wordpress.org まで、テキストまたは音声録音のいずれかでお送りください。

クレジット

リファレンス

トランスクリプト

原文をご覧ください。翻訳に協力したい方は、WordSlack #translate チャンネルまでどうぞ。

以下のトランスクリプトは、@kappasan の翻訳協力により公開することができました。ありがとうございました。


みなさんこんにちは、WordPress Briefing へようこそ。このポッドキャストでは、WordPress オープンソースプロジェクトとそれを取り巻くコミュニティの背後にあるアイデアを簡単に説明したり、今後2週間に予定されている大きなことの小さなリストをご紹介します。私がホストの Josepha Haden Chomphosy です。さあ、始めましょう。

今日はまず、「言論の自由という意味でのフリー (free as in free speech)」という言葉について見ていきたいと思います。WordPress コミュニティをよくご存知であれば、他のコミュニティメンバーからこの言葉を聞いたことがあるかもしれません。そしてあなたが私たちのことをよく知らなければ、この言葉を初めて聞くかもしれません。いずれにしても、この言葉をもう少し詳しく知ることは大事だと思います。全文は「言論の自由での意味のフリー (自由) であり、無料のビールでの意味のフリー (無料) ではない」というもので、具体的にはオープンソースソフトウェアに関連しています。しかし、WordPress はこれらの両方の要素を少しずつ備えています。

WordPress は文字通り無料で、今すぐ WordPress サイトのダウンロードセクションに行って、ボタンをクリックするだけでコピーを手に入れることができます。初めてサイトをオンラインで作るには、いくらかお金がかかるでしょう。しかし、ソフトウェアについては、ゼロ、まったくかかりません。だからフリー (無料) です。しかし、WordPressはオープンソースです。言論の自由での意味の「フリー (自由)」の部分はそこから来ています。

90年代初頭に制定されたオープンソースの4つの自由は、基本的に以下の通りです。

  1. 目的を問わず、プログラムを実行する自由
  2. プログラムがどのように動作するかを研究し、必要に応じて改変する自由
  3. 他の人を助けられるよう、コピーを再配布する自由
  4. 改変版のコピーを配布し、その変更がコミュニティの利益になる機会を提供する自由

昨年か一昨年のあるとき、WordPress コミュニティで活動している Hugh Lashbrooke が、ケーキを例に挙げて4つの自由 についての素晴らしい投稿をしてくれました。とても素晴らしい説明を使った投稿なので、その記事へのリンクをこのポッドキャストのリファレンスのところに貼っておきます。この説明をするのはとても時間がかかりそうでした。でも、もしあなたが4つの自由の概念を理解するのに少し苦労しているのであれば、この投稿の説明は素晴らしいものだと思います。

このオープンソースの4つの自由が日常的にどれぐらい大切なのかを知るのは難しいですよね。つまり、実用的な観点から見ると、これが意味するのは、使いやすく、勉強しやすく、学びやすく、改変しやすく、共有しやすいソフトウェアのコピーを手に入れることができるということです。また、一度あなたの改変ソフトを他の人と共有すれば、その変更をより広いコミュニティに戻すことができるので、彼らもその変更の恩恵を受けることができます。その変更でソフトウェアが少しだけ改善していき、少しだけ機能的になってきたと実感しています。しかし、哲学的な観点から見れば、これはもっと多くのことを意味します。

オープンソースの自由は、人間の営み全般の規模で適用されれれば、または、そこまでではなくウェブに限定したとしても39%も適用されれば、この世界で何かやろうとするときに邪魔になる壁を取り除けます。オンライン上での場所を持つのにお金持ちである必要はありません。独自プラットフォームの抜け穴を見つけて、そのプラットフォームが利用規約を変更しないことを願う必要はありません。WordPress サイトで作成したコンテンツはすべて自分のものであり、必要に応じて新しいホストに移動したり、気分に合わせてテーマを変更したりする自由があります。

インターネットに接続している場所や、人生における苦難が問題にはならない場合、場所や言語、移動の手段に左右されることなく、ジャムや蜂蜜を売るための店を開いたり、特定のサービスを宣伝するためのサイトを開いたりすることができます。これによって、他の方法では本当に難しい、世代を超えた富の機会が開かれます。もしあなた自身はまだ準備ができていないとしても、安定した受動的所得や、素晴らしく鍛え抜かれた顧客獲得手段を持つことで、世界が本当に不安定な時代にでも安定性を獲得できるということには、少なくとも同意していただけると思います。

