【開催レポート】Campus Connect @ 上田安子服飾専門学校 — AI とつくる自分のブランドサイト

2026年7月29日(水)、大阪の上田安子服飾専門学校で WordPress Campus Connect を開催しました。日本での開催はこれで3回目、そしてファッション分野の専門学校としては初めての開催です。

今回は同校の3・4年生を対象とした学内限定のイベントで、約25名が参加。9:30 から 16:40 まで、丸一日かけて「自分のブランドサイトを自分の手でつくる」ことに取り組みました。この記事では、講師として参加した立場から当日の様子をレポートします。

最後は全員で記念撮影。いい表情!

Campus Connect とは

WordPress Campus Connect は、WordPress のエコシステムやコミュニティを教育の現場と直接つなぐプログラムです。学生が実際にサイトを作りながら WordPress の基礎スキルを身につけ、メンターやコントリビューターのサポートのもとで将来のキャリアの可能性を探れる、シンプルで柔軟な形式が特徴です。

事前の経験は一切不要で、教育機関に関わる方であればどなたでも主催者になれます。

ファッションの学校で開くということ

上田安子服飾専門学校は、卒業後にアパレル企業へ就職する学生や、自分のブランド・ショップを立ち上げたい学生が集まる学校です。つまり「つくったものを、どう伝えて、どう届けるか」が卒業後すぐに現実の課題になります。

今回の参加者は、授業の一環で AI リテラシーと Figma を使ったウェブサイトデザインをすでに学んでいる学生たち。この2つの土台を持った状態でイベントに臨んでもらいました。

プログラムは2部構成でした。

前半の座学「検索されるサイトから、AI に選ばれるサイトへ」

前半:SEO から LLMO へ

積先生の座学のテーマは、検索エンジンに見つけてもらうための SEO だけでなく、AI に見つけられ、正しく理解されるサイト(LLMO)が重要になっている、という話です。AI 経由の流入は着実に増えていて、しかもそのコンバージョン率は検索経由よりも高い。だからこそ、ウェブサイトは「人間に見せる画面」であると同時に「AI が正確に理解できる情報基盤」でなければならない、といった内容でした。

そのうえで学生たちは、自分のブランド・作品の「ファクトシート」づくりに取り組みました。ブランドの基本情報、誰に向けたものか、どんな内容を載せるか。後半のサイト制作に向けて、整えていきました。

個人的に、ファッション系の学生はものづくりへの思いが強く、「こういう形にしたい」というデザイン面の志向をはっきり持っている人が多いように感じました。

商品詳細ページの見出し構成を考える

後半:WordPress で、実際につくる

お昼を挟んだ後半は WordPress のパートです。まずは「WordPress とは何か」「オープンソースとは何か」から。そして、WordPress のコミュニティにどこで出会えるのか——Meetup や WordCamp の存在も紹介しました。

WordPress で何ができるのかを紹介

30分程度の座学の後、早速制作に入りました。WordPress.com の教育機関向け無料プランを使い、前半でつくったファクトシートを AI サイトビルダーに読み込ませてサイトを立ち上げ、固定ページを足していきました。AI を使った画像や文章生成を行い、最後に投稿とクエリループブロックの使い方まで説明しました。

制作時間は凡そ2時間ほどでしたが、参加者全員がサイトをしっかり形にしていきました。ものの数分で「サイトらしきもの」が立ち上がり、そこから先は全員が自分の世界観に寄せていく時間になりました。

30秒ずつの発表タイム

制作のあとは、30分ほどかけて全員が自分のサイトを1人約30秒で紹介しました。こだわった点や、その日の感想を一言ずつ。

  • 「AI を使うと、思ったより簡単にサイトの形ができあがる」——これは多くの学生に共通した感想でした
  • 一方で、「AI に自分のこだわりを理解してもらうのが難しかった」という声も複数

この2つが同時に出てきたことが、今回いちばん印象的でした。AI で形になったものを、そこから自分らしく作り込んでいく。その「こだわり」の強さは、やはりものづくりを学んでいる学生ならではだと感じます。

学生たちは先生の言葉に真剣に耳を傾けていました

終わった後、参加した学生からは「良い授業やった!」「勉強になった!」という感想をたくさんいただきました。参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!

当日の資料

前半スライド — 検索されるサイトから、AIに選ばれるサイトへ

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