いつものように、何かわからないことがあったり、答えて欲しい質問があれば、聞かせてください。wpbriefing@wordpress.org までメールしてください。

お話は以上です。なぜオープンソースが私にとって日常的に大切なのか、そしてなぜオープンソースがあなたにとっても少しは大切であるはずなのか、また、言論の自由のように自由でありながらも無料のビールのように無料の意味も少しはあることをごく簡単に説明しました。

さて、コミュニティのハイライトの時間です。Twitter でクラウドソーシングすることでいくつかのコントリビューターの成功事例を集めました。このポッドキャストでは年間を通じてこれらの事例にハイライトを当てていきます。しかしその前に、本当に注目すべきだと思ったことを挙げておきたいと思います。

私は「この人は、私がWordPress に貢献する方法や、エコシステムとしての WordPress がどのように機能しているかを考えていたときの、相棒なりメンターなのだ」というような人たちの3分の1に注意を向けていました。このような人たちの約3分の1は女性でした。そして、彼女たちは女性というだけでなく、WordPress のリーダーシップを発揮していた女性です。そして、その中には現在もプロジェクトでリーダーシップを発揮している女性もいます。そのリストを踏まえると、WordPress でも、こういったサポート的な仕事をすることになる他のどこの場所でも、おそらく将来的にはリーダーシップを発揮することになる女性も見られます。これはかなり驚くべきことだと思います、というのは、技術の世界ではもちろん、よく知られているように多様性が欠けていることを耳にするからです。最近調べたわけではありませんが、長い間、テクノロジー分野で見られる女性の数はちょうど10%程度でした。ある時点では14%に増えていたと誰かが教えてくれました。

WordPress に参加して特定分野の専門家になったり、代表になったりしている女性の数は、その割合を遥かに上回っています。そして私たちは完璧ではありません。やらなければならないことはたくさんあります。そしてこんな私でも、どのように WordPress で活動するか、どのようにコミュニティで活動するか、そしてどのようにお互い一緒に活動するかについて (WordPress という)、私たちが持っているシステムに小さくわずかな変更を加えることができるのです。私は各チームの代表者にも同じことをするように頼みました。そうすることで、長期的には、より歓迎され開かれたコミュニティになり、女性が30%という現状を脱して男女半々という最高の割合にぴったりになるよう望ましく変わり続けると考えています。しかしながらご承知の通り、その話は何か別のポッドキャストでやることになりそうです。

Twitter でクラウドソーシングして集めた事例にコミュニティのハイライトを当てることを約束しました。今日ハイライトを当てたい事例は、Topher DeRosia からです。彼は HeroPress サイトを運営している人の一人で、こんな素敵な話をしてくれました。

「私が貢献者のプールの端っこに立っていたとき、 Siobhan McKeown に助けを求めましたが、彼女はとても親切にも私を #docs の世界に頭から飛び込むよう後押ししてくれました。これですべてが変わりました。」

私がこの話が大好きなのは、話に出てくる人たちはもちろん、とても刺激的な話だからです。私も WordPress に貢献し始めたとき、まったく同じように感じたものでした。プールの例えはまさにその通りです。

この話に続いて大きなことの小さなリストの話題に移ります。このポッドキャストの3つ目の話題です。

今週は私のリストにある4つのことを紹介します。1つ目は、WordCamp India です。3週連続で週末に開催された初のオンラインイベントがつい先日終了しました。その素晴らしいセッションのいくつかを wordpress.tv や YouTube チャンネルでチェックすることを忘れないでください。

2つ目は、WordPress 5.7 が3月9日にリリースされることです。恐らく私のせいでこれまで少し誤解されていたことについて、早めにはっきりさせておきたいと思います。WordPress 5.7では、コアにフルサイト編集機能のプロトタイプは含まれません。この機能は、引き続き Gutenberg プラグインに入ったままになります。しかし3つ目として、フルサイト編集は2021年中に WordPress に導入されます。そのため、いくつかのアップデートやステータス、デモが表示されるようになってくるでしょう。他の人が準備できるよう手助けするため、 wordpress.org/news に注目しておくか、Twitter でお気に入りのコミッターをフォローしておいてください。

これは、私の大きなことの小さなリストの4つ目につながります。現在私は、コミッターリストの整理をしているところです。こうすることで、新規または学んでいる途中の貢献者が、誰が活動中なのかを簡単に知ることができ、プロジェクトに参加するための道筋で助けてくれる人を見つけやすくなります。

 以上、「大きなことの小さなリスト」でした。WordPress Briefing をお聴きいただきありがとうございます。お相手は Josepha Haden Chomphosy でした。ではまた、2週間後にお会いしましょう。

WP Briefing ポッドキャストへようこそ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Welcome to your WP Briefing」を訳したものです。

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WordPress プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターである Josepha Haden と、共同創設者 Matt Mullenweg と一緒に WordPress についてもっと知りましょう。WordPress がどこに向かっているのか、どうやってそこに到達するのか、そしてみなさんがどう参加できるのかを学びましょう。そして、パブリッシングの民主化に貢献してみませんか。

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なぜ今、このポッドキャストをするの ?

WordPress ではたくさんのことが起こっていますが、フルタイムで関わっていない人 (時には関わっている人でも) にとっては、そのすべてのことを見るのは大変なことかもしれません。WordPress の成功の理由は、WordPress の中にあるコードや、その背後にあるオープンソースの自由度だけではありません。WordPress の特徴を本当に理解するためには、その哲学やそれを支えるコミュニティ、そしてソフトウェアが恩恵を受けている長年の学びに、数え切れないほどの時間を費やす必要があるでしょう。

このポッドキャストは、WordPress のユーザー、サイト構築者、そしてあらゆるレベルのコントリビューターのためのものです。WordPress オープンソースプロジェクトの長年の哲学を手っ取り早く知ることができるように設計されています。各エピソードには以下の内容が含まれています。

  1. WordPress の哲学の、簡単に理解しやすい概要
  2. コミュニティの成功事例や注目コントリビューターのハイライト
  3. これからの数週間で知っておく (または、やっておく) べき「大きなことの小さなリスト」

そして時々、私自身がトピックについて十分説明できない場合は、ゲストを呼んで一緒に解説していきます。 

回答してほしい質問があれば、wpbriefing@wordpress.org まで、テキストまたは音声録音のいずれかでお送りください。

Show Note

State of the Word と3つのトレンドの実例

2021年に注目すべきこと

ゴール: https://make.wordpress.org/updates/2021/01/21/big-picture-goals-2021/

コミュニティハイライト

参加するには

トランスクリプト

みなさんこんにちは、WordPress briefing へようこそ。このポッドキャストでは、WordPress オープンソースプロジェクトとそれを取り巻くコミュニティの背後にあるアイデアを簡単に説明したり、今後2週間に予定されている大きなことの小さなリストをご紹介します。私がホストの Josepha Haden Chomphosy です。さあ、始めましょう。

その前に、このポッドキャストの目的について少しお話しましょう。WordPress にはたくさんのことが詰まっています。フルタイムで関わっていない人にとっては、それを俯瞰するのは本当に難しいことかもしれません。もし深く関わっていたとしても、WordPress を他と異なるものにしている哲学的なことを特に理解しようとしていないこともあります。ですから、これは、WordPress の認識のあらゆるレベル、本当にすべてのレベルの方に向けた、WordPress 理解を助けるひとつの取り組みと考えていただけばよいでしょう。これは、WordPress がどのように機能しているのかを理解するための噛み砕いた説明です。

2020年の終わりに、プロジェクトは初のオンライン State of the Word 基調講演を目の当たりにしました。その中には、毎年楽しみにしていることがたくさん含まれていました。ロードマップのリマインダー、これまでの進捗状況の確認、そして1年の間に公開されたリリースのレビューもありました。

この基調講演には、すべての文脈を知らないと見逃してしまいそうな大事なこともいくつか含まれていました。マットは3つのトレンドの実例を挙げていました。この3つがなぜWordPressプロジェクト全体にとって重要なのか、また、なぜこのプレゼンテーションで共有することが重要なのかを理解していただくために、その背景を共有したいと思います。その3つとは、「つながるコンテンツ」、「持続するeコマース」、「次のレベルに行くためのスキル」ということです。

つまり、つながるコンテンツとは、WordPressプロジェクトのミッションである「パブリッシングの民主化」に直結するものです。パブリッシングの民主化という言葉を聞いたことがない人もいるかもしれませんが、自分のサイトをオンラインで公開したり、オンラインで存在感を示すことは難しくあるべきではないという考え方です。そして特に、コードを書く方法を知らないからといって、21世紀の機会を逃すべきではありません。誰もが伝えるべき物語を持っていて、メディア次第で、どんな物語もそれを聞いたり読んだりする必要がある人がいます。しかし、ソーシャルメディアが悲惨な状況にあり、不安から情報を漁る「ドゥームスクローリング」が日常の一部となっている今、自分の声や見通しを自信を持って発信する場所を自分で持つのはいいことです。そしてもっと重要なことは、コミュニティを構築するとき、アイデアやコンセプトや自分たちの情熱に人を巻き込むとき、私たちは周りの世界とのつながりを感じます。そしてそうすることはいつも良い考えだと思います。

2つ目は持続するeコマースですが、これは私の中では、世界中の WordPress のイベントで耳にする数多くのサクセスストーリーのことを指しています。こうしたイベントに参加する人たちは、オンラインでビジネスを運営する方法や、あるいはビジネス自体がオンラインであるかどうかに関わらず、自分たちのビジネスを支えるサイトを構築する方法を学びに来ています。また、自分たちの成長や成功を支えるネットワークを構築するためにも参加しています。

WordCamp での私のお気に入りの経験の一つは、新しいビジネスを始めるために初めて参加する人出会う時です。そして、こういった方たちは WordPress というものを耳にしたばかりで、起業家として成功するためにより良い使い方を学びたいと思っているのです。私の地元の WordCamp に何年も参加している同じ参加者が、「どうやってこれをしてこのツールを使うのかを学びに来ただけです」から「このツールを使って素晴らしいことをしました。これが私がやっているビジネスです。これが私の仕事であり、WordPress を使うことで実現しました」と言うように変わっていくのを見ると、感無量になります。そして、このような事が起こるのが私が WordPress に情熱を注ぐ理由であり、貢献者全員が参加し、WordPress プロジェクトを存続できるようにするための支援を続けている理由であることはたしかです。

マットが言っていた3つ目のトレンドは、次のレベルに行くためのスキルで、これはおそらく実は、私のお気に入りです。2番目のものが私のお気に入りのように聞こえたと思いますが、多分、実はこれが私のお気に入りなんです。これは、このソフトウェアの使い方を学び、eコマースサイトを立ち上げ、他人のためにサイトを構築するために努力してきたすべての人たちのことを指しています。

彼らは、自分のためにコンテンツを作成したり、自分のビジネスや他の人のビジネスを支えるeコマースサイトを構築したりしている間に学んだスキルをすべて持っています。そして、それを自分のキャリアに変えたのです。例えば、他人のためにサイトを作成したり、WordPress が提供するすべてのツールを使って優れたデザインをしたり、カスタムソリューションを開発したりすることができ、これらの中には WordPress で動いていると誰にもわからないようなケースもあります。「このツールを使って自分の情熱を実現したいからここにいる」から、「このツールを使って他人の情熱を実現する手助けをしたい、他人の『旅路』や成功、そして人生の物語の変化を実現する手助けをしたい」へと、人々がどのように卒業していくのかを見るのは、とても魅力的だと思います。

そういうわけで、State of the Word で触れられていた3つのトレンドの実例は以上です。繰り返しになりますが、そうした背景がないと、なぜ皆さんに知ってもらうことが重要だったのかがわからないような気がします。しかし、もうその背景を知ってもらったからには、皆さんのお役に立てれば幸いです。そしてその背景から、WordPress プロジェクトが何をしているのかについて、もう少し多く学ぶことに何かしら興味を持ってもらえればと思います。

2021年に入った今、目標をしっかり把握して、私たちの考えるできることとできないことや、私たちが活動するうえで形成したり捨てたりする習慣をしっかり把握して、この新しい年に私たちは何をすべきかアイデアを掴もうとみんな時間を使っています。そういうわけで、2021年の WordPress プロジェクトで特に興味を持っていることをいくつか考え続けています。私が一番ワクワクしていること。私が本当に最もワクワクしていることは、オンライン学習やオンラインイベントにピボットするために必要なことに取り組むことだと思います。2020年は、私たちを成長させ、変化させ、人々を結びつけ、21世紀のスキルを教える方法に取り組んだ年として、私たちの記憶に永遠に刻まれることになるでしょう。

そして、トレーニングチームやコミュニティチーム、ドキュメンテーションチームを通じて learn.wordpress.org で行われている作業は、私にとってとても刺激的なものです。現在の WordPress ユーザーと将来ユーザーになるかもしれない方が今現在いる場所や、いるべき場所から移動することなく皆さんに出会えること。そして、そういった方々が WordCamp へわざわざ足を運んだり、健康を危険にさらしたりすることなく、Web での居場所を作成するために必要なすべてのスキルを手に入れるための、新しい学習の方法に取り組めること。あるいは、通常の場合でもイベントに参加するには費用を支払わなければならない時には、起業家精神を持つみなさんには機会費用がかかります。さらに、あなたのビジネスを構築するために捧げることと直結しない時間コストがかかります。2021年に向けて取り組んでいくにあたって、トレーニングや学習や教育の機会を私たちのコミュニティや他の場所のより多くの人が利用できるようにすることに私は興奮しています。

ということで、ここまで聞いていただきありがとうございます。このポッドキャストのメインの部分をお聴きいただきました。このポッドキャスト、WordPress Briefing は、いつも短く、要点を押さえた内容にしていきます。その中で最初のパートは常に、本当に大きな質問や、WordPress を動かしている物事について洞察する、しっかりとしたコンセプトを持つ予定です。いつもわかりやすくありたいと思っています。

でも、それ以外にも何か質問があった場合には、面倒でも少し時間をとって私に投げてください。ぜひ、質問を聞いてみたいと思います。私たちがどのように物事を進めているのかというコンセプトを理解していただきたいと本当に願っています。 

最後にコミュニティのハイライトをお届けします。今日は、Dave Lootz さんから Twitter 経由で送られてきたサクセスストーリーをご紹介します。「15年前、私は技術的な知識もなく、フリーランスのウェブデザイナーになることを盲目的に決めました。今では、素晴らしいカスタムサイトやショップを作っていて、お客さまや時間、そして運命を自由に選べるレベルになっています。これこそが WordPress の本当の力です。」

さて「大きなことの小さなリスト」の時間です。今日は3つあります。どれもこのポッドキャストのノートで共有する投稿からのもので、2021年のプロジェクトにおける大局的な目標になります。

まず1つ目はフルサイト編集です。私たちは、新しいブロックエディター機能の作業を前進し続けるための専用の全体会議を開催しており、常にみなさんの助けを必要としています。開発者やデザイナーでなくても支援したいと考えている場合には、プラグイン内での利用可能部分が増えているフルサイト編集のテストをお願いします。このポッドキャストのノートで両方へのリンクを共有します。

2つ目に、私たちがどのように物事を進めているのか知りたいと思ったときに注目して欲しいのが learn.wordpress.org です。先ほどもお話しましたが、これは新しい取り組みで、まだ初期段階です。スキルレベルに関わらず、 WordPress に関するトレーニングと、WordPress を使うために必要な21世紀のスキルを提供することを目的としています。

「大きなことの小さなリスト」の3つ目は、今年計画している、普通のコントリビューター体験型のワークです。私は、他のコントリビュータを手助けしたいと思っています、特に時間と注意が重要な場合に。コントリビューターの手作業の一部を削減するツールをサポートして、世界中のボランティアを WordPress の長期の成功のために活動するようにしたいと考えます。みなさんが幸せで、健康で、安全で、もっとも有意義な方法で貢献し続けることができるようにすることが、毎年、常に私のリストの上位にあります。今年は、コントリビューターチームのいくつかに対して、自動化機能を提供して問題を解決したいと思います。

 以上、「大きなことの小さなリスト」でした。WordPress Briefing をお聴きいただきありがとうございます。お相手は Josepha Haden Chomphosy でした。ではまた、2週間後にお会いしましょう。


Thanks!

この記事は、@atachibana @kappasan の翻訳協力により公開することができました。ありがとうございました。